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OSK角座「片翼の碧~Precious Stones~」登堂結斗主演 [観劇感想(OSK)]

OSK「片翼の碧」登堂結斗 主演
2019年3月2日(土)角座14:30

新しくなった角座です。今回は、登堂さんの初主演!期待にたがわずかっこよかった。
カフェで初ミュージカルを主演した天輝さんと同期の登堂さんも、ストーリー性のあるカフェでした。
小さい箱でもストーリー性のあるミュージカルっぽいものはできるのですね。

ストーリーは天界と地上の2か所で展開、5人全員に通し役があり、結構しっかりした筋。
台詞は少なく、表情や動きでほとんどを表現されていました。歌すら多くないイメージ。
それでもストーリーや心情がわかる登堂さんは芝居の人だなあと感動。歌もよいので(声も綺麗)もっと聞きたいと思う。雪妃さんの歌声も綺麗、羽那さんのダンスが絶品。朔矢さんもダンスが目を引くし、最下級生の知颯さんもしっかり男役で今後に期待大。

結構満足しました。機会があればもう一回くらい見たいなあ。

201903登堂カフェ.jpg



【公演名】片翼の碧~Precious Stones~
【脚本・演出・振付】中山陽子
【振付】MYA
【音楽】浅野 五朗・長野雄輔
【歌唱指導】天羽珠紀
【出演者】登堂結斗・朔矢 しゅう・羽那舞・雪妃詩・知颯かなで


舞台は天界。朔矢さんと雪妃さんの仲良しカップルがいる。登堂天使は一人孤独に苦しんでいたところ、その横顔に雪妃天使が惚れ、それをとがめた朔矢天使がはずみで登堂天使の片翼をもいでしまい・・登堂天使はそのショックで記憶を失い地上へ墜落。
地上では、元気いっぱいのフラメンコダンサー羽那嬢、謎のカメラマン兼スナイパー知颯氏がいて、
彼を仲間に。罪の意識に苦しむ朔矢天使たちが地上に降り、記憶を失った登堂天使と会い、やがて記憶がよみがえるが・・・・。
こんな感じでした。セリフではなくパフォーマンスと歌で進めるストーリー。セリフは少なめ。でも話はよくわかる。登場人物の心情も分かりやすかった。
役者名で書きましたが、ちゃんと名前がありました。私が覚えてないだけ(詫)

衣装はシンプル。お着換えもあまりない。でも登堂さんも朔矢さんも、長身に映えてかっこいい。
登堂天使は黒い衣装に青い翼、朔矢天使は白い衣装にグレーの翼。1枚の布が、翼に見えるのだわ。すごく綺麗に布を操っていた。特に羽根がテーマの登堂さん。あのスラリとした長身に、長い布が羽根のように翻るの。美しい!これぞ歌劇の世界。動きが優雅で、天界の住人として説得力があった。夢々しい天使ではなく、天界に生きる人という意味で、男性的なのだけど現実の人間にはない幻想性がある感じ。かっこよかった。歌もとても素敵でした。ただテーマ的に不要和音な曲調が多くて、私は耳がつらい。舞台の上でも、不快な音とされていたけど、やっぱり不快というか不安になる曲です。それでも登堂さんの声の美しさと歌の確かさは分かったので、今度は伸びやかな歌い上げる曲を聞いてみたいです。
ライバル役の朔矢さんも上手い。やはり主演経験者なので、役も大きく、大変目立つ。主役のライバル役の美味しい二番手って役ですね。通し役の天使じゃない時のダンスが凄かったです。
ヒロインはWで、天界側が雪妃さん、地上側が羽那さん。雪妃さんは娘役らしい白ドレス。動きも表情も可憐で愛らしい。対する羽那さんは赤いスパニッシュドレス。刺し色の黒が映えて、はっきりと自我のある強い女。娘役2人も対比がはっきりしていて、おもしろい。歌はどちらも歌える感じでいいね。羽那さんはダンスもすごかった。スカートさばきが見事ですね。自立した女役だし、OSKの娘役!という感じ。残る知颯さんも結構重要な役でした。この春からやっと2年目と思えない、しっかり男役で、びっくりしました。セリフの声も男役だったし。OSKは促成栽培だわ。
全員が通し役。たった5人で2面展開とか、すごいなあと思いました。

1時間弱ですが、天界と地上とあり、主役の登堂さんもしっかりヒーローで。かっこいい。ストーリーもちゃんとしていて、見ごたえあり。簡素だけど楽しかった。


一番印象に残ったのは、主役スポットライトの似合うこと。もちろん登堂さんのことだ。
背が高くスラリとして小顔のスタイル抜群のノーブルな貴公子。それでいて歌と芝居の人。何をしても品があり、芝居が深い。私の好みのタイプではないか!
前々から芝居は好みだし、注目はしていましたが、角座のカフェとは言え主演を見るとますます嵌ります。すごくカッコいい。憧れるという感じでしょうか。高嶺の花というか遠くから見るというか。ああ、スターさんだ!って雰囲気で真ん中がとても似合っていました
それに数少ないセリフが的確で、きちんと役作りができていると思う(私にはしっかり人物が伝わってきたので)。やはり芝居の人だー!と感動。登堂さん、私の中では期待の大スター候補です!
簡素な衣装だけど、見事な翼が見えるようで、登堂さんの演技力の確かさを実感。セリフがイイ。
ノーブルな青が似合う。これからが楽しみ。松竹座とか南座とか大きな劇場でもきっと目立つ。大丸劇場やアート館でのお芝居で真ん中が見たいです。わあお、絶賛ですな私(笑)

朔矢さんと知颯さんのダンスが、これまた素晴らしくて。暗い中黒い衣装で踊るコロスのような役で、こういう役割なので最初は下級生2名がやっていると思い込んでいた。そうしたら、すごく目を引く迫力のあるダンス。へえ~すごい若手がいるなあ!なんて思いつつ、あれ?これは・・・と朔矢さんのアルバイトだと気付いた。白天使とは全然違う空気をまとい、本当にわからなかったくらいガンガン踊っていました。さすがダンスの人!その朔矢さんと対で踊りきった知颯さんも素晴らしいよ。

ダンスと言えば羽那さんも、スカートの翻し方が「朝香櫻子流」というのか、裾が生き物のように翻っていて、素晴らしかった。狭い舞台で派手に踊りますね。登堂さんの相手役というには、ワイルドさが勝っていたようだけど、そういうコンセプトの芝居だからいい。
ワイルドではないけど、登堂さん、写真撮影タイム(これも天輝さんのカフェ同様、上手く芝居に組み込まれていた)、「撮影していいって」というセリフ。すごくカッコイイやん。黒い役も見たくなる声音でした。あの場面で知颯さんがカメラマンしているけど、こっちもかっこよかった。


こんな感じで、あんまり詳しく覚えてないけど、登堂さんたちを見て、「スターがちゃんと続いて出てきているやん!」と妙に安心したことは覚えている。

ああ、観劇感想が溜まっている・・・。すぐに書かないと忘れる。仕事が忙しいので、何とかどーにか見に行く時間だけ作ったが、書く時間まで取れないからだ。なんでも3月に締めるのはやめて欲しい、と切に思う今日この頃。人生に余裕が大事だ。






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