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OSK BP「楊琳Special Show」 [観劇感想(OSK)]

OSK BP「楊琳Special Show」
2022年4月28日(木)11:30ブルックリン・パーラ―

ものすごく久しぶりにブルックリン・パーラーに行きました。
楊さん椿さん京我さんという私好みの男役三人のステージというので、重い腰を上げることに。
楊さんは変わりなくカッコよく可愛く、椿さんはすべてに成長著しく、京我さんはスリムになって男役度アップと見ごたえありました。

20220428楊琳SS1.jpg
撮影コーナーで撮った(左から 京我さん・楊さん・椿さん)



「楊琳SpecialShow」
楊琳・椿りょう・京我りく

グルックリン・パーラーは狭いので(舞台も客席も)あまり食指が動かない劇場なのですが、今回はトップの楊さんに、一番期待している椿さん、そして下級生では一番注目の京我さんという「私得」な組み合わせだったので見に行きました。

楊さんのダンスが凄く好きなのだけど、この広さは堪能するには狭すぎる。これはBPでいつも思うのだけど。歌が魅力のスターさんなら魅力堪能満足できるけど、ダンス売りの方には狭すぎると思うのだわ。せめて近鉄アート館くらいの面積が欲しい。ただ、楊さんはトップ直前くらいから歌も凄く上手くなられたので、この面積でも良しとして歌とお顔と可愛さ(かっこいいのはもちろんだけど、下級生の頃から変わらず笑顔が「可愛い」スターさんなのだ)を堪能できた。
長身で歌の上手い椿さんと組むと、魅力倍増では!?という妙な相性も発見した。多分だが、下級生時代から一期下の長身スター悠浦さんと組んで輝いてきたのを見ているので、妙な既視感的嬉しさがあるのかもしれない。この組み合わせは私的に最高だ。
一点物足りないのは、悠浦さんはおっとり天然ボケだった。そこに楊さんの突っ込みが綺麗に決まって、トークがものすごく楽しかった。椿さんはしっかりしていて頭の回転よさそうなしゃべりね・・・とやや寂しく思っていたら、京我さんがボケ役を引き受けていた!もしや京我さんは、まじめに話すのだけど突っ込みがいのある天然トークをしてボケをくれる貴重な方!?私はそう感じたが、楊さんも生き生きと突っ込みを入れていた。客席が「?」と思うこだわりポイントや、「え!そこ?」なコメント。なんて貴重な存在だ、京我くん。そのまま素直に成長して欲しい。京我さんは芝居がとても上手い方だと記憶しているので、頭は良いと思うのだけど、こだわりポイントに個性がある。それは才能だと思うので、これから期待のスターさんだ。ぜひ楊さんの横でトークして欲しい。椿さんが退出し、楊さん京我さんのトークは終わりを知らないトークだった。ああ懐かしい!この感覚。京我さんには出世してもらって、楊さんのトークには相方を務めてほしい。その終わりのないトークをする二人を、椿さんにスパッと思い切りよく回収してもらいたい。
・・・書いていて私は何を見に行って何に感動して期待しているのか、分からなくなってきた(笑)
あと重要なことですが、楊さんのトークはいつも、内輪受けも常連受けもないので本当に安心して楽しめる。これはいつフラリと行っても楽しめるので、本当にありがたいことです。

椿さんはね、歌も上手いしダンスは手足長くて綺麗だし、長身でかっこいい。ソロ歌もソロダンスも素敵だ(狭い!跳んだら天井に当たるのでは?と思う)。初めて見たとき(初ステージだった)はお化粧が「綺麗なのになぜそんなに風に塗るの!?」だったけど、今はとっても綺麗でかっこいい男役スターさんだ。声がいいよね。BPで主演するようになると、しっかり求心力があって真ん中に立つスターの素質を感じたものだ。今回は上級生でトップスターの楊さんがいるから、下級生な面もちょっと見れたかな。でも楊さん京我さんの終わらなさそうな会話をきりきり司会進行していく力量にも感動した。このまま、桐生さんレベルの纏め話力のあるスターさんに成長してくれることを期待している。松竹座や南座のポスターに載ったり、劇団的にも期待のスターさんですよね!嬉しい。お芝居も上手いのでほんと南座楽しみ。

京我さん。私の押す逸材。昔武生だったかでラインダンスをしているのを見て、丸顔なのも相まってうーん少し絞った方が・・と思っていた。が、痩せた?足。丸顔は可愛いし雰囲気が合ってるからいいんだけど、下半身が締まってきたように感じた。この方は芝居の人だと思っているので、早くどこかの芝居で見たい。もう中堅ですよね~コロナでこの2年お芝居が全然なくて、本当に残念。今回トークを聞いて、楽しい素敵な人だと分かった。次のお芝居への出演を期待してます。


もう一つ、書いておこう。「かぶきにゃんたろう」コーナーのこと。椿さんはぬいぐるみの扱いが上手かった。にゃんたろうは椿さんの手に掛かると素晴らしい生きた動きを見せていた。あれは猫を飼っている所為ではない。猫は勝手に動く存在からだ。(理由を挙げるとすれば、手が大きいから自在に動かせるのかもしれないな。)
京我くん、楊さんが指摘していたけど、子猫の首を持つのは猫のお母さんだけだ。首を持つと猫は緊急事態だと思って大人しくなるけど、通常時は猫の首を持ってはならぬ!と猫本に書いてある。だが目の付け所は素晴らしい。あとの話題へ続く着眼点で、楊さんの突っ込みを引き出した見事な技だった。
楊さん、幼少の頃、猫にぐいぐい近寄って引っかかれたとは!私でもあの大きな目でぐいぐい来られたら、どうしていいかわからなくて逃げる(笑)猫も怖かったのでしょう。自分の目力を知って行動してください。特に人間には、「この顔、この声、この目力」ですから、それを持つ人は行動に注意が必要なのよ(笑)。
それはそうと、あのにゃんたろうぬいぐるみ、可愛いなあ。
20220428楊琳SS2.jpg


演目(?)については、タイトルをちゃんとつけてほしいな。テーマというのかな。これ一回きりならよいけど、そうじゃないでしょうきっと。あと、OSKの過去の名曲コーナーがあったのが良かった。OSKは結構使い捨てなので、過去の名作名曲がもったいないと常々思っていた。だから嬉しい。過去の名作を再演してくれてもいいのよ?って思う(「鬼ノ城」や「紅に燃ゆる」、「MyDear」すごく好きだった。若手で「プリメール物語」をWSみたいに役替わり再演して欲しい。)
中身は歌とダンスで堪能したけれど、衣装が少なめ?割と似た感じ(かっこいいが)だったような気がした。まあ変な衣装より、似た感じでもかっこいい衣装が良いので文句は言わないでおこう。今回は普段着ユニクロ風やパステルカラーな衣装が無くてよかった。黒と白、って感じで、オーソドックスなスーツやマタドール系、スタイリッシュな色使い、私的には凄く好きな衣装だ。やっぱり男役はかっこよくてなんぼ!の世界よ~と改めて思った。


そうそう、百周年式典で宣伝していた照明装置もついでに堪能。背景も豪華になったけど、床も新設とか。床の照明が見えるように、わざわざ上から見た画面を左右に設置しているのね。大学の大教室みたい・・ゼミ室くらいの狭さなのに、左右に2つついているモニター。すごく見て欲しいんだろうなあ~とその熱意に感動した。
座席位置がちょっと変わって見やすくなったような気がする。ただ一番良い場所(センター)が「テーブル」なのが謎。テーブル外して千鳥の座席配置にすればいいのにね?


ということで、突然出かけた平日の昼間公演でしたが、お客さんがいっぱいで(失礼)、下級生時代の楊さんを思い出すトークも聞けて(そればっかり)歌とダンスと照明を堪能し、楽しかったです。一人で行ったのですが、常連さんらしき幅を利かす煩い人達もいたけど、それほど苦にならず。楊さんたちのトークも、初めて聞いて楽しめるものだったし(うちわ受けも、常連受けもなく)すごく楽しめた。

チケットにドリンク券が付いていたので、向かいのお店でご飯食べました。本格的なハンバーガーがあって嬉しい。私はケチャップとかソースをたくさん掛けたハンバーガーは好きじゃないので、自分で好きな分量を掛けるシステム(使わないけど)がいい。美味しくおなか一杯になりました。ふう~



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