SSブログ

新歌舞伎座「しゃばけ」 [観劇感想(その他)]

新歌舞伎座「しゃばけ」
2013年5月9日(木)17時 3階



原作の「しゃばけ」は全部読んでいて、次の巻を楽しみに待つ大好きな作品。
だから舞台化もちょっと期待していたのですが・・
感想は、最悪。見るんじゃなかった・・
原作好きなら、舞台は見ないほうがいいです。
いえ、「幻滅するどころじゃないから、絶対に見ないようにね」とアドバイスします。

さらに、普通に舞台好きとしても許せない場面も多く。
洒落た劇団新感線を目指して、出来の悪い吉本新喜劇モドキになっているような。
(注:吉本新喜劇の良さもない。)
こんな感想というか嫌悪感は『仮面の男』を見たとき以来だわっという程の
近来稀に見る酷さ。不快感満載。

以下、舞台好きの原作ファンから見た舞台版の感想として、超非好意的な内容です。








「しゃばけ」 脚本演出 鄭義信 


最低。近来稀に見る「見て損した」と思った公演
上演時間が実質3時間のうち、楽屋落ちの笑えない本筋に無関係な場面が8割、
ストーリーを進める本筋が2割。その2割も原作レイプ状態。
「この人は、こんなこと絶対に言わない!!」ことを言う人物ばかり。
原作では悪人や嫌な人は出てこないのに、この舞台では「嫌な人」ばかり。
原作に漂うはんなりした上品な雰囲気は皆無、原作の根底に流れる暖かい空気も皆無。
人を思いやり人のために行動する真摯な登場人物達はどこにも居なくなり、
他人を罵り貶め、ただ己の感情のままに行動する嫌な人たちに変わっていた。
あの作品をここまで下品に下劣に改悪できるのか?と言うほどの壊し方。
脚本演出の人は、原作読んでないと断言できる。
もし「読んだ」というなら、原作の内容もテーマも人物像も全く理解できてない。
理解していたなら、お話の根幹に関わる超重要な基本設定を変更するなどあり得ないから。

とにかく、見ている間から怒りと不快感しか感じませんでした。
幕が下りて拍手しなかった公演は初めて。
出演者が頑張っていれば、それでも(脚本演出には目をつぶり)拍手をしますが、
今回は出演者も駄目。台詞は噛みまくり、某演技、空回りのギャグと楽屋落ちばかり。
肝心の台詞も通らず何を言っているのか聞こえない・・。
稽古時間がなかったのか知りませんが「本当にプロですか?」と聞きたくなるレベル。
(ついでに音楽が止まったりしてましたね、音響や効果も出来てない。)

脚本演出がなってない作品は結構ありますが(あまり存在してほしくないけど)
見ていて不快感を感じたのは2作目、さらに出演者まで駄目駄目なのは初めてでした。

こんな作品が堂々と上演されるとは。・・本当に驚きでしたよ。




中傷していると思われるのも嫌なので、主な不快感の理由を書いておきます。

不快感1:楽屋落ちネタと繰り返しの多さによる不快感、それはいじめでは?
親分と長崎屋の旦那様を同一人物が演じていた。だから「親分~」「旦那様~」と
同時に出てこさせようとする場面があって、この役者さんは衣装をひっかえながら
舞台裏を走り回り、上手から旦那様、下手から親分として何度も出てきて・・
だんだん衣装がぐちゃぐちゃになり鬘も半分・衣装も半分で、息が上がり・・
どっちの役だかわからなくなり大笑い!・・・らしいんですが、笑えません。
1回かせいぜい2回までよ、笑えるの。5回も10回もやられても笑えない。
(だいたい3階から初見だと、同じ役者が演じてるって分からない。「?」だわ)
この演出家、基本繰り返しが多すぎる。
この場面に限らす、笑える場面(と思い込んでる場面)は異様に繰り返しが多く。
たとえば1回ならクスッと笑えても、2回、3回と続くと「まだやるの?」とうんざりする。
そういうクドイ繰り返しが多くて嫌だった。
しかもこの場面は、結構なお年の役者さんを、回りが両側から「旦那様」「親分」と、
一人二役を知っていて呼び続け、全力で走り回らせて・・・その必死な様子を見て笑う。
集団の苛めみたい。それが不快感の最大の原因。
だいたい楽屋落ちネタで笑いを取るって、「いじめ」に近いことが多いので、嫌なんですよ。


不快感2:女の本当の年齢を知って急に冷たくなる男、ブスなら貶してOKなの
冒頭、鈴彦姫とカワウソという2人の妖が恋に落ちる。これは原作に無いし、本筋に
全く関係ないのでどうでもいいのに、その場面が長い。まあラブラブしてるなら
それはそれで彩りで良いのですが・・後半、鈴彦姫が実は120歳と言うことを知り、
かわうそは急に冷たくなる。「そんな年寄とは知らなかった」と、本当に年齢だけで
急に冷めるのよ。回りも男たちも「サバ読みすぎだろ(嘲り)」と鈴彦姫を責める。
ちょっと酷くない? 「若い女じゃなけりゃ女じゃないね」という雰囲気。
多少年齢を偽ってようが(もともと妖なんだし)、鈴彦姫は全然変わってないのに
なぜ急に冷めて「別れる」ってなるの? 一方的に。なぜ100を切り捨てて年齢を
言っていたかはちゃんと理由があり、鈴彦姫は説明する。でも全く聞く耳持たず。
この場面もすっごい不快感。



不快感3:罵りあう親子、虐待母だよ(三春屋)
和菓子屋さんの三春屋さんは、日本一の目抜き通り高級店街にある天下の大店・長崎屋の
目と鼻の先にあるという設定。なのに、なんであんなオンボロ長屋なのか?という疑問は
さておき。
ここの女主人が、まあ建物に似合いの下品な「ばばあ」。原作では全然ばばあではないが、
舞台上では息子が「ばばあ」と呼び、母も息子に「ばーか、ばーか」と何度も言う。
原作では、お菓子作りが下手で努力すれども全然上達しない息子のことを本当に案じ、
心配し応援している優しい母なのだが・・・この母は息子の菓子作りが下手なことを罵り、
菓子作りの上手い娘婿(妹の夫)に比べてあからさまに当て擦り嫌味を言いまくる。
なんて嫌な女なんだ!!! さらに人の家の噂話なんかが大好きで、覗き見しまくり。
すっごい品性下劣な嫌なばばあになっていました。
この親子だって、本当は優しく暖かい親子の絆やお互いへの思いやりが感じられるのに。
なぜこんなに罵りあう親子にしてしまったんでしょう。
同じ母親の立場としては、「努力していても上達しないけど、頑張っている息子」に
あんなひどい言葉を投げつける母なんて・・・精神的虐待じゃないの!?と不快感。
仁吉と佐助が「禿げ」「ちび」と、肉体的欠点を罵りあうのも嫌なんですがね。
この脚本を書いた人の中では、罵りあいが親愛の情を表すのだろうか。
感性とうか常識があわないので、この脚本家の作品は二度と見ない!と心に決めた。


以上「原作との相違」に依拠しない主な不快感です。

お嬢さんと丁稚を無理やりセクハラさせる場面とか(それを「イタズラ」と言ってしまう)
とか、まだまだありますが、この辺にしておきます。書ききれないほど多いのだ。
本当に不快感MAX.こんなに不愉快になったのは『仮面の男』以来だわ。

この演出家・鄭さんも劇団新感線を目指して失敗したな、と言う感じですね。
宝塚の『仮面の男』で大失敗した児玉明子さんと同じ轍を踏んでますね。
新感線のブラックな笑いとユーモアは観客を不愉快にさせない位置で止めている、
なかなか真似ができないのですね。(鄭さんも児玉さんも「ブラックユーモア」を
分かってない様に思う。「いじめ」や「虐待」とはまったく別のものだと思うのだが。)
さらに大事なのが、本筋とブラックユーモアの絶妙のバランス。
テーマのしっかりした本筋8に、スパイスとしてのブラック2ですよ。
この鄭さんも児玉さん比率が逆だから失敗している。
普通、脚本の段階で気付くだろう?と思うのですが、こういうのを2作も見てしまうと、
「もしかして気付かないこともあるのか」と思いました。
今回は、原作者がチェックするべきでした。作品を完全に破壊しています。


あとね、楽屋落ちネタと同じことかもしれないけれど、常に「○○が演じてます」と
言うのが前面に出ていて、役になりきってない。ただの扮装バラエティ。
役者の○○さんが△△役をしているというのをアピールしながら、
客席に突っ込みを入れ客席をいじりながら、進む。あの役者は以前こういうドラマに
でてたとか、プライベートがどうだとか、そういうのを知ってたら楽しめるのかもしれない。
こういう「役者が透けて見える」やり方は、私は好まない。これは好みの問題だから
不快とまでは思わない。役者さんのことを知らないので、楽しくは無かったけどね。


まだ書くわ。次は原作を損ねていると私が思うところ。



まず主人公の一太郎若旦那(沢村一樹)。彼は「病弱だけど、中身はしっかりしていて、
自分がどれほど恵まれているかを自覚し、自分の役割もよく分かって努力している。
そして自分を愛する余りに暴走する周囲(佐助・仁吉、父、母ほか)のことを把握し、
暴走が第三者に迷惑をかけないよう(笑)に、頑張っている。」(「」内は原作の一太郎)
・・という優しく思慮深く、体が動かない分頭のいい子なんですが。
この舞台の一太郎さんは全然違う。まず元気そうだ。
舞台装置が「(若旦那がいつも寝込んでいる)離れ」ではなく
「(若旦那が元気なときにたまに出ている)表店」なのがいけない。
だからいつも動いて元気そうで、寝込んでないから、普通に元気に見える。
口で「私は病弱で・・」と言うだけで、実際に病弱を示すエピソードや場面は、
ひとつもない。立ち回りもやってるし、走ってる。これじゃ病弱を理由に仕事をしない
ただの引きこもりではないか。
佐助も仁吉も、あまり心配してない。二人で楽しくつるむほうを優先している・・・
原作では必ず片方が若旦那の傍に残るのだが・・。若旦那は二の次に見えた。

元気な若旦那はまだ良いけど、この若旦那、唯一の友人である三春屋の栄吉さんを
大事に思っていて、彼の夢も努力も理解し、「いつも栄吉さんの作ったお菓子を買う」
様にしているほど。(どうせ売れ残るから自分が買ってあげ、しかもちゃんと食べてあげる。
だから若旦那はいつも栄吉の団子を食べるのだ。まずいけど、栄吉が頑張って作ってる
のが分かっているから、買って食べる。)
なのに、なのに、舞台の若旦那は、栄吉の作った団子は不味いから食べない、とはっきり言う。
最初この台詞を聞いたとき「ええええ!!!」と思った。それほどの違和感。
あとね、原作ではお茶碗いっぱいのご飯を食べるのもやっと・・というほど食が細く
それが病弱を示すエピソードとしてたくさん出てくるのですが、この舞台の若旦那は
夜の夜中にお蕎麦を買って、一杯全部食べてるの!!これもびっくり。元気やん・・。

つまり、「病弱だけど、自分より他人を大事に思いやるとても優しい誠実な青年」という
彼の特徴が、全てどこかへ消え去っているのだ・・だから「アレ誰?」と思う。

ついでに。若旦那と栄吉さん40歳って本当? 確かに老けてたけど。
設定が40歳なら、そもそも『しゃばけ』の前提が大崩れ起こしてるんですが。
40歳でそれじゃ情けなさ過ぎる・・・ホント、その一言ですわ。
あれは17歳、若旦那や栄吉の未熟さや試行錯誤、頑張りが認められ評価されるのは、
彼らが十代の青年だから許されることなのであって。40代って・・破綻しとるわ。

あとは、役者さんでいえば、若旦那の着物の着方が大変だらしない。エリが崩れてる。
あれでは大店の(40代の)旦那とは思えませんわ。
着たきりスズメな長屋の住人みたいよ。安物の着物に見えたのも、着方の所為もあるかも。


そして佐助(マギー)と仁吉(山内圭哉)も。
彼らは若旦那を大事に思い溺愛する余り「若旦那至上主義」とも言うべき、
傍迷惑な行動をとるはずだが、なんか違う。
「めんどくさいんですが、上から言われてお守りしてます~」見たいなスタンス。
例えて言えば、「契約者である祖父との約束で、気が進まないが孫の律を守ってます」
という青嵐(『百鬼夜行』今市子)のほうが近い。全然、溺愛してない。
若旦那を冷やかしたり、嫌味を言ったり、一人で放り出したり・・
若旦那に対する二人の冷めた、突き放した態度が「違う・・・」と思うのでした。
二個一扱いで、どっちがどっちか分からないほどだったわ。凄く個性あるはずなのに。
こんなの佐助と仁吉じゃないよ。ぜんぜん違う。


つぎ、三春屋のお春(臼田あさ美)。この女優さんはヒロイン設定なんでしょうね。
原作では、ほのかににおわせた程度のエピソード(お春が一太郎に恋している)を
全面的に採用していました。それは良いのですが、やり方がえぐい。
身分違いの一太郎を諦め、お春は他所(他の菓子屋の息子)に嫁に行く、・・それはいい。
しかしお春もしっかりした子なので、黙って思いを胸に秘めて、嫁に行く。
だが、舞台のお春は、もう胸のうちを全部、嫌味のように一太郎に告げていく。
「好きだけど身分違いで結ばれないし、だから一太郎さんが見えないところに行くの、
この先一太郎さんが結婚する姿見たくないし。だから全然好きじゃない男と結婚して、
忘れるようにする。きっと姿が見えなかったら忘れられるから」と未練たっぷりな
恨み言を、独り言風に聞かされるのだ。どんなホラーだよ・・・。
一太郎、背筋が凍りついて逃げたくなるんじゃ?というほど怖かった。

あとは松之助(高橋光臣)。彼は一太郎の異母弟にあたる。この設定が一番の相違点。
原作の基本を壊しているといっても過言ではないほどの、破壊度>「弟設定」
生まれた子供を生後すぐに亡くした妙(麻美れい)が、嘆き悲しむのを見て、
夫の籐兵衛が他の女に息子を生ませ、「この子を代わりにしよう」と連れてくる。
妙は、子供がほしかったのではなく、亡くした子供を取り戻したかったので、拒否。
藤兵衛は、自分の勘違いを詫び、子供は母親と一緒に多額のお金を渡し、嫁がせる。
そして反魂香の出番となり、一太郎が生まれる(死んだ子が復活する)のである。
だから「弟」だと、話が合わない。既に一太郎がいるのに、なぜもう一人?
それはただの浮気でできた息子ではないか?・・・となる。妙を愛する余り、子供を
与えてあげようと、子供を連れてきたら妙が喜ぶだろうと、外の女に息子を作った
という藤兵衛の立場は・・?
だからラストの妙の台詞が「私も昔は怒ったのですが、もう忘れます。」という
まるで浮気を許すような台詞になるのではないだろうか。根本が崩れてる・・。
妙はただただ自分の息子を取り戻したかっただけで、妙を思ってくれた藤兵衛のことは、
分かっている。(原作では、成人した松之助のことはなんとも思わず、使用人として
受け入れている。藤兵衛も松之助も立場をわきまえてるし~)
そういう流れだから、「これからは二人(一太郎と松之助)で店をやっていきなさい」と
いうびっくり仰天ラストになるのでしょうね。
松之助も、原作では己の立場をわきまえ、父のことも恨んでない。母と自分のことを
ちゃんとしてくれたと感謝している。なのに、この松之助、恨んでるよ、妬んでるよ!
これも驚いたね。ドロドロだよ、松之助の心のうち。これ、長崎屋に入ったら、
病弱な一太郎を騙すか○○して、あっさり当主になりそうだよ。
(そうなると2時間ドラマか水戸黄門の出番だな。)
とまあ、この展開では父・藤兵衛と母・妙は、「一太郎至上主義」ではないわけだ。
一太郎、、、あまり愛されてないね・・・。兄やたちも両親も。
一太郎を溺愛しない兄やや両親てさ。『しゃばけ』世界の前提が崩壊してる。


こんな感じです。原作好きな方にはお勧めしません。私は後悔しました。
原作ありの舞台化も、大抵は大丈夫なんだけど・・これは受け付けなかった。違いすぎ。
こんなに違うなら、「ドタバタコメディ 一太郎と愉快な仲間たち~『しゃばけ』より」と、
タイトルで警告しておいてほしかったです。

これ、本筋だけだと1時間も要らないね。ホント3時間も・・疲れた。
疲れただけではない疲労も。。

このところ舞台映画とも外れ続きで疲れた・・



nice!(1)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 1

コメント 11

タンバリン

今日見て来ました!!久しぶりにターコさんを見るのを楽しみにしていましたが、1幕は爆睡してしまいました(^^;
2幕からは気合い入れて見ようと思いましたが主演の沢村さんの滑舌が悪くて聞き取りにくかったです。昔、テレビドラマでジャニーズの手越君主演で仁吉が谷原章介さんで、鈴彦姫が早乙女太一の方が品があってハマっていました。このメンバーで舞台化してほしかったですね。演出家は日本の詫びさびが分かる方の方が良いと思います。
by タンバリン (2013-05-11 23:00) 

APRIRI

初めてコメントします

「しゃばけ」観劇したくて、でも都合でできず気になっていた公演でした
こうして観劇評を読ませてもらい、無理して行かなくて良かった
と思いました

「仮面の男」大劇場版をみていますし
上手な文章ですので「しゃばけ」舞台がどのよに
壊れているか想像できます

私も、原作大好きでTV化、そして舞台化と枝葉が広がることが嬉しかったのですが、そうですか・・原作レイプまで
本当に残念です

舞台が見れないので、だれか、公演レポを、と思っていました
この様な結末でしたが、ブログアップしてくださり
ありがとうございました


by APRIRI (2013-05-12 22:28) 

Hebridean

こんにちは。

コメントは今回が初めてですが、いつもブログの内容に共感するところが多く、楽しく拝見させていただいています。

「しゃばけ」は私たち夫婦も金曜日に新歌舞伎座で観てきました。
といっても、どんな話か知らないまま、連れ合いが長年ひいきにしている麻実れいさん目当てと、半額チケットが当たったという不純な動機でした。

原作を読んでいないので話のダメさ加減はわからなかったのですが、とにかくしつこくくどいギャグの繰り返しにはうんざりしました。

また、上のコメントでもご指摘の通りで、一太郎の滑舌の悪さには興をそがれました。特に一幕目はほとんど聞き取れなかったです。

本命の麻実れいさんも、その前の「ボクの四谷怪談」を観たあとなので余り期待していなかったのですが、予想に反していい場面をもらっていたので満足でした。

「仮面の男」は、連れ合いがスカイステージのニュースで紹介しているのを見て「これは絶対パス!」と宣言したので観ていませんが、その後こちらのブログを拝見して二人とも納得でした。

これからも詳細で適格な感想、拝見するのを楽しみにしています。
ありがとうございました。

by Hebridean (2013-05-13 11:21) 

えりあ

タンバリンさん

ドラマのほうが良かったらしいですね。私は未見ですが、見た人がドラマのほうが嵌っていたとか。そのまま舞台化してほしかったですね。麻美さんは美しく歌も良かったですよ。あれ1番だけで終わってくれてたらなあ・・・と。日本の詫びさび、こういう作品には必須でしょうね。なぜ鄭さんは「しゃばけ」を舞台でやろうと思ったのか、謎過ぎました。


APRIRIさん

イメージ違いでも「仮面の男」レベルでなければ良かったのに、と思います。あれをご覧に成っていれば、この一言で私のがっかり感と怒りを分かっていただけるかと(そういう意味で指標のような作品でしたね)。一緒に行った人も「これは違うしゃばけだ、しゃばけじゃないんだ」と呟いてました・・。
こんな感想をお読みいただくことになり、残念です。


Hebrideanさん

いつもお読みいただいていたんですね。私の思うままを書き散らしておりますが、共感していただくことも多いとのこと、嬉しいです。ありがとうございます。
麻美れいさんは良かったですね。あのノリノリ演出も1番だけだと良かったねーで終われたんですよね。出番は多かったですし役割も大きかったと思います。原作よりかなり色っぽくなってましたが。楽しむとしたら、場面場面を切り取り原作を忘れることですね。あの場面「だけ」(1曲のみ)なら楽しかったです。


by えりあ (2013-05-13 19:16) 

Hebridean

適格×ではなく的確ですね。誤変換恥ずかしい限りです。
また、共感などと偉そうに書いてしまいましたが、正確には学ばせていただくことが多いというべきでした。

宝塚はチケット難で6月まで観劇はお預け状態ですが、その分はこちらのブログで楽しませていただいています。

これからもよろしくお願いいたします。



by Hebridean (2013-05-13 20:18) 

hanihani

無駄な時間を過ごしてしまった…

という感想もきちんと冷静に分析してアップしてくださるので

感謝してます。

こういう作品を観た後に、月組バウをご覧になったとすると…

感動の涙でしたよね(笑)

マイナスなものをみると、良い作品を観たときの感動の度合いが高くなるし
心から出演者と先生に感謝できて、
そういう意味では無駄にはならないかな?
by hanihani (2013-05-14 10:44) 

えりあ

Hebridean さん

誤変換はよくやってしまいます・・私も後から「あらら」と思うことも多く。文中にもあると思います。変換しなおして呼んでくださいね(詫)。私もどれだけ見に行けるか分からないけど、行ったら書きますので、また遊びに来てください。


hanihaniさん

マイナスのときほど怒りを誰かに話したくて力が入ります。凄くいいときも力が入るので、感動と怒りが大きいと文章量が長くなるみたいです・・最近(私にとって)はずれ続きだったので、テンション下がってましたが。こうやって皆さんと語れるので、まあ良いことかな・・?と思います!

by えりあ (2013-05-14 19:59) 

彩音


大変なものをご覧になったのですね…

私は原作のシリーズが大好きで、「へぇ舞台化したの?」と少し興味を持ち、こちらへ伺ったのですが、観ません(苦笑)
きちんと原作の人物像を把握した上で仰っていることとよくわかりました。

本当に、10代らしい悩みを抱えつつ自分の役割を果たそうと一生懸命な一太郎さんの姿が、どう解釈されるとこんな翻訳?になるのでしょう…

こちらは残念ですが、舞台のお話、楽しいです。また伺わせて頂きます。
by 彩音 (2015-01-04 21:35) 

えりあ

彩音さん

コメントありがとうございます。
「しゃばけ」はいつか本当にちゃんと舞台化をして欲しい作品だと思います。その時こそ、この舞台は「なかったこと」になるでしょう(笑)。ぜひそうして欲しいですね。
原作はゆっくりですが世界観を守ったままストーリーも進んでいるようだし、どこを切りとっても素敵な話ができると思ってます。

素晴らしい!と感動した舞台もいっぱいありますし、また興味があるのがありましたら、ぜひお越しください。
by えりあ (2015-01-04 23:01) 

金魚

えりあさん、初めまして。
来年一月にしゃばけのミュージカルがあり、その情報を探している最中にこちらのブログにたどり着きました。私もしゃばけが昔から大好きです。

軽い気持ちで読み初め、愕然としました。
こんな舞台が本当にあったのか、本当にこれはしゃばけの舞台なのか……!?と。
もはや途中からは「怖いけど続きが気になる」と、ホラー小説を読んでる気分でした。

思わずミュージカルの脚本家をチェックしてしまいましたが、こちらとは別人でひとまず安心です。
ミュージカル・舞台ともにまだ数えるほどしか見た事がなく、常に満足感と感動をもらっていたので、世の中にはいろんな舞台があるんだなと勉強になりました。
ミュージカル版しゃばけが、素敵な舞台になることを祈ります。
突然のコメント、失礼いたしました!
by 金魚 (2016-07-19 21:58) 

えりあ

金魚さま

コメントありがとうございます。来年1月に「しゃばけ」がミュージカルになるんですね。今度こそ、ちゃんとした「しゃばけ」の世界がみたいです。公式を見てみましたが、私の知らない脚本家さんです(といっても私の知ってる範囲は偏ってますが:笑)
いろんな作品がありますが、たいていは満足で感動できるんです。少々難ありでも、どこかで感動できるとか、拍手できる場面があるんですが・・これは私が見た舞台のなかで指折りの酷いものでした・・。
次こそは!ぜひぜひあの世界観を表現した素敵なミュージカルになることを期待してます!
情報ありがとうございました。

by えりあ (2016-07-20 21:59) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。