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宝塚雪組「ODYSSEY-The Age of Discovery-」初日 [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組「ODYSSEY-The Age of Discovery-」初日
2022年7月21日(木)15時 初日 梅田劇術劇場 3階3列


初日の観劇は久しぶり。しかも延期再演なので、感慨一入。
ショーの2幕物ということで、ちょっとOSK味を感じたりもあり。
もっとストーリー性があるのかと思ってたのですが、言うほどなかった。
月組の「Rain on Neptune」みたいなのを想像していたら、もっとショーだった。
一言でいうと、「彩風咲奈on Stage」 ですね。ほとんど咲ちゃんの場面ばかり。
彩風さんかっこいいし、踊りまくるので、ファンなら大満足。
次に出番が多いのが、音色唯さん(基本は専科の歌姫・美穂圭子様の出番ですね)。
専科の歌姫の割を食っているのが、トップ娘役の朝月さん。なんか出番が少ない・・。
あとは朝美さんと縣さんがちょいちょい場面を持ちって感じ。
そんな印象です。旗を振る場面が2回あり、それなりに楽しかった。

初日の彩風さんのあいさつが、涙を堪えた声で、すごく想いが込められていて、客席も共感。
感動的な良い挨拶でした。あの空間は、初日の貴重な体験でした。

初日なので(ショーだし)詳しく書いてません。雑感です。あと数回見に行くし!

202207雪オデッセイ.jpg
Midsummer Spectacular
『ODYSSEY(オデッセイ)-The Age of Discovery-』
作・演出/野口 幸作

第1幕が「海風」で第2幕が「彩風」と実は2幕物だったのね。と2幕目のアナウンスで気が付いた。でも1幕も2幕もそんなに違いはなく?1幕がワールドワイドで、2幕は地中海固定?くらいしか私は感じなかった。どっちも彩風さんのショーやん。特にストーリーは感じなかったなあ。特に2幕は懐かしの雪組特集みたいな気分。

通し役は、彩風さんのブルームと、音色さんのティティス、朝美さんのアポロン、朝月さんのセレネ。だが誰も名前を呼ばないので、HPを見るかプログラムを買わないと分からない。書いた順番に出番が多い。幕開きはいつもティティス。場面転換のソロもティティス。すごい出番。美穂さんなら納得できる出番だが(ちょっと多めとは思う)、それを音色さんが歌いきった。すごい!!美穂さんの歌を遜色なく歌い上げた素晴らしい美声でした。可愛いし、超美声だし、このまま可愛さを維持してヒロインして欲しいくらい。

全員出る場面で、通し役4名の他では、眞ノ宮さん、縣さん、華世さんのトリオがランク上扱いだけど、よーくみないと分からないほどの衣装の違いしかない。その他の場面では、縣さんだけが衣装が豪華なことが多い。朝美さんと近い豪華さだ。というか朝美さんがその他大勢よりワンランク豪華なくらいというべきか、彩風さんだけが特別衣装というべきか。だから「彩風咲奈on Stage」だと思ったのですわ。
通し役の場面は、3人それぞれポスターの衣装なのですが、「通し役?」って場面も多くて。
ポスター衣装は全然他の方と違うので、そこは良かったですが。そもそも通し役にする必要あるの?とはちょっと思った。

あと野口先生な女装好きなのね~眞ノ宮さんは中華の場面で、縣さんはカルメンで、華世さんはアラビアンな場面で、久城さんはラテン場面、ついには彩風さんまでダルマの女王に。
一番女装が似合うだろう朝美さんがないというのが、予想を裏切るところなのか。
デュエットダンスは、ラストこそ朝月さんが相手でしたが、他はほぼ女装男役だったような。
それぞれ綺麗だったけど、印象に残っているのは、縣さんのカルメンが強そうだったのと、眞ノ宮さんや華世さんが普通に似合ってたのと、彩風さんの脚が美しかったことかも。華世さんもダンス綺麗ね。

なんとなく、どっかで聞いたな~これ懐かしい曲~というのが多く、ついに彩風さんのダルマを見て「これは『華麗なる千拍子』では?」と記憶が蘇ってきた。多分、観客はいろいろ自分の中で記憶が蘇る仕掛けなのかも?私は轟さんの頃を一番見ていたので、そう思った。

朝美さんの中華な場面を見ていて、なんかついこの間みたような?と思っていたら、全員が傘を持って出てきて回しだして、分かった。OSKだ。トップスター楊琳さんが先週南座で「陰陽師」をやってたんだけど着物がゲーム風で似ていて、比較的小柄で女装も似合う美形なところが共通で、そこへ全員が傘をさして畳んで回して・・・とこれはOSK名物ではないか!と。わかる人は多くないかもしれないが、OSKでは必ず最後にピンクの傘を回して劇団歌を歌うのだ。OSKのショーは荻田先生が良く担当されているので、野口先生もご観劇だったのかもしれない。なんて思った。
OSKはいつもショー2幕で、今回の形式に近いし、頭にあったのかもしれない(私の)。

歌詞はいつもの野口先生ですね。聞いただけですぐわかる。ちょっと作詞家をお願いしたほうがいいかもしれないようにも思う。歌詞、いつも似てますよね。

場面転換に暗転が多くて。もうちょっとスムーズにつなげてほしいな。転換後も、幕前で並んで歌とかが多すぎた印象。装置移動の時間稼ぎっぽいけど、セリは全然使わないし、盆も回らないし。舞台機構がもったいないなあって思いましたわ。

彩風さんや縣さんのダンスは凄いし、目を惹きますね。ただ縣さんの歌があんなに多いなんて、ちょっと・・もう少し歌は何とか頑張ってほしいです。縣さん比では上手くなってると思うのですが、今回他の歌う方がみんな上手いので、なんというか。頑張って!と声援送りたい。
朝美さんの声が良く響いて私は一番好き。音色さんも見事だったし、聖海さんもよい声してますね。花束さんとのデュエットが秀逸。他はストレスなし。

衣装も(見たことあるのが多かったけど)綺麗で、セットも綺麗で、映像は凝ってて、照明も綺麗で、良かったです。

最初と最後の旗振りは難しくなかった。良かった。適当に振っててもそれなりに見えるので一安心。意外と楽しい。買ってよかった!あと何回か見に行くので、活躍してもらいましょう。


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