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宝塚歌劇花組「はいからさんが通る」A3大正Ver. [観劇感想(宝塚)]

宝塚歌劇花組「はいからさんが通る」A
2020年7月20日(月)13時 2階16列センター 

宝塚を見るのは、2月の雪組東京公演以来5か月ぶり。花組公演が取れたたので、見に行きました。やっぱり大劇場は素晴らしい、大階段の群舞最高!

3年前の外箱版は見ていない。原作は連載時に読んでいた。大好きな漫画。だから大変記憶鮮明。その漫画のイメージ通りで、さすが宝塚!2次元の再現ぶりは素晴らしい。
主役の紅緒さんと少尉は、とってもお似合いで、素晴らしい少女漫画的カップル。少女漫画の展開そのままが似合うとはおそるべし柚香&華コンビ。
あとは、牛五郎がうまくて目が釘付け。無駄にイケメンの高屋敷先生がご活躍。
ちょっと駆け足だけど、ドラマティックな展開で大満足。夢の世界を堪能しました!
もう一度違うパターンのフィナーレを見に行きたいと思いました。


202003花はいからさん.jpg

ミュージカル浪漫
『はいからさんが通る』
原作/大和 和紀「はいからさんが通る」(講談社KCDXデザート)
(c)大和 和紀/講談社
脚本・演出/小柳 奈穂子


「はいからさんが通る」は幼いころに大好きだった漫画で、今でも鮮明に覚えているくらい。私はひねた子供だったので、少尉より編集長より鬼島軍曹が好きだったなあ。今回小倉のエピソードが流されて残念(まあ本筋じゃなくて鬼島さんの場面だし、仕方ないが残念だ。番外編の鬼島さんの話も好きだったわ)。
舞台は時間制限があるので、かなり駆け足だったけど、必要なエピソードはほぼ入っていたように思う。必要エピソードのお芝居がいっぱいで、歌とダンスの場面が少なかった印象。1本建てこれだと、下級生出番なくて(モブが必要なシーンがない)可哀そう・・・って思うけれど、今回はちょうどいい。というか、そういう配慮がされているんでしょう。ちょっとコメディタッチのストレートプレイ風でしたが、フィナーレはちゃんとあるし、明るくて楽しくて、少女漫画のドラマティックで、見てほっとしてあたたかな気分になれたので、私は満足です。


伊集院 忍(柚香 光)
伊集院伯爵家の一人息子(孫)で、帝国陸軍少尉。長身金髪の笑い上戸。大変丁寧な物腰のジェントルマン。原作でもずっと、どんな時も物腰柔らかく言葉遣いも丁寧な紳士なんだけど、今回もそう。紅緒さんにもずっと丁寧語。そのジェントルマンぶりが、柚香さんの雰囲気に合っていてぴったり。こんなことを書くとファンの方に怒られると思いますが、今回初めて、少尉にときめきました。なんて素敵なの!かっこいい!と。日本の帝国陸軍の軍服があんなにかっこいいなんて、初めて気づいた。紅緒さんの気分でドキドキ。少女漫画を読んでいる少女の気分だ。ここ数か月味わっていなかったトキメキ。トキメキは大事だ!柚香さんありがとう!
すごいおばあちゃん子で、優しすぎて人生損をしてしまうことあるジェントルマンですが、どんな目にあってもその性格は変わらず。優しすぎて優柔不断の一歩手前で、鬼島さんや冬星さんに目を覚まさせられます。軍人なのに、優しすぎて自分を抑えてしまう忍さんは、強く優しく明るく前向きな紅緒さんとは、本当にお似合いのカップルです。見た目も、柚香少尉と華紅緒さんがすごく似合っていて、こんなに似合っているとは嬉しい驚き。私、前回見てなくて、オリンピアも見てないから、お二人が組んだのは初めて見たから、感動しました。
いやいやほんと、こんなにかっこいい柚香さんが見れて、私は嬉しい。前回を見てないのですが、これをお披露目公演にしようとした人の気持ちがわかった。当たり役だ。
あとは、今少し歌を頑張っていただければ完璧。ちょっと早霧さんを思い出させる歌唱方法は、なんだか首が締まる気がしてしまって・・私は苦手なのだ。もっと思いっきり声出して~思いっきり伸ばしてくれ~って応援したくなるのよ。勝手ですみません。

花村 紅緒(華 優希)
タイトルロールですね。明るく元気で前向きで。あの時代に一人の人間として生き生き人生を楽しんで生きていた女性。よく考えたら旗本のお嬢様なんですよね。女学校も行ってるし、華族のお姫様の同級生。破天荒だから気が付かなかったけど、実はお嬢様なんだ。今回の華さんは、お嬢様に見えたので気づいた。紅緒さんがどんなに変な恰好して暴れていても、ちゃんと品が見えたのがすごい。1幕ラストの白い喪服が最高峰。きりりと美しく品があり、品性下劣な人を追い出せる迫力、あれが紅緒さんの本質だと思う。華さんが一番似合ってた場面だと私は思う。
「シャルム」でも、今回でも、華さんは元気な可愛い女の子役が多いけど(似合うけど)、私はもっと陰のある大人の女の役が似合うと思ってる。お芝居が良いから、深い思考の女性役が見てみたいのだな。訳アリ貴婦人のような役。この先が楽しみですね。
紅緒さんの恋心、少尉への感情がどんどん変わっていく様子が、とてもよくわかって乙女心を共有してドキドキさせていただきました。ああ、だから少尉にトキメイタのかも。「少尉って無意識にかっこいいことしてくるよね~」とか一緒に話したい気分(笑)
竹刀を振り回し、トップさんとの剣道の試合場面があったり、酔っぱらいの千鳥足での立ち回りとか、あまりトップ娘役にはないことが多いですね。千鳥足の立ち回りは上手くて!ずっとふらふらしながらの立ち回り、楽しい場面で笑いながら見てましたが、すごく大変そう。衣装もどれも可愛いし、デュエットダンスの白い衣装はとても美しかったです。このデュエットダンスすごく好きだ(ここに書いたのは紅緒さんとして踊ってたように見えたから)

青江 冬星(瀬戸 かずや)
冗談社の編集長。冗談社、売り上げグラフが下に3枚も突き抜けてるが、大丈夫か?と思ってしまう手腕。でも切れ者に見えるのが不思議だ。震災後は、高屋敷先生の新連載があるし、紅緒記者もいるので、持ち直すのでしょう。
瀬戸さんはかっこいい。スーツが似合うし、イケメンだ。だがあの髪型は・・いやあの髪型が似合う人はごく少ないと思われる。もともと冬星さんは、母親そっくりの顔を見せたくなくて、あんな髪形をしていたはず。でも今回、顔見えてるやん~!!じゃあ切れよ!!って心の中で叫んでしまいました。瀬戸さんもファンの方も切りたかったかもしれません。ごめんなさい。フィナーレで出てきた短髪の瀬戸さんは、超かっこよかったです。「マスカレードホテル」の時も、きちんと切りそろえた髪形のほうが似合ってたと思う。瀬戸さんはきちんとした髪型のほうが、大人の余裕が見えてダンディだ、そう思ったのでした。
編集長、出番少ない・・・1幕ほとんど出ない。2幕は良く出てくるけど、やはりエピソード削られてるというか、超速足なので、少なく感じる。紅緒さんに惹かれたところが早すぎる。あんなに女嫌いなのに、紅緒さんには一発で治ってるやん。この紅緒さん可愛いし、原作より女らしいし、編集長も原作より大人だし、あまり紅緒に振り回されてない。紅緒さんと編集長が惹かれあう場面が少々不足したように感じた。もったいない。もう全部1日1公演にして、あと30分、編集長のエピソード入れてほしい(ついでに15分鬼島さんのエピソードも)。


鬼島 森吾(水美 舞斗)
小倉のならず者連隊の軍曹で、伊集院少尉の部下。ああ小倉に飛ばされたジェントルマン少尉と、荒くれもの代表の鬼島軍曹のエピソード、見たかった(本筋にあまり関係ない)。グレた外見とは裏腹に一本気で律儀な男気溢れる正義感のある男なんですよね。だから、紅緒さんを訪ねてくるし、少佐の最愛の紅緒さんを守ろうとして惚れそうになる。サーシャとの会話こそが、彼の本質が出たところ。いい男なんだ。
ザンバラな黒髪に傷のある片目、野性的で男らしい男。それでいて正義感溢れるアウトロー(馬賊)って、昔から少女漫画でお嬢様が惚れるタイプだ。お嬢様ではないが、私も惚れた。
水美さん、出番少なかったけど、着崩した軍服で戦うところはすごくかっこよかった。少尉との友情が感じられて、鬼島さんらしかった。本筋ではないが、環さんが惚れるところが見たかった。


北小路 環(音 くり寿)
紅緒の親友で貴族のお姫様。女学校でも成績優秀、だけど女性の自立という点で紅緒と気が合い、親友になった。忍さんの幼馴染で彼が好きだったけど、紅緒と忍が惹かれあっていくのを見て、きっぱりあきらめて応援するいい女。上流の出で、スラリとしたモダン美人で才女の自立した女。非の打ち所がないやん・・って人。
音さんは、環役を頑張ってたけど、やっぱり可愛い。環より、少女っぽくて可愛い。華紅緒と音環。どちらも原作よりそれぞれの相手のほうの役寄りという感じ?華ちゃんの雰囲気は大人っぽいお嬢様だし、音さんは可愛らしい少女の雰囲気があるから。音さんは、可愛い少女が豹変するところも魅力だけど、環には必要ない。
原作だと、鬼島さんを完全に尻に敷く関係だけど、この環ちゃんなら、「可愛い可愛い」してもらえそうだ。この二人のエピソードがほとんどなかったな。本筋から外れるから仕方ないか。

<それぞれの実家:伊集院家と花村家関係者>
伊集院伯爵(英真 なおき)&伯爵夫人(美穂 圭子)
維新では薩摩の味方をした公家。なんで貧乏なんだろう?薩摩式の男尊女卑で、紅緒と争う場面もあったはず。でも実は奥方にずっと惚れていて、その裏返しで強がっていただけなんですよね。照れる伯爵かわいい。英真さんの伯爵、可愛い。
その奥方は、鷹揚でおっとり上品、だけど芯は強い公家のお姫様。忍さんは、性格がおばあ様そっくりやんね。このご夫婦の壁が取れる場面があってうれしかった。
美穂さんはおっとり上品なおばあ様で、イメージ通り。

如月(鞠花 ゆめ)
伊集院家の女中頭。紅緒さんの天敵のように、家事を覚えさせようと苦労していた人。紅緒さんたちの「めちゃくちゃして追い出されよう!」作戦をまともに食らっていた人ですね。倒れそうになってましたが。強そうなメイクでイメージ通り。あまり歌がない公演だけど、この人のソロは絶品だった。

花村 政次郎(冴月 瑠那)
紅緒さんの父。元は旗本で、いまは陸軍少佐。偉い人なんだ。娘の酒癖の悪さは、この父からの遺伝のはず。父の酒乱場面なかったね。一人娘の幸せをわかって、冷たくしたり、陰で気を使っている人。意外と出番が多くて、びっくり。かっこいい父だよね。

藤枝 蘭丸(聖乃 あすか)
紅緒の幼馴染。ほとんど弟。ちゃんとした歌舞伎役者なんだけど、お隣に住んでいた幼馴染のため弟扱いされてる。蘭丸も男として紅緒さんのことが好きなんだけど、まるで相手にされてない。非力ながら、自分の力で彼女を守ろうと、得意分野(女装して女中)で頑張ってる。紅緒さんと蘭丸の関係も、実の兄弟みたいで、絆が見えてとてもよかった。
女中の洋装場面は、「なんかゴツくてあんまり似合わない・・」と思ったけれど、狸伯爵のパーティでの歌舞伎の女形はそれは綺麗。ちゃんと女形に見える。女性が男役で女形の役って、めちゃくちゃ難しそう。すごいね、意外と平安時代とかの和物が似合う人かもしれない。ちょっと丸くて体格がよさそうなところが、男に見えたのか?ジェンヌとしては、もう少し絞った方が美しい顔が映えると思うのでした。

牛五郎 (飛龍 つかさ
浅草の車引き。紅緒とけんかして負けて、子分に。もう出てくる場面が全部楽しくて、笑ってました。親分(紅緒)に心酔している。女としてでなく、親分として惚れこんでいるところが素晴らしい。破天荒な親分に付き合ってるし、まじめでいい人だ。
芝居の間やセリフ回しがすごく重要な役。下手だったら笑えない。紅緒のイメージまでぶち壊してしまう。だから飛龍さんなんだな、この役。本当に飛龍さんは芝居がうまくて、(歌もうまいと思う)花組の重要な戦力だなあとしみじみしたのでした。
もう1幕は牛五郎さんにくぎ付けでした!ああ可愛い!



<その他の方々>
印念中佐(優波 慧)
少尉の上司、紅緒の父よりも上の階級。で、権力をカサに女を自由にしようとする卑劣さ、プライドを傷つけられたら陰険な復讐をする根に持つタイプ、といいとこなし。紅緒にやられて、少尉に仕返し。反社会勢力ともつながっていたとは、見下げ果てたたやつ・・なんだけど。最後は少尉の誠実さに折れました。
この人がいないと話が進まない超重要な役ですね。優波さん、うまかったわ。


花乃屋 吉次(朝月 希和)
少尉の戦友の恋人。で、ちょっと少尉に心惹かれていた。でも紅緒さんを知り、彼女を応援する立場に徹するいい女。もうちょっと色気が欲しいというか、もちょっと婀娜っぽい大人の女だとイメージ通り。吉次さんは、紅緒や環より年上よねえ、でも同年配に見える。朝月さんはまだ可愛い。「マスカレードホテル」の印象が残っているのか、私は、朝月さんのしっかり者の環さんも見てみたかったな。


高屋敷 要(永久輝 せあ)
少尉の親友で元軍人の作家。最初の園遊会ではまだ芽が出てないけど、次に出た時には大作家になっている。原作はもじゃもじゃのライオン丸なのに、なんて無駄にイケメン!すごくかっこいい高屋敷先生だ。また出番も役割も増えてる。原作にないセリフもあって、少佐の親友になったわけが分かった。高屋敷さん、イケメン枠やね。
実は今まで永久輝さんはお芝居の時にはあまり印象に残らず、ショーではすごく印象的な人、というイメージだった。だけど今回はお芝居で印象に残った。すごくかっこいい高屋敷さん。あんまり歌の場面がない中、高屋敷さんにソロがあってびっくりしたけど、え?歌うまくなった?とさらに驚いた。雪組では普通だと思ってたので。なんか組替えってすごくイメージが変わりますね。もう新人公演でもないんだけど、永久輝さんの冬星さんを見てみたい。あの髪型はともかく、ダンディなくせに紅緒に振り回される編集長役は合うと思うので見てみたい、と思った。(「PR×プリンス」の王子みたいなの)
ところで、高屋敷さんは環さんにあこがれていたはずですが、今回はその設定なしですね。ご自身がイケメンで、忍さんの親友で、という立場で十分でした。


ラリサ(華雅 りりか)
ロシアからの亡命貴族。ミハイロフ侯爵夫人で、実は少尉の異父弟サーシャの妻。こちらは幼馴染夫婦。少尉のお母さま、日本人(貴族)と恋して息子を生んで、次はロシア貴族と結婚したんですね。で、サーシャは少尉の弟でちょっと年も開いているはず。だけど幼馴染のラリサさんがなんかお姉さんっぽい。もっと子供っぽいほうが、わがまま通している感じがしていいかも?なんて思ってしまう。私個人的に、音さんがラリサ合うと思うんだわ。一途で狂気を秘めた愛も、幼さも。音さん芝居上手いし。なんか私の勝手な配役(笑)妄想役替わり公演になってきたぞ。
華雅さんラリサは、お姉さんが必至で策を弄して若い夫を引き留めているように感じて、意地悪に見えてしまった。あ、でも原作連載を読んでいた小学生の時は、「ラリサ意地悪!」と思ってたからイメージが合っているのか!

青江 香月(羽立 光来) &須磨子(春妃 うらら)
冬星さんの女嫌いの原因。それが母の須磨子さん。彼が嫌いと公言する、上流階級の美しい女です。紅緒も環も当てはまるのに、嫌ってないのは、やっぱり中身ですね。誠実さを求めたのか。でもその母が、自分を心配して取り乱すのを見て、彼の中の何かが解ける。母のこと、そしてそんな母を愛する父のことを理解し、冬星さんも大人になるんですね。ちょっとその場面が簡単すぎてもったいない。
まあこの冬星さん、大人だし。若造場面がいらないのかもしれない。
青江の両親は、舞台で見る限り、全然嫌な奴に見えなかった。最初から息子のことを心配している親にしか見えない。そりゃ上流の銀行家で、一人息子が出版社するといって家出したら、心配するでしょ。あのくらい当然では?という行動に見えました。私も年を取って親の立場になったから、そう思うのかもしれないけどね。




こんな感じです。やっぱり一本物は役が少なめですね。もともと別箱での上演、半分のメンバーでよい作品ですね。膨らますといっても時間に制限がある以上限界がある。でも私は気に入りました。原作のイメージを壊さず、原作の良さを再現してくれた。あのトキメキですよ!少尉にドキドキする紅緒の気分。あれを味わえて幸せ。(欲を出いえば、鬼島さんにドキドキする環の気分も味わいたかった)
次は、「ヨコハマ物語」を舞台化してほしい気分。W主演がいいよね、Wヒーロー、Wヒロインの作品だから。もちろん別箱で。懐かしのトキメキを再び。

<フィナーレA>
フィナーレは宝塚!で好き。やっぱり明るく楽しい作品でもこれがないと、宝塚気分が出ないもの。瀬戸さんはかっこいいし(歌はもうちょっと上手くなったと思ってたのだけど。歌いにくそう)、ラインダンスは上半分着物という妙な衣装だけど可愛い。
大階段の群舞は軍服、良いね。柚香さんの登場が斬新。あの並び方も、その後の位置移動もなかなか凝っていて素敵。二階センターから見たから、素晴らしく綺麗だった。やっぱり大階段の男役群舞を見ると、宝塚だ~と気分が高揚する。もう中毒かもしれない。何か月も離れていて、禁断症状だったんだ。
それから、デュエットダンス。これは忍さんと紅緒さんとの結婚式なのかな。二人が役に入っているのがわかる。紅緒さんなんだ、あの踊り方。華さん芝居上手い。優しい少尉のエスコートも素敵。柚香さんかっこいいの。お似合いで美形カップル、美しくて嬉しい。ここでもタカラヅカを堪能した。
エトワールは可愛い令嬢風の音さん。声が透明でとても美しい。あとは一本物なので、役の衣装で順番に。印念中佐(優波)&牛五郎(飛龍)&(帆純)・・・ここで初めて帆純さんを思い出した。冗談社トリオの一人だったね、一緒の二人が強烈すぎ。次が蘭丸(聖乃)&吉次(朝月)のお二人。和風だ。高屋敷先生(永久輝)はペンとノートをお持ちで、鬼島軍曹(水美)はサーベル振り回して、編集長(瀬戸)さんは手ぶら。何も持ってないからなんか素敵にキザってた(笑)。紅緒(華)は竹刀を振り回し、少尉は煌びやかな帝国陸軍の軍服風衣装に大羽根を背負っていた。なんかすごいパレードだ。
もう一つのパターンも見たくなる。Bはどんなだろう、初日中継見たかった。



<後々語り継がれるだろう特別な公演だし>
今回は、友の会と劇団公式HPからしかチケットを購入できず、また客席は1席おきの半分。だからすごく見やすかった。来ているのは、ほぼファンだけ。だからか、拍手が完璧。初日とか千秋楽とか新人公演しかない、この客席の一体感(笑)。特別な公演なんだなあ、と実感する。
特別感はまだある。化粧室に並ばない!!なんてびっくり。あまりに早く帰ってこれたので、休憩時間が長くてなんだか手持無沙汰なくらいだった。座席も前に人がいないから、超絶見やすい。隣がいないので荷物が置ける。だから通路も通りやすい。そして、話し声がほとんどない。2階席でしたが、話をしていたのはS席にいた2名のみ。なんでわかるかというと、聞こえるから。そのお二人の話し声が聞こえるの、他の声は一切聞こえないから、鮮明に。あのお二人、2階全体に声が響いていたとは気づいてなさそうだったけど。それ以外はとっても静かで、あんな静寂も久しぶり。心から楽しく集中して観劇できました。
3月に当たっていたのはSSだったのに今回はBしか当たらなかったとか、そういう悔しさは置いといて、B席だったけどセンターブロックだったし、もともと全体が見えるから2階センターは好きな席だ。フィナーレは特に綺麗で感動しました。
やっぱりタカラヅカ大好き。また見に行けて嬉しい。宝塚(生の舞台)は、私の人生に不可欠だとわかった。


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hanihani

こんにちは!
心配していた通りに、やはりコロナ問題で本日日曜日から8/5まで休演になってしまいました。

でもれいちゃんってすごく前向きなので、安心してます。
というのも7/31に星組初日を迎えたのですが、その挨拶で
礼真琴くんが本当に心配症というか結構根暗で途中で客席も
泣きそうな雰囲気になってしまったの。
いや、あなたのその実力があればもっとグイグイ来ちゃいなよ
とか思ったりして(笑
うん、あれだとやはり二番手に愛ちゃんの存在は、いまのれいまこちゃんには安心できるだろうなぁと感じました。
いやもう、愛ちゃんが4ヶ月で実力伸ばしてきて、歌もダンスも
すごくよくなっていたんですわ。愛ちゃんてば、なぜもっと早くにこれが出来なかったんだよ!!「不滅」あたりにこの位の愛ちゃんだったら・・・と色々と悔しいです。
とにかく出てくるたびに目をうばわれました。またみつるがほんとに若くて、「あれ?この若手
誰だ?」と思ってオペラを覗くとみつるなんで、驚きました。
やめちゃうの、早いよ

さて、20人減らしての公演の星組ですが、舞台はそれでもいっぱい!しかもフィナーレは花道までぎっしりいるし、階段にも
若手が12人かな、並んでます。
少ない雪組公演を観慣れていて、いつも人酔いしていたので
すごく見やすくて、おまけに下級生も前に出てきていて顔が
良くわかりました!もうこの人数でも平気だねと言いたい。

とにかくお休みの間に皆、しっかりレッスンしたみたいで
先ずは芝居の口跡が良くなり言葉が聞き取れるから気持ちが入り込みまして、泣きました。
ネットでの芝居のレッスンは無駄じゃないなぁ~
ショーも全体的に集中力ばっちりで踊っていて、しかも95期がバリバリ活躍していて、ヒーローがカッコよくて嬉しかったです。
やっとやっとライトが当たる場所に来ましたよ、ヒーローも(泣)

そうそう、やっと出てきたといえば桜庭舞ちゃん!!
今回は小桜さんとかと一緒にダンスも頑張っていて、ロケットの3人はとてもかわいかったです。歌も良かったしね
今更の新公主演では遅いとか言われてるらしいですが、いやいや、
新公主演をやれば、年末に「タカスペ」が待ってます。
100期の輪にまめちゃんも加わって音くりちゃんと二人で歌とか
歌ってくれたりすると楽しいですね。

というわけで、星組は沢山友会が当たってしまいこれからBも観るわけですが、初日のAを見ていたら知り合いが沢山出ていて
Bはあまり知ってる下級生がいないことが判明。
でも少ない人数なので、新しく色々とお顔が分かるのでまた研究したいです。Aは松岡さんもいたかと。お化粧がきれいになって
「あれ?この人だれだ?」と思ったら松岡さんでした。良いね!




by hanihani (2020-08-02 20:37) 

hanihani

続きますが、『はいからさん』も。

3年前もおおーっ!と思いましたが、再演はさらに良かったです。
とにかく、れいちゃんの少尉がかっこいい。
陸軍の軍服であんなにかっこいいとかありえないですわよね。
芝居も深まってますから、優柔不断一歩手前の優しさもジェントルな感じがするし、素敵!なんかダイモンが退団したら大好きになりそうな気がする。
初日の前日の舞台稽古を2階からダイモンが観てくれたそうだし
れいちゃん、お披露目を実感しただろうと思います。

華 優希の紅緒さんがこれまたさらにパワーアップしてました。
華さんの良いところはセリフが完璧に耳に届くこと。
だから全くストレスなしに芝居に入り込めました。あと、剣道が
上手くなった!休み中に竹刀の素振りをかかさなかっただけあり、力強いですよね。私は歌もかなり成長したと思います。
牛五郎さんとの歌があったら、もっとうまさが実感できたと思う。
今後どこかでつかさくんと歌わせてくださーい!
飛龍くんは本当にうまくて、芝居の間もいいので笑えますよね。

今回は100期が上がってきて、蘭丸くんはもとより環の音くりちゃんも活躍で紅緒は同期に守られてると思えました。
ほのかちゃんは休みの間に太ったので、頑張ってもらおうではないですか!頬とかまるまるしちゃってますよね。

そして青江編集長が素敵すぎる☆
あんな人に結婚申し込まれたら、ほんと拒めませんわ。
実際伊集院家の危機もお金だしてくれたんだよね、確か。
ほんと、素敵すぎるだろっ!
だから震災のときに遅れて助けに来た編集長が二人を見つけた時に
すごくショック受けるのが心配です。
原作はたしか、編集長が蘭丸を抱えて一度外に出て戻るときに
火事が激しくてなかなか中に戻れず、両親やみなに引き留められて
遅くなるはずだったような?
あーーー!もう原作購入しかないな!

また観劇したら続きを書きますね(笑)
by hanihani (2020-08-02 20:50) 

えりあ

hanihaniさん

星と花のレポありがとうございます。
星はもう見れないなあ~東京行けそうにないし。大劇場で見たのがはるか昔みたいに感じる。
花はまだ見れるチャンスがあると思うので、待ってます。もう一度見てみたい。私も原作読み直したくなりましたわ~

by えりあ (2020-08-02 21:35) 

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