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宝塚雪組『一夢庵風流記 前田慶次/My Dream TAKARAZUKA』 東京千秋楽中継 [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組「前田慶次/My Dream TAKARAZUAK」千秋楽
2014年8月31日(日)13:30 中継


中継は初めてでした。しかし結構見やすい。SS席レベルのアップ度!
ただしトップファンなら・・という条件がつく。
確かに映画館のタイトルは「壮一帆ラストディ」だけどさ〜。
そこまで壮さんのアップだけでなくてもいいやん〜とか思ってしまった・・。
私のオペラグラスの視界と違うところがちらほら。初めて見た場面も!?
まあ違いは「ちらほら」だったので見応えあり、8割方は満足しました。
いい千秋楽でした。さよならショーも、そしてご挨拶も。
最後を(中継でも)見ることができて、本当に嬉しかった。満足です。
私の中で一つの時代が終わりました。楽しかったです。

<中継>
映画館での観劇。カメラワークはゲキシネ(新感線)にはかないませんが、
視界はなかなか良いですね。SS席レベルの視界だ。オペラグラスなしで
アップで見えるのはいいわ〜難点は、見たいところが見れないところか。
「あ、もうちょっと左!」「カメラ上へ」とか「ここで切り替えるの!?」と
いう場面もまあちらちらありましたが、それなりに楽しかったです。
基本、本公演を見たことのある人向け(当然か)。全体を見ないとわからない
場面でも、基本は台詞を言っている人(または壮さん)がアップで映る仕組だ。
お芝居もショーもそれなりに映っていて、なかなか。一カ所だけどうしても
「違う!!」と感じたんが、さよならショーの、壮さんと愛加さんの
デュエットダンス。ほぼ壮さんのアップ・・後ろで未涼さんが歌ってるのに。
一回くらいアップにしてぇ・・・!!と歯ぎしりしました。
大不満はそんくらいですかね。
(中継チケット譲ってくださってありがとうございました!!!)

<千秋楽:お芝居>
中身ですが、お芝居では夢乃重太夫がいろいろやってくれまして、
応える壮慶次が激しいリアクションで(笑)ビシバシ蹴る殴る(大笑)。
楽しかった。アドリブできそうなのって、重太夫&慶次しかないかも。
あ!利家様も、いつもより慶次にいじめられてた(笑)完全に槍で突いてる?
利家様、思いっきり逃げ・・重政君、助けきれず大変。>水風呂の場面。
そして今回アップで見たので、壮さんの着物の柄の美しさを初めて堪能した。
スゴイ凝ってる>柄も地模様も刺繍も。さすが天下御免のカブキもの。
(今回、慶次とまつのラブシーンを初めてまともに見た:今までつい視界外に)
秀吉様のお耳もしっかり見たし、台詞のある人は一度はアップになったので
初めて気づくことも多かった。オペラグラスで舞台見てると、見たいところ
しか見ないんですよね・・としみじみ。「DVDに映らないところをみよう」と
思うので、つい真ん中を外してしまうのだわ。
ラストシーンは正面から壮さんアップだったので、上手奥にいる雪丸らが
見えなかったのが超残念。正面からだと後ろに映り込むのが、秀吉様と利家様
なのだ・・イヤじゃないけど、慶次がおじさまに囲まれているように見えた。
ラストシーンは引いてほしかったかも。いいラストなだけに。

関係ないけど。今回観劇前に「助右衛門の壮大な片思い物語」説を聞いた。
なかなか納得できる話だったので頭に残り、見ている間、ついつい(最後なのに)。
「助右衛門てば、報われない恋をしてるのね。一世一代の愛の告白したのに、
慶次にはさらっと流され真意に気づいてもらえてない。更にそれをまつ様に
聞かれるなんて弱み握られちゃって(まつ様は真意を見抜いてそうだ)。
もう一生頭上がらないね」と可哀想になってしまった。
助右衛門って華奢で奇麗で頼りないし、家老より小姓のほうが似合いそう。
今後は奥方様にこき使われるのか。想像したら似合いすぎて泣けてきた。
前田家って、まつ様が最高権力者なんだ・・。


<千秋楽:ショー>
こちらもドアップでみたので、衣装の細工の美しさを堪能した。
ショーの衣装も凝りまくりだ。なんと細かい!
このショーは結構大勢が舞台上にいる場面が多いので、カメラが足りない。
超足りない。「そこは画面2分割すべし!」という場面が大変多い。
だが気付きも。パリの場面だ。壮さんはセリ上がりしていたのね!
あんり猫はせしる姉さんと上手で踊ってたんだ!?そーいえば1匹足りないと。
どちらも初めて知った・・のでした。この場面は今までオペラグラスが
ある人物固定になってたもので、全然知らなかった。何回も見たのにね。
黒燕尾とか引きで映っても、やっぱり見る場所は一カ所(笑)
もう釘付けで見ました。最後だもの。


<さよならショー>
壮さんの衣装の模様の細かさに感動した。なんと美しい衣装なんだ。
ベルサイユのばら尽くしでしたが、間に「若き日の唄は忘れじ」がはいる。
ラストは「コングラチュレーション」から「Shall we ダンス?」。
私、壮さんトップの役ではShall weダンスが一番好きだった。意外にも、
押さえた役の方が素敵だったような。もしかすると「スーツが似合う」って
ことかもしれないけど。
トップコンビと未涼さん以外の退団者全員で歌うのも「Shall weダンス」だ。

そういえば、組長からの紹介のとき、大澄さんの映像と思い出の役が
「Shall we」のエロおじさま生徒さんとブラックジャックのゴンス。どっちも笑っちゃった。
あの短い映像で。すごいインパクトだったわ>大澄さん。辞めちゃうのね・・。
「インフィニティ」を思い出の舞台にあげてた寿春さんと白渚さん。どっちも
よく覚えてる。印象的な場面だったから。あの場面ではじめてすずさんの
歌の素晴らしさを知ったんだ。もっと聞きたかったな。
天舞音さんの「双曲線」のきゃりーぱみゅぱみゅな歌手も、印象深い。
愛加さんは「フットルース」のラスティが一番好きだったよ。私は。
動く映像が出せ無くて残念だ。

さよならショー
上でも書いた通り、トップコンビの最後のデュエットダンスで歌う未涼さん
白い衣装で素敵なのに、あまり映らなかった。あっという間に去ってしまうし。
早変わりで次の場面が自分の場面だからね。「インフィニティ」のスペイン。
あの歌も意味深な・・マントさばきが美しい。もちろん歌も素晴らしい。
もう一曲くらい入れてほしかったかも・・・欲望は限りないわ(笑)
最近のサヨナラショーははトップになってからの曲しか歌わないから
仕方ないけど、花組時代の曲もやってほしかったです>壮さん!
最後はコングラチュレーション「SO」二人文字、ラストにしんみり一曲。
さよならショーも素敵でした。結構いい構成で満足です。

<千秋楽挨拶>
主な挨拶は明日のスカイステージで流れるでしょうから、印象だけ。
寿春さん天舞音さんは、パステルカラー風で花も挨拶も可愛らしい。
寿春さんは豪華に大きく、天舞音さんはハート型かな。
大澄さんの滝のような白い花束は豪華で美しかった。挨拶も凛々しく。
白渚さんは、白に紫の少し大人っぽい花束で、しっかりしたご挨拶。

未涼さんは、大輪の深紅のバラをラインストーンで縛った、かなりかっこいい
バラの花束(ブーケじゃない)。きりりと端正で未涼さんらしく似合う。
挨拶も、未涼さんらしい。雪組の後輩へのメッセージはトップ壮さん以外の
男役最上級生として、いろいろ考えるところがあったのだなと思われる。
そして最後の「ありがとう」。大劇場ではまだ最後じゃないと言っていたので、
本当の最後の最後の一言だった。本当に最後なんだなと、一言の重さを感じた。
この挨拶は、なんか「らしく」て私はすごく嬉しかった。
とにかく正直で誠実であろうとして不器用な人なのだと思う。
人としては良いけど、これから先、生きていきにくいだろうなあ・・と
心配になるほど。(人の言うこと聞かない子が家にいるのでとても気になるわ)
とりあえず。大階段の真ん中でスポットライトがあたった時の顔。笑顔。
何かを「遣り切った」という人の顔だと思った。
悔いの無い、満足感でいっぱいの。主力工場の職人技を持ったすごい技術者が
円満に定年退職したみたいな(変な例えですね)
この顔を見るために、私、ここまで来たんだ!と思いましたね。
お花渡しは音月さん。女らしいミニの素敵なワンピース姿でしたが、
腕はなかなかたくましかったです。

続いて麻樹さん。オレンジっぽい可愛いお花で。お花にラメがついて
光っていた(さすが大画面)。副組長らしい、しっかりしたご挨拶。
愛加さん。薄いピンク黄白のバラを巧く配置した可愛いブーケ。
話しながら感極まって泣きそうになり、がんばって話していた。
途中涙を流しつつ、最後まで話せた・・・感じ。
最後は壮さん。白い花をベースに緑の葉が豊富な落ち着いたブーケ。
こういう配色は好きだわ。いつもながら安心して聞ける流麗なご挨拶。
お花渡しは紺野まひるちゃん。そっか、同期だったのか・・!!
私が前に見たトップ千秋楽が絵麻緒さんのときなので、懐かしい。

アンコールで、一言、のとき。
大澄さんが「ありがとうでゴンス」と言ってくれて、嬉しかったわ!!
未涼さんが「あゆっちに負けないほど、お前を愛している」と
助右衛門レベルの愛の告白を。壮サンはまた衝撃受けてた?
そして「未涼さんファンに負けないほど好きだ!」と返してくれた。
その様でふくれる愛加さん。間に一言言った麻樹さんも「好き」って
言ったけど、力不足か(笑)。愛加さんは未涼さんをライバル認定したらしく、
どうにかして未涼さんに勝つように真剣に壮さんに、いかに愛しているかを
訴えてようとしていた。その真剣さに、「好きだよ」と答える壮さん。
左側からその肩に手が伸びる。いきなりバトル(笑)。面白かった。。
壮さんのしきりと挨拶がとっても楽しかった。最後まで笑顔で!って。

<楽屋出>
道の両側に凄い人出。道路が全く無くなってました。
とてもとても入っていけなかったのですが、幸いホテルの部屋の
窓から見えたので、見てました。結構皆さん早く出てきてくれて。
袴にお花を持ったあの最後の御挨拶の姿で、楽屋から出てファンに一言。
少し話してからゆっくり両側に手を振りながら歩いていく。
なんか最後だなあ・・って。歩き方も個性が出ますね。
声は全く聞こえなかったけど、最後に上からお見送りしました。

<これで最後>
未涼さん自身もやりきった感じでしたが、私も満足。私が好きだったのは
「男役 未涼亜希の舞台」だから。もう二度と見られないもの。
8月31日で消滅してしまったものだから。あとは映像の中だけ。


さて、明日からどうしよう。なんか気が抜けてます・・。
とりあえず明日は仕事しなきゃ。
週末にはOSKの京都公演があるし、9月は公演あるからしばらくOSK見る。
あっちも8月初めにトップ退団で変更があったばかりだけど。きっと「もう居ないんだ」
と実感するのは、次の全体公演。来年のお正月だわ>どっちも。

とりあえず、この夏ひとつの時代が終わった・・私にとって。
熱い夏であった。

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コメント 2

hanihani

お疲れ様でした。

部屋にいたのなら出待ちを誘えばよかった。

帝国側だったのだよ、みんな、まず帝国に回ったらしくて
生徒さんはこちらにみなさんやってきました。

お疲れ様でした中継って初めてみる場面多数なので
ほんと驚いたりして、楽しめますよね。

私も30日に1列でオペラなしでみて、壮さんがせりあがるのとか
知りました(笑)
by hanihani (2014-09-03 10:57) 

えりあ

hanihaniさん

ありがとうございます~すごい人出だったから待つ気なくて(根性無し)
ホテルの部屋に帰って着替えたり化粧直したり(一応それなり)してたら、
凄い拍手と歓声が聞こえて、窓見たら楽屋出だったの。
で、そのまま窓に張り付いてました。皆さん帝国ホテルのほうへ歩いて
いかれてましたね。そちらにいらしたんですか~お疲れ様でした。

中継、はじめてみた場面が多くてびっくりです。そしてその後新たな発見を、楽も舞台を見た人に言ったところ「え!そうなの!全然知らなかった」と驚かれました(笑)何度観ても、新たな発見があるようです。


by えりあ (2014-09-03 23:48) 

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