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宝塚雪組「Shall we ダンス?」 [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組「Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!」


週末2回観てきました。段々慣れてきた(泣笑)
やはり面白いですね~何度見ても飽きない。お芝居はしっかりしているし、
ショーも大サービスで楽しい。あとは歌だけ・・なんだが、これも慣れるしかない。

「Shall we ダンス?」のほうは、お芝居がこなれていい感じだ。
壮さんの抑えたお芝居が上手い!普通のダンディなおじさまサラリーマンが上手いって
すごいよなあ~かっこいい「普通のおじさん」を演じられるとは。
「普通」と言いつつ、大企業のエリートさんで、郊外に戸建て住宅購入してるしねえ。
そして普通の可愛い主婦の愛加さん、可愛いイマドキの娘っこ星乃さん。
探偵さんではないが、「絵に描いたような理想の幸せ一家」だと思う。羨ましいぞ。
心に傷のある美人ダンス教師の早霧エラさんも素晴らしく似合っていて、
「触るな!」というオーラが出まくり。亀裂の入った繊細なガラス細工みたいな美しさ。
そして、よく見るとダンス教室が大変面白いことにも気付いたし。目が足りんわ。

ショーは宝塚絶賛ショーだけど、まあ宝塚らしくて楽しい。煌びやかで美しい。
美人が多くて嬉しい(壮女王含む)。衣装もおおむね気に入っている。音楽はまあまあ。
(多少『ル・パラディ』を思い出させてくれますね。気分的に、『愛のプレリュード』の
花組を見た気分を思い出させるから、というのもある。未涼さん組替え直後のね。)
プログラムの写真の衣装がどこで出てきたのか、分からなかった。目まぐるしくて。
衣装は、プロローグのコートがどうしても白衣にしか見えない。でも問題なし。
最後のフィナーレ衣装のピンクにも驚いたけど、1色使いなので許容範囲。
楽しいショーだ。後何回も観るから、見ごたえのあるお芝居&ショーで嬉しい。

では、ちょいと詳しく。



「Shall We ダンス?」  小柳奈緒子


お話の主題は2つありましたね。ヘイリーとエラ。それぞれにテーマがある。
ヘイリーは多分映画と同じ、平凡な日常からダンスを通して得られた生き方。
エラはダンスに対するスタンス、自分の生き方自体の根本からの見直し。
それが上手く交錯して、2つともに解決していく。
そして二人がそれぞれに未来へ向って踏み出していく。・・いい話だ。
総合テーマのは「心の扉を開けて。そこには違う世界が広がっているから」だと思う。
この台詞は、ドニー、探偵助手、ジョセリン、(ついでにキャシー)が言う。
同じ台詞がいろいろな人に対して使われ、主題として収斂していく。
なかなか素晴らしい脚本だと、私は感動した。小柳先生、脚本すごく凝ってる。
(周防監督のチェックあったのかな?でもそれにしても素晴らしい)
脚本と演出に重要性を見出す私にとって、この作品は大変評価が高い!絶賛レベルだ。
そして出演者の演技力もかなりハイレベルで満足。でも東京公演にはさらに期待だ!

★ は今回代役の方。



<ヘイリー側のテーマ>

ヘイリー・ハーツ(壮
普通のおじさんだけど、大企業に勤務してて(エリートではなさそうだけど)、
可愛い専業主婦の愛妻がいて、愛想ないけど可愛い一人娘が居て、郊外に戸建てを購入。
ドニーや探偵さんが指摘するが、誰が見ても理想的な生活を手に入れている。
だから、「何が不満で」というのではなく、「日々のリフレイン〔繰り返し〕」に少々飽いて、
ヘイリーが形にならない不満を持っている・・・ことから物語がスタートする。
導入部が長いけれど、きちんと心理的背景を説明しているから、その後の展開が生きる。
平凡な日常の、些細なエピソードの積み重ねがドラマチックに盛り上がると思うの。
ヘイリーの心理を、丹念に描いた物語だ。彼の心理はほとんど台詞に上らないけれど、
その心の動きがかなり明確に伝わってくる。抑えた演技、抑えた表情にも関わらず。

壮さん、上手い。こういう役がこれほど嵌るとは。今回ものすごく感動しました。
いままで明るい軽い役が似合うと思っていたけれど、こんな難役を魅せてしまうとは。
またスーツが似合って素晴らしくかっこいい。こんな夫欲しい・・・。
スーツといえば正塚作品でしたが、全然カラーが違う。こういうスーツものも素敵。
壮さんの新しい魅力を見せていただきました。益々ファンになるわ。
歌も、お芝居の歌は全然問題なし。ちゃんと歌詞も聞き取れるし感情も分かる。


その妻ジョセフィン・ハーツ(愛加
可愛い奥様。どっかのそこそこいいお家のお嬢さんで、女子大卒業してすぐ結婚?
働いたことないでしょ?という感じの専業主婦の奥様。お家と近所が世界の全て。
そういう雰囲気が漂う。あまり難しいことも考えないけど、家族を愛してて、
家族ためには自分のことは後回し。可愛い可愛い奥さん。また似合うんだな>愛加さん。
夫に絶対的な信頼をおいていたから、「まさか浮気!?」には戸惑ったと思うけど、
自慢の鼻を生かしても分からず(笑)探偵さんへ。いい探偵さんにめぐり合えて
よかったね。それも運命。この人、すごいラッキーな運命の下にいるよ、絶対。
最初に探偵さんが言ったように、「雨降って地固まる」をそのまま行きましたね。

愛加さんがぴったり。出番は比較的少ないけど、それでもインパクトは大きい。
最後にヘイリーが戻ってくるのは、妻のところ。(精神的に浮気してたもんな)
しっかりがっつりいい妻ですね。ちょっとふくよかで、どこにでもいる可愛い奥さんが
ぴったりで。小柳先生は愛加さんの魅力を良く知っていて当たり役を書いてくれるなあ~。
とか思いました。(『フットルース』のときも愛加ラスティ絶賛したわ)


一人娘エレミア(星乃
眼鏡の中学生くらいかな。イマドキノ娘っこ。無愛想で・・でもパパの唐突な
質問にちゃんと返事するし、ipad貸してあげるし、いい子だ。(・・羨ましい/泣)
ママとふたり、いい味だしてるよね。平凡で、羨ましいくらいの幸せそうな家庭が見える。

星乃さん、子役専門?というほど子役が多いけど、似合うわあ。
小学校高学年に見えないこともないくらい。(バーバラの娘が高校生らしいから、
それより少し年下に見えるので中学生かな。)本当にイマドキの子供そのものだよ。
台詞とか動きとか。>>ここも小柳脚本の素晴らしいところだと思った。
めがねっこで、本当に可愛い。・・・あれ、もしホストのレオン君が声掛けたら?
そんときのヘイリーの反応を見てみたいぞ(笑)


同僚ドニー(夢乃
強烈な同僚のドニーさん。ヘイリーさんとは部署が違うみたいで、
いままでは顔を知ってる程度だったのかな。(ドニーのほうはよく知ってたなあ・・)
会社にいるときは挙動不審で、「仕事が出来ない」というより「不審者」と言っても
過言ではないほど、変だ。よくこの大企業に就職できたな・・と思う。実は縁故?(笑)
同僚のキャシーさんが激怒しても無理はない。「近寄らないでよっ!ヘンタイ!!」って。
ダンス大好きは分かる。分かる人なら分かる動作をしている。職場にはダンス好きな人が
いなかったのでしょう。
そしてダンス教室では、水を得た魚のように華麗に!!と言いたいところだけど、
ここでも変。動きが変。やっぱり変。どこにいても駄目な奴・・なんだねえ。
ダンス教室にも友達いなさそう・・・だからヘイリーがはじめたとき嬉しかったのね。
全身で嬉しさを表現していた(ヘイリーはドン引きしていたが)。
まあ彼もヘイリーのお陰でたくさんのダンス友達が出来、人生に明かりが差してきた
ような気がした。ダンスにかける情熱はバーバラといい勝負だし、これからいいことが
きっとあるさ!と思えるラストだった。彼にも希望のあるラストでよかった。

で。変なところは抜群だった。初日から動くだけで笑いをとっていた。
だけどちょいと浮いているような気も・・私が思うに、会社で「やりすぎ」なんじゃない
かな~と。もう少し会社で控え目、目立たない、地味なおじさんだったら? 趣味なんて
なさそうな、誰にも気にされないおっさんだったら?・・・その方がインパクトある。
でも最初からずっとヘンタイ(失礼)なんだもん。だから「衣装を着けて鬘をつけて」
変身して別の自分になる!!と言うところが、弱い様に思えたの。
ま、そんだけ。夢乃さんは大変似合っててはまり役。あんまりかっこいいとはいえない
役だけど、素晴らしい熱演だ。ほんと希望をいえば、会社ではもう少し控えめなお芝居を
してほしいな~と思うだけです。


同僚キャシー(透水
ドニーと同じプロジェクトの同僚。ドニーを馬鹿にしまくっているが、まあ当然かと〔笑〕。
キャシーはバリバリキャリアウーマン風で、ドニーはドンくさすぎ。ハイヒールの音も
高らかにカツカツ歩くキャシーは、そりゃくねくね歩くドニーを踏み潰したくも成ろう。
が!ラストのラスト。ドニーではなく社交ダンスを馬鹿にしたとたん、ドニーの反撃。
きりきり踊るドニーに驚き、それこそ「別人のようなキリリとしたドニー」に度肝抜かれ。
まるで別人ドニーの魅力に、キャシーの心の扉もOpen The Doorですね〔笑〕
ラストの顔が可愛い女になってましたよ!


探偵クリストファー(奏乃
有能で人情味があって人生の裏表を知り尽くしたような探偵さん。
↑この形容詞、なんか「マスター」にも適用できそう(笑)。似合うわ。似合うのよ。
クールでもハードボイルドでもない、円満に警察を退職したような人情派の探偵さん。
トレンチコートという探偵の制服を着ていらっしゃいますが、ダンス雑誌読んだり
クライアントの幸せのために、入れ込んでますね。いい人だ。儲かってなさそう(笑)
奏乃さんって、本当にお芝居上手くて見ていて安心できる。今回も似合い役です♪


探偵助手ポール(帆風)★
なんつーか、「衣装が違いますよ~」と言ってしまいそうになるほど、
探偵助手が板についてる。代役とは思えない似合いっぷり、既視感。
まあ衣装だけでなくボスも違いますが(笑)>マスターがボスになったのね。
手帳を抱えた姿が似合いすぎて、生まれながらの探偵助手のような雰囲気をかもし出す。
ホタテマン留学中か?この人もお芝居上手いんですよね。ナレーターも勤めてましたが、
声がいいから、分かりやすいし。ナレーションにも感情が良く乗っていて、上手いんだわ。
見た目も可愛いし、なんでも上手いし、いつも今回くらいの活躍が見たい人です。


<エラ側のテーマ> 実はこっちのテーマのほうが重いんじゃ?と思えるほど。深いわ。

エラ(早霧
ダンス教師をしているけど、本当は競技ダンスのダンサー。
私の競技ダンスに関する知識は漫画「パートナー」(名香智子)で得たものしかないが、
エラの真面目でストイックな姿勢は、まさに「競技者」の名に相応しい。それゆえに
自分を追い込んでいく様子が、傍でみているとよく分かる。本人は全く気付かないけど。
彼女が、「全然知らない世界」のいろんな人と出会って視野を広げていくのが、楽しい。
また早霧さんがエラ役にぴったり。競技ダンサーに相応しいストイックな痩身に、
華やかな美貌。(ダンスはわからんが綺麗に踊っている)
今回のお芝居、「あの美人の先生(=早霧エラ)」や「あの子可愛い(=桃花コニー)」と
言う台詞に、私もそう思う!!と心から思えた。台詞に無理がないのは嬉しいわ。

早霧さん、本当にぴったりで上手かった。「美しい人」といわれて納得できる配役なんて
最近少ないもんねえ(失礼)。そしてお芝居の上手い人だと思ってたけど、スゴイ美女だし、
全くオカマに見えなくて、素晴らしい。男役の女装になってないところが凄いと思う。
心に傷を持つ硬質でストイックな女性でした。絶賛するわ!
あと台詞の声。女役のほうが綺麗に聞こえた。・・・歌はいつも通りだったけど(残念)
あまり無理をして低い声を作るより、少々高めでも綺麗なほうがいいなあ>声。


アルバート(彩凪)★
出番はほぼ1場面。ラストシーンを入れても2場面。だが、エラの人生を変える言葉を
かける人。設定は凄く大人の男。人生経験豊富で、清濁併せ呑むことが出来る大人。
自分の生き方にも言葉にも責任を持つ。でも肩肘張って構えて生きるのではなく、
人生楽しく軽やかに生きている。だからエラにも、そう対応する。いい男だよ・・・。

彩凪さんは背が高くて美形なのでかっこいい。でも若手ダンサーっぽいんだよね・・。
若手のスターダンサーというならぴったりだけど、台詞からしてもこれは「大人の男」。
だから台詞の内容と外見とのギャップが少々あった(まあ元々彼に宛てた役ではないが)。
以前「仁」のときも思ったんだけど、年上の大人の男が課題なのかな? 設定が年配そう
でも、いつも若く見えるんだわ~難しいけど頑張ってください。
それが出来るようになったら、一回りも二周りも大きくなりそう。


ダンス教室教師シーラ先生(梨花
場末のダンス教室の教師←場末ってエラが言ったのよ>自分の父の教室なのに(ヒドイ)。
お人よしで、いろんな人生を抱えたいろんな人が、束の間、違う世界に入るための
手助けをしているおばさん。なんか彼女が教えているのはダンスだけじゃなくて、「人生」
なのかも?(飲み屋のママかいな:笑)シーラ先生を慕ってくる人も多そう。
なんか、梨花さんにぴったりで。今回配役がすごくぴったりで、宛書かと思える人が多い。
このシーラ先生もその一人だわ。


生徒 バーバラ(大湖
凄い美人なのに、品がない(すごい演技っ>せしるさん!)。
でも根は純情でダンス好き。根本は人がいい。ダンスにかける情熱は素晴らしい。
結果として、ヘイリーとドニーと両方のパートナーになるという快挙!いいねえ。
可愛い理解ある娘も居て、これはこれでいい人生かもしれん。
娘役2番手といってもいい目立つ良い役だった。(今回、娘役というより女役ばかりだが)
さすが元男役というか、あの迫力は素晴らしい。
ドニーとバーバラ、この二人は素晴らしかったです。


その娘コニー(桃花
なんか見たことのあるような制服を着ていたような・・でも美人女子高生。
ママ・バーバラがすごく働きすぎのようですが、この家の生活はどうなってるんだろう?
コニーは普通にバイトしながら高校行ってるのかしら? まあしっかりした娘さんですね。
あまりお嬢様と言う気はせず、地に足着いた堅実な生活を送ってそう。
そういうところにレオン君も惹かれたのでしょうね(笑)いいカップルになりそうだ。
レオン君は「可愛いなあ」と言うけど、あれはコニーの性格に対していったのかと思う・・
顔も可愛いけど、どっちかというと綺麗タイプだし。
桃花さん、ちょっと大きな役で嬉しい。もっと使ってほしい>好みのタイプだから。


初心者生徒:レオン(彩風
ちょいと軽そうなホスト君。可愛いのはアンタだよ!って言いたくなるほど可愛い。
単純だけど根はいい奴だし、友情に熱いし、なんだかんだと真面目にレッスンしてるし。
何より、ホストクラブのボスに言われて「そっか」と真面目にダンス教室に通うんだ。
仕事の向上心もあるし、凄くいい子じゃないか。顔も綺麗だし、背も高くてカッコいい。
しっかり者のコニーとはいいカップルになりそうだ。
同期入室のジャンともいい友達になったみたいだし、ダンスで新しい友達がいっぱい
できてよかったね。人生変わるぞ!(ジャンも同じだ)

このチャライいまどきの男の子の感じが最高にでてる。台詞にも動きにも服装にも。
このあたり脚本も上手いけど、彩風さんの演技もいいんだよね。いつも思うけど、
彩風さんって芝居上手い。深いお芝居するし、役作りが上手いと(私の好みだ)
雪の若手スターの中では歌も上手いほうだし、これからに期待したい人だ。


初心者生徒:ジャン(鳳翔
背が高いのにうつむいてうじうじしているところが最高に決まってる(ほめてる)。
素晴らしい棒立ち振りと、腰の引けたダンス。そりゃ婚約者じゃなくても怒るわ!
というほどの野暮ったさ、自信のなさ。
きっと婚約者は、「結婚式にダンス踊りたいの」ということで、彼の心の扉を
新しい世界に向けて開きたかったんだと思う。それは大成功だったね!おめでと。
(さすが早花さんだ、素晴らしい操縦振り。しっかりした姉さん女房だなあ)
その辺、凄く上手かったです。競技会でも「よく出場できたね、予選ないんだ」と
思えるダンスで、なかなか目立っております(笑)
台詞のない婚約者(早花)との関係が目に見えるよう。いいお芝居してますね。

私は今まで鳳翔さんのお芝居はあまり見てないような気がして、印象が薄かったけど
今回はとても良かった。


ダンス教室の生徒さん(大澄
名前が分からないけど、エラ先生目当てのエロオヤジ。もう顔も手も、気がつくと・・で
はっきり言ってこれはセクハラ。そりゃエラも嫌がるわ!ヘイリーがエラにきついことを言われたのは、この人のせいだ。間違いない。
そして彼はアレだけエラから露骨に嫌がられても、それでもメゲナイへこたれない。
不屈の精神を持って、エラに迫る。エラのフェアウェルパーティでも最大限にアピール
している。(個人レッスンに、ものすっごっくお金突っ込んだんだろうな・・)

実は教室の場面、真ん中でシーラ先生にダンスを習うヘイリーや、手足の動かないジャン、
よく分かってないレオンやらを見ていると、上手にいるエラとエロオヤジを見落とす。
逆にこっちばかり見ていると本筋が・・複数回見て楽しんでねってことでしょうか?
ダンス教室場面は本当に目が足りない。
ダンス教室に探偵さんが来ているときも、ヘイリーとの会話を聞いておかないと
いけないのに、後ろでごにょごにょしているレオンとジャンとか、見所多すぎて。
ダンスホールでのエラとアルバートの会話もだ。すごく重要な話をしているから
この二人をしっかり見なくてはいけないのに、横にいるほかの人々が面白くて。
フェアウェルパーティで、アルバートにファンアピールする香稜先生とかさ。
まあ目が足りないわ。まだまだ楽しめそうです。



うわ、また長くなってしまったので、ショーは次回へ。
でも一言だけ。「CONGRATULATIONS 宝塚!!」

今回一緒に行った友人が帰り道、「『100周年おめでとう!』って自分で言う?
普通は『100年間ありがとう』やろ~企業姿勢が可笑しいわ」と指摘していた。
確かに。宝塚歌劇団の自画自賛に慣れきっていたので、普通だと思っていた。
この感覚が既に変だ。その友人は「Congratulations 宝塚」の歌詞にも突っ込み
入れまくっていた。あとでプログラム読むと、おっしゃる通り。
感謝の言葉はなく、奇跡だとか、幸せを振りまくだとか、自画自賛の羅列・・。
全然聞いてなかったから分からなかったけど(オイ)、改めて読むとスゴイ歌詞だ。
ふと思い出すと、OSKで90周年の歌があったが、トップの桜花さんが歌う歌詞は
「♪ありがとう、ありがとう、今あるのは皆様のお陰です~♪」と繰り返していたなあ。
うん、改めて宝塚の殿様商売が実感できた。指摘されなきゃ分からないほど洗脳されて
いることも、自覚できたわ(笑)


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しょこ

えりあさん、おはようございます。

今回もわかりやすいレポありがとうございます!
いつ読んでもわかりやすくて、ありがたいです(笑)

私も『愛のプレリュード』に似た感覚でみてました。
でも雪組のみなさん、早い段階からお芝居がしっかりできあがっていて
見ごたえ抜群ですね!

最後のcongratulationsのくだりは、
言われてみれば確かに!と思わず…
宝塚ファンはほとんどのひとが疑問に感じていないでしょうね。
私もその一人です。

またショーのレポ、楽しみに待ってます!
by しょこ (2013-11-20 09:23) 

えりあ

しょこさん

こんばんは~!ありがとうございます。
雪組のお芝居は私も大好き。見ごたえ抜群。
何回か見ないと楽しめないくらい、後ろのお芝居も素敵です。

ショーのほうもうね(笑)私は「アムールド宝塚99」よりは自画自賛度が低いと思ったんですが、特にファンでもない人から見ると「・・・」レベルらしいですね。いや~ヅカファン洗脳されてますね。歌詞を気にしなければ楽しいですよね♪
by えりあ (2013-11-20 23:15) 

hanihani

日曜日から毎日観てました。
うっかり「メリーウィドウ」を公演していることを忘れちゃって
Aちゃんから観てよぉ!とメールが来るくらいに雪組に夢中でした。

今日からチケット買い集めなくてはです。
二桁観劇を目指すことを誓おう!

何しろ「風共」がつまらな過ぎで泣いてます。
つい適当にチケットを買ったら、
お茶のみまでに観劇なし
お茶のみ当日のチケット
月雲とかぶってたチケット
という体たらくなんですわ。

「コングラ」の歌詞ですが、宝塚はいつもそうです。
フォーエバー宝塚とかも恥ずかしい歌詞ですよね。

そういう所に気が付く人はファンにはなれないと思う。

そしてタカビーな歌詞を作詞するくらいじゃないと
もっと早くに潰れちゃうのかもしれない。

「GIFT」に行きたかったです。
悔しいので、みりおのDSに宝塚ホテルで行ってきました。
by hanihani (2013-11-27 18:03) 

hanihani

追伸:

月城くんの主演の新公を観ました。

本当にイケメンで歌もうまくて、すごく良かった。

ほたてのドニーは多分えりあさんの好みにあったと思う。
会社でも変ですが、(やはり歩き方とかあのくらいおかしくないと
他での出番を考えてインパクトが弱いというかね)
それでも堅実で地味なオジサンでした。
新公のほうがおじさんってどうよ!とは思いますが、微妙に足が短いのが
ものすごくドニーらしくて良かったです。
(ともみんはスタイル世過ぎよね)

他のメンバーも良かったと思うのですが、93期の芝居が誰もよくて
ああ、進行卒業を前にこんなに成長してくれたのねと
それに泣きそうになりました。素晴らしかったです。

さきちゃんのアルバートなんて、えりあさんが言うように新公メンバーだと
大人な男なんですよね。
なんというか余裕さえも感じさせちゃって、終演後の長の挨拶とともに
すごく成長を感じられて素敵でした。
それにスタイルがいいわぁ~

あっきょんの探偵さんも良かった。
こういう人いる。そしてニワニワの探偵が苦手な人が世間にはいるはずと
私は思うのですが、あきちゃんの探偵が鼻についたり、
「探偵の勘ですって?何それ?」とか言われないような
なんか可愛さがあるんですよねぇ、不思議だわ、あれ。
助手は真知くんでしたが、でこぼこコンビも良かったし
まちくんも芝居が上手でしたね。本公演では結構おじさんっぽいのになぁ~

るりちゃんは可愛いけど、おばさんが似合う。
声もきれいだし、台詞が明瞭なのが何よりですね。
しかも小さくてダンサーだし、ダンス教室のインストラクターに、ぴったりでした。

そうそう、バーバラの愛すみれちゃんがなんかどっかんとおばさんぽくて
あれは高校生の娘がいるのが納得です。
すみれちゃんはダンスうまいし、よく頑張ってました。
こちらも娘は星南のぞみちゃんで超可愛かったです。


強硬手段で休んだので、毎日会社から色々と電話がありましたが
93期最後の新人公演を観れて本当に幸せでした。
この公演は観終わると幸せな気持ちになれますよね?私だけかな?
新公はそこがちょっとまだ物足りないので、東京に向けて幸せかもしだすのに力を注いでほしいです。
by hanihani (2013-11-27 18:15) 

えりあ

hanihaniさん

新公のレポありがとうございます!!
アルバートが大人で、ドニー(会社)が堅実地味なおじさん・・バーバラもオバサンだったんですね、いいわ~せしるさん美人過ぎて。
なんて素晴らしい、なんて私の好み。行きたかったっ!大分先のスカステを楽しみにしています。(ダイジェストはすぐ見れますね♪)

私もこの公演楽しくて、また友人誘ってしまいました。2桁は行かないけど(時期的に)結構見てしまいそう。東京ももちろん参戦予定。

私は月DC行きましたよ(笑)やっぱり雪のお芝居が好きだなあ。
明日はOSKの「GIFT」も見に行きます。

今日はゆっくり思い出に浸りながら休んでください。(いいなあ~)
by えりあ (2013-11-27 22:32) 

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