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OSK 「JUJU」 [観劇感想(OSK)]

  
OSK日本歌劇団 「JUJU」
2012年9 月16 日(土)16時 千秋楽 大丸心斎橋劇場 



今回は東京先攻、大阪後攻。大阪千秋楽を見てきました。
構成は第1部が和物レビュー40分、第2部洋物レビュー60分です。
さすがOSK、9人というディナーショーレベルの少人数ながら、
豪華でエネルギッシュなダンスと、深い味わいある歌を聞かせてくれました。
なんか、どんどん嵌ってく・・・? 私の好きな古きよき宝塚な雰囲気が
感じられるからかもしれない。人数少ないから人海戦術的迫力には欠けるけど、
それを補って余る「上質なレビューの雰囲気」が堪能できる。それが堪んない!

今回は桜花さん高世さんという1.2そろい踏みで豪華。
私は高世さんの歌声(&芝居)がすごく好みなんだわ。
若手で注目しているスタイル抜群の美形。悠浦さんが最下級男役で出演、
探す必要の無い陣容なので(笑)たっぷり堪能できました。
小さい劇場は、後ろの席でもオペラグラス無しで全体が見られるから嬉しい。



ショーなので語りにくいけど、もうちょっと詳しく。
演出は第1部第2部ともに、北林佐和子さん(→ショーの演出は始めてみるわ)

第1部 寿寿 (40分)
「じゅじゅ」という音を、日本語とフランス語(大切なもの)の掛詞にしたのね。
OSK90周年を寿いで・・という始まり。宝塚大劇場の「ちょんぱ」には適わないけど
9人で狭い舞台目いっぱいに踊ってくれました。やっぱり日本物のレビューって素敵。
年に1度はみたい。日本の大事な文化だよこれ。留学生の見学演目に入れられるって。
桜ボレロ(桜花、高世、朝香)はやっぱり圧巻。3人だけなのに、迫力あるし。
40分の中に、上手く短いコメディチックなお芝居がはさんであって飽きさせない。

それが花嫁道中。ある意味一番印象に残る。ここだけ配役があるので書くと・・
仲人(緋波&遥花)、花婿姉(牧名)花婿(悠浦)花嫁みよちゃん(舞美)提灯持ち(楊)
という構成。
これが爆笑。陽気な仲人・緋波さんと嫁き遅れの姉・牧名さんが上手いの。
(緋波さんは未来優希レベルの芝居と歌に迫力がある芸達者な方だと思う)
牧名さんはこの役で新境地を開いたらしいのですが(本人談)、白華れみさんみたいに
美人なのに、なにこの姉ちゃん、上手いわ!って笑わせてもらいました。
大阪の劇団なので、大阪弁がナチュラルに出ていて、「船場のこいさん」って雰囲気。
これまた古きよき時代の吉本新喜劇のほんわかしたムードを品良く見せてくれました。
この場面、客席参加型でした。緋波さんの事前指導で、祝い歌の一部、客席も一緒に
踊るの(手だけね)、最後に一緒に「おおー♪」みたいに気合を入れて、結婚式を祝いと。
この振り付けは、大変簡単で、さすがの私も即時覚えられた。楽しかった・・・・♪
千秋楽なので、おまけに練習があり、客席もノリノリでね。
花嫁&花婿は若手美形カップルだったが、この場面の主役は、緋波さんと牧名さんです!
楽しい場面が終わってラストへGO.

定番の平安衣装が登場。夢源氏ですわ。光源氏(桜花)と藤壺(朝香)をメインに、
全員が平安衣装で総踊り。幕。
40分って短い・・と思ったけど、人数少ないから出ずっぱりだから、これで十分か。


第2部 JUJU(60分)
こっちは「JUJUを探せ!」がテーマ。光源氏が「じゅじゅはどこに・・?」とか
歌って終わっているので、2幕幕開きで桜花さんが「JUJUはどこ?」から始まって、
ええ!?続いてるの??と少々驚いた。
→「皆様の心の中に、OSKがJUJU(大切なもの)として残ってくれたら嬉しいです」
という結論。やられた・・ベタだけどイイよ北林先生。次100周年目指すんだね。
途中、桜花×高世の楽しい掛け合い歌?があり、その後、高世さんが単独で90年の歩みと
100周年への願いを歌っていた。いい声だ・・♪

OSKの構成って、トップ~3人、つまり桜花さん、高世さん、桐生さん(今回別働)が
飛びぬけてスターで、その他とは一線を画している。この3人は単独トップを張れる。
そのうちの1&2がそろっている。
やはりというか、Wトップ状態・・・いやトップと準トップ? 
(最近の月組体制を見るようだ。だがOSKのほうがずっと早くからの体制ね)
高世さんもトップを張っているときは、堂々たるトップなのだけど、今回は準トップ。
どちらも歌も踊りも上手いんだ。好みとしては、高世さんだが>私。

印象に残った場面は、・・トップ二人がでてない若者場面(おい?)
若者ロック(楊、悠浦、舞美)がロックな若者&ミニスカギャルで出てきて歌い踊る。
次世代という感じ、いいわあ。この舞美さんがすごく美人だ。
(舞美りらというどっかできいたことのあるような芸名のため、一発で覚えた:笑)
悠浦さんはスタイル抜群。背が高く手足が長くて、顔が小さい。もちろん顔は綺麗。
クールでスタイリッシュな感じが、とっても素敵。
だけど熱い人揃いのOSKの中では、少々浮いているようにも見える(特にダンスが)。
熱い人に挟まったクールさを上手く見せる見せ方を研究して欲しいわ~応援してるから。
楊さんはヘアスタイルに工夫があって、すぐ分かる。元気がよい方ですね。
以前、高世さんのDSに行った時、帰りのお土産を私に手渡してくれたのは、
この方だった!と気づいた。(私が人の顔をしっかり覚えているのは大変珍しい)
あの時、私より10センチくらい高いように見えたのに・・。悠浦さんスタイルいいけど
楊さんだってすごくすらりと素敵な方でしたよ~(私が覚えているくらいだ)。

第2部にもちょっとストーリーのある場面があって、それが旅人と姫と魔人の話。
旅人(桜花)記者(高世)お姫さま(朝香)、闇の勢力が緋波さん以下全員。
闇の世界にとらわれた光のお姫様と救う光の王=旅人、そして対決する闇の勢力。
ちょっと中東風なアラビアンな衣装が幻想的で綺麗だ。結構印象的な場面。
しかし・・・なぜか高世さんひとり、現代服装にトレンチコート・・???
なにこの違和感、なのにこの世界観に馴染んでるよ?この人>不思議な存在や~。
普通の格好の高世さんと、闇を担当した人々の迫力(緋波&牧名)が印象的だった。
どうやら私は1部から、このお二人(緋波&牧名)の迫力に釘付けだったらしい。

フィナーレは定番コースが全部入っていたような気がする。
男役黒燕尾、デュエットダンス。人数少ないけど大きく見えていいわ。
たださ・・緋波さんが未来優希さんに、悠浦さんが大和悠河さんに見えて仕方なかった。
また悠浦さんがスタイル良くってねえ。その長い手足をもてあましてる感じも。
途中でも思ったんだけど、なんだか動きがさりげないというか、
力が入ってない感じなので、隣が力いっぱい踊ってる緋波さんだと、
省エネしてるように見えるのが勿体無い。遠めにみると一拍早いようにも見える。
一生懸命やってるんだろうな~とは思うが、そのクールさは大好きなので、
上手く売り物にして欲しい。スタイル押しの男役、ぜひ次世代を担って欲しい。

あら、今回やっぱり悠浦さんについて語ってますね。目に付いたんだろうなあ。
完成度の高い方が多いから、ちょっと目立つのかも。これをぜひ良いほうへ繋げてね。
なんかOSK見る楽しみが、どんどん増えていく。人数少ないから覚えやすいし(笑)
「おとめ」みたいなの出して欲しいなあ・・>OSKさんへ


次の公演はなんだっけ? 12月東京でDSあるらしいけど・・雪組千秋楽の前日?!
うおお遠征したい・・・・が時期がクリスマスって厳しすぎる(泣)
・・4月の日生劇場&松竹座は行きたいわァ。・・って大阪はいくね、確実に(笑)

最近「手の届くスター」が楽しいOSKです♪






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