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宝塚花組「銀ちゃんの恋」DC [観劇感想(宝塚)]

宝塚花組「銀ちゃんの恋」~銀ちゃん、本日も反省の色なし~
2021年9月7日(火)16:30 ドラマシティ 2列
2021年9月10日(金)13時 ライブ配信

「銀ちゃんの恋」は3度目にして初めての観劇。映像ですら見たことが無かったという縁のない作品でした。最近気になる花組、幸運にもチケットが手に入ったので見に行きました。

面白い!すごく感動した。もともとのストーリーや演出が良いのもあると思う。けど、主要キャストが凄く良かった。複雑な心理劇でもあるこの作品のメイン3人。物語上の主役な動きをするヤス、揺れる複雑な女心を表現する小夏、そしてクズ男なのに憎めない、いえ愛してしまうキラキラのスター銀ちゃん。すごくすごくお芝居が良かった。最後はハラハラして泣きそうな気分に。ほんと見てよかった。素晴らしかったわ。

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宝塚花組「哀しみのコルドバ/Cool Beast」梅田 [観劇感想(宝塚)]

宝塚花組「哀しみのコルドバ/Cool Beast」
2021年8月28日(土)11時30分 梅田芸術劇場 3階6列センター 

今回、オペラグラス(双眼鏡)を新調した!すごくよく見えて嬉しい。
花組全国ツアーを梅田芸術劇場が双眼鏡デビュー観劇。「哀しみのコルドバ」は過去2回(1995花組の安寿ミラさん、2009花組の真飛聖さん)見ている。遠い記憶のもと、プログラムを買ってない(開演前に買えないと買わないな)。

ストーリーは変わってない(あたりまえ)。やっぱり暗い話だ。でも主役エリオはマタドールの衣装が似合えば満足。ロメロ氏が初めてエバの恋人に見えた。今まではお金で囲ってる愛人に見えていた・・・。だからエバ母に感情移入してしまったわ。
エバは、若くて可愛らしい少女のような感じで、寡婦の愛人という擦れた女性には見えない(いや今回は恋人だからいいのか)。セバスチャン伯爵が若くて素敵で、メリッサがただの心変わりに見えた。これはビセントにとっては宜しくないポイントでは。
あとはアントン氏が素晴らしい好人物、アンフェリータも安定の良い子だった。母親役はどちらも素晴らしい。
配役についてはいろいろ、「ちゃうやん?」と言いたいところもあったかな。再演だからつい思ってしまう。

ショーは、トップ娘役と2番手が変わっているのに同じショーというのも引っかかった。なんだか前の印象が残っているので、ちょっと違和感があった(私のわがまま)。星風さんとのコンビお披露目なら、違うショーが良かったと思う。前任と比べるなっていうのは無理ってもんよ。
美穂さんと音さん、羽立さんが歌いまくっていた。大変耳に嬉しい。が咲乃さんとか歌える娘役さんも他にいるので、ソロとかもっと振ってほしいなあ。

ショーのほうは、本公演が好みだったので、とても辛口になってしまいました。
お芝居も辛いかも。新トップコンビが好き!というかたは読まない方がいいかも・・ご注意を。

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宝塚雪組「CITY HUNTER/ Fire Fever!」 [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組「CITY HUNTER/ Fire Fever!」
2021年8月10日(火)13時 2階10列センター

雪組彩風さんのお披露目公演です。有名原作ですが読んでない見てない状態。なんとなく知ってるくらいの知識量。それで見ました。でもわかる。分かりやすい!たくさんの無関係なエピソードが収斂していく様は見事。(これは原作者の力量か?)素晴らしい。
漫画原作だからか、トップスターを含め登場人物はほとんどお着換えしない。余計に人物の区別ができて初見でも分かりやすい。
スタイリッシュで可愛い彩風さんだけど、うまく「冴羽」を作っていた。みんな漫画世界の人物になりきるこの雰囲気、なんとなく早霧さん時代の雪組を思い出す。(個人的には、彩風さんには漫画よりクラシカルな古き良き宝塚な作品を期待する)
皆さんとても嵌っていてよかった。ミックはイケメンで明るく軽くかっこよく、香は元気よく可愛い。冴子は色っぽく、牧村は優しい。海坊主は凄いマッチョマンに見えた。すごい視覚効果!で縣さんの演技力(?)に感動した。

ショーは、赤い。なんか赤い印象。咲さんって原色のイメージ無かったんだけど、驚いた。
ラインダンス(とかカンカン)は大人数でやるのが流行ってるのでしょうか?あまりの人数にびっくり。朝美さんは美人なので女装はあるかもと思ってたけど、まさかラインダンス衣装。トップ娘とトップの取り合い(笑)
とにかく、場面に出ている人数が多く動き回るので(稲葉ショーなのにサイトーショーみたい)誰が誰だか把握するのは1回では難しいのがわかった。

お芝居ショー共に、人数が多くてわちゃわちゃしている印象。何回か見ないと、誰がどこにいるかわからない。雪組らしく、いろいろなところでお芝居してるし、ショーもピックアップされてる(ピックアップ場面が多すぎて目が足りない)。まあ楽しかったから良し。

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宝塚星組「婆娑羅の玄孫」初日 [観劇感想(宝塚)]

宝塚星組「婆娑羅の玄孫」初日
2021年7月9日(金)15時 梅田ドラマシティ 初日 17列センター


運よく初日を見ることが出来ました、轟さんの退団公演。
私が最初に嵌ったジェンヌさんは一路真輝さんだから、轟さんはずっと傍にいた。
ドはまりした最愛の成瀬こうきさんが活躍した時代、轟さんがトップだった。
だから長くずっと見ていた人。轟さんの退団で一時代が終わるのね・・と思う(私には)。

とってもとても「宛書」でした。轟さんの退団のためだけに作った作品。
なんだか植田大先生も引退?最後の作品・・?と思うほど、いろいろ詰め込まれた作品。
作品的には、連載物の時代劇(水戸黄門とか剣客商売とか)のうちの2話を舞台化した印象。2話目(2幕)は江戸編最終話かな。1話の主役は長崎からきた姉弟、2話の主役は彦左さん。
もちろん本編主役は蔵之介の石先生なんだけど、毎回ゲスト主役ってあるやん、あのイメージ。
脚本演出に突っ込みどころは満載だけど、轟さんラストに合わせたシチュエーションと汝鳥さんのお芝居の上手さに、なんか流されてうっかり感動してしまう。
ストーリーテラーは瓦版屋の極美さん。「常連メンバー」では大活躍でしたね。歌が上手くなっていて!ソロがいっぱいでびっくりした。ソロがあったのは轟さん以外は極美さんだけだっけ?
だが、この作品の2番手は、汝鳥さん。カーテンコールの立ち位置的にもそうだった。極美さんは3番手に見えたわ。その次は役の重要度から稀惺さんを押したい。
ともあれ、轟さんの退団公演としては素晴らしい作品でした。


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気を付けたけど、ネタばれあります。

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宝塚宙組「シャーロック・ホームズ/ Délicieux」 [観劇感想(宝塚)]

宝塚宙組「シャーロック・ホームズ/ Délicieux」
2021年6月27日(日)11時 2階16列下手

幕が開いてすぐに見たい!癖が再発したので、宙組2日目を見てきました。
シャーロック・ホームズは、中学生の時に読みまくった。犬擬人化したアニメでやってたのも見た記憶がある。その程度の知識で臨んだのですが、今回は推理物ではなかった。解説見たらそう書いてあったわ。「罪」がテーマのトライアングル・インフェルノって。
真風さんかっこいい、潤花さん美しい、芹香さん素敵!とこの辺りを堪能するお話だった。

ショーは華やかで明るく可愛い。よく分からん場面も入っていたけど。綺麗だったからいいや。前半はスイーツ、後半はパリがテーマ。スイーツは途中でどっかへ行ってしまった印象。一貫性が無いとは、野口ショーにしては珍しい。あ!もしかして副題の「甘美なる」「巴里」か!それならタイトルとは合っているのね。あと衣装の色彩が綺麗だった。

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宝塚雪組「ヴェネチアの紋章/ル・ポァゾン」愛知県芸術劇場大ホール [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組「ヴェネチアの紋章/ル・ポァゾン」愛知県芸術劇場大ホール
2021年6月12日(土)12時 1階7列センター

全国ツアーなのですが、大阪が無かったので名古屋へ行ってきました。
原作は大昔に読んだけど、初演は見てない。初見です。

お芝居はまあなんと豪奢で美しいこと。物語は共感できる部分があまり多くなかったが、十分堪能できた。彩風さんはこういう衣装が似合いすぎ。素晴らしい。原作の主役はマルコだから、綾さん大活躍。語り部兼務ですね。夢白さんのドレス姿も素晴らしく美しかった。
ショーのほうは、既視感ありあり。「ル・ポァゾン」は見たことなかったのになぜ?と思ったら、前の雪バウ「パッション・ダムール」とちょっと前の雪全国ツアー「ナルシス・ノワール」が結構な量で混じっていたからだと分かった(そもそも「パッションー」は祖いう言うコンセプトだし)。岡田先生、セルフ部分再演が多いですよね。諏訪さんや一禾さんが活躍していて、楽しかった。でも・・・組長、ほとんど出てない・・?というのが一番の驚き。

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宝塚雪組「ほんものの魔法使い」バウ [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組「ほんものの魔法使い」バウ
2021年5月29日(土)11時30分 10列上手

雪組バウホール公演も見れました。もう最近、上演しているか見れるか?というのが一番に来る。そういう世相なのね。
朝美さんはいつもながら何を着ても美しい。そして歌い方がちょっと望海さんに似てきた?空間を震わせるような歌い方になったような気がする。いい声だ。
縣さんの白いおっきな犬さん。素晴らしい跳躍力。犬より猫のほうがよかったのでは?と思わせる動きだわ。親友らしい遠慮ない話し方、犬らしい甘えっ子、無心な仕草が可愛くて。こんなに犬がかっこいいなんて思わなかった。
今回特筆すべきが、華世さん。3番手やん!!まだ2年目とは思えない芝居、歌、ダンス。久しぶりに大型新人を見た。
大変頼もしい大物スターっぷりですっかり忘れていたけど、2番手の縣さんだってまだ新人公演世代。この公演、全員に見せ場があり、全員が活躍、どちらかというと若い人のほうが活躍していた。だから集団場面はちょっと新人公演風味。こんな子がいたのね?~と発見がいっぱいの公演でした(やっぱり新人公演の効用と同じか)。

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宝塚月組「桜嵐記/Dream Chaser」 [観劇感想(宝塚)]

宝塚月組「桜嵐記/Dream Chaser」
2021年5月16日(日)11時 1階28列センター

月組は初日あけてすぐの公演を見てきました。なんだか早くに見ておかないと!という気がする今日この頃。トップコンビの退団公演ですが、トップ退団公演という気がしました。ともかく、珠城さんの見せ場と出番が満載。お芝居もショーも。もう少し美園さんも・・・と思ったのだわ。

桜嵐記は、複雑な南北朝の話を最初に組長が解説してくれるというありがたい作り。開演アナウンスの前に長々あるから、ちょっと・・かなりびっくりした。
ショーも、いきなりフィナーレから始まるので、ものすごくびっくりした。
どちらも珠城さんの良さをこれでもか!と表現した公演でした。
珠城さんは直垂も狩衣も和装衣装がお似合いで、ストーリーもラストシーンも、退団色満載。
月城さんの軽めのお芝居に、壮さんを思い出す私。鳳月さんと海さんご夫妻のエピソードがちょっと端折られた感がありましたが、お二人の帝、将軍と、適材適所だったと思います。
ショーは大階段フィナーレから始まって、どうするんだ?と思っていたら、その後注詰めなどちゃんとあり、もう一度違う長めのフィナーレがありました。フィナーレだらけの印象。こちらも珠城さんの退団色満載(フィナーレばっかいだし)。衣装がどれもすっきり素敵、色彩が綺麗でした。一度2階から見たいわ。

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ネタばれあります。


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宝塚宙組バウ「夢千鳥」 ディレイ配信 [観劇感想(宝塚)]

宝塚宙バウ「夢千鳥」
2021年5月8日(土)19時 ディレイ配信

私の持っていたチケットは強制払い戻しにあってしまい、せめてLIVE配信で見せてくれ~と思っていた。ディレイ録画でもなんでもいい、ありがとう歌劇団様。

凄いストーリーだった。ドロドロの愛憎劇。主人公は屑男。でもなんと美しい魅力的な屑男でしょう。そして彼に絡まり堕ちていく3人の美女。18禁的な耽美な世界。
彼らと交差する現代(昭和)男と女。なぞるように絡まる人生。つかず離れずの危うい距離感がまた美しい。ラストシーンまで予想外の素晴らしいストーリーでした。
なんか大正文学というのか、レトロな文学作品映画を見ているような、そんな作品でした。
ストーリーと演出も見事。衣装も美しく耽美で、照明も良かった。
栗田先生、これデビュー作ですよね。好みだったので今後に期待が高まりますわ!

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宝塚歌劇宙組「Hotel Svizra House 」LIVE配信 [観劇感想(宝塚)]

宝塚宙組「Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス」
2021年5月5日(水)16:30梅田芸術劇場LIVE配信

緊急事態宣言でチケットがすべて払い戻されてしまったGW.客席ではなく自宅PCでの観劇となりました。
宙組のこの作品、何度見てもタイトルが言えない・・なんでこんな言いにくい名前を。
植田景子先生らしいというか。

物語は第2次世界大戦下の中立国スイスの高級ホテル。そこで織りなす人物像という感じで、『グランド・ホテル』みたい。
主人公の外交官とプリマドンナの恋より、バレエカンパニーのパトロンとその恋人っぽい未亡人と、その恋人のユダヤ人ピアニストのほうが本筋でドラマティックな気がした。
とにかく『グランド・ホテル』のように、ホテル宿泊客の人生をたくさん描いていた。
テーマも大変現在を反映していて、景子先生の目指したものはとってもとっても伝わってきた。途中まではとても良いのに、いつもラストが「・・・・」となる景子先生にしては、最後まできちんと筋が通っていたと思う。これも主張テーマが激しいためだとしたら、景子先生は自己主張をはっきりしたほうが良い作品(ストーリー)が書けるのだろうと思う。
でも最後の場面はしっかりバレエ公演を見せてほしかったし、曲はいま一つ合ってなかったと思う。

登場人物は美しい。真風さんのスーツ姿は大変かっこいい。これぞ男役。潤花さんのクラシックで品の良い衣装はお似合い。ゴージャスな美しさと育ちの良さが大女優(プリマドンナだね)的な存在感を醸し出す。芹香さんのスーツ、遥羽さんの数々の衣装のセンスの良さ。この時代の衣装はいいなあ。万里さんのエキセントリックな貴族夫人もはまり役。
衣装とセットのクラシックで品のある美しさを堪能した。それに対し作中使われる音楽が妙に現代的で合ってないように感じ、もう少しクラシックな感じの曲が良かったなあと思う。もう一回見たかった。

202105宙ホテル.jpg


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