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宝塚花組「鴛鴦歌合戦/GRAND MIRAGE!」 [観劇感想(宝塚)]

宝塚花組「鴛鴦歌合戦/GRAND MIRAGE!」
2023年7月11日(火)11時 1階12列上手

軽い気持ちで深く考えずに楽しむのが一番!っていう作品。
ストーリーのあるショーという気もする。オペレッタですね。
傘が回って綺麗だけど、装置や衣装がもう少し華やかな方が嬉しい気がする。
気分転換に楽しむ作品だから、豪華なのがイイ。
脚本演出はいいけど、衣装と装置はタカヤ先生にお願いしたいくらい。
主役コンビは長屋の人だから超豪華に出来ないのは仕方ないけど(長屋にしては豪華)。
装置に上下の動きがないからかも。もともと長屋が舞台だから無理なのね。
お芝居でいえば、聖乃さんが上手くてびっくり。星空さんの芝居の間もイイ。
いっぱい笑って楽しかった。

ショーのほうは、岡田先生のロマンチック・レビューですね。
正統派の宝塚な衣装で優雅なショーです。

心軽く考えずに楽しめる公演でした。

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ネタバレあります。ご注意を。一応宣言しておきますね・・・

オペレッタ・ジャパネスク
『鴛鴦歌合戦』
~原作 映画「鴛鴦歌合戦」(c)日活株式会社 監督/マキノ正博 脚本/江戸川浩二~
脚本・演出/小柳 奈穂子

長屋の傘張浪人の娘と隣の浪人の恋物語、にお城勤めの伯父様と従兄妹に当たる許婚者、横恋慕の豪商のお嬢さんと、モテモテ優しすぎて優柔不断男子と強気行動派の恋する女子のお話。そこにちょっとしたお家騒動が入ってきて、殿と奥方様、弟君と家老たち、が大騒ぎと。基本的に話を動かすのは、礼三郎の伯父・遠山満右衛門殿とお春の父・志村狂斎。かき回す人が二人もいるから絡まって大騒動。場面転換役に香川屋のおとみちゃん。最後に持っていくのは蓮京院様という構成。トップコンビも2番手も巻き込まれ役です。

衣装でいえば、長屋の娘と香川屋さんのお嬢様の衣装にそんなに差が見えないのが不思議。お春が、「こんな着物じゃお城に行けない」と言ってるけど、いやいや華やかな赤い花柄の着物は豪華やん!って思った。全く貧乏に見えない(雪組で、「壬生義士伝」のヒロインや、「蒼穹の昴」のヒロインを見ているから、すごく綺麗で豪華な着物に見える)
楽しいオペレッタだから、貧乏設定のヒロインやらヒーローでも豪華な衣装はお約束なのかな。お嬢よさんや殿さまの衣装はもっと豪華でいいのに、ここは控えめ。
見ている人が中の人(役者)の格をわかって楽しむ作品だから、衣装もそれに合わせてあるんだな・・・と納得。
装置は、日傘がたくさん飾ってあってそこは綺麗。でも主要なお話が、お春のお家(長屋の部屋)という小さいセットの中で起こるのでちょっと見づらい。今回のセットは新歌舞伎座か松竹座か?という感じ。だから舞台が寂しくならないよう衣装が豪華なのかな。

そういえば、タイトルの「鴛鴦歌合戦」は結局開催されたのだろうか?お芝居中には無かった。お春ちゃんが出場したのか気になる。審査員は殿だろうか?。ちょっと見てみたい歌合戦。


浅井礼三郎/柚香 光
山寺に捨てられていたところを武士に拾われ養子として育てられた、でいいかな。「もう裃付けてお城仕えはご免だ」とか言ってるところを見ると、昔は父がちゃんと城仕えで、彼もちゃんと武士の子として育てられたのでしょう。剣も子供に教えられる腕だもんね。でも授業料貰ってないと言ってたっけ。あの長屋でどうやって生計立ててるんだろう??
ともかく、養父がお城勤めをやめて浪人となりあの長屋で暮らしてきたのか、父が亡くなって浪人になったのかわからないけど(どうでもいいんだ、きっと)長屋で楽しく自由に暮らしていると。でもお城勤め時代の約束(父と伯父が決めた婚約)のために、伯父が押し寄せてきてめんどくさいなあ~と思いつつ、のらりくらりと躱す。剣術を教えていた?香川屋の娘に惚れられて押しかけられているけど、きつく断ることはせず、優しく付き合ってあげる。長屋の隣の娘は気になるけど、自分からこれと言った行動はしない。
モテモテだけど、優柔不断では。この態度では、みんなが自分に気があると思ってしまうわ。だから巻き込まれるのですね、伯父様とお春の父の騒動に。
柚香さんって巻き込まれ方の主役が上手いわ。可愛い女子に翻弄される優しいイケメンって感じ。着流しもカッコよかったです。今回は台詞とか役回りが少なめですが、そういう場面が見れるだけで満足できる!


お春/星風 まどか
骨董好き浪人の一人娘、父娘の2人暮らし。日傘作りの内職で生計を立てている。稼ぐ橋から父が骨董につぎ込んで、ろくに米も食べれない苦しい生活・・だけど、赤い華やかで可愛い着物着て、健康そうな美人に成長されてます。生活感もあんまりない。そんなことはどうでもいいのよ、要は、お隣のイケメン住人の礼三郎さまが好きで、二人でいるとイイ感じなのに先に進まない。それどころか許婚者や豪商の娘が押しかけてきて気が休まらない。寄ってくる女の子には優しいし・・・ほんとは誰が好きなの!?って詰め寄りたいのかも。でもそんなことは口に出さない大人な女子。最後は彼と結婚までいけ、ライバル二人もそれぞれ彼氏ができたので仲良い女友達までできた大ハッピーエンド。いいねえ。
今回のまどかさんはとても可愛らしい女の子でした。宝塚らしいお姫様ヒロインより、こういうちょっと現代風な女の子の方が似合う。すねたり怒ったり泣いたり、すごく可愛かった。

<お城の方々>
峰沢丹波守/永久輝 せあ
花咲藩の殿様。お家騒動の後色々あったためか(御家騒動そのものは経験なしなのに)ちょっと屈折して(周りの想定。実際はただ仕事より楽しいからかもしれない)、そのために骨董で放蕩している殿様。明るくて可愛い。庶民と距離が近い藩ですね。若めの煌びやかな家臣を率いて骨董屋で散在するとか、なかなか。遠山殿の骨董目利きは信じている様子。骨董については、この藩の人たち、全然ダメなんじゃ・・・とやや心配になる。骨董屋も悪徳ながら極悪ではないので、引き際を心得ているようだし、大丈夫なのかな。彼が骨董に嵌るのは、寂しいからのような気がした。なんとなく。
弟とも仲良しだし、奥方にも愛されてるのにね。大団円のあとは、良き殿となりほのぼのした藩をさらに、ほのぼのと盛り上げていって下さるでしょう。
永久輝さんのお殿様、ちょっと単純で可愛くて素敵です。

麗姫/春妃 うらら
殿の奥方。なんだか殿を愛するあまりに暴走している。この方も物語を動かす、というか煽っている方ですね。藩主の重責に悩む殿(←姫の思い込み)を愛するあまり、市井に降りて二人だけで暮らそうと考えるとは、なんて乙女なんだ。巻き込まれた弟君がすっごく動揺していて、殿も弟も誰の考えも聞かずに勝手に思い込んで突き進むとは、行動力に優れた恋する乙女ですな。
可愛い奥様ですね~殿への愛が伝わってきました。仲良さそうだし、相思相愛やん。しかも当人もそれを疑ってないし(笑)お幸せです。


秀千代/聖乃 あすか
殿の弟、とっても可愛い素直な弟。それだけに偶然知ってしまった奥方の陰謀に大恐怖。もうこの辺りの表情が素晴らしい!聖乃さんの台詞の無いお芝居に大笑いさせていただきました。
遠山殿の娘の藤尾が好きなんですね。遠山親子は全く気付いてない。片思いか!?藩主の弟という身分で、あのイケメンで、片思い?なんて内気なんだ。ま、あの遠山氏なら、たとえ藩主の弟でも、藤尾が嫌と言えば縁談を断るでしょうからね。彼も頑張って勇気を出して、憧れの藤尾さんとゴールインのようですし、遠山殿も秀千代様なら(娘が連れてきた彼氏として)文句なしの大歓迎の様子、丸く収まりましたな。
とりあえず、このイケメン兄弟、素直で可愛いところがよく似ていて、さすが高貴な方って感じがいい。聖乃さんのお芝居も最高!


遠山満右衛門/綺城 ひか理
殿の家来。殿の骨董を褒めて道を誤らせる?いえ娘の恋路に殿を利用するとか、遠山殿、すごい大胆な策略ですね。主君より愛娘ですか。あまりにはっきりした行動原理に、ちょっと殿が不憫になってしまう。
藤尾の父で、礼三郎の父とそれぞれの子供を結婚させると約束したそうだ。礼三郎とは名字が違うので、礼三郎の父(養父)は本人ではなく妻の弟ということなのね。本人が亡くなった後も、娘が礼三郎が好きなので、ガンガン押していく。ほんとに、娘第一なんだな。
冷静に割と陰険な策略を取りましが、今回はほんわかオペレッタなので、腹黒くはない。この方はこういう役回りが上手いですね。善良な王様も上手いし、本当にいい役者だ。
花組でも活躍されていて嬉しいです。

藤尾/美羽 愛
満右衛門の娘。礼三郎の従妹で許婚者。最初は礼三郎が大好きで、父に頼んで祝言を!と押し掛けるほど積極的。でも振られちゃったらお医者様でも直せないと寝込んでしまう。(そういえば、昔の星組の作品で礼さんの役が恋煩いで亡くなった若旦那でしたな。多いんだ・・)慌てた父の遠山氏が陰謀をめぐらすおかげでハッピーエンドにつながるのだけど、藤尾さん自身も渦中で秀千代様の優しさに触れて、あっという間に病が治った。割とゲンキンだな。藤尾どのも、父が一途になるのがわかる可愛らしいお嬢さんでしたわ。

医者/峰果 とわ
振られて寝込んだ藤尾を診察しに来たお医者様。かなり名医だと思うのですが、お茶目。お医者様でも草津の湯で治せない~って宣言し、遠山殿を陰謀に走らせた。藤尾さんが勝手に治ったら、やることないわって認めて草津に行ってしまった。
出番は少ないけれど、とてもインパクトがありました。さすがです。

蘇芳/紫門 ゆりや
家老ですが、麗姫にすっかり振り回されてしまい、お家騒動編の渦中の人物。当代の奥方に翻弄され、先代の奥方に叱られと可哀そうな方。でも一番お家を大事に考えている方かもしれない。

浅葱/紅羽 真希 と 織部/高峰 潤
家老の配下、蘇芳と一緒に翻弄される方々。いつも一緒。

<山寺の方>
蓮京院/京 三紗
殿の母上、最後に全部持っていく。花組の日本物はそういうことが多いような気がする。イケメン三兄弟の母。しかしずっと礼三郎と会っていて気が付かなかったんですねえ。

天風院/美風 舞良
わりと富喜代離れした雰囲気の蓮京院のお目付けというか、しっかり者の侍女でしょうか。言いたいこと言ってますし、良い関係ですね。

<町の方々>
志村狂斎/和海 しょう
お春の父で浪人。なのに骨董狂い。ある意味お話を動かすメインキャラ。彼としては大事な一人娘のために財産として骨董を買っているつもり。だけどまあ・・・目が利かないね。
最後は悲劇になりそうなところで、そこはオペレッタだからハッピーエンドになった。これがシリアスだったら、お春は側室になっている‥いや、ド・シリアスだったら遊郭へ売られてるよ。愛はあるけど、目が利かず生活感の薄い可愛くて憎めないお父さんでした。上手いわあ。

おとみ/星空 美咲
お春のライバルの香川屋のお嬢さん。いつも大量の取り巻きを引き連れて、礼三郎のところへ突進してくる。しかも、お春と礼三郎がいい雰囲気になると必ず出現して連れ去るという技を展開する。ラブラブになりそうないい雰囲気をぶち壊すこの素晴らしいタイミング。星空さんも上手いわあ。
豪商のお嬢さんらしいのに、着物が割と地味。もっとド派手でもいいのにと思う。ご自分に似合う着物を着ているのかしらね。金持ちのお嬢さんだけど、それほどいじわるではなく、純粋にお春とは競っている感じがして好感が持てるわ。ちょっと金にモノを言わせたいじわるもするけど、お春が負けてないからねえ。お春とは礼三郎さんを挟んで張り合うのを楽しんでる遊んでる雰囲気も? だから嫌な気分にならずに楽しめる。邪険にされてるのに取り巻きが付いていくのがわかるほど可愛い。

三吉/天城 れいん(代役)希波 らいと(本役)
おとみお嬢さんに付き従う小僧。旦那様に言われてかな、ずっとお嬢さんについてる。でもただ付き従うだけじゃなく、お嬢さんのことを考えた発言をするところに男気が出てて最高。このお嬢さんにとっては、親にも言われたことがないことだよね、でも自分のためを思ってくれていることがわかって・・・そりゃお嬢さんも惚れるでって思う。
三吉がすっごくいい役で、誰?と思ったら天城さん。もとは希波さんの役だったから大きいのね。でもすごく上手かったわ。

香川屋宗七/羽立 光来
おとみさんの父。この父も娘に甘い。娘に甘い父しか出てこないのか?と思う。この甘さなら、店の従業員とのことも認めてあげそうだ。この人も遠山殿と同レベルの娘命だな。
料理屋だけど、とても美声で歌ってくれた。

瓦版屋虎三/一之瀬 航季 と 瓦版屋鶴吉/侑輝 大弥
出番が目立つ瓦版屋。と思ったら花組期待の若手さんだった。

道具屋六兵衛/航琉 ひびき
八兵衛/帆純 まひろ と 七緒/朝葉 ことの
偽物を何個も売りさばく悪徳骨とう品屋だけど、意外と良心的。殿様にも偽物を売りつけるのに、貧乏長屋から奪ってきた壺が名品だと分かったら、本人に教えてあげるんだから、良心的な店だ。ヤバいところの線引きがしっかりできてるのね、しっかりした商売人だ。
店員の二人も阿吽の呼吸で店主と一緒に売りさばいている。劇中劇までしてくれるのね(笑)説明文句が、慣れてるのか立て板に水。素晴らしい。

<骨董説明の劇中劇>
平敦盛/帆純 まひろ
熊谷直実/峰果 とわ
玉織姫/朝葉 ことの
敦盛の帆純さんの美しいこと!これが書きたかった。熊谷直実は店主じゃなかったのね。お医者様のアルバイト?なんか、劇中劇を実際に骨董を売るときに見せてくれるのかと思ったわ。それならあの値段も納得だ。

桔梗/糸月 雪羽 と 浜菊/咲乃 深音
劇中劇の説明を、美声の歌で語ってくれる。何の役かわからなかったが、歌声は素晴らしい。

こんな感じで、お付きの方々とか台詞の無い背景にいる方々とか、それぞれ大げさなお芝居をしていて、一度では目が足りないくらい。楽しかった。もう一回頭からっぽにしに行きたい。
今回、やたら星星と思い出してしまったのは、過去の小柳作品「めぐり逢いシリーズ」と同じテイストとつい先日まで星組生だった綺城さんの存在と、何より浅井礼三郎さんという礼真琴さんと愛犬さぶろーを思い出させる名前の所為だと思う。私以外にも思う人はいるのでは?と心ひそかに思っている。

小柳先生にも感動。原作を削る作品が多いなか膨らませるとはすごいなあ。
小柳作品はいつも、役割のある人が多くて、みんなの出番があって嬉しい。
今回も楽しくて多くの人に見せ場があって、楽しくて笑わせてもらった。
小柳先生のこの路線好きだわ。


ネオ・ロマンチック・レビュー
『GRAND MIRAGE!』
作・演出/岡田 敬二

あー岡田先生だ~という衣装デザインと色彩から始まる。懐かしい。娘役が可愛い帽子を被ることが多いのよね、ドレスと同じ色の。綺麗で好き。
全体に、トップコンビ・永久輝さん&聖乃さん・美羽さん&星空さん・綺城さん帆純さん一之瀬さんという感じかな。岡田作品も真ん中に出てくる方が割と固定化しているような気がする。個人的には、永久輝さんと聖乃さんが同格な場面が多くてびっくりした。永久輝さんはもっと2番手扱いかと思ってたのに・・このお二人、星でいえば<暁さん極美さん>かと思ったら、<瀬央さん暁さん>で驚いたって感じです(このニュアンスが伝わるでしょうか?)

次の景は、柚香さんが遭難中の軍人で出てきた。柚香さんと砂の役が素晴らしい動きをする。本当に砂に翻弄されている。(ああ「マラケシュ」が思い出される。再演希望)と思ったら、タージマハールが浮かんできて、なんでインド?と思った。インドの砂漠に心当たりがなくて。帰って歌劇を読んだら、あれはオアシスで柚香さんはヘディンで・・ということらしい。あのオアシスは、ロプノール湖のほとりにあったという幻の都か。なんであんなインド風なのかがわからないけど。

3つ目が永久輝さんの中世イタリア。カンツォーネです。この衣装!雪時代最後の「はばたけ!黄金の翼よ」のカンポ公みたいな衣装。ゴージャスでいいわあ。
永久輝さんの歌は好き。やっぱり上手くなられたと思う。この後、聖乃さんのソロもあったけど、こちらもいい声で上手いやん。

後覚えているのはパネルが出てきて、黒に黄色の指し色の衣装で男役が踊る場面。何とも言えない衣装だった。雰囲気はとてもいいのに、なぜあの配色なんだろうと思った。

可愛らしくも大人っぽい衣装のロケットがあって、退団者の場面があって、それから大階段が出てきた。
トップコンビのデュエットダンスの横で、永久輝さんが「ソーインラブ」を歌う。花組はこの曲多いよな。いい声です。そのままダンスには加わらず去ってしまった。なんか残念。トップコンビのダンス、あの衣装は過去の岡田ショーで見たことがあるが、とても似合う。このお二人はこういうシャープな衣装が似合うよね。
全体的に、岡田ショーらしいまったりした雰囲気で、あわただしくなく、1幕のオペレッタとともに、頭を空にしてゆったりと楽しめた。こういう作品もたまにはいいね。




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