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映画「バーレスク」 [映画鑑賞]

2010年12月21日(火)TOHOシネマズなんば 

「バーレスク」

以前映画館で見た予告がよくて、見たくなった映画。

見てよかった。ストーリーは単純で先が読めるけど、それが嬉しい展開。
見ていて期待通りになるのが、嬉しくなる。変にひねってないストーリーがいい。
そして歌とダンス。歌のレベルはとても高い、ショーとしてみても高い。
タカラヅカファンとしては、見慣れたショーレベルのエロチックさなので、健全な感じ。
大人の見るショーとしてはいい感じで、私もこのクラブに通いたい。

登場人物の性格もみんなしっかりしていて、誰も嫌な人がいなかった。(悪役はいるが)
とてもとても好感度も完成度も高い映画。見てよかった。



主人公のアリ(大変才能のある田舎少女)、
クラブの経営者のマダム・テス(主人公を成長させる月影先生>「ガラスの仮面」のような役割)、
バーテンのジャック(婚約者のいる善良なイイ男)、
不動産王のマーカス(ちょっと危ないイイ男)。
クラブのトップダンサー(主人公のライバル。でもダンスやクラブを愛しているという共通点で
最後に分かり合える。)
・・・とまあ、なんというか、「ガラスの仮面」を思い出しながら見ていました。
古典的少女マンガのような配役とストーリーに感動!
歌とダンスのレベルが高いのもあって、大変気に入った。
ああ、これタカラヅカでも出来そう!!とヅカファンなので思う。
ほんとに舞台化できると思う。

クリスティーナ・アギレラの歌は初めて聞いたけど、気に入った。
あの細い体でよくあの声が出るなあと感動。
実際、映画の中でも、プロダンサーに混じると、ちょっと(かなり)貧弱。
ダンサーのオーディションも受けさせなかったテスの気持ちが理解できる体だ。
ヅカの娘役に混じっても違和感ないほど華奢。それなのにあの声!!素晴らしい。
だから映画でもこの場面(アリがいきなり歌いだす)に衝撃がある。
観客はテスと同じ驚きを感じるから。帰りにサントラ買ってしまったくらい気に入った。

そしてテス。シェールさんという方、全然知らなかったけど、すごい歌声。
矢代鴻さん(もう定年引退したタカラヅカの素晴らしい歌い手)を思い出す。いいわあ。
テスも、強さと弱さがきちんと描かれていて、心情に共感してしまった。
アリとテス、いい関係だった。2人とも歌手が本業らしいけど、人物造詣はとてもよかった。

ジャック。アリが彼に惹かれているのが言葉や台詞が一言も無いのにわかる。
彼もアリをにくからず思っているのもわかる。演技力あるなあ>この2人。
短いながら、彼の人生も描かれていて、アリとジャックの関係も唐突に感じなかった。

マーカスの描き方もよかった。一方的に悪役ではなく、彼なりに事業を進めている様子が伺える。
テスの夫もそうだ。あんな短い出番なのに、人物が伝わる。

アリのライバルのかつてのトップスター。(名前忘れたごめん)。すごく描き方がよい。
ヒロインに古典的な意地悪をいっぱいするのに、悪い人じゃないのがわかり、
また最後に和解するのも少女マンガの王道だ。素晴らしい!!!

とまあ、少女マンガとタカラヅカ好きの私には、大満足で絶賛できる映画でした。


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えりあ

いつのまにかNiceをありがとうございました。
年末は仕事の期日が早くなりますので、全然チェック
出来てませんでした。ごめんなさい。
誰かが見てくれてるっていうのは、存外嬉しいものですね。
先行きのよい新年で嬉しいです
ありがとうございました!
by えりあ (2011-01-03 20:40) 

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