「エリザベート・ガラ・コンサート」(大阪）観劇感想

2006年2月10日　梅田芸術劇場　3階7列下手で観劇

「エリザベート」大好きなので、大阪初日、行ってきました。
なつかしのキャストや、コレ見たかったのよ～という新鮮キャストで、久々にエリザの曲に浸れ大感激です！！！！
OGばかりなので、微妙に髪が伸びている元男役さんが、下のほうでくくっており、長髪の男性の多いエリザとなっていました。長く男役を離れている人でも、衣装を着るとちゃんと「男役の動き」をしていますね～久々に「かっこいい～♪」と堪能。でもアンコールではちゃんと女性の動きになっていたところが、可愛かった。

＜ガラコンサートの意味＞
ガラコンサートの定義が良く分かりませんが、
＊セットや場面転換はなし。
＊衣装は場面ごとに宝塚の衣装をつけている。（宝塚エリザを見慣れているので、衣装だけで場面が分かるけど）
＊でも老けない（いつまでも若く美しい。まあいいよ綺麗だから）
＊小道具は、使う使わないの境界線が？　
　プレゼントのネックレスや短剣は無し。ルキーニ撮影のフランツ皇帝浮気現場写真はあり。
＊踊らない。重臣とかミルクとかハンガリーとかの簡単なダンス風動き？はあった。
＊常にハンドマイク使用（だから踊れないのだ）
＊演技はするけど踊らない。「闇が広がる（トート＆ルドルフ）」だけは踊ってくれた！＞ツボは抑えているようだ。
こんな感じでしょうか。とりあえず衣装を着てくれて嬉しかった。
もう背景や画面なんてちゃんと心の目（？幻覚？）で見えるからOKOK.

＜演出・構成について＞
舞台のうえに楽団がいて、3つの階段通路。とても綺麗で、ダンスやセットが無いのが気にならなかった。構成はほとんど「宝塚エリザベート」に沿っていた。歌だけだけど、エリザって全編歌だから（笑）
ただ、「私が踊るとき」は好きな場面じゃないので、入れなくてもよかったなあと思います。
なんだかあの場面、浮くと思うのです。シシィが直接トートと対立するのは不要かと。。
でないと、「トートってストーカーじゃん・・」って気づいてしまうではないか。

＜キャストについて感想と思い入れ＞　＊私が見た回のキャストです。

；トート（姿月あさと）：
久しぶりにこの方のトートを見たけど、違和感ない！！！かっこいい。なんて煌びやかで、なんて耳に気持ちのいい声なんだろう。現役のころより今の声のトートの方が好きかも。退団したあとも歌を本業にしているだけあって、練習してるんだろうなあって感じ。CD買ってしまいそうだ。
アンコールでの挨拶の「ずんこちゃん」との落差に、「全然変わってない・・」となんだか笑いがこみ上げてきた（嬉しいんだよ）＞客席みんな笑っていたような。なんか共有感情で嬉しかった

：エリザベート（大鳥れい）：
久しぶりですが貫禄ある皇后でした。マツケンサンバで踊っているのを時々見かけましたが、歌もレッスン続けているのかいい声でした。ちょっと声が低くなったかな？宝塚は娘役は無理に高音にしているからかな。綺麗でしたよ～

：フランツ（稔幸）：
フランツは自分の衣装かな？この人、濃い茶色が似合いますよね。ちょっとお顔が女性らしくなった感じでした。でも現役の時（1977星組公演時）からだけど「やさしい皇帝」なのよね～。なんでエリザベートがこの人の元に返ってこないのか不思議になるほど。

：ルキーニ（樹里咲穂）：
花組エリザの時はフランツだったんですよね。当時からこの人はルキーニ役者だと思っていました。絶対にフランツよりルキーニのほうがはまり役だ！と。今日改めて思いました（私だけではないはず）。
で、妄想。姿月トートで、樹里ルキーニ、フランツ役者だと思う成瀬フランツ・・・うわ～見たかった。ものすっごっく見たかった＞20世紀の月エリザ（エリザはだれ？？）
ありえない組構成ではなかった・・・と思う。あの時、宙組が新設されなければ、あの時大組替が無ければ・・数え切れない「たられば」の世界ですが、妄想だからいいんです。

：エルマー（成瀬こうき）：
現役時代、エリザベート公演に当たらなかった今回初出演の人（笑）。私がフランツ役者だと思う人。そして私の青春？をかけた宝塚の中心にいた人。
今回、退団公演（追憶のバルセロナ）以来、久々久々の軍服を見て、改めて惚れそうになった。やっぱり軍服の似合うNo1（私の中で）。
パンフレットにも、エリザ初出演なものだから（笑）「イメージ」って書いて、バルセロナのアントニオのカッコいい写真が。く～ファン心理を衝いてるぜ。
今回初めて、「エルマーに歌が無い」ことに気づいた（過去のエルマーごめん）。大変不満だ。ハンガリーの歌も作ってやって欲しかった。成瀬さんの声も大好きなんだ（男役としては高いけど）。ぶんちゃんルドルフとの絡み、すっごく良かった。本公演で見たかったよ・・・。
髪が伸びていてしっぽのついてるエルマー。可愛いけど、この人は短いほうが似合うと思う。まあ次の舞台（3月「ミス再婚」）の予定があるから切れないんだろうけど。
3階の最後列通路側だったので、通路に身を乗り出してオペラグラスを使ってました。ついつい癖？で成瀬さんを追いかけてしまう。こんなにオペラで一人を追いかけたのも久しぶり。（あ、グランドホテルで岡さん追いかけたかも：汗）
アンコールでこっち向いてくれてありがとうございました！嬉しかったよ～＞オペラで見てるから「おお！目があった！きゃあ♪」って気分になれる（大笑）

：ルドルフ（絵麻緒ゆう）：
順番逆でごめんね。流れで成瀬エルマー先に書いてしまった。
ぶんちゃんルドルフって、好きだ。私のイメージのルドルフにぴったりなの。なんか一本気で熱くて、繊細で。熱くて繊細ってのが、いやみにならないのは難しいと思うのだ。
久しぶりにぶんルドルフが見られてとても嬉しかった。
ところでぶんちゃんとなるちゃん、仲いいね。アンコールのときも二人何かやってたような？3階なのが悔しかったです～

：子ルドルフ（月影瞳）：
ぐんちゃん、エリザでも見たかったよ。可愛かったけど。
でもでも、実は。私は成瀬さんの次に朝澄けいさんが好みなので、「かよこルドルフ」が見たかったのだ・・・ぐんちゃんごめん。なんでカヨコ東京だけなんだ！！！！（嘆）

：ゾフィー（美々杏里）：
はまり役。ですね。実は私は1996雪組の朱未知留さんが一番好きなゾフィーなのですが、貫禄がいまいちかも・・とは思っている。声は朱さんが一番好きだ。貫禄は1997星の出雲綾さんでしょう（歌もいいけど）。美々さんって、その二人の「はまり役」がいるにもかかわらず「はまり役」って思えるところがスゴイ。
私は美々さんは「愛のソナタ」の元帥夫人が好きです。

その他、私好みの声をお持ちの
＜秋園美緒さん（「ガラスの風景」の教授夫人、「エレジー」のイゾルテ）や
＜千草ことみちゃん（「ワンモアタイム」のチーミン）や、
＜千咲毬愛ちゃん（「パッサージュ」）。
演技も凄腕の＜すがた香さん（「猛き黄金の国」）やらいっぱい出ていて、
本当に楽しかった。みんなもっと歌って欲しかった。

＜宝塚の手のひらで踊る「私が踊るとき」＞
ロビーでTCAが「ウィーン版エリザベートDVD」を5千円で売っていた。・・買ってしまった。
ウィーンまで観にいったくらい好きなんだもん（本当にエリザを見るためだけにウィーンに行った。若かったなあ：笑）。
当時ウィーンではDVDは作ってなかったんだもん。・・いろいろ言い訳しても散財に違いない（苦）
さらに「4月にはこの公演のDVDも10,500円で発売予定！」と書いてある。
絶対に買ってしまうだろうな・・・。商売がうまいのか乗せられやすいのか。資金調達しておかなければ（最近踊ってなかったのに。また踊ってるし）

とりあえず、行ってよかった。本当に良かった。＜ぼ～～＞としたまま、感激覚めぬままに帰ってきて、勢いで感想書きました。読み返すと、めっちゃ長文（笑）

コメント 3

観劇評論復活ですね～おめでとうございます♪
たからづかん　の再来！！！
楽しみにしています。
轟さま命　の天果える　でした。
by 天果える (2006-02-14 07:54) 

初めまして！名古屋嬢と申します。
私も大阪の初日を観に行きました！割れんばかりの拍手、そしてアンコール、すごかったですね！
私もえりあさんの感想とほぼ同じです。姿月トートはすごかったです。鳥肌が立ちました。私は翌日の麻路トートも観に行きましたが、初日の方が良かったかな、と。ただ、まりこさんのトート閣下の貫禄はすごかったです。ずんちゃんトートとは違ったエリザを見せてもらいました。
同じ時間、空間、感動を共有させてもらった者として、通りすがりですがコメントを寄せさせていただきました。失礼しました。
by 名古屋嬢 (2006-02-14 12:02) 

天果える様
たからづかん　以来の4年ぶりですね。お越しいただきありがとうございます。
再開しましたので、これからもよろしくお願いいたします！

名古屋嬢様
お立ち寄りいただきありがとうございます。コメントいただき嬉しいです！
初日ご覧だったのですね！ほんとにすごかったですよね。
よくチケット取れた～と改めて思ったほどです。
まりこさんのトート閣下も素敵だったようですね、見たかったです。
DVDは2枚組だそうですが、姿月版と麻路版と両方をカットすることなく
出して欲しいと思います（うまくその他のダブルキャストが重ならない日が
あるとよいのですが）。とりあえず発売が楽しみです。
by えりあ (2006-02-14 21:42)