宝塚星組「オーシャンズ11」
2011年11月27 日(日) 15時 1階24列上手 


尊敬する小池先生の大作を見に行ってきました。
やっぱり素晴らしいなあ。ファンだけどますますファンになる。
計算し尽くされた舞台構成、映画のような台詞(もとが映画だけど^^;)
現代的な映像処理が必須の映画を舞台化したというのに、違和感がない。
装置も場面転換も、映像処理も舞台で映えるように上手く工夫されている。
新しい手法として、イリュージョンが入っていたが、鮮やか。素晴らしく効果的!
物語の中でなくてはならない重要な場面を構成している。これぞ「演出効果」だ。
フィナーレまで凝っていて、短い時間に「宝塚のお約束」がちゃんと果たされてる。
ちゃんとショーを見た気分。(満足感♪)
まあ劇中にも【ラスベガスの豪華ホテル】らしいショー場面がふんだんにあって
場面を盛り上げていたので、一本立て(ショー無し)の不満感は全くない。

たくさん居る登場人物(これも嬉しい)の一人ひとりの背景まできちんと描き込み、
それぞれが「十把一からげ」にならない扱い。素晴らしいわ。
2番手不在がよい形に出てましたね。これは他の組もこうして欲しいくらい。
(ま、主要な全員に見せ場があったので、1幕が冗長になってしまった部分はあるけど)

エコやらハッカーやら、PC画面映像やら、小池先生の大好きな小道具もあり
(私も好きだ)小池オリジナル作品のようで楽しかった。

一部ミスキャストと全体の歌唱レベルが残念だけど、これは再演が期待される名作では?
作品的にはとてもとても満足しました。(はっきり言って、私の好みだ!ってこと^^;)

ネタバレしてます。また映画「オーシャンズ11」は見てません。
私の好みだけで(いつもですが^^;)感想を書きます!