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宝塚雪組「NOW ZOOM ME!!」B+配信C [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組「NOW ZOOM ME!!」
2020年9月18日(金)11時 B 1階15列下手
2020年9月19日(土)13時 C LIVE配信


おとなしく座っているのが得意なので、コンサートは今まで敬遠してきた。
だが大好きな雪組、望海さん。でもサイトーさん。だがこれは行きたい。
ありがたいことにBを劇場で観劇でき、翌日LIVE配信のCを見ることができた。

コンサートすごく楽しかった!どんな場面でも美声の望海さんの声を堪能した。
合間にあるコントやお笑い場面に、宝塚スペシャルを感じ、今年の分はこれでOKという気分に。どんなコントでも役になり切り美声で歌いまくる望海さんに感動。
今回は出演者全員に見せ場やソロがあり、それも楽しかった。初めて名前を認識した方もたくさんいて、綺麗な子や上手い子がいて、上級生も新しい魅力を発見して、ますます雪組が好きになったわ。
これBD(3パターン全部と背景映像)を売ってくれたら、絶対買う。まずは音楽配信からお願いしたいです。


202009雪NZM.jpg

望海風斗 MEGA LIVE TOUR
『NOW! ZOOM ME!!』
作・演出/齋藤 吉正


Bバージョンは劇場で見たので、見るのに必死で記憶が曖昧。感動だけを覚えている。だがCバージョンは配信を見ていたので、手元でメモしながら見たので、割と記録がある。だから混ぜながら適当に書きます。
あと私は「ロイヤルストレートフラッシュ」の恨みから、サイトーさんのショーは好まないということを宣言しております。今回感動できたのは、望海さんの歌声と雪の皆さん迫真の演技のおかげ!とはいえ、まあ少しは見直してもいいかな?という気にもなりました>サイトーせんせ→しかし同年配ですか?いろいろ懐かしすぎたわ。


まずはプロローグの曲と衣装と映像に、サイトー感をものすごく感じた。『OnceUpon…』のようなかっこいいスーツに「おお!サイトーせんせ」と思ったのも束の間、続くよくわからぬ特撮もののようなダーティ・レオと怪盗NOZOの大変凝ったチャンバラには、「うおおサイトー」となった。さらにバブル場面へと続き、下級生から一人ずつ見せ場があるのは嬉しいけど、でもこの場面で!?と誰の趣味だ?と言いたくなるバブル空間の社内大カラオケ大会風味(しかも超長い)に「サイトーめ・・・!」となってしまったが、望海さんがあまりに上手いのと、雪組の皆さんのバブル衣装の似合い具合、そして下級生ひとりひとりへの手厚い出番に、「まあ許容範囲ねっ」と自らの怒りを収めた。
カラオケ大会が終わったらいきなりマジックが始まり(老舗大企業の周年祝賀会かっと思いつつ)、「へえー」と感心させられてしまった。場面転換というには絶妙なシーンだ(それまでの場面を忘れてしまう)。マジシャン・望海はかっこいいし、この場面のヒロイン・野々花ひまりさんがスタイル良くて可愛い。ルパン三世の音楽とともに、黒燕尾。ここからあと1幕終了まではスタイリッシュで正統派歌劇な場面が続き、大変素晴らしかった。それ以前の場面の記憶が飛び、「素晴らしいショーだ!!」と思って満足してしまったくらい。ラストの曲はあまりに「のぞみー♪」を連呼されて、ちょっと気恥しい気もしたけれど、あの美声で朗々と歌われたので名曲認定。他の人には歌えない名曲の誕生かもしれない。

大変感動し満足気分で休憩時間を過ごす。(うまいな、サイトーせんせ)

そして始まる2幕。なんと懐かしの「3年B組金八先生」のパロディではないか!「106年雪組あやなぎ先生」とタイトルがあるが、演じている皆様はこのドラマの放送を見たことがあるのだろうか?私が中学生の頃のドラマよ?私は懐かしかったし、映像の場面(自転車の駐在さんとかね~)ほんと「ああ~パロディ」と思えたけれど、若い人はわかったのだろうか。その映像ドラマがまた凝っている。望海さんのみつあみ女子は凄い役作りだ。あんなに美人なのに、ダサめな真面目女子になっている・・・「ふーこ」ちゃんなんですね。べたなドラマですが大変楽しく映像を見てしまった。優等生の彩海くんとか、けんかっ早い諏訪君とかが見えて、実はしっかり映像を見てみたくなった(のでBD特典につくなら買う)
しかしその壮大な映像は、ただの前振りだった。あやなぎ先生とすみれ先生、それに学生さん(最下級生から4名)が登場して、さらに吉本新喜劇なコントが続くのだった・・。彩凪さんも愛さんも大阪弁はネイティブだった。そして彩凪さんは美貌を犠牲にして金八先生になり切りコントをこなしていく。素晴らしい「間」に感動した。こんなに楽しい人なら、次のディナーショーの配信も見てみたい。そう思った。(歌も上手くなられた?いいね~)
そして、その強烈なコントすらまだ前振り。雪組公演の真理がここに暴かれた。

望海さんって、死ぬ役が多いなあ~と思ってけど、「貧乏」と「反社会勢力」がキーワードだったのね。要するに虐げられ立ち上がる役というか、苦労と苦難と抵抗が似合うのだな。立ち上がり方も反社・・そういえばそうですね。
ということで、年末のタカラヅカ・スペシャルの雪組スペシャルのような芝居が続く。今までの役をすべて混ぜた主人公「吉村ロベスピエール貫一郎・エリック源太」さん。ベースは『壬生義士伝』で『ファントム』と『Once Upon a Time in America』、さらには『星逢一夜』が大きく入り、ちょびっと『二十世紀号に乗って』も加味され(映像が著作権でカットされないように濁してくれる気づかいまで!)。『二十世紀号』以外は、見事に貧乏と反社会勢力だ。壮大な芝居だけど、望海さんの闊達の良さに感動した。超早口のセリフを全く噛むことなく、すらすらと明瞭に響かせる。芝居はきっちり入って役になって声色まで違う(ジロエの台詞はジロエになってたし)。吉村の声とエリックの声の違いよ。こんなに何役も兼ねているのに、絶対に素の望海風斗に戻らないもの素晴らしすぎる。ずっと役に入ったまま。さらにこんなコントなのに、合間に入る歌が素晴らしくて!なんという美声の無駄遣い。望海さんの芝居力と歌唱力に感動しまくったコントだった。

ここからバージョンで異なるようだ。
Bパターンは、雪組メドレー。メモがないので記憶で書く。一番びっくりしたのが、『ひかりふる路』をセンターで歌っていた方。今回はじめて名前と顔を知った聖海由侑さん。全員並んでいるのにセンターでソロ歌っている。外側に彩凪さんよ?すごい場所。実は私はあれは彩海さんだと思ってた。そしたら終演後出会った友人が「あれは彩海さんではない。聖海さんという103期の超抜擢」と教えてくれた。背景映像も気になるので、しっかり見ていなかった私。教えてもらい気になって調べたところ、新人公演でも主要な役はやっていないようだ・・と、Cパターンの配信で気にしていたら、バブル場面で発見。朝美さん風化粧顔の綺麗な人で、今まで埋もれていたことに驚いた(ごめん)。これから注目する。歌もよかった!
そしてもう一つ心に残ったのが、『Once Upon a Time in America』の1幕最後のあの曲、豪華ソファーで赤薔薇に埋もれるあの歌。これを諏訪さきさんと望海さんが一緒に歌った。二人きりで銀橋を使って。背景映像は新人公演のものもいれてあって、諏訪さんの歌も上手くて、本当に感動した。東京の新人公演が無くなったけど、もう一度大劇場で諏訪さんの歌を聴けて、しかも望海さんと一緒に・・この歌の拍手はほかの場面よりかなり大きかったように思う。諏訪さんも歌上手く、今回ソロ多くて大活躍だった。
最後に、『Super Voyager!』のDiaryの曲を、彩海せらさんが一曲まるごと歌った。声が可愛いけど、上手い。影ソロだけど、背景画面に本公演時の彩海少年が大写しで分かった。影ソロなのが残念だわ、ぜひ舞台上で歌ってほしい。

それから望海さんのピアノ弾き語り。『Music Revolution』から「Music is my life」。ピアノの弾き語りって、桜乃彩音ちゃんのMSを思い出した。彩音ちゃんと未涼さんと望海さんという素晴らしいステージだったなあ(今もよく聴くアルバムよ)。

日替わりトーク。B(劇場で見た日)は、愛すみれさんチームで、真地さん、諏訪さん、花束さん、千早さんの5人。この日(9/18)は花束ゆめさんのお誕生日だったので、コント場面からそう言っていた望海さんが、またお誕生日をお祝いしてあげていた。花束さんはコントで貧乏吉村家の息子役をされていたので、プレゼントに「お菓子」を置いてあげたそうな。「元気が取り得だから毎日元気でいます(意訳)」という花束さんに、「元気じゃないときは無理せず(意訳)」のような感じで気遣っていて、可愛いんだろうな~って感じの話しぶり。
トークでは真地さんが炸裂していて、「汗かきなので塩分を補給しなければならない」は良いが、その手段が問題。朝食にチャーハンを作り塩だらけになるほど塩をかけて食べたら頭痛がした、というお話。その話を彩海さんにしていた、のを望海さんと愛さんが裏で聞いていて爆笑した、というのを望海さんがそれぞれ(真地さんと彩海さん)の声色で再現してくれました。再現度が高くて、客席も爆笑だった。真地さんは強烈な大阪弁で、彩海さんはほんわかしてるのね。歌劇の組レポに「真地君が面白いのはいつものことで」と書いてあったが、その一端を垣間見ることができた。
千早さんはコントの雪ん子ちゃんで、毎日いろいろ考えて違うことをしているようだ。望海さんが「ほんっと何するかわからなくて怖いのよ~」とおっしゃっていた。後ろ向いていて見えない場面だからね~でもどんな芝居でもしっかり対応されているのもすごい。トップスターに日々挑戦する最下級生もすごいが。
そうそう諏訪さん。緊張した時の対応で、奏乃さんに「偉そうな恰好を3分する」と教えてもらって実行しているそうだ。再現してくれたが、確かに偉そう(笑)。目撃者はいないようだけど、諏訪さんは効果があるとして実行されている様子。『凱旋門』の新人公演が組長の役だったのね。組長らしいいい話だが、しかし奏乃組長はどうやって(何がきっかけで)その技を生み出したのだろうか。代々受け継がれているの?聞いてみたい。

Cパターンは、真彩さん登場。2曲歌ってくれて、一曲は望海さんと夢夢しいデュエット。真彩さんの歌声も絶品だ。全員で『ミーアンドマイガール』から「ランベス・ウォーク」、そして二人で『エリザベート』から「私が踊るとき」をデュエット。すごい素晴らしい。ああこの二人で『エリザベート』を上演してほしかった。『スカーレット・ピンパーネル』も!なんでミュージカル作品がなかったのかしらね。もったいない。CDだけでもいいので出してほしい、退団企画でどうでしょう。
真彩さんは最初から泣きそう。「お客様がいることが嬉しい」と。MSは無観客配信だったものね。お客様がいて、望海さんの横で、すごく嬉しそうだった。本当に可愛かった。

リクエスト曲の3曲が素晴らしかった。これは絶対に配信が欲しい。
『スカーレット・ピンパーネル』から「ひとかけらの勇気」、『ブラックジャック』の「かわらぬ想い」、最後は『ザ・レビュー』から「愛の旅立ち」。名曲ぞろいですが、望海さんの熱唱が、「これで悔いなし」と私が思えるほど素晴らしかった。
さっきから素晴らしいしか形容詞がないけど、言葉にならない。心の中は拍手喝采。劇場では静かにペンライトを振っていたけど、拍手しながらペンライトを振りつつオペラグラスを使うのは至難の業だった。

ラストはこれもリクエストか?という宝塚の曲メドレー。ショーの曲が多かったですね。最後は『Joyful』でした。最後までいろんな人に見せ場があり、望海さんの魅力全開で、「良いショーだった!サイトーせんせ」と思った。アンコール曲が「夢をあつめて」という主題歌?でラスト。何回でも見たい舞台だった。


手元にメモがあるから、ほぼ順番にかけたようだ。
あとは個別に印象に残った人を書いておこう。

彩凪翔さま。美しいだけでなく楽しい人だったのね。そして歌がなんかとっても良くなっているような気がした。今回は望海さん以外で一番ソロが多かったけど、声はマットなものの、良かったもの。DS楽しみになってきたよ。1部の万華鏡のような背景は、綺麗なんだけどすごすぎて目が釘付けになってしまいました。バブリーな衣装もお似合い。あやなぎ先生のお芝居も。そういえば、メンバーで唯一バウ主演経験者ですね。

煌羽レオさん。癖のある男らしい人だと思っていた。かっこいい大人の男。その通りなんだけど、こんなオフっぽい場面を見ると、表情が優しくて素敵な笑顔。そして実は声が高い?ダンスの人だと思っていたんだけど、歌も高めだと声も気にならないし、いいやん!って。いつも低い声を作るために、声が少々犠牲になっていたのか?と思ったのでした。ダーティ・レオは(見た目)かっこよかった。

愛すみれさん。なんか貫禄があって、管理職候補でしょうか?すごくしっかりされてます。歌の上手いお姉さまなイメージでしたが、今回見ていてすごくしっかり仕切れる人なのでは?と思いました。前回お姉さま方が大量退団されたので、期待がかかりますね。今回大活躍でした。

沙月愛奈さん。望海さんと同期の超ダンサー。お芝居や歌はまあ・・ですが。コントの「おっかあ」は良かった。あの迫力、貧乏で終わりそうにない気迫があった。
全体で並ぶときは真彩さんの位置、つまりトップ娘役の位置でしたが、全体的にはヒロインではなく、目立つお姉さまの位置でした。

ヒロインの位置が多かったのは、野々花ひまりさん。可愛いねえ~足綺麗ね~歌も歌えるやん、もっと使ってほしい人ですね。
妃華ゆきのさんはコントのヒロイン・しづクリスティーヌでした。あとは羽織夕夏さんがちょいちょいと出てきた感じ。娘役さんは、この人ってヒロインがいなかった感じ。
Cパターンで真彩さんが出てきたときは、「やっぱりこの場所には真彩さんがいないと」って思いました。歌声も、姿も。真彩さんの美声と可愛さ。大好きだわ。

あと若手は上にも書いたけど。諏訪さんが3番手風味で、各所で歌いまくり。望海さんの声に近いのかしらん?歌声が一番嵌っていた。歌も芝居も上手いよね~もっともっと本公演でも活躍してほしい方。ダンスもいい位置にいました。目立ちますね。
そして彩海さんの影ソロ。素晴らしい歌声。可愛い声だけど(画像が子供役だし)姿も可愛い。Bパターンでは驚くほど目立っていた聖海さん。今回はじめて意識したわ。金髪の長髪なのね。オレンジのバブル衣装が似合っていた。コントで沖田を演じた星加さん。セリフが聞き取りやすいし、背の高い美形。もっと出番を!と思う方。コントの新選組は、彩海さんと聖海さんの二人も入っていて目の保養だったわ。

なんでもこなすさんは、彩風さんに声が似てる?コントのキャリエールはわざと似せていたのかな。上手いなあ。桜路さんもあちこちで器用に立ち回りされてました。コントは斎藤さんですね。

こんな感じ。すっごく楽しかったし、感動した。望海さんの音源はほとんど購入したけど、これも欲しい。ABC全部欲しい。もちろんAパターンも配信を見る。


今回、24名(+1)で大劇場。どの場面にもほぼ全員がでていて最下級生まで見せ場があるという、まるでOSKの松竹座公演のようだった。普段いかに贅沢かを実感する。下級生にも歌える/可愛い/かっこいいって人がいっぱいいるのに使ってないんだ。さらにプログラムが全くあてにならないところまでOSK松竹座公演と同じだった(美しい写真やコメントは多くて嬉しいんだけど、役がわかりにくいの)。ABC別になってないし、もうちょっと詳しく書いてほしい。配信を見ながらメモしてやっと判明した部分も多い。

今回は、雪組なので小物も購入。ペンライト(ほとんどデコレーションせず)、タオル、そしてパーカー。劇場は寒いと思ってパーカーまで買ったのに、意外と暑かったので使用せず。この秋から冬、家の中で活躍することでしょう。タオルはマフラー状態で劇場で活躍した。タオル巻いてちょうどいい温度だった。
ペンライトが一番活躍してくれた。緑を点灯している人が多かったですね~私も雪組の歌の場面はほぼ緑。花組の曲にはピンクってなっていた(Bはブラックジャックだけか?半分雪の曲だけど、基本花だしと思いピンクにした。同じ気持ちの人が多かったようだ)。
ともかく、ペンライトと拍手とオペラグラスの同時使用はかなり難しかった。望海さんもお分かりのご様子で、「ペンライト振るのも、オペラグラス使うのも、拍手するのも、お好きなように」と言ってくださったので、少しは気が楽だった。
とってもとっても楽しかった。ファンの組のコンサートは行くべきだと悟った。今回コロナで、動けずしゃべれず(両隣もいない)というのも、私には向いていたのかもしれない。劇場で見ていた時、空席のはずの前方に誰か座ってる?!とオペラグラスでのぞいたら、カメラがSS席ど真ん中に鎮座していた。配信で見たら、その効果がよく分かったので、難しいだろうけど配信はSSセンターにカメラおいて欲しいなあ。ショーだけでも(って無理か)。

大変楽しみ感動しました。コロナ禍で仕事のために、ハイスペック大型PC買ってWIFI環境を強化しておいてよかった!LIVE配信に大活躍だわ!!(Webカメラにヘッドセットやハンドマイクもあるけど、いつか何かで使えるか?)Aパターンの配信も楽しみ。

あとは全部収録の特典付きブルーレイと、音源の販売待ってます。




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