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宝塚雪組『My Dream TAKARAZUKA』 [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組『My Dream TAKARAZUKA』
2014年7月8日(火)15時 1階センターブロック前方


今回はショーのお話を書きます。
あれからまた見に行きました・・・なんだか今回初めて、
しみじみとして、ショーでは涙が出る始末。参るなあ。
理由は分かっている。「もうこれから先、見られないんだ・・」と
段々さよなら気分が押し寄せてきたから。あと何日・・数えられる程。

このショーはとても好きだ。見るほどに好きになるスルメなショー。
もちろんスルメは最初から美味しい。だが嚙めば嚙むほど味が出る。
もともと中村B先生の作品はハズレなしの良作が多い。
「Shining Rhythm」は大好きだ。今回もとても似ているが、好きだ。
ラストが中村B先生でよかった。本当に良かった。

グランドレビュー「My Dream 宝塚」 中村一徳


未涼さん。言葉に出来ないほど素敵だ。男役の粋を極めた・・という感じ。
ショーでは、ジゴロといい黒燕尾といい、「男役のあるべき姿」のひとつを
見せてもらったと思います。私の大好きなタイプの男役像です。
歌声の聴き心地の良さもですが、今回は特にダンスの素晴らしさに目を奪われる。
「ダンスは分からんけど」が私の決まり文句ですが、未涼さんのダンスの
素晴らしさは分かります。指先まで神経が届き、肩の使い方、背中の表情、
手の表情、足さばき・・ちょっとした動きも本当に流麗で美しい。見惚れてます。
・・・まあ絶賛ですね。でも最後なんで許して。

壮さん、今日(7月8日15時)は声が枯れてましたね。
高音が全然出ずカスカスなハスキー声に。全然声が伸びない。
でも笑顔は素敵。そんな状況なのに、なんだか大らかな包容感を感じる。
余裕というのかな。明るくて爽やかで。客席でも泣きながら笑ってしまう・・。

愛加さん、可愛い。今回歌はどれもとても綺麗に歌っていて、
いつもこんな風に歌ってくれたら・・(失礼)と思うほど素敵な歌声でした。
そして可愛い。ふくふくした女の子らしい体形も嫌いじゃない。
(ガリガリで凹凸がない子供体形のほうが「児童労働」な気がして、
なんだか落ち着かず、好きじゃないので・・特にショーでは。)
お顔はとっても可愛いんですよね。
今回のショーでは、月影さんが「パッサージュ」で着ていた懐かしい青いドレスや、
花總さんが「シトラスの風」で着ていた赤いラテンのドレスもあり、懐かしさ満載。
(月影さんの衣装は、お芝居もショーも凄く好きなドレスが多くて、嬉しい。)

早霧さん、今回は壮さん未涼さんが大人ぽい雰囲気だからか、
元気溌剌な少年といった雰囲気ですね(いや、いつもだっけ:失礼)
ジャズの場面はもうちょっと大人な雰囲気が欲しいけど、まあ前の場面が
アダルトすぎるからアレでもいいのかも知れないけど。
何を着ても美しい人ですね。それはいいんだけど、芝居にもまして、ショーでは歌詞が
ほとんど聞き取れんのが最大の難点か。
私の耳と相性が相当悪そう・・とりあえず、次回から主題歌をメインで歌うのだから、
頑張ってください!と激励応援したつもり。

夢乃さん。いや~素晴らしいスタイルとダンス。明るい雰囲気でキリリと踊る
スタイルの良い人と言えば、夢乃さん。手足が長くて、長身で素敵だ。
未涼さんの次にダンスを見ていたい人です。

咲妃みゆさん。月組では見ていたけれど、雪で見るとまた雰囲気が違う。
しかしやっぱり洋物化粧では遠野あすかさんに似ている。
壮さん&愛加さんの最初のデュエットダンスでのソロは、キーがあわないのか、
声の弱さだけが目立って残念ですが、後半の蓮城さんとのデュエットは
咲妃さんらしさが出ていて、とても良い。歌もきれい。声が透明できれいだから
それを生かしていっぱい歌ってほしいです>次から。



第1章プロローグ ロック調の曲に雪の結晶から帆船がバックに現れる。
明るい蒼が、とても壮さんらしい(壮さんは着てないが)。素敵な明るい蒼。
華やかなプロローグ。最初は銀橋で壮さんひとりなんだけど、すぐに幕が
上がって、全員いる。とっても華やかで爽やかで。順番に歌い継ぐ。私は好きだな。
    
第2章 パリ・ドリーム  
一転して大人のムード。パリの背景に、未涼さんがあの「ロックオン」(全ツ)の
臙脂のストライプ・スーツで登場。しかも背中向きなのよ~♪ 背中で語る大人の男。
ものすごく私好みのシチュエーション。落ち着いた大人の余裕を感じます。
それが可愛らしい白い子猫ちゃんズに囲まれて踊るんだから、何この世界?!と
一瞬倒錯した気分を味わえます。白い子猫がまた可愛くて。星乃ネコが超プリティ♪
壮さん登場。マフィアな雰囲気がいいですね~こういうスーツ物の場面に、この二人。
なんだか懐かしい気分も味わえたりして。似合うんだ~ものすっごく。
シンプルドレスの女性陣登場。ここであゆちゃんが着ている青いドレスが月影さんの。
未涼さんはせしるさんと踊る。大人のカップルだね!素敵だ・・(もう目が離れない)
後ろをみると女性が足りないのか、カッコいい男たちが、ネコと踊ってるよ・・
いいのか!?これで?可愛いネコよ???とまた倒錯した世界が広がる。
カッコいいんだけど、異世界・・白猫のお陰でいろんなことが創造広がる場面でした。
とりあえず、未涼さんのクールなかっこよさを堪能する場面です。


第3章 ドリーム・ステージ 
次もまたスーツ場面だけど、大人のムードは・・・登場場面はある。帽子被って
結構カッコいいスタートなのだ。だが次第にアダルトムードは減少していく(笑)
そして最後には元気一杯の早霧さん(&咲妃さん)が見られる仕組みになっていた。
ジャズの場面ですが、あまり大人のムードが無いのは、前の場面があまりにアダルト
だし、続きだから? それなら早霧さんには、もっと元気一杯が映える場面の方が
ヨカッタのでは・・などと思ったりした。
この場面、夢乃さんの脚の長さとスタイルの良さに感動する。綺麗に踊りますな~
脚なが!(と最近脚にこだわり、ダンスを見るようになったので呟く)


第4章 ラテン・ドリーム    
ジャズっぽいラテンらしいが。歌詞が!「花に育まれ」「雪を愛し」だっけ?なんか
壮さんと未涼さんの来歴(?)を知っていると、ぐっとくるのですわ。
せり上がりは彩凪さん。かっこよくなったねえ・・もうちっと歌もかっこよくお願い。
あんりちゃんとさらさちゃんも可愛い。蓮城さん鳳翔さん香稜さん。段々と盛り上がり。
未涼さんが銀色総スパンで登場(エリは蒼)、うわ~嬉しい!とその姿と歌に大喜び
次が、同じ銀色総スパン(エリ紫)の早霧さん。綺麗ね~。そして夢乃さんが登場!
素敵に踊る姿をここでも堪能。銀橋でせしるさんとデュエット。そして総踊り。
華やかな場面で、「いかにも中詰め」という雰囲気が盛り上がる。
暗転し、一人残るのは彩風さん。今回はカッコいい咲ちゃんだ(落差が激しい人だから)。
昔(全ツ「ロックオン」の頃)は激しく踊った後は全く声が出てなかったけど、
汗かきながらちゃんと歌えている。成長したなあ~と感慨深い。
またまたお相手はせしるさん?記憶違いかもしれないが、せしるさん登場回数多い?


第5章 伝説(レジェンド)誕生  
宇崎さんと阿木さんの曲です。最初は真っ白な衣装の壮さん一人。
同じく白い衣装の退団者が下級生順に順番に出てきて、一人ずつ少しずつ見せ場有。
伸びやかなソロダンスが見れて嬉しい寿春さん、可愛らしい天舞音さん、
前作で強烈な印象だった大澄さん、どこに居ても分かるわ。
同じくインパクトが大きい白渚さん、すずちゃんには歌ってほしかったなあ・・
そして貫禄の麻樹さんが走り出る。ちょっと豪華な衣装のあゆちゃん。
最後が、未涼さん。上手からゆっくり歩いてくるところが、とても未涼さんらしい。
白い衣装で華麗に踊ってくれる。大きさを感じる・・。
そして全員登場。ああ「さよなら」だなあ・・と思える場面だ。
真ん中で歌う壮さんに、組子ひとりひとりが順番に絡んでいくのだ。
最後は、真ん中で踊る壮さんを全員が見つめる。歌うのは奏乃さん。
イイ声で、送る歌を歌ってくれるから、もうなんかここで涙腺崩壊の危機。
全員で壮さん&退団者を見送る場面・・いい場面だった。


第6章 フィナーレ 
幕が下りて、気分一新。今後を担う若者3名が銀橋を渡る。
月城さん、星乃さん、永久輝さん。月城さんは美形だし、歌もいいし期待大!
永久輝さんはまだ男役になりきれない初々しさがありましたね。今後に期待。
そしてラインダンス。次が蓮城さんと咲妃さんのちょっとストーリーデュエット。
このときの咲妃さんの歌は素敵。キーが合っているのか、上手いし可愛い。
(しかし遠野あすかさん・・)
そして大階段黒燕尾。(ここ蓮城さんの瞬間早替わりだな)
最初、壮さんは居ないと思っていた。ら、真ん中に座ってた・・
大階段の真ん中に座るといえば、真矢みきさん!!!(壮さんも思ったようですね)
この黒燕尾のダンスも、指先まで振りがついてて、優雅で美しい。
またしても未涼さんを堪能する、ずっとずっと堪能する。
未涼、壮、早霧、と三人が降りてくるんだけど、その他の方降りてくるの早すぎ・・
と思う。3人が降りきるまで待ってて欲しいな~階段下がごちゃついて見えるのが残念。
そこだけ。後は素晴らしい!!
そしてデュエットダンス。これはリフトが無いのが大変残念であるが、それ以外は
綺麗で雰囲気も良い。あゆちゃんも可愛く、壮さんも包容力を見せてる。

そしてそしてパレード。エトワールは未涼さん、感涙。ほか見えてない(多分)。
最後に大劇場に響く声がエトワールで、泣く。泣くなというほうが無理。
後は見えない(ごめん、他の方)。最後に大羽根の壮さん。
この頃になると未涼さんしか見えてないし、目頭熱くて大変なので・・
明日は前楽ですね。そして大楽。本当にあと少し。


しかし。中村B先生の、「歌劇」の座談会記事は、プログラムより頼りになりますね!

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