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新年のご挨拶(2022年総括) [歌劇な雑文]

新年のご挨拶(2022年総括)
2023年1月2日

あけましておめでとうございます。

2023年になりました。コロナ禍が猛威を振るったのが2020年春、3月頃から混乱が始まりました。もう3年ですね。当時は公演中止の嵐で、本当にどうなってしまうのか?と思いました。現在でも公演中止は時々発生していますが、その他の世界はほぼ戻りつつあるような気もします。まあまだコロナが2類のために医療機関が大変で、何かあっても病院に行けない状況が続いているので、注意しながら生きています。気軽に旅行にも行けやしない。
客席も騒がしくなりました。本当に元通り以上に。あの素晴らしき観劇態度、静寂は取り戻せないのかと、そこは残念。良かったことは、live配信という制度が定着したこと。これには恩恵に与っています。先日ついに小型プロジェクターを購入し、壁一面の大画面でライブ配信を楽しむところまで来ました。劇場に行くのが一番!ですが、常に行けるわけではなく、代替手段としてライブ配信は本当にありがたいです。
 仕事での会議もオンラインが増加したまま、東京への出張はほぼ無くなってしまい、そこは個人的に大変残念ですが、仕方ありません。うっかり私的旅行をしてなんかあると多方面に迷惑が掛かるので、まだまだ大人しくしています。でも、そろそろ名古屋ぐらいならいいよね?とは思っています(笑)

さて去年も同じことを書いていましたが、感想をアップできずメモ書きのまま残してしまった公演が結構あります。思い出して書くにはもう・・忘却の彼方。10行くらいになってしまう。やはりすぐに書かなければだめですね。基本的に個人観劇でしたが、去年は意外に同行者のいる観劇が多く、帰路に感想を言い合ってしまうと、書くことに対する熱量が下がることも実感しました。言いたいことを言いたいから、書いていた側面が大きく、趣味の合う他人としゃべってしまうと、かなりの部分自分の中がクリアになってしまうのです。
さらに2022年は仕事が倍増しました。というか仕事が変わったので、新しい仕事に慣れないことも相まって超忙しくなってしまい、なかなか観劇して書いてをする時間がとれなくなってしまったのも影響しました。今年はもう少し余裕をもって観劇して書いてを楽しみたいと思います。

以下私の年間総括です。長いうえ私見満載なので、お時間ございましたら、お付き合いください。
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<2022年データ>
観劇(LIVE配信含む)は74回、映画0本、展覧会8回
観劇74回(劇場観劇64回、LIVE配信10回)の内訳は、宝塚51回(うち配信10回)、OSK12回(配信0回)、その他11回(配信0回)
宝塚51回の内訳は、花組7(2)回、月組13回(4)、雪組17(2)回、星組8回(3)、宙組5回(1)*()は内数でLIVE配信



<分析>
去年も観劇74回でしたので、回数は同じ。ただ去年はライブ配信が23回だったのが10回に激減。劇場に行けた!ということですね。嬉しい。ほとんどが宝塚ですが、OSKが年終わりになってから(11~12月)に新作ミュージカルを2本出したので、ちょっと増えたかな。去年は新作ゼロでしたもんね。「その他」も望海さんやOG物がほとんど。やっぱり、ほとんど宝塚といって過言は無い、というところは不変です。

宝塚歌劇。これは私の基本。幼少のころから見ているので、ほぼライフワークかと。年齢のせいもあるけれど、今年は泣かされる演目があった。久々に泣いた。月組「今夜、ロマンス劇場で」はラストシーンで滂沱。星組「ディミトリ」では胸が締め付けられる思いを味わわせてもらい、雪組「蒼穹の昴」では脳内補完しつつも、役者の熱演に端折られた箇所が浮かび、涙が。
楽しく笑ったのは星組「めぐり逢いは再び3」と雪組「夢介千両土産」。もう突っ込みながら楽しく笑わせてもらいました。
大劇場は一本建てが多く、ショーで印象に残ったものは無し。
別箱では、見てないのもありますが、月組「Rain on Neptune」と雪組「Odyssey」が気に入って円盤も買ってしまった。すごく好みの2作。雪組「SWEET little rock ‘n’ roll」で笑って、宙組「カルトワイン」と花組「冬霞の巴里」で色々考えた。

個人でいえば、礼真琴さんの魅力に改めて気づく(今頃)。なんて芝居が上手いのだ!歌とダンスは知ってたけど、押さえた芝居もイイ。素晴らしい人だ。コンビを組む舞空さんの素晴らしさにも気づいた。あとは朝美さんの唄声の素晴らしさかな。年を追うごとに歌、声が良くなっていて惹かれる。お芝居も良いし可愛いし美形だし、なんかだんだん目が離せなくなってきた。「Odyssey」での歌が本当に良かった。同じく歌声が良くなってきたのがさん。芝居は今一つだったけど、それは月の芝居に合わなかっただけで、星では違和感がないような。と「ディミトリ」のアヴァクを見て思った。ダンスは素晴らしいので、娘役ダンサーナンバーワンの舞空さんとの舞台が超楽しみ。月組「ロマンス劇場」の俊藤さんこと凰月さんが印象的。めちゃくちゃ楽しくて、すごい役者さんだと改めて思った。もちろん主役の月城さん、晩年から最後の演技が本当に素晴らしかったのは言うまでもないが。月城さんはシリアスで何かを背負った役が似合う。海乃さんはブラックジャックのきりりとしたお姉さまが素晴らしかった。この方は硬質な役が似合う。なので、その全部が揃った「Rain on Neptune」が最高に好みだった。照明や衣装、演出も好み。その他に、「冬霞の巴里」の聖乃さんが、ダーティにイメージチェンジ。すごくカッコよかった。この時の飛龍さんが素敵なオジサマだったので、退団が本当に残念。宙組の「カルトワイン」で瑠衣さんのボスにしびれた。こちらも退団が残念すぎる方。
印象に残っているのはこんな感じ。


OSKは松竹座「春のおどり」がほとんど潰れたけど、やはり和物ショーが素晴らしかった。今回とても斬新で素敵だった。荻田先生の洋物ショーも華やかで、創立100周年に相応しかった。京都南座の「陰陽師」もとても印象的。お芝居要素が強くて、久々のお芝居を楽しめた。小劇場のお芝居が「五右衛門」と「近松トリビュート」の2つのみ。どちらもまあまあかな。リピートしたい作品ではなかった。OSKでは「春のおどり」が一番よかった。
個人的には、椿りょうさん。めきめきと魅力が増していると思う。成長期?と思うくらい。もともと長身で歌が上手かったけど、舞台に立つと迫力が出てきたと思う。確実に時代を担うスターさんですね。京我りくさんのお芝居も久々に見れて良かった。この方は本当に芝居が上手い。なくてはならない芝居を締める役者だと思う。若手では、空良玲澄さんが綺麗だと気づいた。芝居はまだわからん。娘役は、唯城ありすさん一押し。次代のトップ娘役に相応しいと思う技量と可愛らしさ。若手はよくわからない・・・もう少し近鉄アート館クラスのお芝居をしてくれたら、若手も覚えられると思う。やはりコロナの3年間、小劇場公演がなかったので、その間に入団された方はちゃんと見てなくて覚えられないので。今年に期待ですね。

その他は、望海さんのコンサートが印象的。やっぱり歌えると違う。芝居もイイし、美人だ。歌声は健在で本当に楽しかった。退団後ずっと見に行ってしまっている方。


では恒例の私による私のための勝手な感激賞を。

<私の主観による2022年感激賞>
最優秀作品賞 宝塚星組「ディミトリ」
優秀作品賞 宝塚月組「今夜、ロマンス劇場で」、雪組「蒼穹の昴」
優秀衣装賞 宝塚雪組「蒼穹の昴」のフィナーレ・パレードの衣装(景徳鎮を除く)
      宝塚星組「ジャガービート」の舞空さんの衣装すべて
最優秀舞台効果賞 宝塚月組「Rain on Neptune」の舞台装置、照明、衣装
最優秀演技賞 宝塚星組 礼真琴さん(ディミトリ)
最優秀助演賞 宝塚星組 綺城ひか理さん(めぐり逢い再び3,ディミトリ)
最優秀歌唱賞 宝塚雪組 朝美絢さん、音色唯さん(Odyssey)
   
<選評>
最優秀作品賞は、3年ぶりに星組の「ディミトリ」が受賞。出演者に関係なく通いました。キャストも嵌っていて演技も申し分なく、間違いなく名作です。優秀作品賞は、月組「今夜、ロマンス劇場で」と雪組「蒼穹の昴」。以上、泣かされた作品3つです。「蒼穹の昴」は脳内補完が必要でしたが、原作を読んでから見ると勝手に補完されるのか、春児が可愛くて可愛くて、この先(「中原の虹」まで)を想像してしまい、泣いてしまいました。
優秀衣装賞は同じく「蒼穹の昴」のフィナーレからパレードの衣装。男役群舞の衣装は近来稀に見る秀作。扇を使った優美なダンスが素晴らしかった。パレードのトップコンビと2番手の3人の衣装が、羽根無しなのに遜色なく豪華で美しく感動した。大変個人的な好みですが、星組「ジャガービート」の舞空さんの衣装の可愛らしさ。過去最高です。
舞台効果賞として、月組の「Neptune」を。舞浜の円形舞台を効果的に使い、照明や装置、客席のライトまで取り入れた素晴らしい演出でした。衣装も幻想的で好み。何回も見たかった。雪組「Odyssey」も縦を使っての演出が良かったので、次点に入れたい。

最優秀演技賞に、「ディミトリ」の礼真琴さん。こんなに芝居のできる人とは!!今までごめんなさい、という思いでいっぱいです。助演賞には同じく星組の綺城ひか理さん。抑えた芝居の上手い方ですが、舞台を締めてくれますね。星の芝居に合っていたので、花への帰還が残念。正直、今の花より星のほうが合っていると思うの。
最優秀歌唱賞は、雪組の朝美さん。年々声が良くなっている。今回「Odyssey」の影ソロを含みソロで感動しました。すごい声。可愛い顔してこの声!素晴らしい。先が楽しみです。そしてあの美穂圭子さんの代役を遜色なく務めた音色唯さん。映像に記録されていないのが残念すぎる。曲によっては美穂さんより好みだったのに。本公演ではまだまだ目立ちませんが、今後に期待の歌姫です。


毎年のことですが、これ完全に私一人で選んだ私のための賞だから!全部私見なので気にしないでください。

ここまでが受賞についてのお話(私が一人で勝手に決めただけ)
他に注目したい方としては、花組の星空さん。「冬霞の巴里」のお芝居が良かった。その前の「銀ちゃん」の小夏も最高だったし、芝居が良い方ですね。
今更ですが月組「ブエノスアイレスの風」の風間さん。上手すぎ。「蒼穹の昴」の皇帝・縣さん。芝居がどんどん良くなっていった。進化する人なのね、でも歌をもうちょっと何とか。
この新人公演で主演の華世さん。すごい度胸と上手さ。超若手とは思えない余裕。スター誕生を見た気分です。やはり、観劇回数からして雪組が多くなりました。見てるからですね。雪と月がメインで、最近は星も。花が減ってきて、宙が変わらず少ない。私の趣味が良く出てますね。

超私見の総括に長々とお付き合いいただきありがとうございました。







<2022年データ>
観劇(LIVE配信含む)は74回、映画0本、展覧会8回
観劇74回(劇場観劇64回、LIVE配信10回)の内訳は、宝塚51回(うち配信10回)、OSK12回(配信0回)、その他11回(配信0回)
宝塚51回の内訳は、花組7(2)回、月組13回(4)、雪組17(2)回、星組8回(3)、宙組5回(1)*()は内数でLIVE配信

<2021年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー、LIVE配信含む)は74回、映画0本、展覧会2回
観劇74回(劇場観劇51回、LIVE配信23回)の内訳は、宝塚55回(うち配信20回)、OSK13回(配信2回)、その他6回(配信1回)
宝塚55回の内訳は、花組12(5)回、月組12回(7)、雪組17(3)回、星組8回(2)、宙組6回(2)*()は内数でLIVE配信

<2020年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー、LIVE配信含む)は45回、映画0本、展覧会2回
観劇45回(劇場観劇38回、LIVE配信7回)の内訳は、宝塚34回(うち配信6回)、OSK5回(配信1回)、その他6回
宝塚34回の内訳は、花組4(1)回、月組4回、雪組18(5)回、星組3回、宙組5回

<2019年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は97回、映画10本、展覧会2回
観劇97回の内訳は、宝塚43回、OSK40回、その他14回
宝塚43回の内訳は、花組9回、月組9回、雪組17回、星組5回、宙組3回

<2018年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は88回、映画1本、展覧会1回。
観劇87回の内訳は、宝塚40回、OSK33回、その他15回
宝塚40回の内訳は、花組16、月組6、雪組10 星組3 宙組5 合計40回。

<2017年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は94回、映画2本、展覧会3回。
観劇94回の内訳は、宝塚24回、OSK58回、その他14回

<2016年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は98回、映画3本、展覧会5回。
観劇98回の内訳は、宝塚30回、OSK58回、その他10回

<2015年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は67回、映画2本、展覧会5回 
観劇67回の内訳は、宝塚18回、OSK 36回、その他13回

<2014年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は75回、映画6本、展覧会4回。
観劇75回の内訳は、宝塚27回、OSK 36回、その他12回





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