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OSK「春のおどり」2016 千秋楽 [観劇感想(OSK)]

OSK「春のおどり」2016 後半~千秋楽
2016年5月7日(土)1階後方センター
2016年5月8日(日)1階前方通路


千秋楽まで結経5回見ることができました。
初日の感想一部撤回。1部の和物、意外に(失礼)見所があったし
何より2部の洋舞、ものすごく楽しかった。
ショーとしての完成度は高いんですよね
私がいろいろ知ってるから悔しいだけで(笑)
何度も見たくなる。といいますか見れば見るほど細かいところまで
行き届いていることが分かり、何度見ても退屈しないどころか
かなり熱中してみた。初日が超端っこだったのも大きい、やはり
このショーは(1部2部とも)全体を見られる席で見るのが一番味わえる。

あまり好きではないタイプのショーだけど、それを「見せて」しまう
OSKの劇団員さんたちの魅力と技術力にも参りました。
ますますファンです。・・・やっぱりもう少し中堅〜若手に活躍の場を!!

201605春のおどり横.jpg

ネタばれあります。いっぱい。


「春のおどり」2016

第1部
何度も見てやっと分かった。お大尽(高世)が寝てから起きるまで、
全部夢なのね。夢の中で、伊達男になって町で傾き者と喧嘩したり、
新造と駆け落ちしたり、火消しになって大活躍したり・・と願望が夢に
なってでてきたんですね。
この3場面は、桐生さん(現実場面は何設定?スリ?)と幇間トリオは、
別人物で夢の中の登場人物なんだ。はあ、やっと分かった。

夢以外の場面は、酔客(虹架)とスリ(桐生)の場面くらいかしら。
この作品、歌舞伎の素養があるとかなり楽しめる様子。
歌舞伎好きのおじさまに教えていただきました。私は歌舞伎はほとんど
見てないので、それで退屈してしまったのかも。東京向きの演目かな、
とも思う。吉原が舞台というだけでなく、内容そのものが東京の客向き。
そんな気がする。新橋に期待。

あとは印象に強いところ。

プロローグの後の幇間の3人による場面転換。この後もずっとだけど
悠浦さん、声作ってるね。幇間らしい「滑稽な」声としゃべりにしている。
そうだよね、幇間って旦那を笑わせ場を和ませるために
わざわざ見かけから滑稽にしている人たち・・芸も一通りできるけど。
今回は芸の場面はほとんどなしで、滑稽の場面ばかり。この3人が
「滑稽な幇間」ってと、改めて思ったのでした。
真麻さんは本職の幇間、長屋の器用な子が幇間で出世したい感じ。
悠浦さんは若旦那崩れ(親に勘当された)が仕方なくやってる幇間、
楊さんは生活苦しい感がない趣味でやってる幇間。
そんな感じがしたのですが・・どうなんでしょ?

場面転換で言えば、総おどりのプロローグのあとに滑稽な3人の転換、
その次に何が出るかと思ったら、花魁の恋文という静の場面。
ここもっと華やかなのを期待した・・花魁メインでいい。だが華やかに。

次の場面転換は、総花(総揚げ?)の後に、恋羽さんと娘役による
遊女の灯籠の場面。なんとなく物悲しい・・

スリの場面での、虹架さんと真麻さんの声無し芝居。面白いね。
スリの桐生さん、なぜすぐに逃げないの? 振り袖禿の舞美さん、
花魁のお手紙売った(?)代金なら少ないよそれ〜とか。
白藤さんは遊女設定らしいけど、着物が普通だし、貫禄があるので
なんとなく置屋の女将というか遣り手というか・・に見えてしまい、
だからこの場面、財布争奪に参加する姿がすごく似合う(ごめん)

次の場面のたちは、歌も素敵だけど動きが可愛いし、しっぽを
絡めるようなひっつき具合が撫でくり回したいほど可愛い。
その愛瀬猫をなでる楊さんの手も優しい。撫でたくなるのも分かるわ。
そのしっぽだって引っ張った、というよりそっと撫でてるやん!
城月猫がその復讐に悠浦さんお顔を(あの綺麗な顔を!)盛大に
引っ掻いているが、やり過ぎ!・・なんて思ってしまうほど(贔屓?)。
幇間の二人も可愛い。ラブラブ猫のまねをする二人が可愛すぎる。
この二人に歌が無いのが、ちと寂しい場面。

場面転換の、お下げ禿3人が可愛い。千咲さん実花さん星南さん。
この場面は、「貰った恋文」の自慢大会なのだろうか?
貫禄の白藤さんまで参加している。
禿「ほーら、あたしたちこんな素敵な恋文もらえるの♪」
白藤「ふふん、ひよっこが。アタシを舐めんじゃないよ、100年早いわ!」
ってそんな会話が聞こえそうな(笑)忘八の男衆4人は下駄でのタップ。
花道で!なんかすごそうなことをしているのだが、技術的に下駄でタップ
どころか、普通にもタップしたことが無いので、凄さが実感できず?

花魁道中。これは見事。提灯をもつ華月さん、煙草盆をもつ舞美さん、
花魁に肩を貸す翼くん、大きな傘をイナセに掲げるのが栞君。
いや~さすが花魁道中。花道までのちょっとの距離ですが、綺麗!豪華!
花魁の布団太鼓のような着物、重そうですね。
折原さんも薄幸そうな雰囲気があるから、年季明けの近い、過去をいろいろと
背負ってる花魁かなあと思う。ぱーっと華やかな牧名花魁と並べてみてみたかった。

そして花道から、伊達男・たかせ が登場。傘に名前が書いてあるの(笑)
ちょっと笑ってしまいました・・・でも傘の開け閉めがとても粋でカッコいいの。
だから花魁も惚れるモテモテぶり。
その場にいる女たちが皆こぞって「たかせ」様に夢中なんです。
男連れの女たちまで、連れを放り出してキャーキャー。
ここ後ろの下級生さんたちの小芝居が大変楽しかった。
で、伊達男・たかせ氏が花魁まで惚れさせてモテモテ振りを発揮するのが
気に入らない伊達男2桐生氏が登場。粋な手下3名つれてます〔笑〕
花魁をめぐって争う二人。手下3人はあまり活躍しない・・
周囲の人々を脅しつけるだけ。手下さん、すごく顔が良いのですが。
さっきの惚れっぽい女たち、惚れそうだよ~などと思いつつ注視してた。
大変礼儀正しい手下さんたちで、本格戦闘するまえに、履物を脱ぎに
行くの~ちゃんと建屋の中に。その仕草が可愛くて笑ってしまった。
下駄なんて、与太者なんだからポンポーンって投げ捨てたらいいのに、
なぜか可愛くそろえて脱いでいく・・育ちの良さを感じる手下さん〔笑〕
親分と伊達男さんは、ちゃんとポンポーンってかっこよく脱ぎ捨てるのに。
戦いは花魁の仲裁で軽く終了~ちょっとあっけなかったな。
どっちかが倒れるまでやらんかい!って思う私は乱暴者なのか・・。
いや、ただの悲劇好きなのよ(笑)→今回は1部も2部も明るくてね。


遊女との駆け落ち。これも大尽の夢なんですねえ。花魁と昼寝しながら、
花魁お付の遊女と駆け落ちの夢でありんすか? そりゃ禁断の恋ですな。
この場面の冒頭、若者(高世)が、二階に居る遊女(恋羽)に合図して、
それから梯子を持ってくる。彼女は紐をたらしてラプンツェルのごとく脱走。
着物で梯子を裾を乱さず正面降りするのはそりゃあ大変だろうが・・。
下駄タップもそうだけど、実際にやればすごく大変だろうな~という思うだけど
一目見て「おわ!すご」と分かりやすい派手さが無いのが勿体無いよーな。
(これはOSK全般にいえるかな。実際自分でやってみて「・・できん」と思うの。
だから色々観ている方のほうが、OSKの魅力に気付きやすい?!なんて)。
この許されざる二人は、情感たっぷりに駆け落ちの道行きを踊るのですが、
後ろで4組のカップルが踊るけど、これもなかなか素晴らしい。紗幕が邪魔なほど。
音楽は、去年の「蝶の道行き」のほうがドラマティックで好きだった。

次の夢は、江戸三男のひとつ、火消しの頭だ。大尽、与力と力士は憧れないんだ。
纏持ちの桐生氏、またまた手下の3人組(もう3人一組扱いはやめて!と思ったが、
大尽の夢の中では幇間は三位一体扱いだから仕方ないのか・・)
ここでワンフレーズずつ、3人に歌がある。楊さんが良い声で! 
悠浦さんが幇間と全く違う「火消し」の声で歌っているところが何気にすごい。
真麻さんも上手くなったよね。悠浦さんだけ梯子や手桶やら、あまりかっこよくない
扱いが大変そうなモン持ってるなあ・・なんて思いました。いっそ3にとも違うもの
持ったら? この場面、炎役の4人の旗振りがまた見事で。あのでかい赤い旗を
自在に操り、舐める炎を表現していた。正面から見ると、背景の炎の赤布とあわせ
とても臨場感があった。
頭〔高世〕は客席通路から登場。通路側席のときに見たけど、
「OSK団」の方なのね~はっぴの染が・・。「ぬ組」じゃなかったの?(笑)
頭が登場したときの、「待ってました!!」って大物感はさすがです。
舞台中央のせりが上がって、その上の梯子の上に登る頭。ここもすごいんだと
思うけど、分かりやすい屋台崩しが観たかったです。言わんとすることは
分かりますが、「え!?頭、梯子に登ってただけ・・なのに、重症なん??」
「いや建物が崩れたからにしても、梯子支えていた3人の部下は無傷・・?」と
前半のうちは、なかなか納得できず。後を託された纏持ちの陰謀だったのか?
なんて邪推するほどでした。夢だし!こまけえことはどーでもいーんだよって。
実際には大変なのだと思ってますよ。はい。

暗転というか場面転換に、二人の忘八が釈杖のようなものをもって通過。
それだけなのですが、結構かっこよかった。愛瀬さんと華月さんですよね。

そしてお目覚め。「火事!」と起き上がる大尽。あらまあ、暑かったのかね。
電気毛布を使うと、焼き鳥になった夢を見ることがあるからねえ(実感)。
そして二人でしっぽりして、そしたら寂しくなったのか、皆を呼び寄せて踊りまくり。
全員の前に、スリ?と幇間3名の歌がちょっとだけありました。ここでも悠浦さんが
また幇間の声と役作りに戻っていて、細かいのが好きな私は大絶賛(贔屓目:笑)
そして全員で揃って賑やかに。この場面も上から(3階)から観ると大変綺麗でした。
セットが邪魔で広がりは制限されてるけど、豪華です。

なかなか面白かったですが、全場面3人一組扱いは、ちょっと・・というのが感想。
あの出番の幇間にさえ、細かく役作りしてくる悠浦さんにまたまた惚れんした(笑)



第2部
凄いダンス、歌。ダンスはさすがOSKって思った。よく踊ってる。
ただ去年ほど「すご~」と分かりやすい場面がなかった。(去年はあの雷神のとこね)
あ、ジャストダンスかな。ただ前に見たことがあるし、凄く既視感があったから。
印象に薄いのかも。面子的にも、見たことある感が激しくて。
無理とは思うけど、メインメンバー変えてやるとか、せめて日替わりで
3番手の場所(白)をあの3人(真麻・楊・悠浦)で交代させるとか、
そうしたら目新しかったかも?などと思いました。
いえ初見なら全然問題ありません。すごくて感動すると思います。
でも「3年前観た」感がぬぐえなかった私。桜花さんの幻が見えるほど。
ほんと全体的に、衣装も構成も、桜花さんトップ時代を思い起こさせた。
今年はじめて見たなら全然問題ないけど、思い入れを強くしてしまうと
なんだかモヤッとするのでした・・・。

実は今回、真麻さんをあまり見てない。なんて勿体無い!と後から思うが、
私の好きな悠浦さん&楊さんと対になることが多く・・いえ真ん中に居ても
その場面、両端にこのお二人がいるから、ついそちらに目がいってしまって
あまり堪能できなかった。いかんな。5回も見たのに目が足りない。


幕開き、高世さんのドラム。なんか神々しい・・。これぞ高世さん!
高世さんは神々しいという形容詞が似合う方なのだ!と気付いた。
真麻さんと楊さんのタップから始まるダンスの素晴らしさは堪能した。
楊さんのダンスも、すごく動きが綺麗なんだよね~
その後のダンスも凄かった。まあ主に悠浦さん見てしまってたんですが。
「その他」でセンターになるのが、悠浦さんか翼さんだと気付いた。
上のほうが抜けていって悠浦さんセンター、中堅が抜けていって翼さんセンター。
そんな感じでしたか、どの場面でも。わりと分かりやすいのね、名倉先生。


サマータイム。ここも好き。
桐生さんの場面。ダブダブなゆるい衣装と桐生さんのハスキーな歌声が大変合う場面。
前場面の「元気いっぱい」から一転、オトナの気だるいムード満載。
ここでも先ほどと同様、両サイドで踊る・・真麻さんと白藤さん。なぜまた真麻さん?
こういうところで、ちょっと人を変えればいいのにね!と思うのですわ。
娘役2人でいいやん、舞美さんを入れてほしかったな。
プロローグとの対比を狙うなら余計に。
後ろから、前場面で先抜けしたメンバー集合。やっぱり楊さんのダンス綺麗や。
悠浦さんも上手くなったと思うな。人が多すぎて見切れません・・。
とにかく、桐生さんがええ声~。ダンスもそんな雰囲気の振付で。
アンニュイなオトナの桐生さんを堪能する場面。

白い貝の場面。花道から折原さんが特別待遇で登場。ナレーション担当。
センターに海の精・舞美嬢。もっと活躍がほしい方。この数秒が見せ場か。
白い貝殻が、高世王子と恋羽姫。なんとなく悲恋っぽいのはなぜでしょう?
(この二人で悲恋を見すぎか?笑)
衣装はプリーツがたっぷりな白い高貴な身分の雰囲気。高世氏にはとても似合う。
だがカツラが・・金髪のマッシュルームって。金髪は良いが、マッシュ・・。
と一人突っ込みした場面。金髪ストレートでもいい、くるくるオスカルヘアでもいい。
東京ではちょっと違う髪形でみたいな~と思ったのでした・・。
ダンスは大変美しいです。真ん中の二人も当然、もっと海の精に活躍してほしいくらい。

またまた雰囲気ががらりと変わり。
チェスの場面の動きが大変美しい!ここの兵士登場場面の振付が大好き。
白の虹架さん、黒の楊さん、あのガシャンガシャンいう動き。ツボ!
(登場のとき、センターの2人にスポット欲しいなあ。黒軍は特に見づらくて。)
鎧が触れると鳴るような音が仕込んであるようで、動きのたびに、シャン!と
鳴るのもツボ。あの衣装、凄く好きだ。
後方でせり上がりしつつ、王二人が登場!っていうところも大好き。
ここ冒頭の演出、嵌るわ。(これが悠浦さん楊さんでなくても嵌ったかも)。
悠浦さんが、目立つ白い衣装なのも相まって、手足の長さが映えて映えて、
動きの美しいこと!!ダンスも良くなったわあ!とか思ったのでした。
(ごめん、反対の真麻さん、目に入ってない・・視線吸引力が・・勿体無い)
しばらく戦いが続くのですが、この戦闘ダンスも凄く好き。
そしてラストシーン。女であることに気づかないくらいだったが
(真麻さん御声が音楽にかぶって聞き取れない回もあったぞ〜と自己弁護。)
足を斬られて倒れた相手に止めをささないという黒の王の矜持が好きなので
別に女でなくても男でも良いのですが・・まあそこは。そういえば、登場から
お顔が可愛らしい雰囲気だったわな>白の王、と思い返してみたり。
でも途中の戦いの様子は、かなり激しかったし、黒の王より大きく見えるし。
別に男でもいいやん!としつこく思って居る私でした。

あの美しい透明感有る高めの声の歌、あれは女性といわれて納得
(いや悠浦さんと言われたら納得するが:笑)。
綺麗な高音が戻ってきて嬉しい。難しそうな歌だこと・・って思いますが、
あの激しく音が飛ぶ曲にも、揺らがず安定して歌われていて、
一回り以上大きくなったと感動したのでした(贔屓目)。

としみじみ余韻に浸りながらも、思うことあり。
黒の王を刺し殺して逃げた白の騎士(虹架)なんですが・・
黒の王を殺して、しかも自分の王様(お姫様)をそこに放置して逃げるって?!
とその卑怯っぶりに驚愕。あのあと黒の騎士(楊)に殺されたらどーすんの?
それが狙いなんですか? と白の国のお家騒動まで邪推してしまいました。
白の王(女王)と、黒の騎士は、亡き黒の王の遺志を生かし、この後二人は協力して
内外の敵を倒し両王国を統一し、女王と宰相として・・なんて想像が膨らむのでした。
こういうストーリー性のある場面好きだわ。

しかしだ。
欲を言えば、悠浦さん白の王なら(宛書っぽい)、黒の王は楊さんで見たかったかも。
もっとドラマティックかも~と私見。この二人の舞台相性は大変良いと思うのだ。
(真麻さんは、真麻さん芯の場面をほかに作ってあげて欲しいの。ソロダンスを
思う存分魅せる場面をさ。今回、端っこのタップとかで、あまり真麻さんメインの
場面がなかったように思うのです。真麻さんにこの白の王は合わないと思うしね。)
白の騎士が愛瀬さん、黒の騎士が華月さんとかどう?うわーみたい。私は見たい。
はい、私の贔屓目と妄想炸裂な願望構想でした〔笑〕

またまた場面転換。大女優・高世さまの場面。続くプレイボーイ桐生氏の場面
今回思ったが、高世さんは娘役に囲まれ、桐生さんは男役を率いるほうが似合う。
(ここもトップ(桜花)さんコミカル場面、2番手(高世)さんが娘役に囲まれ、
3番手(桐生)さんが男役を率いていた名残なのかと、そんなこと思ってしまった)
女優の高世さん、本当に美人で女で、違和感無い。なんて素敵なのだ。すぐにでも
女優?になれそうだ。高世さんは(悠浦さんもだけど)、高めの声が美しいと思う。
無理に低い声でつぶさなくても、高めの美しい声で歌を聞かせて欲しい。
少しお窶れになった気もしますが、美貌も健在だし。外での活躍も期待したいわ。
ここの4人の紳士も良い味。
高速で衣装を変えて出てくる白黒の王と黒騎士が凄すぎる。あの3人、着替えに
1分くらいしかないんじゃ・・って思うほど。悠浦さんロング金髪カツラだしね。
黒燕尾の男たちを翻弄し、大女優退場。白いきらきら燕尾の紳士と一瞬からむが、
なんか大変お似合いで美しいのですが・・もう少し居ていただけますか?と
高世嬢にお願いしたかった。

高世嬢が去った後、女たらしのプレイボーイが炸裂する場面(しかも怪盗!?)
歌いながら出てくる女性が次々と
「あの女ずうずうしい!まああの方なら仕方ないわ、私は特別だし」
と全員が思ってそうな場面(笑)。唯一折原さんだけが、しらっと冷たい雰囲気を
漂わせている。彼女こそ、「特別な女」に違いない。
城月さんの歌がいい。あとは白藤さんもいい。舞美さんもう少し安定すれば。
遥花さん、作りすぎてわからなくなってる~。恋羽さんは安定してていいね。
この場面で、ワンフレーズずつでも歌が聴けて嬉しかった。
高世嬢を囲む男役にも、一言ずつ歌があればよかったのにね・・と思ったのでした。

ラインダンスです。可愛いです。可愛いいというには違和感ある子も居ましたが(笑)
朔矢くん壱弥くんは、違和感があるほど、男役になりましたね。1年ですごいわあ。
ちょっと振付が簡単な気もするけど、まあ人数多いしこんなもん? 足あげの速度と
角度はさすがなのですが、これを味わうには、かなり色々見ておかないと!

次に高世さんソロ場面。白の歌劇らしい衣装がお似合いです。
両側から桐生さんと真麻さん。うーん、やはりまだ桐生さんと真麻さんが
同格(同じ衣装)は違和感がありまくる。体格のせいもあるかもしれないけど
桐生さんのほうがとても大きい(存在感)ので。
ここは本舞台は高世さんと桐生さんの二人でいいやん?
真麻さんはやっぱりまだ後列1段目がいいと思うの。

そしてジャストダンス。凄く踊ってて良いのだけど、冒頭に書いた通り。

初舞台生8人のピンクのドレスでのダンス。OSKらしいスカート捌きがさすがです。
可愛いお顔の娘役さんがいたので、これからに期待。男役さんにはもっと期待だ。
早々に役を付けてあげて欲しい、小さな舞台でじっくりみたいの。
促成栽培のOSKだから、1年後が楽しみだ。

フィナーレのパレードは、あららという間に始まる。
気が付くと、悠浦さんが階段の上に居て、歌っている。
もうちょっと「これから最後のパレードです」というタメというか、
終わりの始まり感(観客に心構えする時間)が欲しいところ。
エトワールが悠浦さんでも全然構わないけど(美声の若い娘役抜擢が嬉しいが)
とにかく、パレード始まりの「タメ」を作って欲しいのでした。

あとパレードはやっぱり序列順なんですね。ショーの終わりは活躍順がいいなあ。
何が言いたいかというと、恋羽さん。ヒロインとして舞台にいた方が、
隅っこって・・組んで何度もデュエットダンスを踊った高世さんの隣にいないとか。
えらく遠くにいて、ちょいと寂しい気がする。この舞台、ヒロインは折原さんではなく
恋羽さんだったと感じたので、の違和感かもしれない。
最後の「桜咲く国」で序列どおりに並んだらいいやん?と思うのでした。

一度幕が下りて、「桜咲く国」。これを聞かないと帰る気がしない(笑)
今年は熊本震災の募金活動があり、高世さんがそれをお話されていました。
夜の部の終演後は、劇団員さんが2人ずつ箱の前に立たれていたようです。
募金するのに並ぶ必要があって、なかなか敷居が高かったです・・
もっと下級生に(初舞台生でも)箱抱えて、4人くらい出口ドア付近に
立っておいて欲しかったです。

以上、ああ長かった。書いているうちになかなか詳細見てないことに気付き
(なんと真麻さんの印象が薄いのだ!どんだけ、悠浦さんと楊さん見てたの私!?)
これはいかん、再度しっかり見なくては!!と決意を新たにしたので、
新橋演舞場にも見に行くと思います。
読み返すと、大量の贔屓目が入っているのが分かったし。悠浦さんと楊さん贔屓。
もっと真麻さんについても書きたい。立ち位置的に視界に入りにくくて(大失礼)
「真麻のダンス見ろ!」って場面作って欲しいなあ、他に目がいかないような。
もちろん「悠浦!」とか「楊!」とか、魅力がじっくり堪能できる場面も欲しい。
華月&翼の歌場面も。ああ欲が深いわ(笑)
次は大好きな「真田幸村」再び3都市巡業のあと、新橋にて!!


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