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宝塚宙組「FLYING SAPA」梅田芸術劇場 初日 [観劇感想(宝塚)]

宝塚宙組「FLYING SAPA」梅田芸術劇場 初日
2020年8月1日(土)15時 初日 3階1列センター

東京だけなので見れないな~と思っていたSAPA。なんと初日を見ることができました。
上田久美子作品は好きなので、SFカテゴリながら期待していました。

挑戦的な作品・・・というところが大変上田作品。壮大なテーマに重層構造の物語、謎解き。宝塚ファンでなくても楽しめる。大手商業演劇っぽくない印象が大変強いストレートプレイ。
歌なし、ダンスほぼなし、宝塚すみれレコードもぶっちり切り。登場人物がかっこよいので、宝塚のテリトリーに踏みとどまっているが、仮に主役がくたびれた中年男なら宝塚ではないと言いきれるレベル。ストーリー的には、ポルンカ創立15年設定は早すぎ、25年くらい経過後のほうがしっくりするので、中年男主役も想定可能。
内容は、かなり高尚で難解なテーマが複雑に入り組んだ重層構造のストーリー。一度見ただけでは、理解しがたいのでは?(私は最後まで見てから、巻き戻して最初から見直したかった)。
最後までストレートプレイで、フィナーレなしのカーテンコールのみ。ここまで非宝塚にするなら、カーテンコールの学年順は辞めてほしかった。中途半端やん!

ということで、かっこいい真風さんを堪能し、芹香さんの優しさに癒され、星風さんの芝居を味わい、夢白さんの凛々しい美貌を楽しむ。汝鳥さんと松風さんのベテランの技に感動し、紫藤さんの端正、瑠衣さんと瑠風さんと、優希さんの変貌をチェックと。宝塚的にはこれだけ楽しめたらよいかな。

あと、ずっと「夜」設定なので、舞台が暗い。舞台装置はかなり凝ってるけど、ずっと暗めなので、華やかさは皆無だといえましょう。純粋にストーリーの謎解きを楽しみ、哲学的命題を考えるのだ。
舞台や物語に合わせ、音楽も暗く不安を煽る曲調。歌うのはBGMに地球の歌を歌うノア(芹香)とお母さん(松風)、そしてクライマックスに少しミレナ(星風)の3人。全員アカペラ。・・画期的過ぎる。は!歌がないのは感染症対策・・とか?


ネタばれをしないように頑張って書いてますが、ネタばれあります。
謎解きを楽しみたい方は読まないようにしてくださいね。

202008宙SAPA.jpg


FLYING SAPA -フライング サパ-
作・演出/上田 久美子

上に印象を書きました。谷タカヤ作品の多次元宇宙SFではなく、完全新規SFなので設定世界の説明がかなり必要。1幕はほぼそれで終わる。しかしながらまだまだ説明が足りない。SF設定にもストーリーにも、突っ込みどころはいっぱいあった。瀬戸花さんの早口の語りで説明が進んでいたけど、私には高音の早口すぎて全部拾いきれなかった・・ここは劇団☆新感線のオープニングによくある、幕が開く前に幕の上に字幕と地図で長めに説明!が良かったのではないだろうか。
世界観は、竹宮恵子SFの世界。「地球へ」の設定を思い出す。あと設定にちょっと「獣王星」(樹なつみ)風味も感じる。樹先生にキャラ書いてもらうと、アニメ化できそう!真風さんとか夢白さんはぴったり。衣装はこちら(樹ワールド)の世界観だわ。


太陽が縮小して地球が寒冷化、だから水星へ移民。地球は滅びた。生き残った人類は、ここ(ポルンカ=水星)にいる人類のみ。というのが基本設定。
でも太陽は膨張していると習ったので、違和感。膨張したあと冷えるというが、そのころには太陽系の惑星は全部無い(と習った)。なぜ水星?
いや水星でもいい。この世界での設定を見とけると、太陽はどんどん暗くなるのでは?重要そうな太陽の話が「光合成する」しか出てこないし、この後のこと皆さん考えてますか?って心配になる。地球を飛び出した一部不良分子ではなく、地球は滅んでポルンカにいる彼らしか人類がいないのなら、もっとこう人類の運命というか、宿命を背負ってもいいのではないかと思うが、誰も背負ってない。総統からは少し感じけど。
そもそもそういう設定なのに、難民が簡単に移民船に乗れるのか???この水星移住プロジェクトのメンバーはエリートの選抜ではないのか?人類の運命を背負って地球を出ていたのではないの?とかなり疑問。ポルンカ人の水星への思い入れもあまり感じられないしねえ。
それにラストシーンからすると、水星以外への移民も可能なのかね?じゃ水星の社会制度がいやなら、さっさと脱出すればよいのでは? 気軽に脱出するという選択肢がないような争い方だったから、あのラストに驚いた。反乱分子の閉塞感が、まるで閉じた宇宙船の中の狭い世界のような社会感覚で、違和感があったのだ。
いろいろ書きながら考えていると、総統01の思考が一番しっくり共感できる。
設定が感覚的に理解できなくて、テーマに共感できなくて、かなり「?」が飛びまくった。もう一度見たら理解できるのか、自信ない。南湖ともなければもう一度見れるので頑張る。

そうだ。「テーマ」の佳境。クライマックスのオバクと総統の会話は、「百億の昼と千億の夜」(光瀬龍/萩尾望都で漫画化)の阿修羅王とキリストの会話を思い出す。人間の幸せに何が正解か?という問いに理論で解決はできない。感覚で捉えろ、それが人間。オバクも阿修羅王ほど強気で戦ってほしいもの。見せ場はミレナに持っていかれていたような気がする。頑張れオバク!


オバク 真風 涼帆
記憶を消されて兵士として生きる。目的無ないまま漂う生き方。で、真っ白で空虚な彼が記憶を取り戻し、生きる力を獲得するというストーリー。巻き込まれ方の自分探し主人公ですね。無気力だけど腕は良くて、空虚に生きてるけどモテるイケメン。この辺りは宝塚的主人公ですね。彼の記憶と人生を奪ったモノをぶち壊し、生きる力を取り戻す。が、生きる力を手にした彼が選ぶヒロインが、元婚約者ではないところが意外でした。
真風さんの白い未来の兵士衣装はとってもかっこいい。空虚で自堕落な主人公の雰囲気がとても出ていて、茫洋とした雰囲気が虚無的にかっこいいのだ。両親がいた好青年時代も婚約するくらいなので、20歳は越してそうだけど、いま何歳?やっぱり中年入り口?(失礼)。明るい好青年時代のサーシャと空虚な兵士オバクとのギャップが良いですね。私はオバクの方が好き。
真風さん、一曲も歌わない。このお芝居、ほとんど歌がないけど、主演が歌わないっていうのも挑戦的作品ですね。ダンスもカーテンコールまで踊ってなかったような気がする。デュエットダンスもないし、ダンス場面もほぼない。すごいね。
もしかして、新型コロナ感染症対策なのでしょうか?真風さん守られてますね。

ミレナ 星風 まどか
総統の娘で後継者とされている。けど自殺願望があり、望みをかなえてくれる地SAPAを目指す。その過程でオバクを巻き込み、彼を覚醒させていく。ミレナも記憶を奪われていて、自分がわからない。記憶がないっていうのは不安ですよね、自我が確立できない。やっぱり人は記憶の連続で成立しているのだ。
総統の言う「耐え難い不幸な記憶」を封じるのは良いと思うのだが。彼の手落ちは、「幸福な/耐えられるレベルに改編した疑似記憶」を植え付けてあげなかったことかもしれない、と思った(今度は「インセプション」の世界か!)。ミレナはそこに齟齬があって自我を持ち続け、結果ブコビッチ博士の計画は失敗しポルンカの社会システムは崩壊してしまったのだ。
ミレナは主役級の活躍でした。記憶を取り戻したところの狂気のお芝居は凄い(あんなに大声で泣き叫んで大丈夫か?と心配になる)
そして、父である総統の計画を崩壊させるのもミレナ。サーシャが真実を知って葛藤して撃てなかった父を、父の想いを知ってなお、崩壊させた。一番強いのがミレナだった。
宝塚的ヒロインとしては、かなり奔放。宝塚どころか少女漫画SFからも逸脱しているのでは・・女性作家が描く青年漫画誌掲載のSFレベル。ラストシーンに少し歌あり。とても効果的です。
ところでミレナは、ニーナ? 地球では難民みたいですが誰に追われていたのだろう。地球時の設定が不明。このお芝居、名前も一人複数持っているので、それも混乱のもとですね。


イエレナ 夢白 あや
反政府主義者で、かなり好戦的な女戦士。すごい美人だけど目つきが荒んでいて表情も暗い。その冷めた孤独がかっこいい。実はオバクがサーシャの時代の婚約者で、すべてをブコビッチに奪われ、何とかサーシャと逃げ延びたが、結局彼とも別れ別れになり、一人で生きてきた、という感じがする。優しいノア先生に癒されて何とか正気を保って生きているけど、本人は気づいていない様子。
あの時サーシャと一緒に逃げたイエレナが、なぜ一人であんなに陰惨に生きているのか。そのエピソードも知りたかった。多分、彼が兵士オバクになった切っ掛け。ノア先生はその時彼から彼女を託されたのかな?とか妄想。
イエレナはずっと最愛のサーシャを取り戻したかったのだと思う。彼女のことを丸っと忘れてしまった愛しい男。どんな思いでSAPAに現れたオバクを見ていたのか。記憶を取り戻してすら、彼女ではなくミレナを求める男に、どんな絶望を感じただろうか。その辛すぎる半生が浮きあがってきて、完璧にもう一人のヒロインといえる存在だったと思う。彼女は、その「耐えきれない過酷な記憶」をブコビッチに渡さず、記憶とともに生きてきた。それでも彼女はノアに救われ、再び明るい笑顔を取り戻した。彼女こそ、ブコビッチの理論に対する反証だったのかもしれない。イエレナとノアの二人のエピソードが、もう少し見たかった。
夢白さん、Wヒロインやん!と思いました。すごい存在感。反政府主義者の金髪ショートカットに黒いタイトな衣装が、精悍で似合っててかっこいい!男役の演じる女役レベルの迫力。むき出しの憎悪と滲み出る悲壮感も素晴らしい。幸せな清楚なお嬢様時代はよくある感じですが、この荒れたイエレナが素晴らしかった。素晴らしい娘役さんですね。


ノア  芹香 斗亜
ポルンカの不平分子のたまり場にいる反政府主義者の医者。ノアだけが前身が出てこなかった。イエレナと一緒にいる関係で若いけど、この人こそブコビッチ博士と同年配のほうがしっくりくる設定だ。前身は彼の共同研究者で、本気で消されそうになり逃げた、で積極的な反政府活動は一度失敗して、いまは隠棲中とか。そこへミレナやオバクが来て動き出し・・最後は総統と対決してほしい。
今回のノア先生は、ほとんどオバクのサポートで終わり。というよりWヒロインである元婚約者イエレナのフォロー係のような気がしてならない。もっと積極的に活躍できるはずだ。もったいない。
芹香さんの出番っていつもこんな感じで、最近なんか物足りないな~と思う私。主人公のサポートをする親友、が続きすぎなのかも。敵対役を見たかったな。いっそ親世代の話にして、ブコビッチ博士(芹香さん)とロバートキン博士(こっちが真風さん)ではどうかとか思った。ノアさん、過去編に出てこないんだもん。
今回一番長い歌を歌うノアさん。芹香さんのアカペラ歌がBGMでトップコンビが会話をするとか、すごい贅沢。いい声ですね。

総統01(ミレンコ・ブコビッチ) 汝鳥 伶
難民ブコビッチ 穂稀 せり
難民ながら優秀な科学者だったので移民船に乗り、水星へ。船に乗る直前に、なぜか戦闘に巻き込まれて家族を失う。亡くした娘ミレナの代わりに、同じく家族を亡くした娘ニーナを拾い、娘として一緒に移民船に乗せる。多分だが、このニーナの悲惨な記憶を消してあげたときに、彼の作る社会の思考ができたのではないだろうか?なんて。その後のニーナが幸せで笑っていたら、彼女が彼の思想に共感し、素直にマザーコンピューターになってくれたら、ポルンカは成功したのに。(彼の作りたかった社会は「地球へ」の育英都市そのものに感じる。)
過酷な環境(水星)で人類が生き残るには、人間同士で争う余裕はない、人間を滅ぼさないために管理し、幸せな人生を送らせてあげたい、そういう思いから彼の作る理想の社会は来ていると思うのだが。ミレナがマザーになっていたら、数百年は平穏で退屈な世界が構築できたのかもしれない。
あらあら、私の唯一共感できた人物なので、思い入れが出てしまいました。私は危険思想の持主じゃないです、たぶん。
汝鳥さんは声がいい!すごく説得力があって聞き取りやすい。動きは大変そうなので、そこは穂稀さんが「若いころのバーチャルイメージ」のポログラムのように代行していて、いい演出だなあと感動した。


ロパートキン 星月 梨旺
科学者。サーシャの父で、ブコビッチの理想社会を作るには必須の技術を編み出した方。でも使い方に賛同が得られず、結局力づくで・・・。ってこの時点で目的のために手段を択ばない愚かな人間そのものの行動をしてますな>ブコビッチさん。
ロバートキン氏は朗らかに日常の幸せを感じさせてくれる妻と、将来有望な好青年の息子と、その美しく可愛い婚約者とで、現状に不満も過酷な記憶もなかったんだと思う。だからブコビッチの主張に共感できず、危険思想として阻止しようとした。そして善良な人物のわきの甘さで抹殺され奪われた。なんとも印象的な人物!主要人物クラスですね。
星月さんが善良な一市民らしい常識的な雰囲気を出していて、狂気をはらんだブコビッチ(若)との対比がとても素晴らしかったです。

<政府側>
ペレルマン 瑠風 輝
科学者で総統の信頼厚い科学大臣。ミレナの婚約者。昔からブコビッチの手伝いをしていますね。この思想に共鳴してそう。後継者の夫に選ばれていましたが、ミレナがマザーになったら、そのメンテナンスって意味だったのでしょうか?
冷徹な計算高い人物かと思いきや、彼はブコビッチに心酔していたのね!と熱い思いに嬉しくなって、悲惨な最後に悲しくなりました。

タオカ 留依 蒔世
不穏分子で思考強制されてタルコフとオバクの配下へ。でもミレナの事件で置いて行かれ、さらに再強制されて政府軍の将軍に。独特の髪形は彼のポリシーか、どんな境遇でも変わらぬ髪形に、彼の信念を見た!どんなに矯正されても心の芯は残っていたのね、と彼の洗脳が解けたところも見たかった。ただ最初の強制理由が、思想犯というより犯罪者だっけ?だからか、どんな立場でも狂犬のような雰囲気が、素敵な方でした。

スポークスパーソン101 紫藤 りゅう
真っ白で隙のない服装、完璧な笑顔、いつでも同じ調子で同じ内容を語れる口調・・まるでAI。生まれ変わった不穏分子に最初にシステムを説明するのが彼。洗脳が成功したかどうかを判断する役目も担ってそうな有能さ。彼がスポークスマンとして語ってくれる場面がありますが、本当に聞きほれる。聞いていると思考を奪われそうな魅惑的な声と笑顔。
自我が強い人ならイライラしそう。彼は本当に人間なの?と思った。もしかしてミレナマザーを作る前に完成していた、端末人格なのでは?
紫藤さんのお芝居は完璧で、このSF世界を構築する重要な要になっていました。(人間に見えなかったくらい,上手い!)
今回から宙組なのですね。違和感がなく世界観に溶け込んでました。

アンカーウーマン777/タマラ 瀬戸花 まり
TVキャスターとして、基本設定を延々と説明してくれる。彼女もAIとしたら、やはり人間の精神を疲弊させ思考を奪い命令に従わせる効果がある声だ。
とりあえず、早口で声が高いから、重要な内容(推定)が聞き取れなくて、困った。もう少しゆっくり低めの声で話してくれると嬉しい。

<反政府側>
ズーピン 優希 しおん
SAPAで生きてるしたたかな少年。オバクたちを救って道案内する役目。目立つなあと思っていたら、やはり重要な仕事がありましたね。草です。
彼ももっともっと活躍していたはず。エピソードが「オバクたち」とのものしかなくて、は彼の真の姿を示すエピソードがなかった。ほんと時間が足りませんでした。

タルコフ 寿 つかさ
オバクの上司?っぽいコンビ。同じく兵士。彼は思想犯じゃなかったのかな。割とくたびれた感じの小市民っぽさも出ている。ミレナとオバクに巻き込まれてSAPAに来て、一番幸せになった人かも。テウダさん親子に思い入れがありましたね。タルコフさんの慌てっぷりや反応は「普通の人」っぽくて楽しかった。感情豊かなタルコフさんは、いづれブコビッチの目指す社会からははみ出していたでしょうね。うまく隠れて生きていきそうですけど。
SAPAに来て、守り癒される対象を得て、実に人間らしい人生を生きました。

テウダ 松風 輝
足の悪い息子と連れた母。子供に対する愛情が重すぎたのかな・・・とエピソード不足で推定ですが。愛が重すぎる母で、やはりブコビッチの社会からは逸脱しそうな方。タルコフと一緒にいて、彼女も笑顔になるのが見ていて微笑ましい。ブコビッチの思想統制社会に対して、自力で自分の感情をコントロール(成長)できることを示した方ですね。
松風さん、うまい。歌が結構あったテウダさん。歌も芝居も素晴らしかった。男役さんですよね・・さすがベテラン、仕草に違和感がなかったわ。

グリープ 若翔 りつ
訳アリ科学者で、追放されたかしくじったかで、政府側の人間のはずなのにSAPAにいる。反政府思想ではなく、取り返しのつかない失敗をして出世できなくなっただけと思われる。そんな器の小ささを感じる人物。ミレナのことを知って、何とかしようとして?また失敗したと。ミレナの逆鱗に触れてしまったのね・・・。同宿者が誰一人悲しんでくれなくて、ちょっと可哀そうだった。

キュリー夫人 京 三紗
SAPA唯一のホテルの女主人。超したたかな人物。思想統制社会から逸脱しそうなバイタリティを感じる。生命力というか。どこにても、がめつく金儲けして元気に明るく楽しく豪快に暮らしてそうな人。京さんてこういう役が似合いますね。



こんな感じ。現在と近い過去と遠い過去が錯綜するし、登場人物にいくつも名前があるし、テーマは壮大で、ヒロインは二人。なかなか重層構造でした。
お芝居のみ2時間半でも全然足りない。これは4時間コースだね。気楽に気分転換する作品ではないような。見て考える作品。宝塚っぽくはないけど、イケメンと美女が活躍しているので、そこは楽しめました。


<アイテム>
そういえば!「水星から地球に落下した隕石」で作ったペンダントがキーアイテムでしたが、水星から隕石???と謎にとらわれてしまい、どんな働きをしていたか見逃してしまった。ロバートキン氏は、息子にねだられても渡さなかった石を、なぜブコビッチの娘に渡したんだろう? 最後の場面でなんか使ってたかな?重要そうなのに、見落とした。無念。

<コロナ対策>
入口での消毒と検温。プログラム購入も一か所のみで、アクリルグラスの向こう。チケットもぎりは自分で。お席はひとつおきなので、快適空間。荷物は置けるし見やすいし、贅沢に慣れてしまいそう。客数が半分だからか、劇場全体が3階席でも寒かったわ。

<初日挨拶>
初日なので、組長と真風さんからご挨拶がありました。要約すると、3月末に初演のはずが、8月初めになってしまい、その間舞台に立てることを願ってきたと。今日やっと舞台に立て、どれほど幸せか実感している・・・と、2回目のカーテンコールでは、真風さん涙をこらえてました。
パーソナルスペースが確保されているのは快適ですが、はやりぎゅうぎゅうでもいいから、神経使わず観劇できる日が戻ってきてほしいなあと思いました。
(と思ってたら、いきなり花組の中止の連絡が来ました。あああ・・・)



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