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宝塚雪組「ドン・カルロス/Shining Rhythm!」@初日『ドン・カルロス」について語る [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組「ドン・カルロス/Shining Rhythm!」
 宝塚大劇場 2012年3月9 日(金)初日 15時 23列上手



初日速報で書いたとおり、お芝居&ショーともに良作です。
初日帰宅後は自分の中で盛り上がっており、興奮したまま書き散らかしでした。
改めて土曜日に感想を整理して書きました。長い。めちゃくちゃ長い。


お芝居は、重厚です。テーマが「家族愛」という大変身近なものなので
設定や衣装を豪壮にした結果、大変重厚な雰囲気を醸し出しています。
明るく快活ながら人の機微が分かる王子、お転婆で素直な可愛い女官
孤独感を醸し出す重厚な王、悩める王妃
この二組のカップルを巡る家族愛なんですよね。結局。
すれ違い、それぞれの思いを表現する場面があり、見ごたえあります。
初日はまだ「段取りどおり」で硬さのある場面も多かったのですが
日を重ねるにつれ「遊び」な部分も「余裕」な部分も出てきて
さらに進化するものと思われます。歌も王子と女官の掛け合う歌や
王の心理-孤独感や切迫感が表現された歌が、聞き応えがあり、とても美しい。
この後どう深化していくのか、楽しみです♪

ショーは中村B先生にしては、思い切った色使いの衣装でした。
構成や演出は、さすがの安定感!とてもゆったりと楽しめタカラヅカを堪能できます。
本当に心から嬉しい。マンネリではなく、「安定」の上に「斬新な振り付け」や
「スター(番手スター以外も、退団者&組替者にも)の見せ場」が
くどすぎず、あざとすぎず、自然な感じに綺麗に入れてある。
それを緩急のある場面作りで構成する。・・シリアスな緊張感のある場面、
賑やかで華やかな場面が上手く混ぜられているのです。
フィナーレは綺麗な色彩で、セオリー通りが超心地よい。心から拍手できる。
ショーだけ見ても堪能できます。お芝居が「静」なので、「動」のショーと良く合うの。
お芝居も良くて、ショーもよく、組み合わせがよくて幸せです♪

私はとっても嬉しいです♪ 
感想を語りだしたら、どんだけ長文になるんだ!?というほど嬉しく語れます。
いつもそうですが、ネタバレいっぱいなでのでご注意ください。
(もし可能なら、一度ご観劇後、2度目の前に見ていただくといいかも・・細かいわね^^;)


グランド・ロマンス『ドン・カルロス
シラー~「スペインの太子 ドン・カルロス」より   脚本・演出 木村信司

大まかな感想は上に書いたとおり。
今回は(いつもだけど)ストーリー中心に書いています。

大変興味深いお話でした。以前から木村先生が語っていた通り「家族のおはなし」。
まったくそのまま。でもそこが最大のつっこみどころでは・・と思うの。

だってこの話、主人公はフェリペ2世で、ヒロインはイサベル王妃ではないかと。
(決して役者による贔屓目ではない・・と思いますが、公平だ!と言い切る自信はない)
理由を書くとですね
この物語の対象となる「家族」の中心は「フェリペ2世」だから。当然真ん中に来る。
彼を巡って、先妻の息子と後妻がすれちがい家族をなんとかしようとするお話だから。
話を動かすのは、元気がよくて行動派の息子の恋人(王妃の侍女)=家族候補の外部者。
父の仕事(ネーデルラント圧政)の件や、息子の素行(信仰問題)が話題になるけど、
それは切っ掛けに過ぎず、これらの事件を通じて家族が誤解を解いて、感情が解れて
新しい絆を築いていく・・と言う結末。
家族ってのは、フェリペとイサベル夫妻、息子カルロスと息子の嫁(予定)レオノール。
叔母様や大主教様や異端審問長官(父の仕事関係者?)も出てくるけど。
息子の友人たちも出てくるけど。
話の本筋は「家族の物語」なんだな。
庶民的に表現すると「世帯主フェリペ2世/職業 国王」のご家族の。壮大なすれ違い。

もともとの原因は、フェリペが最愛の妻マリア・マヌエラ王妃を亡くして
周囲に心を閉ざしたことから始まる。
「太陽の沈むことの無い帝国」と謳われた当時のスペインの王だもの、
そりゃ重責も並大抵ではなく孤独感も増すことだろう。苦悩してますね~
分かり合える妻を亡くし、一人で王者の重責に耐えるしかなかったのかも。
(信頼厚い忠臣アルバ公爵が居たけど、人情の機微には疎いらしく・・
心理面での頼りにはならなかったか)
哀しむ彼の孤独が作った心の壁のため(壁がまた鉄壁^^;なんでそこまで頑な?)、
王子カルロスも王妃イサベラも寂しい日々を送る事になる・・。
異国の地でそれに耐えられなくなった王妃が、腹心の女官を通じて(王子と女官は幼馴染)
王妃と同じ境遇の同年輩の王子に悩みを相談しようとしたことから(なぜ王子に?)、
騒動が起こるんだものね。レオノールが弱気だったら、話は動かない。
元は婚約者同士の王妃と王子、ひとり世代が上の王は二人の関係に疑心暗鬼に陥る。
ま、婚約者と言っても政略結婚なので、そんな熱愛って関係ではないと思うのだけど
そこは自分が政略結婚の相手(マリア・マヌエラ)と相思相愛だったから、邪推も加速?
ついに息子を監獄に入れ異端審問にかけるけど、決して死刑にするつもりなんて無かった。
妹フアナが知らせてきたことを、実際に確かめたかっただけ(・・陰険だ)。
――と言うのは裁判の様子を見ていたら分かる。
最後に自分(最高権力者の国王)が結果をひっくりかえせると、
自分の思い通りに出来ると考えていたから。だから息子を裁判にかけた(ヒドイ・・)。
なので異端審問長官が「死刑!」と明確に告げたときは本気で驚いてましたね(笑)
「え!?この国の最高権力者って俺じゃないん??アンタなん?」って(意訳)
愛妻の忘れ形見で大事な唯一の王位継承者、簡単に死刑に出来ますかいな。
異端審問官、空気読めやっ!(怒)・・という空気が流れておりました(笑)
(対する異端審問長官が「当然やろ、わしはアンタの権力外にいるんやからな」(意訳)
と絶対君主に対して一歩も引かず、同じくらい偉そうなのが素晴らしい!)

結局、大主教様に助け舟出してもらって、妻イサベルとのすれ違いも解消し
・・とういより、妻が自分を愛していたのにびっくり。これから夫婦円満の予感。
息子とも和解して大満足。さらに息子の恋人も気に入ったので、身分違いでも
赦してやった。息子喜んでるし、理解ある父できたかな(自己満足)。
ああよかった、大団円♪・・・ってラストシーン。
よかったですね、フェリペ2世陛下!!←私の感想(^^)

帰宅してプログラムの木村先生の言葉を読むと、フェリペ2世への思い入れが
強く書かれており、私の印象が間違ってなかった・・と思ったのだわ。
多分、木村先生が計画したとおりに感じた(はず。多分よ)

私はこのストーリーで大満足できるけど、(原作未読、オペラ未見)
タイトル『フェリペ2世』のほうが良いのでは?っていう話の展開は
『ドン・カルロス』という作品ではど~かな~って思う(我侭だ>私)

息子は頑張ってましたよ、父の心を開くことが家族(自分を含む)が幸せに繋がると
知っていたから、かなり無理して頑張っていた。若いのに人間が出来てる(父よりも)。
結果的に父と和解でき、自分も身分違いの恋を成就できて(あの父から赦されるとは♪)
かなり満足したと思われる。よかったね、カルロス殿下!!←私の感想(^^)

・・・一人可哀想なのが、ポーザ侯爵。
悲願のネーデルラント解放はならず、圧政はそのまま(国王陛下、この件に言及なし)。
カルロスには赦してもらえたけど、この先今までどおり親友ってのは気まずい。
しかも親友を裏切ってたのを、他の友人たちにも知られてしまい・・・。
ポーザ侯爵、可哀想だ・・まあまだ若いんだから、ガンバレよ←私の感想(・。・)

壮大な家族のすれ違い。
なんといいますか、一人息子の命を賭けた国家レベルの夫婦喧嘩って印象。
でもかの名作『エリザベート』だって、ストーリーは壮大な家族のすれ違いだもんね。
夫婦のすれ違いと一人息子の素行問題。あちらは実の母子で、母に横恋慕さんが居たけど。
今回の家族も、夫婦のすれ違いと一人息子の素行問題&恋愛問題。義理の母子で難易度UP。
皇帝のご家族はどこのご家庭も大変ね(^^;)→イギリス王家は楽しそうだったな・・
庶民の家庭で描いたら、「日曜ドラマスペシャル(1時間完結)」
サスペンス要素があるから(危ない友人が居るので)、「火曜サスペンス(2時間)」かな。
いや庶民の家庭にしてイカン。
高貴な家族だから、それぞれが直接話しをできない環境だから絡まって面白いのよ。
この作品、豪華な衣装とセット込みで重厚で荘厳な雰囲気も楽しむお芝居。
・・・・あとは『エリザベート』レベルの名曲があればいいのになあ、と思う。
長谷川先生の曲もいいけど、旋律だけって言うのが多いから、「曲」として独立させたら
何だか分からなくなりそうで。壮大に盛り上がる音楽があれば、と思うのでした。
(なんとなく『虞美人』を思い出すのが難なのさ^^;記憶槽をかき回さないで欲しいの)

でも私は楽しめますよ。大喜びです。ありがとうございます、木村先生!


では物語上主要な人物別に(書きやすい順に書いてます)


スペイン国王フェリペ2世(未涼
偉大なるスペイン帝国を統治する有能な国王、カトリックの守護者を自認する偉大な王。
その最高権力者が愛妻を無くして心を閉じたことから、
冷酷で猜疑心の強い王になってしまい周囲は大変(有能で公正なんだけどね、情がない)。
一人息子と後妻がいい人でよかったですね。周囲も、悪意を持つ人が無くて幸せだ。
つまりだ、彼が周囲に心を開きさえすれば、幸せは目の前にあったのだ・・・
あのラストシーン後、王様は密かに深く反省したのでは?(もちろん誰にも見せない:笑)。
今回の件で王の心理はかなり変わったと思うので、他人の意見に耳を貸す余裕もありそう。
・・・ポーザ侯爵、いまだ!直接王様にお願いするんだ!!行け!(と思った:笑)

未涼さんは、孤独で猜疑心の強い強大な王を、重厚に演じていました。
金髪と髭に豪華な(巨大な)衣装が、意外なほど似合っててカッコいい。
苦悩する王様、素晴らしいわ!その表情。堪能させていただきます。
明るい金髪と、髭が・・・似合いすぎ。萌えます。
フェリペ2世って、こんなにカッコいいオジサマだったのか!!!と。
そりゃイサベルも惚れるわ(笑)と思うほどの美男の王様。存在感も凄い。
みんなで出ている場面でも、一人威厳を漂わせ、偉そう。「王はココ↓」と分かりやすい。
すごい貫禄、存在感。王が出てくると一気に重力が変わる(重い・・)
この王様が「嫌な奴」「偏屈親父」としか感じなかったら、
王子の思いも王妃の思いも共感できず、物語に奥行きが出ないと思う。
未涼さんの新たな魅力を堪能できる役だ。

歌も重要場面でしっかりあり、良かったです。「幻覚」という役がたくさん居たけど
あれはフェリペ2世の幻覚なんですね。すごい幻想的で良い場面だった。
衣装は、フェリペ2世の肖像画どおりに豪華で、シックなのに煌びやかで。
巨大なのでマント裁き?というのか、動くのが大変そうだ・・・。でも素敵。
王様の声。良く通る渋くてイイ声なの。落ち着いた重厚な雰囲気を醸し出す声。
この素晴らしく威厳有る声を聞いたら、思わず跪いてしまいますわ。

そして・・決して贔屓目ではないと思いたいんですが・・このストーリー展開では
(上に書いたとおり)フェリペ2世は主役ではないかと思う。主役級なのは間違いなく。
『虞美人』の張良も木村先生の思い入れの強そうな役(影の主役?黒幕?と言うほど)
を好演されたと記憶してますが、『ドン・カルロス』のフェリペ役も
木村先生の思い入れが一番強い役みたいに感じる。作中では指折りの重要な役。
木村先生、「未涼亜希」という役者が好きなのかな?(だったら好みが合いますね^^)
私は本作で木村先生が意図した通りの感想に至ったのでは・・と密かに思ってます~

ふわ~読み返すと誉めすぎ?ストーリーが違う?>合ってますよね??木村先生。
一応贔屓目控えめに作品を見て書いたつもりだけど、何タワゴト書いてんだよ!?って方は、
まあ贔屓目が目いっぱい入ってんな~舞い上がってんな~コイツと、ご寛恕ください(^^;)
とにかく嬉しかったんです。こういういい話のなかで良い役をする未涼さんが見れて。


イサベル王妃(沙月
フランスの王女で政略結婚でスペイン王妃になった。最初は王子と婚約していたが、
政治的な配慮で父王の妃になったという複雑な経緯を持つ妻。だから誤解が生じる。
こういう経緯がなく、イサベルがカルロスと一才違いという若い年齢でなければ、
王はもっと素直に心を開いたのではないか・・と思うのですね。
イサベルは、フェリペが大好きでそのために苦しんでいたから、きっと孤独で鉄壁の
壁を巡らせているように見える王でも、彼女が惚れるようなコトがあったんでしょう。
いや、もともと王女の生まれ、王の孤独を理解し、有能で律儀な王に愛情を持ったか。
問題は、「なぜそれをカルロスに相談しようと思ったの!?」というところ
これが物語の発端で、イサベルとレオノールの行動の動機で、
一番重要なところなのに説得力が弱い。共感しがたいんだもの・・。
なんで一番分かってもらいたい人(=王)のことを、一番疑われそうな人(=王子)に
一番疑われそうなシチュエーション(=二人きりで無いと話せません!)で
相談するという決断をしたのかが、不思議で堪らん。フアナ様にしておけばいいのに。
息子だから一番力になってくれそうと思ったのか?
信頼する女官レオノールが、「いかにカルロス王子が良い人かっ!!!」を力説したのか。
ココに説得力があれば、この作品は間違いなく名作であったと思うのですわ。

・・カルロスの命が危なかったけど、思いを達成できて良かったですね。
あの場面で黙ってたら、王には愛想尽かされ、カルロスは死刑・・ヒドイ女になってたよ。
思い切って勇気を出してよかった♪ これからはお幸せに♪

沙月さん、悩める王妃、大人の女を演じていました。
『黒い瞳』のパラーシカのような役より似合う。
初日なのでまだ硬さも感じられましたが、かなりイイ。綺麗だし、今後に期待大ですわ。


カルロス王子(音月
唯一の世継ぎの王子という生まれ育ちの割りに、なんて気配りの人なんだ。
分別も有り、人情の機微が分かる。彼が周りの人たちに好かれるのも分かる。
明るくて快活で、優しく優秀で・・かなり無理して「そう」見せているように感じた。
早くに母を亡くし、父から冷たくされて、苦労したんだね・・(涙)
その‘表に見せているカルロス’を見込まれ、義母に厄介な相談を持ちかけられて。
さらに友人達からは、立場と性格を見込まれ、父の仕事への口出しを依頼され。
父の気性は知ってるから板ばさみ。非常に困難な立場に追い込まれたカルロス。
それでも健気に善処しようと一人で行動するカルロスは、偉い。共感する。
しかも気配りの人らしく、周囲に害が及ばないように配慮しながら。健気だ。
一時は命が危なくなり、本人も覚悟したようだけど、
それでも父を、他の誰をも恨まないそんなカルロスが好きだ。
彼が自由で元気で行動的なレオノールに惹かれるのが分かる。

最終的には、大主教様と父に救われ、諦めていたすべてを手に入れられ、よかった。
彼が報われて本当に良かった。これがこの話を「いい話」にしていると感じる。
フェリペを中心に話は展開するけど、カルロスが居なければ物語にならない。感動しない。
カルロスとフェリペ。この物語の主軸を務める二人の関係が、物語に厚みを与える。
感情がすれ違う二人――二人が同じ場面に出てくるたびに凄い緊張感が走るの。
緊迫した空気が張り詰める。これは凄いことだ>凄い役者が揃って嬉しい♪
だからこそ、ラストシーンが生きる。爽快感が味わえる。
「ああ、よかったねえ、いい話だったなあ」って。
このストーリーのメインテーマは、「父と息子の和解」かもしれない・・。
タイトルは『フェリペ2世とドン・カルロス』だな(笑)

音月さん、似合う。明るく快活で優しく優秀な王子を「演じているカルロス」が分かる。
ただ単純に明るい王子ではなく、外に見せかけた明るさの裏に孤独の影が見えるから
魅力が倍増。自身も心のうちに孤独を抱えるから、父の孤独にも共感できる。
だから父の仕打ちを恨みもせず、非難しない。心を開いて欲しい、僕を見て欲しい、と
切ないまでに思いながら、そういう弱い自分を父は好まないと思い耐えている。
父が望むだろう「世継ぎの王子」を、一生懸命作っている。なんかいじらしくて・・(涙)
素晴らしい演技力だわ。いままででの音月さんで一番好きかも。
父との葛藤、身分違いを知って言い出せないレオノールへの思い。
王子なら女官なんて愛人にできるだろうに。ただただ彼女の幸せを願っている。
(だからレオノールの方から来てくれたとき、大喜びしたんだね/不憫な子・・涙)
健気で可愛い。抱きしめてあげたくなる王子だ(ついでに父も。なんて可愛い父子だ)
なんか書いていて、「似たもの父子なんだ」と思ってしまった・・二人とも内向的(笑)。
音月さんが音月さんらしくて、とてもとても素敵だった。歌声はいつもどおり絶品。
本当に美しい力強い声ですね。できれば父との掛け合い歌も欲しかったです。


女官レオノール(舞羽
イサベル王妃付きの女官。幼少時に両親を亡くし、王の妹フアナ様に育てられる。
多分、そこそこの貴族の娘だったのでしょう。可愛く健気で、元気良くてお転婆で。
敬愛するイサベル王妃のために身体を張って行動する。
この時代の女官にしては元気良すぎるけど、フアナ様にその気性を溺愛され、
元気さ行動力をのびのびと育てられたんだなあ・・そこにカルロスは憧れ惚れたんだ。
(と分かる。)
愛するカルロス王子のために、夜中に石垣をよじ登るほどの行動力もあり、
逞しく頼りがいが有る。でしゃばりではなく控えめなのがまた可愛い。
王も認めるほどのバイタリティ溢れた、皆に愛される可愛いい女官だな。
そんなに元気ちゃんなのに、身分は弁えているところが健気。応援したくなる。
このカップル、とってもお似合い。あの父王が赦したほどだ(気分が高揚してた時だが)。
カルロスの「仮面」を外して、ありのままのカルロスを幸せにしてあげて欲しい、
彼と幸せな家庭を築いて欲しい・・と思いました。

舞羽さんは女官役なので、豪華な衣装陣のなかでは割と地味な衣装でしたが、可愛い!
トップ娘役が女官だからか、茶色の女官の衣装が現代テイストで可愛いし、似合う。
レオノール役は、『黒い瞳』のマーシャっぽくて、舞羽さんに似合っていた。
とにもかくにも可愛いのだ。容姿も性格も。
舞羽さんがイサベル役でも似合いそうだけど(そうなると父と息子で本格的△関係?
なんか倫理的にかなり・・・タカラヅカでは無理だ;×;)、敢えてレオノール役を
創ったのが分かる。この性格のレオノールにしたかったのね>木村先生!分かるわ。
このレオノールが居たことで、重く暗くなりがちな話が明るくなった。
レオノールが居たから、カルロスが救われた。レオノールは光なのだな>あの家族の
可愛く健気で元気なレオノールは、舞羽さんにぴったりだった。
レオノールがおせっかいなでしゃばり女に感じたら、話が破綻する。
舞羽さんのお芝居はよかった。よいキャスティングだわ。
歌がかなり上手くなったように感じる。デュエットはもともと良かったけれど、
ソロでも大分安定感が出てきたような気がします!ますます綺麗になったね♪
(歌、あともうちょっと安定してくれると文句なし)。




王の妹フアナ王女(涼花
フェリペ2世の妹で、ポルトガルに嫁いだが夫の死でスペインに返された人。
その後は甥カルロスやら孤児レオノールを育てたり・・と、過ごしている。
さすがフェリペの妹!という威厳がありますな。気品と威厳、さすが大国スペインの王女。
一方で、養い子のカルロスとレオノールのことを本気で心配しているやさしい叔母様。
身分を弁えた賢い二人なので、カルロスとレオノール各々の恋愛感情は叔母様に伝わらず。
フアナ様はちゃんとレオノールに良い縁談を用意してあげて。
親代わりになって、きちんと嫁に出してあげる気だったんだね。いい人だ。
カルロスの裁判のときも、兄上(父王)にいろいろと誤解を解くよう情報を提供する行動派。
さすがの鉄壁の王も、妹の言葉には耳を傾けた様だし・・影響力の有る方だわ。
→ポーザ侯爵、王に意見を頼むなら、カルロスではなくフアナ様だ!(笑)

涼花さん、もともと美人だけど気品溢れる貴婦人が似合う。いい女役さんになったわね~
と思ってたら、今回退団なんですね。残念だ。最後に大役で本領発揮できてよかった。


トレド大主教(飛鳥
カトリック国家で大主教さま、王の傍に居たりするのでかなりの権力者かと。
でも優しいのね。カルロスのことも、きっと子どもの頃から知ってる感じ。
だから異端審問会で、最終的に彼を庇った? とりあえず王の性格や意向は良く知って
そうなので(空気読める人だ^^;)、王の望むとおりの結論へ持って行ってくれた。
大主教様が居てくれてよかった>と、フェリペ陛下は心から安堵したでしょう(笑)

飛鳥組長、権威がある人物でありながら、本来の聖職者らしい優しい雰囲気が出ていて、
峻烈な異端審問長官との対比でもとても良かった。あ~組替なんですね・・・寂しい。
私が見ていた雪時代(一路さん)からずっといつも雪で見ていたのに。
でも辞めるわけではないので、また舞台で見られるのが救い。


異端審問長官(奏乃
この時代のカトリックの異端審問長官といえば、事実上の最高権力者だったのだ。
狂信的なカトリック教徒で、異端者には、相手が王子といえど「死刑」と言い放てる人。
凄い強そうなラスボスだった。フェリペ、カルロス、イサベル、大主教様が束になって
かかってやっと倒せた(笑)
しかし、彼が「死刑」と言い出さなければ、話が動かなかったと思うので、
(王子の命がかかった程の)強烈過ぎる切っ掛けですが、
異端審問長官には「ありがとう」と言うべきですね(笑)>陛下

奏乃さん、全然出てこないな・・と思ってたら、最後に場面掻っ攫っていきました。
終盤の短い出番に、ストーリーをガンガン進め、強烈な印象を残して去っていく・・
『エリザベート』のルドルフのような役ですね。テンション保つの大変そう。
さすが奏乃さん、憎憎しい異端審問長官をきっちりと演じて盛り上げてくれました!


王子の親友ポーザ侯爵(早霧
ポーザ侯爵は下級貴族出身なのか?「優秀なので王が直々に王宮への出入りを許した」
というような台詞が有った。登場人物のなかでは一番庶民(しかもネーデルラント)寄り。
庶民の辛さを知っているからこそ!の行動が感じられる。
ネーデルラントで彼に仕えていた少女クララ(星乃)への思い入れが半端ない。
だが彼の悲劇は、クララ(をはじめとするネーデルラントの人々)を、スペインの
誰もが知らないこと。だからネーデルラント圧政からの解放と言っても、動きが鈍い。
なんとなく・・『レ・ミゼラブル』のアンジョルラスを思い出すな。志に燃えた一部の
学生が頑張ってるけど、スペインの人々にとっては関心薄く共感得られず失敗ってとこ。

まあ動きかたも、「王子に頼む」とか「王様からのご褒美」では、ちょっとな・・弱い。
王子が頼んでも聞いてくれなかったら?とか、王様が「知らんな、そんな約束」とか
よしんば無事ご褒美に総督にしてもらえても「今度の総督は手ぬるいので交代」とか
言われたら元の木阿弥じゃん・・・って思ってしまうほど、計画が弱い。
それに「大事な王子が処刑になったのは、お前が余計なことを言ったからだ」と王様の
怒りを買う危険がかなり高かったぞ。ポーザ侯爵も一緒に処刑されそうだ。危ない。
ポーザ侯爵さ、もうちょっと考えようよ!頭イイんだから!って思った。

彼は『エリザベート』のエルマー的な立場だな。ルドルフがカルロス。
ルドルフ皇太子を巻き込んで反乱を起こしたエルマーのほうが賢いような気も。
カルロスを巻き込んで、ネーデルラント解放運動やってたら・・無理か、宗教が違うな。
まあどちらの場合も、偉大な父王に潰されるのが結論だし。成功しにくいんだよ。
難しいね。彼も辛い立場だったけど、もう少し「カルロスのこと」を知ってれば、
父王に頼んで! なんて言えなかったと思うのだわ。
ポーザの頭の中はネーデルラントでいっぱいだったんだね。赦してもらえてよかったね。
この後。ポーザ侯爵はネーデルラントに渡り、独立運動の闘士になったのでは?と推測。
若く綺麗な情熱溢れる侯爵に、ネーデルラントの人民ならついてきてくれるぞ!行けぇ!

早霧さん、綺麗だ。コスチュームが似合うねえ。
若くて優秀で、庶民の心が分かる美貌の侯爵は、
ネーデルラントでモテモテだったでしょうね。
余計にネーデルラント贔屓になるのも当然。
彼はネーデルラントをスペインから解放するためにスペインに戻ったのだな。
だからカルロスも裏切れる。一番の大事なはネーデルラントだもの。
カルロスもそれが分かってたから赦した。(カルロスは他人を良く見てる)
そういうのが分かりました。ポーザのネーデルラントびいきは、心境吐露場面も有り、
とてもよく伝わった。反面、カルロスの親友と言う場面がいまひとつ・・少なく。
「家族の愛」がメインテーマなので、家族ではないポーザ侯爵は、2番手さんだが
かなり役の比重が低かった印象。家族愛>>>恋愛>>>友情 だったから仕方ない。
しかし早霧さんと音月さんは「親友」が似合うので、良い配役だと思うし。
(未涼さんと音月さんは「敵対」が似合ってる。いい役者が揃ってるよね~♪)
(芝居の配役は番手ではなく、ストーリーと役者の持ち味にあわせて欲しいので、
私は満足だ。番手なんてのはショーでだけ付けてたらいいと思うのだわ。)
歌は・・・ちょっと良くなったかなあ・・・・でも・・ソロは・・・ごめん。
長谷川先生の曲って、かなり旋律が難しい。勢いで歌えないし。・・厳しかった。
初日なので、今後に期待。


ネーデルラントの少女・クララ(星乃
ポーザ侯爵の回想場面しか出てこないのに、強烈な印象。
可愛い美少女で、ポーザ侯爵が忘れられないのが分かる。
彼女が絶望したとき頼ってもらえなかったことって、ポーザ侯爵にはすごい心の傷に
なっているのでは?と思いました。きっと可愛がって、懐いてくれてただろうに。
だからポーザ侯爵は、ネーデルラント独立に傾倒してしまうのだな・・クララ凄い存在感。
星乃さん、可愛い少女だったわ。出番はほんの少しなのに、印象に残る。


謎の愛人エボリ公女(愛加
王の重臣ルイ・ゴメスの妻で、王の愛人。奔放な美女ですな。隻眼なのに美女設定って
どんな魅力的な人だったんだ!!と思ってしまうエボリ姫です。
今回は割りと悪女っぽく描かれてました。ポーザ侯爵なんて簡単に罠にかかるし(笑)
若いイイ男かつ役に立ちそうな男を弄びまくってるのでしょうか。羨ましい人だ。
彼女が連れていた金髪の赤ちゃんは、ポーザ侯爵の子なのか?フェリペ王の子だけど
ポーザ侯爵を嵌めるために言ってみたのか?どっちにしろ綺麗な子になりそうだ(笑)
ただの悪女で終わらず、気骨のあるしたたかで強い女だったのが良かった。
物語に厚みがでる。彼女の存在で、ポーザ侯爵の弱さも描かれた。面白い人物だ。
愛加さん、お芝居は上手いね、可愛い役よりこういう役のほうが好きだわ。
眼帯してるのに、可愛い(ふっくらしてる)のが・・何ともソソりますな。


王の忠臣アルバ公爵(蓮城
武門の名門で歴戦の将軍。だが無骨で人情の機微には疎そう(王が断言してるのが/笑)
傍に控えているだけで信頼厚い重臣だというのが良くわかりました。
蓮城さん、髭が似合うわ~♪ 渋い。素敵なオジサマ。重厚感アップに貢献してます。
今回、フェリペ2世、アルバ公爵、ゴメスさん、ついでにティッツァーノと髭だらけ。
なんか素敵なおじさまがいっぱいで嬉しい~!


王子の教育係ゴメス(香綾
妻が浮気し放題だけど、平気な人。昔はよくいた忠臣タイプ。
多分、妻(エボリ)も、王から下賜されたんでしょうね。
王子の教育も任されているし、かなり信頼が厚い。
でも王子寄り過ぎて王の心の内には気づかす・・かな。
ちょっと面白い感じの楽しいオジサマでした。王子の人間関係も結構恵まれてるよね。
(周囲の人間関係に恵まれてるのに、孤独感背負ってる父子・・厄介な性格だ^^;)
座って踊るアイリッシュダンスの場面、一緒に踊ってて、可愛かった♪
この場面、凄いですね!雪組のそろい具合を堪能できます♪
香綾さんも髭のオジサマ。今回オジサマ多い・・似合ってましたわ。


王子の友人たちは、王の異母弟フアン・デ・アウストリア(緒月)
アレハンドロ・ファルネーゼ(彩凪)がちょっと目立ってたかな、くらい。
物語上は重要性は低く、王子とポーザ公爵のご学友で十把一絡げ扱い。
登場場面はほぼモブシーンで全員一緒。見ている分には皆さん麗しくてよかったです。
(私は渋好みなので、滅多にない髭祭りのが嬉しいんだが^^;)

フアンの緒月さん、若者にまじっていたが、なんか強そうで、「ポーザ侯爵よ、
王族のファンを立てて独立戦争してみたらどうかな?」って思ったほどです。
史実ではフアンは後にネーデルラント総督になるんだよね。ネーデルラント南部で
征服戦争してた人。フアンの次の総督がアレハンドロ・ファルネーゼ(パロマ公)で、
この人のとき弾圧が酷かったような。
こう考えると、この二人がポーザ侯爵の友達で、ネーデルラント解放を願って
一緒に行動しているのが・・・裏目に出た?ってこと?>がんばれポーザ侯爵!
(ついでに。アルバ公爵は何代か前のネーデルラント総督で、かなり弾圧してた人だっけ。
もしかしてポーザ侯爵の直接の敵って、アルバ公爵?それなら人間関係、深いな・・・)
ネーデルラントの話まで詳しく書くとまとまりがなくなるし、2幕必要になるから
今回は残念だったけど、人間関係が錯綜していて面白いわ>ご学友たち。


主要な役は少なく、メイン4名+叔母様、大主教、異端審問長官、ポーザ侯爵までが
主な役かな。8人?少ないわ~でも『バラの国の王子』より多いか。話まとまってたし。
(『バラの王子』はベルが主役でしたな。ベル・父・野獣・王様・将軍・虎の6名か・・)

併演のショーではかなり多くの人に見せ場があったので、通して見て不満はない。
お芝居が動きが少ないので、本格的に踊りまくるショーとの相性がいい感じ。
どちらも「宝塚の王道」と言う感じで、(いろいろ書いたけど)私は大満足です。

まだまだ見ますわ、千秋楽まで!


「ドン・カルロス」について書いていたら、余りに長くなったので
ショーは別ファイルにします。


こんなに長いけど・・追記です。

<コメント欄でいただいた質問への回答>

異端審問裁判でカルロスはなぜ無罪となったか?
カルロスは2つの罪状で告訴されていた
1.義母との不義密通
2.正しい教え(カトリック)を棄て邪教(プロテスタント)を信仰している

しかし1はイサベル王妃の弁護により、告訴した王が「誤解でした。すみません」(意訳)と
訴えを取り下げたため、罪状自体無くなった。→王はココで終わると思ってたんだよね(^^;)

問題は2ですね。
彼はプロテスタントの聖書を所持していたので「異端の罪=死刑相当」で告訴されている。
しかし!その聖書を破り(大変な冒涜)、その1ページに落書きをした(大冒涜)。
『こんなつまらないもののために多くの人が苦しめられるなんて!』(概要) と。
これは「プロテスタントの聖書=こんなつまらんもん」と言ってるに等しく、
一番大事な経典を冒涜している。つまりはプロテスタントではない という証明になった。

誰かがカルロスを救おうとして、メモ(破かれた1ページ)を作り小細工したのではなく、
「投獄時に異端審問長官自らが取り上げたプロテスタントの聖書」の1ページに書かれており
jこのメモが、裁判より前に破かれカルロスの筆跡で書かれていたことが重要。
この証明のために、わざわざカルロスは異端審問長官ではなく、大主教に、彼が言うとおりの
ページが破れて紛失しているのを確認してもらったんですね。メモを出す前に。
(頭イイなカルロス王子。凄腕の優秀な弁護士になれるぞ)

この経緯を踏まえると、「小細工されたものではない!=カルロスはプロテスタントではない」
ということを異端審問長官自らが証明する事になった。

・・・といわけで、異端審問長官は反論できず、カルロスの無罪を認めるしかなかった。
告発した自分が彼の無罪を証明する事になる皮肉に、異端審問長官は憤慨して退場。

という展開だったと記憶してます。
多分あってると思いますが、私も一度しか見てないもんで・・(^^;)




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パクチー

えりあさんの、観劇レポート、楽しみにしています。
いろんな方の感想を読む機会がありますが、えりあさんが一番信頼できます。
「仮面の男」で雪組に対する印象が悪くなってしまって(雪組のせいではないことは重々承知しています)、今回の観劇も迷っていました。
また、「仮面の男」みたいだったらどうしよう。
同じヨーロッパの王室の話だし・・・・。
なんだか「仮面の男」がトラウマになってしまって(泣)
でも、決心しました。
来週、「REON」を観に大阪まで行くので、
一泊して日曜日、大劇場まで足を伸ばします。
えりあさんのレポートを読んでいたら、楽しみにさえなってきました。
by パクチー (2012-03-11 19:58) 

ナオミ

はじめまして。いつも楽しく拝見させて頂いてます。えりあさん、教えてください。異端審問でカルロスが無罪になったのは何故ですか。やぶれたページにどういうことが書いていたのですか。観劇したのに理解できていません。そんな自分が悲しいです。よろしくお願いいたします。
by ナオミ (2012-03-11 21:23) 

えりあ

パクチーさん

長文御読みいただきありがとうございました。
ネタバレ満載でしたが、楽しみにしてくださるんなら・・良かったです!
ぜひぜひご覧ください。
「仮面の男」のトラウマが克服できます。「RSF」の不満が吹っ飛びます。
別に劇団の回し者では有りませんが(笑)とってもいい作品だったので
雪組の深いお芝居を楽しんでいただきたいと思います。


ナオミさん

こんばんは、いらっしゃませ。
質問の件ですが、でっかいネタバレになるんで
このコメント欄ではなく、↑この本文に書き足しますね。
私の解釈ですが(多分あってると思うんですが^^;)
かなり長い上に・・まだ足しますが・・最後に入れます。
読んでみてください。

by えりあ (2012-03-11 22:28) 

ナオミ

えりあさん、こんばんは。今子供たちと、なるほど!さすがえりあさん!と歓声をあげてしまいました。神聖なものをやぶる、落書きしたことがそれを冒涜したことになるのですね。ありがとうございます。すっきりしました。穴があったら入りたいです!眼帯の愛加さんは確かに萌えポイントですね。ほっこり顔にハードな眼帯!気になります。
by ナオミ (2012-03-11 23:14) 

ナオミ

今、気づきました。私のコメントで、ネタバレの部分がありますのでえりあさんのご判断で削除していただいてかまいません。
申し訳ございません。
by ナオミ (2012-03-12 00:35) 

えりあ

ナオミさん

スッキリしてよかったです!それからコメントに書かれていた程度では
ネタバレ度が高くない(と思うので)大丈夫だと思います。
上にあれだけネタバレしてるし。。・ココまで読み進めた人にとっては
問題ないと思いますわ♪
by えりあ (2012-03-12 23:14) 

くまこ

こんばんは。くまこです。
えりあさんの感想、いつも楽しく拝読しています。
私もドキドキハラハラの初日観劇しました。何せ皆さん同様「仮面の男」の初日の衝撃は凄まじく、スカイステージの稽古場映像を見ても、本当に幕が上がるまで、安心出来ませんでした。
でも、ホント「ドンカルロス」(私の中では、「フェリペ二世」という題)良かったですね。未涼さんの国王、声が体を表していると申しましょうか、すごい存在感。物語の主軸です。ポスターにも、国王&王妃様を背景としてでも載せてくれたら、物語の主題がわかり易くなって、もっとチケット売れるのにのに…王様かっこよすぎでお客釣れます。(「仮面~」の風評被害?で雪組敬遠する人多いんですもの)
 「Shining Rhythm」も、最高!ストレスなく観られる上、ツボな場面多数
ヘッドマイク、総スパン。いいですよね~感涙もの。
 えりあさんの、次回も楽しみにしています。
みなさんと、感動を分かちあえて嬉しいで~す。
by くまこ (2012-03-14 00:33) 

hanihani

本当に本当にえりあさんのおかげで、「雪組いかない!」という人が
1人でも減ってくれると嬉しいです(涙)


で、異端審問が覆るのはまさにえりあさんの解釈の通りです。

「多分1回見たくらいでは意味判らないだろうから17日にちょっと
説明したほうがいいかもね~」と昨日も電話で話しをしたところです。

ちゃんと1回で理解してこんなにわかりやすく解説してくださって
感謝です。

ほんと皆さんと感動を分かち合えて嬉しいです~

フェリペ二世素敵すぎるっ!!
by hanihani (2012-03-14 12:10) 

えりあ

くまこさん

こんばんは!「仮面の風評被害」って(笑)・・笑ってる場合ではないですな
あれ凄いインパクトだったんだ・・・改めて「仮面」を思い出してみました。
んん、やっぱり凄かったね。「ドン・カルロス」が「ロミジュリ」の後だったら、上り調子だったのに・・返す返すも残念。
今回のはショーも「RSF」とは比べ物にならないほど良いですよね。
ぜひ前回は忘れ、雪ロミジュリを思い出して、ドン・カルロスを見てよ!といいたいです。

ポスターも、確かに王と王妃が居たほうが良かったのに・・と思います。
これはどうにもならないのかしらん。


hanihaniさん こんばんは~

解説、正解ですね(笑)ありがとうございます。
あの裁判、細かいところがいろいろとありそうなので、次はもっと細かく見てこようと思ってます!いろいろな思惑が渦巻いてる場面だと思います~

そして・・フェリペ2世!素敵すぎには同意です♪

by えりあ (2012-03-14 20:22) 

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