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京都祇園「都をどり」 [観劇感想(その他)]


京都祇園「都をどり」
祇園甲部歌舞練場  2014年4月16日(水) 14時~15時 お茶席は13時~



祇園へ「都をどり」を見に行きました。
京都にずっと通っていえる割に、一度も見たことが無かった『都をどり』。
チケット取りづらそうだし、なんとなく敷居が高かったんですね・・
今回友人に教えてもらって、チャレンジしてきました。

華やかですね!!着物姿の若い舞妓さんの総踊りはなかなか見所有り。
春夏秋冬の景があり、春から始まり、また春になるフィナーレが圧巻でした。
ただ・・邦楽なんですね、伴奏も唄も。
普段、着物姿でも洋楽で歌い踊るショーを普通に見ているので、凄く戸惑いました。
邦楽だと割りに単調な感じがして、やはり洋楽は盛り上げやすいのだなあ・・と実感。
こちらが正統派なのでしょうが、私の中では「邦楽で踊ってる~すごい!」でした(笑)





ではこの日の詳細を書き残しておきます。


数日前、京都在住の友人から「都をどり」に出かけ、面白かったとの話をきいた。
友人は着物やらお茶を習っているので、そーゆー人しか行かないのかと思ったら、
聞くと、普通人も構えなくても見に行って大丈夫だし、特別手配が無くても
チケットが買えるらしい。(あれ宝塚に持ってる一般のイメージもこんなの?:笑)

で、京都で午前中仕事がある日。午後にチャレンジ。
意外にも、当日券があるんですね。
前日に電話して聞いてみました。そのときに予約もしてくれました。
折角なのでお茶席付きにして、1階席をとり、午前中の仕事を終えて祇園へ。
春の観光シーズンで、祇園へ向う途中の市内バスから修学旅行の高校生だらけ。
観光名所というより、大学めぐりしてる・・?
聞くともなしに聞いてた。確かにこのバス循環だから、その大学前にいくけど、
ついさっき私が乗ってきたところなので、ほぼ一周かかるぞ?と思ったり、。
まあ素直に乗ってたらそのうち着くし、なんか仲間内で行き先もめているので、
黙っていました。頑張れ、修学旅行生。

祇園到着。すごい人の波。そして、白人が目に付く、アジア人でも中国系?いっぱいで。
お客様満載の大型観光バスが花見小路の小さい通路に何台も入っていく!!驚いたわ。
あまりの人出に、京都らしい昼ごはんを食べることが出来ず(混んでる&バカ高い)
なんか裏通りのインド料理やでカレー食べました・・

さて花見小路を歩いて祇園の歌舞練場へ。予約チケットを引き取り、入り口へ。
チケット売り場も古風で素敵。横の枝垂れ桜が綺麗で見ていたら、観光バスの添乗員さん
らしき女性に、「早く並んでください、2号車の方、こちらです~!」と呼ばれてしまった。
おねーさん、私はツアー客じゃないよ・・とやや心配になった(笑)

その行列を横目に、姑息にも観光バスの団体さんが入る前に、小走りで入り口に向った。
まずはお茶席。「立礼式で」とかあるので、気合入れてたのに、何これ・・?

入り口から先も長蛇の列。お土産売り場や庭園もあったけど、見ていると
どんどん列が長くなるので、ついつい並ぶ。観光バス客も一般客も一緒だ。
そして並んで待合に入り、再び並ぶ、やっとお茶席に通されると・・

芸者さんと舞妓さんがお茶を立てているのを見るだけ・・?
これは「お茶席」ではなく、お茶&お饅頭付き「観覧席」だった。
お菓子とお茶は、素晴らしき流れ作業でオバサンが配ってくれた。
お土産にお皿を持って帰れるとのこと。団子柄に5色あるが私は茶色。赤が可愛い。
あっという間に饅頭を食べて、大量生産の抹茶をのんで終わり。
お茶の気分も何もあったもんじゃないね。「お茶席」は1回で十分だ。

お茶席から降りてくるとお土産どころがあって、「都をどり」限定品を売っていた。
時間はない、だが舞台終了後はこちらに戻れないとのこと(商売下手なの?)、
大あわててで、過去の舞台で使った着物を利用した手鏡を購入。
なんとなく記念?やっぱり祇園では鏡でしょって。

そして売店と繋がった扉から劇場へ。新歌舞伎座よりやや小さいくらいに見えた。
前日予約なので、当然後方席。座席に傾斜がないので(多分)、なんか見づらい。
特に私の前が白人の体格のいいオバサマで、金髪がくるくるふわふわ・・(泣)
だけど居眠りもせずしっかり観劇されてました。だから諦めて脇から見た。



いよいよ舞台の内容!!。

「よぉいやさぁ~」で始まるのはなじみ通り。やっぱり日本物の始まりはこれがいい。
幕が上がって板付き!が好きだけど、今回は両袖から舞妓さんが10名ずつ登場。
オケ(?)は両サイドに、上手は年配のお姐さんによる三味線と唄。下手は踊り手と
同じ着物姿の舞妓さんの笛や太鼓。なかなか華やかだ。
まずは春の躍りを銀ふすまの前で。次から2名ずつくらいによる躍り。
夏の祇園祭の場面(推定)で、若旦那さん役の方をみて「お、男役!?」と驚き、
次の場面は、ストーリー性があったが、外人レベルに唄が分からなかったので詳細不明。
お姐さんが一人で歌うから分からん。せめて台詞ごとに言う人(歌う人)変えて欲しい。
そして一番上手いだろうお姐さんが長く踊ってくれた・・・が、眠い。
上手い人の踊りは睡魔を呼ぶのか、長い唄とあいまって、大変眠気を呼び起こされ。
拍手の音で正気づいたときには、既に場面は終わっていた・・・・。
秋はもみじ、冬の雪の景色があり、再びの春。桜の枝やらもって出演者総出の総おどり。
一本物のお芝居のフィナーレのように、各場面の衣装ででてこられる。
最初は、センターが若旦那だったので、「やっぱりセンターは男役なのか」とか、
全くどーでも良いことを思いながら見る。すると、両脇から、2名ずつ登場。
やはり貫禄の(私の睡魔の神を呼んだお姐さん方)4名が最前列に。
おお!やっぱりスターは後から登場してセンターに行くんだ!とまた妙に感動。
フィナーレの総踊りはかなり盛大でした。邦楽でしたが。

そして終演後すぐに追い出され、大混乱の中外へ出ました。
なんと劇場前は観光バスがびっしり。6台くらいいたか? 外にでて祇園を歩いて
南座の下、祇園四条の駅まで行くのも一苦労でした。

春らしくて楽しい公演でした。春は『さくらの踊り』を見に行くものですね!
花見はしてなくても春の踊りは見に行く私。
祇園の「都をどり」、OSK松竹座「春のおどり」そして宝塚の「宝塚をどり」(笑)
制覇予定です。



余談(・・余談ばっかりですが;笑)。
お席に着くと、となりには三人組のおばさま方。この年代の女性は大変人懐こい。
「まあ、ひとりで来たの? 偉いわね」って誉められた。・・・私何歳よ?(苦笑)
おばさま方も今回始めてらしい。おばさまたちと少し話してるうちに、すぐに開演。
帰りに「華やかだったねえ。次は宝塚を見に行かなくちゃね!知ってらっしゃる?
いま100周年ですごいんですって~」と、熱弁された。オバサマ、ヅカファンですか?
このときの思考、
「女の人いっぱいの華やかな舞台」→「宝塚」のようだ。分かりやすかった(笑)
すぐに劇場から追い出されたので、ここでおばさま方とはお別れしました。

おばさまに勧められたからではないですが、この2日後、宝塚月組公演を見に行ったので、
その話はまた次回。



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