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OSK「愛と死のローマ~シーザーとクレオパトラ」 [観劇感想(OSK)]

OSK「愛と死のローマ~シーザーとクレオパトラ」
2020年2月28日(木)12時 近鉄アート館 


OSKの「愛と死のローマ」。もう幻の作品。1回でも見れて良かった!

せっかく観られたのにナンですが・・・って脚本への不満が多い感想で申し訳ない。
(それなら読みたくない!という方は、ここで閉じてくださいね。)


作品自体は、「テーマ、何?」と少々戸惑ったのは確か。はやみ先生にしては盛り上がらない。淡々と歴史を追っているだけで、いつもの意外な驚きや謎説きの面白さがなかった。クライマックスどこ?って思ったくらい。
私の推測ですが、テーマは「共和制と帝政」で、カエサルを主役にその決断を描いた。
でも、それなら2軸の対立になるので2人の主が必要となる(『鬼の城』みたいに)。今回はカエサルしかいない。主役が一人なら、『紅に燃ゆる』や『新選組』みたいに、敵の姿を出さず、主人公サイドからだけ描き、主人公の葛藤・選択・決断を見せるのがテーマになる。

今回見て、前者のテーマ(対立)だと推測した。おそらくだけど、テーマと配役(登場人物の重み)があってないからの物足りなさと思われる。テーマがぶれてしまってるように思えた。テーマ上重要な人物は、役者が下級生でも出番を多くして、ちゃんと描いてほしい。出番を香盤順に割り当てるなんて、話が破綻するだけ。なんで今回はそんなことを?と疑問。

ローマ風の衣装がちょっと豪華だったかな~とか、楊さん綺麗ね~とか舞美さんお化粧ポスターのほうが綺麗とか、翼さんの出番おしいなあとか、愛瀬さんは安定してるなあ~とか。作品の感想じゃないよね。もし再演があるなら、脚本を練り直してほしい。

202003愛と死のローマ表.jpg

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