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スカイステージ感想 花組「天の鼓」 [スカイステージ感想]

今日はひな祭りなのね。お雛様は先週出したばかりなので、
旧暦の3月3日まで飾っておきましょう~

2011年3月2日
いまさらですが、スカステで「天の鼓」を観た。その感想を忘れないように書いておきます。

花組DC「天の鼓」 宝塚花組2004年ドラマシティ公演

見に行けばよかった。
あの当時、児玉さんの和物と聞き、食指がまったく動かなかった。
児玉さんのつじつまの合わない破壊的な話は耐えがたく、行かなかったのだ。
「天の鼓」も確かにストーリー的には???がいっぱいあるけど、
それを補うほどのビジュアルの美しさと歌の美しさが溢れていた!!
演出家も重要だが、出演者一覧を確かめるのが一番重要であることを、
今日(今頃ですが)深く心に刻んだ。

春野さん、彩吹さん、未涼さん、遠野さん・・・ソロのある人はみんな上手い。
(ふづきさんも、今聞くとそう悪くない。でも上のメンバーと比べると・・並べられない)
歌が破綻してない舞台は大好きだ。歌声に酔える舞台は大好きなんだぁ!!!!
最近ものすごっく、成瀬さん以来の熱中度で私の煩悩をつき動かす未涼さん。
撮り溜めてあったDVDのなかから、未涼さん出演のDVDを探す私。
主要人物クラスに載らない方なので、気づかなかった。いっぱいある。
よく考えると、上記の並びは当時の花組メンバー。探せばいっぱいあるはず。
これから毎夜DVD鑑賞だわ。

という経緯で見ました。「天の鼓」

これって、さすが児玉さんというか。やはり。なし崩し的にぐだぐだ展開(^^;)

普通は樹(未涼)が2番手役でしょ?という設定。なんで帝(彩吹)が2番手の役? わからん。
帝がたくさん出てくるから後半、なんだかどこに比重を置いてみればいいかわからない状態に。
何が訴えたかったのか、1幕と2幕でテーマが変わっているような。
2幕は完全に帝VS主人公・虹人(春野)になっている。
そんな展開だから、親友・樹の婚約者を寝取ってしまった虹人の葛藤が軽くなってしまった。
1幕での親友の婚約者との罪の意識(ある意味すっごい不倫)はどこへ? 
親友を裏切っておいて、なんでそんなに明るいの?と虹人の人間性まで疑ってしまう。
彼女の存在は帝主催の音楽コンクールへ出場するためのきっかけに過ぎないんですか?
いつの間にか、ヒロイン(ふづき)ではなく、鼓の奪い合いになってるし(苦笑)
どうみてもヒロイン?は  鼓 >ふーちゃん だ。
(そういえば「鼓」はタイトルロールでしたね:笑)

これなら普通に樹を彩吹さんにして、帝を未涼さんにしたほうがしっくりする。
(今の配役で、樹の出番と比重を上げるのは、宝塚のスターシステム的に無理だろうから)
未涼さんも貴族的な雰囲気がある人だし、帝は嵌ったと思う。
それに春野さん&彩吹さんが同じ階級の親友同士で、
一人の女を争って苦悩する姿も見たいじゃないのよ! 
3人とも歌えて芝居の出来る役者さんなので、なんでこんな脚本・・と哀しくなる。

だが!見ている間は、それを補い矛盾を脇にどかしてしまうほどの美しさがあった。
それで許せる気がするほどの、美しさ。目と耳に対する心地よさ。これぞタカラヅカ!
見ている間はすっかり騙されてた(笑)きっと劇場で見ていたらもっと騙されただろうな。
そういう意味で、劇場で見たかった。

春野さんは「あさきゆめみし」で観たから知ってたけど、未涼さんもなんて和装が似合うの~!!
平安朝の衣装が素晴らしく美しかった。袖裁き(?)も優雅でよい。
もちろん帝も偉そうで(笑)高貴な帝らしさに溢れてました。

うう、いまさらながら、劇場で見たかった。
宝塚は一期一会菜世界だから、「そのとき」観ないと二度と見られないんだな。
改めて「ちょっとでも気になったら劇場に行こう!たとえ児玉さんでも(笑)」と決意しました。




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