融資詐欺と思われる電話

今朝珍しく家にいると、電話がかかってきた。
「鳥インフルエンザに有効な薬品を開発している企業で、公開予定なので個人株主を募集している。ぜひ株を買ってくれないか？」
という。怪しい。
なんで個人株主の縁故募集といいつつ、まるで知らない私に電話が来る？
「いらん」というと、「では会社の内容だけでも知って欲しい、資料をおくる」といいつのる。
いらんってば。
「うちは、将来有望な企業だから、知ってもらうだけで宣伝になる」という。
聞いてやった。（だいたいＢ　to Bの企業なら消費者向け宣伝など不要では？）
私「じゃあ、将来は製薬会社と提携とかするんですか？どういう戦略ですか？」
おっさん「製薬会社はもちろん、繊維会社とも提携する。殺菌効果のある鉱石を採掘しているので、それを防毒布として開発している」だって。さっきと違うやん。
将来有望なので、ぜひぜひ会社の内容を知って欲しい、というので。
私「じゃあ資料に知的資産経営報告書があるなら送って欲しい。読みたい」
おっさん「作ってますよ、すぐ送ります」
私「へえ、すごいですね。それは経済産業省が昨年提案して、日本企業ではまだ数社しか作成していない報告書ですよ。上場もしていない企業がこれを作成しているとは、経済産業省は驚きますよ、ぜひ報告しましょう。」
おっさん「・・・いや、それはつくってないですね。そのうち作りますが」←おいおい
あとは「とりあえず会社資料読んでくれ、株は買わなくていい」の一点張り。
私がいらんというと、
おっさん「インフルエンザに興味がないんですか！ひどいひとですね！！」。ガチャン
ったく朝から気分の悪いこと。詐欺じゃなくてもあんな対応する会社の株買わないよ。

あの熱心さで普通に仕事すればきっと儲かるのに。いい年してるのにねえ（たぶん）。
途中、「鳥取大学のなんとか教授が認め、新聞にも発表され」とか言っていた。
そんなのに「まあすごい！」っていう人もいるのかなあ。そんな教授知らないし。
本当に、そういう将来有望企業の株なら、会社の人が知らない人に電話しなくても、
口コミとかで担当証券会社がばんばん売ってくれるよ。
またはその「提携先大企業」が全部買ってくれるはずさ（笑）。