SSブログ

新年のごあいさつ [歌劇な雑文]

新年のご挨拶(2021年総括)
2022年1月2日

あけましておめでとうございます。

2021年はコロナ状態にも慣れ、春ごろに緊急事態宣言が発令されるなど一時休演がありましたが、その後は休演もなく、客席はほぼ満席、幕間の話し声も聞こえる・・という状況での観劇となりました。おかげで、観劇回数も前年度比1.5倍に回復。ただ、劇場での観劇での観劇回数は前年度微増くらいで、増えたのはライブ配信観劇でした。今までチケットが手に入らなかった、宝塚歌劇千秋楽や新人公演の配信に大喜びで見ていたからでしょう。チケット取りも大変だし映画館にいくのは面倒だったので、千秋楽ライブはほとんど行きませんでしたが、自宅で簡単に!となれば見ないわけがありません。
劇場で生の舞台を味わい、ライブ配信で貴重な公演をトップスターアングルで楽しむというスタイルが定着しそう。これはこれで素敵な新しい観劇スタイルと歓迎しています。
ニューノーマルが言われていますが、マスク生活にも慣れ、いえ慣れきってしまい、お化粧しない快適さにもうマスクを外せない。オンライン会議のときくらいしか化粧をしなくなり、それもかなり雑(笑)。私の仕事はテレワーク率が高いので、お家で仕事の快適さにも慣れてしまい、たまに外に出るときは朝が大変な気分になるほど。
すべてがコロナ前に戻ることは絶対にありえないので、良いところを残して、不足部分をもとに戻すというか補う新しい方法を考えていくべきだよね~と思います。

去年の反省点として。感想をアップできずにメモのまま残ったものがかなりありました・・今年は観てすぐに書く!ように頑張ります。
それでは今年も劇場で自宅で観劇三昧に過ごしたいので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

20200101ohana.jpg
以下私の年間総括です。長いうえ私見満載なので、お時間ございましたら、お付き合いください。

<2021年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー、LIVE配信含む)は74回、映画0本、展覧会2回
観劇74回(劇場観劇51回、LIVE配信23回)の内訳は、宝塚55回(うち配信20回)、OSK13回(配信2回)、その他6回(配信1回)
宝塚55階の内訳は、花組12(5)回、月組12回(7)、雪組17(3)回、星組8回(2)、宙組6回(2)*()は内数でLIVE配信

<分析>
ライブ観劇が大幅増ですね。ライブ配信のほとんどが宝塚。観劇74回の3分の2が宝塚歌劇。やはり宝塚の回復は早い。自前ですべてをまかなっているところは、意思決定が早く柔軟な対応が可能なのですね。企業規模も大きいですしね。(といっても、鉄道観光商業はかなりの打撃を受けたはず。不動産万歳ってとこしょうか?)
その宝塚。やはり一番通ったのが雪組。望海さんの退団公演でした。もうなんかすごく好きだった「fff」が。テーマ的には「え?」というところが無きにしも非ずですが、それでも最後は素晴らしいものを見た気分になれるあのトップコンビの圧倒的な歌声。素晴らしかった。トップコンビ揃って歌が圧倒的というのは、長い観劇歴でもほぼみたことが無い。歌の上手いトップやトップ娘役は数多けれど、二人揃ってというのはあまりないですよね。稀有なトップコンビを堪能しました。続いて彩風さんのお披露目の「シティーハンター」。これはショー「Fire Fever!」が気にいってしまって。あの主題歌、あの衣装。なんだこれ?!と初見では驚いたものの、どんどん嵌っていきました。彩風さんはスタイリッシュで、朝美さん綺麗だし、縣さんかっこいいし、なんだかんだと雪好きなのでした。
次に通ったのが星組の「ロミオとジュリエット」。役替わりがあったせいもあるけど。Bパターンが気にいりました。礼さんロミオと舞空さんジュリエットがぴったり。愛月さんの死、綺城さんのベンヴォ―リオと私好み。
月組は珠城さん美園さんの退団公演「桜嵐紀」が佳作。ああ退団公演!!!を味併せていただきました。一言で言って「美」です、この公演。すべてが美しい美学に貫かれていた。
そして花組。「アウグストゥス」はビジュアルのみやん・・と好みではなく。私好みのお芝居をされる華さんが、退団なのにほぼ出番がない脚本で怒りが沸いた。トップコンビをないがしろにした作品だったなあ。次の「元禄バロック・ロック」は突っ込みどころが満載の脚本ながら、衣装と装置と照明の美しさで許せる気になった。花組さんのビジュアルは素晴らしい!
最後に宙組ですが、2021年大劇場は「シャーロック・ホームズ」だけでした。期待していたのですが、ストーリーはそれほど凝ってなくて。時代的に暗い色彩でしたがビジュアルは素晴らしかったです。潤花さんの衣装がどれも素敵で好みだった。

別箱系では、月組「ダルレークの恋」。なんて説得力のある美貌なのかと、脚本の台詞通りの月城さんの美しさに打ちのめされた。宙組「夢千鳥」は、ストーリーや倫理観はともかく、あの雰囲気の出し方が見事で感動。和希さんが雪に来られるのが、楽しみになった。
月組珠城さんの「幽霊刑事」も良かった。これ大劇場でしたらよかったのにと思ったくらい珠城さんの魅力全開で、凰月さん後のコンビがぴったりで、本当に良かったです。轟さんの最後の主演となった星「婆娑羅の玄孫」。いろいろ含みのあるストーリーでしたが、轟さんの退団を嚙み締めました。あと花組水美さんの「銀ちゃんの恋」、えらく感動した。水美さんも飛龍さんも星空さんも素晴らしかったわ。星空さんはこの年に輝くように現れた娘役さんですね。書いていて思いましたが、今年はこの人見つけた!今後注目するぞ!!という若手さんがあまりいなかったような。劇場にあまり行ってないからな。ライブ配信だと主要キャストしか映らないものね。

OSKはお芝居が1本もなく、松竹座公演しか見に行きませんでした。楊さんがようやくトップになられたお披露目は見ましたが、ショー一本建て(というのか?2部とも同じテイストの洋物ショー)は、好みじゃなかった。やはりショー1本建てなら和物と洋物、基本はお芝居とショーがいいなあ。そして小さい劇場で少人数のショーは、あまり好みじゃない。たまにならいいんだけど。やはりお芝居が見たいですね。2022年に期待。OSKさんそろそろ近鉄アート館あたりでお芝居してください。

その他では、その他に分類していいのかわからない、宝塚OGによる「エリザベート」が良かった。初演信仰の私にとっては、明日海さんと望海さんの直近退団者のものが楽しかった。
その望海さんの退団後初のコンサートも行きました。やっぱり良い声で堪能。これからもあの歌声が聞きたい。

では恒例の私による私のための勝手な感激賞を。

<私の主観による2021年感激賞>
最優秀歌唱賞 宝塚雪組 望海風斗さん(fff)
       宝塚星組 礼真琴さん(柳生忍法帳)
最優秀作品賞 該当なし
優秀作品賞 宝塚月組「桜嵐紀」、
優秀衣装賞 宝塚花組「元禄バロックロック」の衣装すべて
優秀主題歌賞 宝塚雪組「Fire Fever!」の主題歌
   
<選評>
最優秀作品賞は、2年連続なしかな。出演者に関係なく通った作品は、今年もありませんでした。上田久美子作品は好きだけど、「fff」も「桜嵐紀」も最高傑作群ではないと思うので。2021年は再演が多かったと思う。やはり作品は2時間ある外箱で良いものが出ることが多いような気がするので来年に期待。
最優秀歌唱賞は、2年連続の雪組の望海さん。わーいもう最後だけど(涙)。そして礼さん。「柳生―」でストーリーに突っ込みたくなると、礼さんが歌って悩みを消してくれた。その効果は素晴らしかった。ロミオよりこちらを挙げるのは、効果が凄すぎたから。
あと次回に期待は、風間さんの「Love and All that JAZZ」の最後の長時間ソロでしょうか。一路真輝さんトップお披露目公演の幕開きを思い出しましたわ。

毎年のことですが、これ完全に私一人で選んだ私のための賞だから!全部私見なので気にしないでください。
ここまでが受賞についてのお話(私が一人で勝手に決めただけ)
そのほかの方、いつもは今後注目したい方のお話も書くのですが、今年はあまり書く人がいなかった。私が見てないのか、記憶が衰えてきたのか。やはり配信の弊害か。コロナでテレワークが増えたせいで、仕事が忙しくなりすぎ、劇場へ行けなかった(簡単ライブ配信に頼ってしまった)。そこは反省点なので、来年はちょっと工夫しようと思います。

超私見の総括に長々とお付き合いいただきありがとうございました。

<2021年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー、LIVE配信含む)は74回、映画0本、展覧会2回
観劇74回(劇場観劇51回、LIVE配信23回)の内訳は、宝塚55回(うち配信20回)、OSK13回(配信2回)、その他6回(配信1回)
宝塚55回の内訳は、花組12(5)回、月組12回(7)、雪組17(3)回、星組8回(2)、宙組6回(2)*()は内数でLIVE配信

<2020年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー、LIVE配信含む)は45回、映画0本、展覧会2回
観劇45回(劇場観劇38回、LIVE配信7回)の内訳は、宝塚34回(うち配信6回)、OSK5回(配信1回)、その他6回
宝塚34回の内訳は、花組4(1)回、月組4回、雪組18(5)回、星組3回、宙組5回

<2019年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は97回、映画10本、展覧会2回
観劇97回の内訳は、宝塚43回、OSK40回、その他14回
宝塚43回の内訳は、花組9回、月組9回、雪組17回、星組5回、宙組3回

<2018年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は88回、映画1本、展覧会1回。
観劇87回の内訳は、宝塚40回、OSK33回、その他15回
宝塚40回の内訳は、花組16、月組6、雪組10 星組3 宙組5 合計40回。

<2017年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は94回、映画2本、展覧会3回。
観劇94回の内訳は、宝塚24回、OSK58回、その他14回

<2016年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は98回、映画3本、展覧会5回。
観劇98回の内訳は、宝塚30回、OSK58回、その他10回

<2015年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は67回、映画2本、展覧会5回 
観劇67回の内訳は、宝塚18回、OSK 36回、その他13回

<2014年データ>
観劇(お茶会・ディナーショー含む)は75回、映画6本、展覧会4回。
観劇75回の内訳は、宝塚27回、OSK 36回、その他12回





nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。