宝塚雪組「凱旋門/GATO BONITO!!」
2018年6月26日(火)13時 2階11列
2018年7月5日(木)15時 1階2列


やっとやっと見に行けた雪組。お芝居はシリアス、ショーは陽気で楽しい!

18年ぶりの凱旋門。前回は成瀬さんが出演されていた事もあり通い倒した。
古いフランス映画のような雰囲気、第2時世界大戦中の重苦しい空気、大人の男と女の哀しいロマンス、下宿先のホテルに集まる帰る場所のない人々の人生。キャスティングが嵌っていたので、何度も見た。ただ重苦しい話だったので、1日2回見るのはきつかった記憶がある(ショーが先でお芝居が後だったから)。

今回、作品に対するイメージはそのまま。脚本は良い、演出は効果的で美しいダンス、音楽は素晴らしい。新しいキャストも良かった。ただ轟さんのうえにだけ年月が過ぎていて(いやもちろん私にもだけど)それが辛かった。誰が企画したのか知らないけど、轟さんに対する違和感が拭えない限り、初演は超えられないと思う。初演は素晴らしかった、たからそのままにしておいて欲しかった。

ショーは一転、とっても賑やかに華やか。戦時下の暗いフランスでの鬱屈を吹き飛ばすような、明るいラテンの情熱。猫がテーマだけどおちゃらけてない。
組み合わせとしては良いと思う。ショー単体で言えば、ちょっと賑やかすぎかも・・でもゴチャゴチャしてないし、いろんな人が活躍しててメリハリあって、陽気で楽しくて!!
客席降りがあってもいい構成なのに。なんでないの?ってくらい楽しい。
やっぱりショーで楽しい気分で帰りたいわ!




18年前に通ってた公演なので、記憶が蘇り大変な長文になりました・・にゃー
年寄りなので初演と比べての感想がかなりあるので、嫌な方は見ないで下さいね。
初演は青春時代なのだ。青春の思い出は美化されるものだから。