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宝塚雪組「ODYSSEY」美穂さん加入版 [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組「ODYSSEY」美穂さん加入版
2022年8月3日(水)11時 1階3列
2022年8月5日(金)13時 2階7列


唯一上演中の雪組「オデッセイ」後半を見てきました。美穂圭子さん版です。
一番の感想は「やっぱり美穂さん用のドレスだ!」でしょうか。歌声はどちらも満足。
ということは、美穂さんが圧倒的でないということ。音色さんすごい!ということね。

改めてみると、朝月さんの出番は少なくなかった。ただ歌が少ないので、オペラグラスで見ていると目に入らない(ごめん私が悪い)だけだったのね。
つい、かっこいい海賊の彩風さんや、超美しい美神の朝美さん、つい目が行く縣さん、すごいやん!の眞ノ宮さん、イケメン~の華世さん、ついでに最近気になる聖海さんなどを見ていた。
ああ雪組は人材豊富ですよ、綺麗でかっこいい。特に彩風さんに朝美さん。こんなにかっこいいのに、なんで三度笠に青天バカボン・・・もうもったいなすぎて。こういう16世紀海洋ロマンとかが良いですよ~本公演も。次回は紫禁城なので、今回は華やか衣装の海洋冒険浪漫の世界をを堪能しました。心から!

202208雪オデパンフ

Midsummer Spectacular
『ODYSSEY(オデッセイ)-The Age of Discovery-』
作・演出/野口 幸作


後半はティティスという大役に美穂さんという本来の役役者が嵌ったという感じです。前半の音色唯さんも素晴らしい歌声で、可愛くて綺麗でそれは良かったので、役替わり2パターン見れてよかった!くらい。美穂さんの歌声が圧倒的に良かった都は思わなかったので、音色さん凄いなあっと。プログラム見たら下から3段目で衣装写真なし。あの可愛らしい蒼いドレスの写真が無いのは残念だ。そうドレス。最初に見たとき、音色さんのドレスがゴージャスだったので、美穂さんのドレスかなと思った。でも体形違うし、あの可愛い膨らんだドレスは若い方が似合う・・これを美穂さんが着るのか???と思っていたら、それは杞憂だったよう。美穂さんは深緑の大人のドレス。タイトのロングドレスでした。これは若い子には着こなせない!さすがの貫禄だわ!という歌姫スタイル。さすが劇団、と感動した。

思えば美穂圭子さんは今でこそ比類ない歌姫ですが、雪組子時代はすぐ上に朱未知留さんというこれまた素晴らしい歌姫がいて、なかなかエトワールなども回ってこなかったのですよね。それを思うとこんな下級生時代に本領発揮して認められた音色さんは幸運の持主かも。次回の大劇場から歌場面が増えれば本物ですね。期待してます。

前回、トップ娘役なのに朝月さんの出番が少ないな~と書きましたが、違っていました。結構出ていた。ただ、歌わない。だからオペラグラスで好み方にONしている私の視界に(耳にも)入ってこなかっただけのようだ。ごめんなさい。何度も彩風さんと踊ってらっしゃいましたね~私はだいたいの場面で朝美さんや縣さんの姿に目を奪われていたようだ。

朝美さん、美しい。ほんとオペラグラスで追ってしまいます。さらに声がイイ。今回、古い宝塚歌曲も多く、ゆっくりと歌い上げて美声を響かせる歌が多かった。それがまた素晴らしく似合う。朝美さんの声は、大きく響いて伸びて広がる。望海さんの歌い方に似ていると感じるなあ。一番影響を受けた人かも? 月組時代も上手いとは思ったけど、ここまで伸びて響いて広がる歌ではなかったような(そんな出番もなかったし)。今回は朝美さんの歌声に感動しました。

次に目立ったのが縣さん。普通バウ1回の新人公演卒業してすぐの年次では回ってこない大きな役では?もともとがすでにバウやDC,東京公演を経験済みの上級生である和希さんの役だからか、とてつもなく大きい。
同じく、眞ノ宮さんの役も。新人公演主演をしていない若手さんとは思えない出番の多さとセンター場面。もとが綾さんの役だから?こりゃあ眞ノ宮さんファンは通っただろうなあと思う。それに応える堂々とした歌とダンス。背も高いし、なぜこの方は新人公演主演をしなかったの??と疑問に思う。
そして華世さん。プログラムの写真が下から2段目とは思えないスター扱い。センターも多く歌もある。もとは新人公演主演1回の諏訪さんだもんね。もう次の新人公演主演だよね?というくらいの出番とそれに応えるスターぶりでした。縣さん系の男らしいかっこよさですよね。縣さんのほうがもっと熱いけど。
プログラムでは「その他の特別枠」はこの3人だけど、見ていると4人目に星加さんが入っていることが多かった。3人じゃなく4人がセンターにいるのだわ。まあ海賊衣装のブーツの色が3人だけ薄いので扱いが上がったのね~と思うだけだが。このブーツの色、ほんとうにわずかでなかなか気づかなかった。


Act1 Sea Breeze潮風
オデッセイ
咲さんと海賊船からの海賊たちのプロローグ。彩風咲奈さんにはこういう長い羽織衣装が似合う。長身スタイル抜群だから、着こなせる。ものすごくかっこいい。なぜなぜ本公演でこういう姿を堪能させてくれないのか!と怒りさえ湧き上がるほどかっこいい。咲さんは、船長やマタドールが宝塚一似合うと思う。
その咲さんが梯子に載って宙を移動する。きちんとベルトと手ロープをしているが、足載せるところがあまりに小さくて見ていて怖い。足元を見もせず乗り降りする彩風さんを尊敬する。

海賊 
どっせいオデッセイで男役集合。割とあっさり終わった印象。

北大西洋 NY
いきなりNY,時代が違うようだがいいのだろうか。ブルーム船長はかなり違法なことをしてクラブに乗り込む。ドアボーイ(縣さん)との攻防が、某美術館の警備員さんと黒猫ちゃんのようだ。ドアボーイの衣装似合うね、縣さん。
この場面の娘役さんの衣装が好き(星組で見たことある)。聖海さんと花束さんの歌が素晴らしい場面。このお二人ももっと使ってほしい。ここで気づいたけど、野々花さんのお化粧なんだか赤すぎ?目の上も頬っぺたも真っ赤で、まだ「夢介ワールド」から戻ってないのだろうか。

東シナ海 ロンハンモン
中国に映る場面、2組の男女が歌う背景の竜が可愛い。あれPCのスクリーンセーバーに欲しい。中華の皇子様な朝美さんが美しい場面。中華ものでもこういうのならいいなあ・・・と希望を述べておく。中華のお姫様な眞ノ宮さんは普通に可愛らしかった。
しかし一場面長いな。

バレアレス海 カルメン
とっても強そうなカルメン登場。慣れたけどやっぱり強そうだ。どう見てもホセにやられる様には見えない。かなり油断してたんだろう(笑)。そのホセ!咲さん短髪にシンプルな軍服も似合う!かっこいい。トップスターより豪華なマタドール衣装で登場の眞ノ宮さん。すごいぞ。かっこいいがびっくりした。

アラビア海 韃靼人
お金持ちそうなアラビアのオジサマを見ると、組長を思い出してしまう。今回は叶さん。お似合いです。そして可愛らしい子供がすわんちゃん。本当に可愛い。あの蛇はどうやって操作しているのだろう。
囚われの王妃さま(華世さん)とアラビア商人?の下っ端の咲さんとのデュエットダンス。かなり踊る。華世さんは普通に美人。衣装が配慮されていますね。さすが大事な御曹司。
かなりストーリー性のある場面。最後はなぜか海に沈み、月の女神に彼だけが拾われて・・とよくわからない展開。彼を庇って命を落とした囚われの王妃はどうなったんだ?

南極海 裸足のデュエットダンス
ということで、プログラムを読むと海に落ちたアラビア人の彼は、南極に流れ着き、ティティス様の歌声を背景に、月の女神と大変美しいデュエットダンスを踊る。はだしのデュエットダンスですね。盛沢山。

地中海
といううちになんだか地中海に帰り着いたようで。咲ちゃんは黄色というか黄土色系のスーツが多いですね。2番手時代いつもショーで任されていたような場面で幕。


ACT2 Color of Wind 彩風
イタリア
七つの海を巡って地中海へ帰還とのこと。そういう設定か!またもや幕開きは美穂さんの歌。幕のつなぎは美穂さんの歌が多い。銀と黒のスーツな衣装で、そこに巨大な白いダルマ美女の彩風さん登場。ただでさえ背が高いのに、ヒール履いて頭に巨大な羽根飾り。周りの誰も勝てない。エスコートする方々が大変そうに見えた。美女は美女で、出てきたとたんに客席で一斉にオペラグラスが上がる(笑)。たこ足スカートや腰回りの羽やプリーツも無い、まったく配慮の無い衣装は、「このスタイルを堪能したまえ!」ってことなのでしょう。よく見たら背中側も肌色衣装だが、開いていた。素晴らしいスタイルだ。お言葉通りオペラグラス上げて堪能させていただいた。おかげでイタリア場面の他の方の印象がほぼない。。

ウィーン
オーソドックスな軍服衣装に小物、そして曲。上で歌うのが朝美さん。この場面の歌も素晴らしかったです。あと彩風さんと踊る朝月さんの衣装が可愛くて最高。この場面の彩風さんは下級生時代を思い出す髪形だなあ。

日本  お祭りマンボから雪祭男子
いきなり日本へ。美穂さんの歌うお祭りマンボ。この歌は音色さんのほうが可視がよく聞こえたなあって思う。ねじり鉢巻きのおじさん(透真さん)と粋な浴衣のおばさん(杏野さん)が、歌詞通りで本当に素晴らしい。
そのあと、男役スター集団が学ラン風和物衣装で。これまたかっこいいねえ。縣さんって学ランが似合いますな。後ろから朝美さん合流、この人は黒に赤とかはっきりしたのも似合います。華やか!赤の軟派王、青が硬派王って感じ(何のことやら)。目移りしている間に終わってしまう。ブルーレイ買って停止してじっくりみてみたい。

ブラジル リオのカーニバル
久城さんのリオのおエネ様の歌から。普通に美人だがやっぱりいかつい感はある。わりと線が細めの男役なのに、やっぱり女装すると「とても年季の入ったオネエさま」に見えるのは男役を極めているからなのでしょう。この後この場面ずっと娘役として娘役出番にいらしたのは、ちょっと衝撃だった。朝月さんのパイナップル・ダルマも可愛かったのに、ずっと久城さんに目が行ってしまった。
ラテンの咲さんは豪華。一人だけ羽が全面で飾り付き。朝美さんと縣さんが片側のみで銀と金。ベースは緑なんだけど、二人だけちょっと豪華衣装。だがその比ではない豪華さなのが彩風さん。この作品全編にわたり、彩風さんだけ一人全く違う仕様のゴージャス衣装。その徹底ぶりに感心した。

フランス ジェラールフィリップ
「ジェラール・フィリップ」って?という気分で見ていたが、ある日母と観劇した帰り「懐かしかったわあ。あの映画、悪魔以外は全部見たわ♪」って。そうなのか!80代の乙女の青春時代の映画なのか。聞くと「赤と黒」はジェラールの映画で初めて知った、その後すぐに宝塚で上演されてびっくりした!とのこと。私がうろ覚えなのですが、トップスターの淀かおるさん主演だが、主役がレナール夫人役だったとか(よく覚えてない。本人は熱く語っていた)。作品的にも宝塚でこれを!?な衝撃作品で、当時はかなり話題になったそうな。
その後の「宝塚」編も、かなり懐かしい曲が多かったらしく(全部見たとか言ってた)、70年ほどの宝塚ファン歴がある母は、懐かしがって大喜びでした。年季の入ったファンの方の楽しみ方ですな。私も20年後に期待しよう。その時にあれやこれやの当時の話を誰かに語りたい(笑)

あと、ルミエール(縣さん)かなり歌が上手くなっててよかった! 朝美さんの悪魔は美しすぎる、やっぱり悪魔はこうでないと!と思し、咲さんも似合っているのでぜひこの話を本公演でお願いしたい。ひそかにここでも娘役をしていた眞ノ宮さん。なぜここまで・・とちょっとびっくり。役少ないからこれくらいは娘役さんに回してほしいな~

カリビアン
あら記憶が抜けている。なんだっけ?

宝塚
シルクハットに黒燕尾、白いドレスに羽扇。素晴らしい、これぞ宝塚。私の親世代に懐かしい曲が多かったようだ。昔の曲は、ゆっくりで声を聴かせる曲が多いですね。それから歌詞が繰り返しばかり(笑)、あまり意味がない歌詞が多いのだ、でもすぐ覚えられて頭に残る。この時代の傾向ですね。いまはなかなか覚えて帰れないもん。

グランドパレード
海賊再登場!ここでもう一回旗を振って幕。かなり楽しかった。旗もそれなりに触れるようになったし、あれ1本800円は安価で嬉しい。

202208雪オデ旗


ということで、いろいろ危惧していたが前半2回後半2回、運よく手に入れることが出来たチケットを全部消化できました。嬉しい。(この裏では月組が何枚か消えていき、まだ見てない)今日は配信。最後の一回はこちらで見ます。



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