OSK「LARIMAR～海風にのって～」

OSK「LARIMAR～海風にのって～」
2018年7月18日(水)　17時　角座　


OSK角座公演、ラストに怒涛の如く行きました。
時間ができる時期が間に合ってよかった・・

翼さんは素晴らしく大きく成長されていて、貫禄と押し出しがつき
4か月もの座長公演が大きな経験になっていたように感じました。
ラリマーとレビュー・ジャパン（役替わり）の3つを見ての感想。

「ラリマー」は南国の海をイメージした公演で、とても夏らしい。
南国リゾートの気分。この公演CDは海外のリゾートホテル(海岸)で聞きたい。

とにかく歌。歌が素晴らしかった。
主演の翼さん、千咲さんは素晴らしく良い声で綺麗な歌を聞かせてくれるし
天輝さん、登堂さんも歌はとても良い。
柚咲さん、雪妃さんも歌の人。渚さんもこのメンバーで違和感なし。
全体的にゆったりした歌が多かったので、似た感じになってしまったかな。
贅沢言えば、もうちょっと場面にメリハリあるともっと良かった。
私は前回のショーのほうが好き。
ともあれ、満足だ。翼さんこの4か月でかなり成長されましたね。


【公演名】LARIMAR～海風にのって～（ラリマー～うみかぜにのって～）
【構成・演出・歌唱指導】　彩城レア
【音楽】 浅野五朗
【振付】中野栄里子、 斉藤千秋
【出演者】翼和希・千咲えみ・天輝レオ・登堂結斗・柚咲ふう・雪妃詩・渚美怜


出張で移動が多く、CDを聞くことの多い私は、歌の心地良い人の歌公演は買う。
ということで、翼さんの公演はCDを買いたい！と思うことが多い。
今回の公演も良い歌声を響かせていたし、周りの4人も歌の人。
だから申し分ない。CD向きのメンバーだ。

更にビジュアルも良かった。翼さんと千咲さんは美しいカップル。体格が似合うのか、バランスが良いですね。小柄なお二人ですが、舞台上では全然小さく見えません。とても大きく見えるのは、ダンスが良いからかしらん。このカップルはダンスも歌も絶品だ。この二人ほんとうに何でもできるのね～。お芝居も良いもん。ともあれ、カップルのバランスよいので、実態より大きく見える。

翼さんは男っぽいかっこよさ倍増だし、千咲さんは可愛いヒロインに見えた。「三銃士」のアンヌ女王が絶品だったので、千咲さんが高貴な姫君、翼さんが庶民からの成り上がり英雄、なんて物語が見てみたく。あ、姫の婚約者の公爵(王族)が登堂さん、敵国の騎士（隠密）が天輝さんね。英雄の幼馴染が柚咲さん。雪妃さんは姫の信頼する侍女、渚さんは敵国の姫。なんか物語が作れそう。この5人、お芝居でも見ごたえあると思うの。・・・感想がそれました

天輝さんと登堂さんは、背が高くてビジュアルが最高！しかもタイプが違うので、対で見るのが楽しい。天輝さんは色悪ワイルド系、登堂さんは端正な正統派。お二人とも歌も芝居もとても素晴らしい。が、お二人ともダンスが今一つな感じがした。。。翼さんと男役3人で踊ると、翼さんのダンスが原型なんだな～って思う（笑）とても同じ振り付けに見えない時もあるくらい。二人とも男役としてはビジュアル最高なので、ダンスがもうすこし決まるようになれば、最強になれると思う。
ダンスできない私が言うのもなんですが、天輝さんはちょっと顔で踊っているような感じで、雰囲気は良いんだけど、体幹が綺麗に見えなくて。登堂さんは品があって美しいのだけれど、手足が長いのを持て余している感じがする。もっと思い切って伸ばしきったら映えるのになあって思う。二人とも翼さんよりかなり大きいのに、そう見えないところがもったいない。二人ともいい男役さんだから、ダンス頑張って！と思う。といいつつ、実は二人とも芝居が凄く好みなので、私は「ダンスはこんくらいでもいいやん～」なんて思ったりも。
ダンス公演ではなく、芝居公演に出てほしいお二人です（いやOSKだしダンスも頑張ってもらわないといかんよな）
今回の南国風の衣装は翼さんにはとっても似合っていたけど、こちらの二人には・・前回のかっちりした軍服っぽい衣装のほうが好きだったわ。

そして柚咲さんと雪妃さんも歌が良い。千咲さんが小柄で、渚さんが大変スレンダーなので、ちょっとふくよかにみえる。でも女の子らしくて可愛い。
柚咲さんは歌にダンスにと大活躍でしたね。千咲さんの次の娘役として大役を果たしていた。絶世の美女というわけではなく（ごめん）親しみやすい可愛らしさが魅力。だけど一度、すっごい悪女役なんかを見てみたい。
雪妃さんは柚咲さんと似たタイプで、ちょっと舞台で混乱した私・・歌も上手いし、芝居心もすごくあると思う。お芝居でしっかり役を見てみたい。
渚さんは一人細くて儚げな雰囲気を漂わせ、ひとりメイクも白っぽかった。それはそれで雰囲気に合っていて良かった。

客席降りというか、写真撮影タイムは「ピーターパン」。翼さんがピーターパン、千咲さんがインディアンの女の子（名前が出てこない）。フック船長が登堂さん。ウェンディとあと誰だっけ？覚えきれず・・・すみません。面白かったけど、せっかく撮影できるのだから、かっこいい衣装のが嬉しい私・・わがままです。

あっという間の１時間、ショーとして楽しめました。
皆さん黒塗ですが、目の周りが白狸になることもなく、お化粧も美しく、OSKは戦力化が早いなあ～と改めて思いました。