SSブログ

ある政府系ガイダンス文書に、宝塚の [歌劇な雑文]

2011年3月4日
意外なところで宝塚@ある政府系ガイダンス文書に



ある政府系の仕事を受けた。
某省から例年調査研究を受託しているのだが、今年は一般に普及させるための頒布用の
ガイドブック(ガイダンス文書+簡易入門版)の作成を受託した。
私はそのうち、簡易入門版の「モデルケース」の部分の執筆を担当した。

モデルケース!それは、実際の事例についてインタビューに出かけ、それとわからないように
モデル化し(架空に作り上げ)分かりやすくノベライズした部分。
私は漫画にしようとしたが、それは諮問委員会で偉い先生方に却下された。
懲りずに4コマ漫画を「挿絵イラスト」と偽って(?)ねじ込んだ。
←結果的には分かりやすくて大成功と言われている。
頭良すぎる人たちには庶民感覚がわからないんだわ。それ見よ!と鼻高々の私(笑)


こんな話はどうでもよいと思うでしょう?(誰に語りかけてんだ)
ところが。このイラストを見た人はわかる。そして文章を読めばわかる。
ヅカファンになら判るはず。イラストに、行間に漂うヅカの空気が。
表紙に 〇〇省△△課 と堂々と記されたガイダンス文書のその中に!

モデルケースは6件と言われた。
もちろん実名は出せないので、最初はAとかBとかにしていた。
すると偉い先生が「分かりにくいから適当に名前つけて。任せる」と言った(小躍り)。
6つの組になったモデル。それぞれ2~3個ずつの架空の固有名詞が必要。
→私の頭の中には、花月雪星宙専科、の6つの文字が浮かんだ。
ちょうど2~3人ずつの名前(それどころか80人くらいずつ:笑)の架空の名前もすぐに思いつく。

そして一気に書き上げた。取材旅行も含めて、とても楽しかった。
だが、提出した原稿にチェックが入って戻ってきた。
「真飛は読めない、霧矢も一般的ではない。もっと読みやすく親しみやすい名称で」
ああ残念。一発でOKになったのは、大空くらいだった。仕方ないのでかなり捻った。
凰稀→大木、アイネ→三輪へ。未涼は難読なので捻りまくって三亜になった。
特にケース1の3人には大変苦労した。画数の多い漢字や、1文字名、可愛らしすぎるのもダメ。
本名まで引っ張ってきて頑張って考えた。(どこに頭使ってんだ私^^;)
そしてようやくOKをもらった。もう完璧だ。わかる人にしかわからないこの名称群。
ユズキ・カンパニーとケイ・システムズが順番逆になったのは、
後でケース番号が入れ替わったから。
ここは2人しかいない。執筆時期が雪のベンに熱中時期だから許して。

私が4コマ漫画の原稿を渡したイラストレーターさんは、ヅカ友だ。
「これって・・」とわかってくれた。実は以前(10年くらい前)にも、そうやって会社から出す
ビジネス専門書のイラストとモデル名称で遊んだことがある。
当時の贔屓にお茶会でその本をプレゼントした(貰ってどうしただろう?)。
誰からもお咎めは無かった。
わかった人も数名いたが「遊んでますね?」とにやりと笑って私に告げてくれた。

さて、これは政府から一般に配布される冊子。主に中小企業支援目的なので、
読み手はコンサルタントか中小企業の経営者らしい。あとは大企業の担当者くらい。
誰か気付くかな? 配布先の読者層を考えると「わかる」確率は1%以下だと思うけど、
読んで「にんまり」してくれる人がいたら楽しい。
何も告げずにヅカファンの母に見せたところ、「わかった!これ〇〇さん?これは△△さん!」
ケース6の専科のところでわかったらしい(さすが母)

先日お披露目セミナー(成果報告会という)が某省内の会議室で開催され、配布物にこの冊子。
出席者の9割は男性で、特に会場からの反応は無かった。
わかった方、いらっしゃったらこっそりご一報を(笑)


事業仕訳と緊迫予算のせいで大変安いお仕事だったけど、楽しく書くことができた。
(こんなところででもモチベーション上げないと、「やってらんないよ!」な値段だった。)

イラストさん、付き合ってくれてありがとう。感謝感謝です。
またこういうお仕事ないかなあ。お手軽にモチベーションがあがるのに(笑)




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。