「鉄の仮面に封印される作品」
宝塚雪「仮面の男／Royal Straight Frush」 2011年9月30日(金) 13時 1階17列上手
千秋楽まで残り3日、いよいよ私の最終観劇となりました。見納めです。
結局、5回も見てしまいました・・・
これ、普通なら1回目を見たあと「2度と観ない！絶対観ない！！（激怒）」
劇場に行くどころか、CSで放送しても見ないレベル確実。
初回のぼろくそ感想で終わっていたと思います（自信あるわ＾＾；）
なぜこんな作品を5回も・・・？ 5回目の今回なんて、観劇方法をマスターして快適（笑）
―――もう分析するまでもない。
どんな駄作でも不愉快作品でも、見たい場面があったから。見たい人が居たから。
「ロミオとジュリエット」「黒い瞳」であの方に墜ちたからですね（笑）
これがファンなんだなあ・・・と感慨深い。
というわけで、「鉄の仮面に封印される」だろう作品を見納めてきました。
慣れると脳内で早送りしたり、不快部分をオペラグラスを使って視界から外せるので
大変快適に観劇することができました。
そして！こんな作品にも関わらず、出演者は好演。
音月さん未涼さんはさらに歌がパワーアップしていた！！驚きましたわ。
この作品、両方とも気に入らないけど音楽だけは最高に素晴らしいものを持ってる。
主題歌が耳から離れないくらい。（しかもあのいい声×２で）
音月さん未涼さんが歌うショーの主題歌。素晴らしいではないか。名曲だ。
もっと落ち着いたショーなら、もっと早い段階で気づいただろうに（遅すぎ？＾＾；）
両方とも選曲によっては、音楽配信版が素晴らしいものになるだろうなあ、と思った。
もうちょい詳しく（まだ書くことがあるか！？あるある→「アトス観察記録」を含む：笑）
「仮面の男」
慣れました（笑）。いや、観劇方法を会得した、というのが正しい。
気に入らないH2＄の場面や監獄の場面は、登場人物個人に焦点を当てて、
場面をやり過ごしました。しかも後方の群集を見る！それだと気にならない。
モリエールの「世界史」では、咲奈さんは意外と髭が似合うんだなあ~とか。
マリーアントワネットの透水さん、歌が素晴らしく綺麗～可愛いな～とか、
ジャンヌダルクは麻樹さんか～こういう歌は絶品よねえ～とか。と堪能した。
そうやって観てると、H2$の酒場で、組長がやたらと楽しく騒いでいるのが分かった。
客なのだが、騒ぎに迷惑している風ではなく、なんか楽しい余興を見ているよう（^^;）
そして誰かわからないけど、あの騒ぎの中ひたすら食べ続けているツワモノモもいた。
アトスの二重人格（表現しようがなくて^^;）もじっくり見た。
真剣な場面（ラウルとやロシュフォールとの会話等）と →ここはちゃんと「アトス」（正）
ありえない場面（食品を盗む、店の人に贋金？を渡すとか）が →もう別人格「アトス（偽）」
複雑に連続しているので、中の人も表情が大変そうだった。
普通の真っ当な人間（三銃士なら特に）なら絶対しないことをさせられているものねえ。
無銭飲食と言うか窃盗、そのために店内の人の気を散らす小芝居。贋金での支払い。
さらには非道な行為を指摘されて剣を抜くなんて！絶対にしないことの連続攻撃。
そりゃ中の人も大変だ。これを連続で「一人の行動」としてやれ、ばそりゃ混乱するわ＞見てるほう。
日にちが進むにつれ、正と偽の落差が激しくなるように感じた。なるったけ「偽」の部分を減らしてる
ように見えたけど、「台詞」にあるし、「行動が決められている」からなあ〔ため息）。
真剣な「アトス」（正）部分の（他の人もだけど）芝居がしっかり深くなってるから、
余計につじつまの合わない行動部分が二重人格に見えるんだろうなあ。
ラウルが「兄さん！」とやってくる場面。ルイーズを紹介されて、感涙。本当に嬉しそう。
男手ひとつで育てた自慢の息子が連れてきた、性格のよい美人嫁を見て喜ぶ父親ようだ。
アラミスがルイーズの手にキスしようとすると、おい！（怒）って顔をするアトス。
息子の嫁に気安く触るなって？（父設定でもいけそうな^^;気分は父だろ、この場面）
でもこの場面はほんの一瞬しか時間がないから、この表情で表現するのが精一杯って感じ。
この物語の主軸になる「ラウルの復讐」の動機になる大事な大事な場面なのにね。
せっかくアトス（正）なのに、直後にアトス（偽）の台詞を言わなきゃならないし。
・・・改めて。
誰だこんな脚本書いた奴！！！ と怒り心頭（やっぱ冷静に見れないわ＞私）
この場面はやはり平常心では見られませんでした。銀橋の登場場面からもう駄目だった。
アトス（正）とアトス（偽）については、ルイを捉えた後も同じに感じた。つまり。
ポルトスに「何でそんな難しい顔してるんだ～？飲め~」と誘われる（絡まれる？）が、
「そんな場合じゃないだろう」という台詞が顔に書いてある＞アトス（正）
アラミスにまで「まあ成功を祝おうよ」と言われ、酒を手にするけど、
楽しそうにするけど（アトス（偽）が入らざるを得ない脚本だから。ここ）、
やっぱり牢の中のルイ（ラウルの仇で、なんとフランス国王だ！）が気になって
仕方ない様子を示している。ポルトスとアラミスは全然気にしてないんだけど。
仮面をつけたルイへ、複雑な視線を投げかけてる＞アトス（正）だ。細かいなあ。
ダルタニアンが出てきて、「やっぱり」「どうして」という正反対の複雑な感情が交錯。
何か言いたそうなんだけど、言う暇なくアトス（偽）になって走り去る・・と。
このあたり、書き込みが無く台詞どころか場面（時間）が全然ないから（怒）
アトスの中の人が頑張っても限界がある。
（ずっとアトス観てたんだ・・・いまさらですね）
もういい、ついでにアトスのこと全部語ってしまおう（笑）。
ラウルの手紙の場面。これはずっとアトス（正）だから文句なし。演出も効果的でよい。
ただ、これってアトスが死んだという知らせを聞いた後なのだな？ と今日思った。
最初の登場場面から、アトスは打ちひしがれて絶望している。
ラウルが獄中にあるなら、絶対に助け出すため奔走しているに違いない。
だからこの場面は、ラウルが何らかの罪で処刑されたという知らせを受けたあと。
死刑相当の罪があるように聞かされている感じ。
その罪は、庶民を庇って王様に反逆したとか、「正義っぽい」理由だと思われる。
そんな知らせを受けた後なら。ラウルの犯した罪が正義感ゆえの行動なら、
ラウルを褒めてやりたい気持ちと、正義など放っても生きていて欲しかった気持ちと、
こんなことになったのは自分の教育が悪かったせいなのか？という後悔と錯誤、
助け出せなかった無力感と、など、思考の迷路に入りこみ自分を責めている風に見える。
自暴自棄と言う感じも。
あの酒ビンを手にした絶望的な表情と声から、見えたことだ。
だからあの手紙を受け取り、ラウルの死の真相（ルイの秘密を知ったためと思ってる→
もしルイーズが原因と知ったら、ルイーズを救い出しに宮廷に行くだろうから）を知り、
復讐すべき相手とやらなければならないことが見つかったため、
アトスは生き返る（気力を取り戻す）ことができたのだ。
・・・「ラウルの死後、手紙を受け取った」、と今日確信しました。
大事な場面が台詞になってなくて、役者頼みって？・・・脚本の仕事まともにして欲しい。
ついでに推測。ルイーズはこの手紙のことを知らないから、ルイに復讐しようと行動。
アトスはルイーズが原因と知らないから、ルイーズのことは心配してない。
アトスが知らないから、当然フィリップもルイーズが王の侍女になってることは知らない
→だから寝室で二人は事情説明会をする：おお、つながった！？（省略多すぎだ＞脚本）
・・・ラウルが手紙を書いたのは、兄さんにだけだったんだね・・・（涙）
次！銀橋の復讐の歌はいいね。歌詞がはっきり聞こえるから、説明歌でもよくわかる。
もう三銃士が手際いいのは、最高だね、さすが（笑）
銀橋で作戦実行を待ってる間も、アトス（正）の表情や手の動きが細かかった。
最後の台詞を言う前から作戦の全貌が頭にあって、銀橋にたたずんでいるときに
「お前に仮面をつけてやるぞ！」ってルイに宣言しているの。
もう計画全部出来てるんだ・・・で、ルイはどうするつもりだったのだろう？？
本当は殺したかったかもしれないけど、王様だしフィリップが嫌がるから殺せなかった、
だから手に入れた後、牢に入れて悩んでたのかな～とか。
この場面のラストは、アトス（偽）になっての退場だから分からなかった。
馬と船の場面。馬はカッコイイ。文句なし。
じっくり観てると、アトスが一番「馬に乗っている」ように見える。姿勢が良いの。
ポルトスは酔っててちょっとぐらついたり吐きそうになったり（細かいね~！）してるけど、
アラミスはもうちょっと前傾姿勢とらないと、馬から落ちるよ～（笑）と思った。
船はともかく泳ぐ場面。ちゃんと水の中の会話声になってる（こんなとこに凝ったって・・）
私は嫌いな場面だけど、くらげの映像は美しかったわ。
最後の大活劇場面。アトスばっかりですが、アトスしか分かりません（→いまさら：笑）
アトスはフィリップのこと気にしてるね。結構庇って様子見てる。
ちゃんと王様になるための教育をしてあげる場面がなかったから、脳内補完だけど
アトスはフィリップをラウルの代わりに見てる一面もあるのかも・・・なんて。
大事に育てた弟を奪われ、代わりに同じ年頃の好青年を手に入れた。
彼は素直に彼らを慕い、真摯に学んでくれる。まるでラウルのように（ほら＾＾；）
そりゃ好感持つよねってシチュエーション。（そういう場面がひとつでもあれば：悔）
この場面。ルイーズのことも、目の端で捕らえてたりする場面もあった。
ラウルの恋人だからやっぱり気になるよね。
巻き込みたくなかったから、何も知らせなかったのかしら？
アトスの計画を知ってたら、ルイーズは「ルイ暗殺」なんてしないよ。
彼の計画外のことが、意外に行動的なルイーズだったのかもしれない。
自ら捕らえれにいくフィリップに、ルイーズは「私もついていってお世話します」と
いう場面。結構複雑な表情でルイーズを見てるね＞アトス。
ダルタニアンのことは最初から、「何か訳があるんから、放っておいてやれ」と言う感じ。
ポルトスがただただダルタニアンを昔どおりに扱おうとする（子ども扱い）のと正反対。
アラミスが一番ダルタニアンとの関係が薄かった（というか描かれてない）
原作（三銃士）でも、ダルタニアンはアトスを尊敬し、ポルトスと遊んでいるイメージ
だから、これでいいのか。アトスは親立場でポルトスは友達か？（笑）
アトス、とてもかっこよかった。「三銃士」のイメージどおり。
アトス（偽）の部分が無くなって、物語を補完する部分（アトス（正）のみ）が
追加されれば、このお芝居は完璧だ（→必然、フィリップも書き込まれるし：笑）。
あとダルタニアンの時間軸も整えてあげたい。それで完成ですね。
他の人のことも語ろう（笑）
幕開きの人物。あれはフィリップですね。やっと確信した。
しっかり観たら、表情がフィリップだった。最初ちょいと険しい顔をしているけど
あれはフィリップであってルイではない（５回みたら見分けがついた＾＾；）
音月さんの演技力も素晴らしいなあ。じっとしてても同じ衣装でも、どちらか分かる。
ルイとフィリップは、（偽）の部分がないから、まだいい。ただ描きこまれて無いだけ。
それぞれを表すエピソード（特にフィリップ）が全く全く足りないだけ。
この話、どうみても「フィリップ」が主人公なのに。全然描かれてない。
それだけでも、酷い脚本だといえるだろうさ。
モリエール一座の話はしたので、次は宮廷。
宮廷の「巨大メガホン」こと朝風れいさん。
この人の表情が大変大げさで、見ていると楽しかった。目にはいってくるんだ。
出番はあのボーリングの場面だけなんだけど。拡声器でアナウンスする係りだから
持ってたお水セットは自分用（ルイのじゃないのね：笑）。
喉の調子を整え、声が出やすいよう服装を緩め、そしてメガホンを入念に手入れ。
んで、侍従から耳打ちされた内容を大声で告げるだけ。
ボーリングが自分の告げた結果になると、顔中で喜び盛大に拍手をする。くどいほど。
一番リアクションが大きい（笑）。いい仕事しているね！！＞メガホン係。
目が離せなかったわ。
監獄の場面。
ここはサンマール司令官や囚人を見るのは辛いので、後方の獄吏を見ていた。
ここの看守たちはかなりのイケメン揃いで見ごたえがある。
ボーリングの玉係りのときも思ったけど、久城あすさんが可愛い。
ラストに天に昇る囚人に付き添って、一緒に天に昇る看守の香綾さん。面倒見がいい（笑）
サンマール司令官の腰ぎんちゃく風なんですが、てきぱきと小道具手配したりして有能で。
この場面は、なんかずっと香綾さん観てました。
一大ページェントの場面。ここはルーヴォア閣下。
三銃士たちが「仮面」を背負って出てくると、ルイとルーヴォアが驚く表情をする。
そして困惑し、うろたえる。（ルイはうろたえないが、ルーヴォアは自分の管轄のこと
だからか、かなり動揺している風）。二人をみて、ダルタニアンが怪訝な顔をする。
いや、細かいです！皆さん。ここ観てたら、ダルタニアンとアンヌ皇太后は何も知らず、
フィリップに鉄の仮面をかぶせたのは、首謀者ルイと実行犯ルーヴォアだと分かる。
（ルイはどうやってフィリップのことを知ったのだろう？？？）
真ん中のダンス・ショーに気を取られていると、見逃す。でも真ん中綺麗なんですよね。
児玉さん、やっぱりショーにすればよかったのに。斉藤さんと逆のほうがよかった？
ラストの活劇前。ダルタニアンとルーヴォアの戦いの場面。
後から出てきたロシュフォール伯爵があっさりルーヴォアの味方をするのが心地よい（笑）。
伯爵はダルタニアンと仲悪そうだものね。ダルタニアン、宮廷では友達いないのか？
ルーヴォアと決着がつくまで待ってて、一緒に支えて退場してあげる優しい伯爵。
なぜ二人が戦うのかについては、ダルタニアンが説明しているにもかかわらず！だ。
伯爵にとっては、ダルタニアンの正義より、王に忠誠を誓い王の言うとおり動いた
ルーヴォアのほうが正義なんだ。（剣に仕えるものは云々といったのはダルタニアンだ）
ルーヴォア閣下とロシュフォール伯爵の友情に感動した場面だ。
隻眼なので表情がよく見えないのが本当に惜しいわ＞伯爵。
ラストの大活劇はさっき語ったが追加事項。
幕開き、誰も居ないスポットライト。剣が一本。
フィリップが転がし手に取る。バレエ的で大変美しい動き。この場面好き。
三銃士が左右からマントを羽織つつ登場。フィリップと三銃士の見せ場！いよっ♪
登場からあと、この場面はマントの動きが大変美しい。さすが宝塚！
もちろん超贔屓目なので、アトスのマントが一番美しい（笑→他は眼中にない？）
スローモーションになったり動きも細かく、大階段を使った配置が美しい場面だ。
ラストではあれだけ大勢の銃士隊員の前で、国王が入れ替えられるのだが・・
もっと秘密裏にやったほうがいいんじゃない？と突っ込みたくなる場面だ。
国家機密を知る証人多すぎやろ（＾＾;） 銃士隊ってそんなに結束固いのか？
銃士隊は国王ではなく隊長に忠誠を誓っているのか？そんな銃士隊、即刻解散だな＞国王
ポルトスの話に拠れば、銃士隊隊長の地位は「自由より金を取った」といわれるのに？
ダルタニアンは慕われてたの？コンスタンス命で他は目に入ってないようだったのに。
ほとんど私怨でしか動いてなさそうな描き方だったけど、サンマールをはじめ隊員には
慕われていたのですね。ダルタニアンが言ったら、みんな一斉に「国王ルイ」を邪険に
するんだもん・・・ルイ、信用なさすぎ。ダルタニアン権力ありすぎ。
自由自在の傷口といい、ダルタニアンの設定には謎が残るラストシーンだった。
ところでじっくり観てると、「仮面の男」役も二役が上手いねえ。
真那さんだっけ？顔が全然出なくてかわいそうだけど、いい役者だね。
音月さんと反対場面担当というのもあるけど、ちゃんとどっちか分かりました。
次の公演、顔の出る役でちゃんと見てみたい人です。
「ROYAL STREIGHT FRUSH!!」
こっちもじっくり見てきました。プログラムで復習しながら、奥のほうもしっかり。
オープニングのラインダンス、最初の4人が歌うけど、歌詞がよくわからん。
次に出てくるジョーカーとハートのA、やっぱり歌詞が不明瞭。曲が難しいのか？
愛加さんは地声と裏声の切り替えが目立つ。緒月さんは低音部が全然聞き取れない。
幕開きから歌の歌詞が全然分からないのは、結構テンション下がる・・・
もっと歌いやすい歌を持ってくるほうがいいのになあ（主題歌だけど＾＾;）。
斉藤さん、ここの歌詞にこだわりありそうなんだけど、分かりませんわ。
次の場面、ドリーム５が順に登場なんだけど、「あ～♪」「お～♪」という声だけ（笑）
その一声、めちゃくちゃ声がよいJのあの方が拍手多いような（気のせい？贔屓耳？^^；）
皆さんそれぞれ特長のある声ですね～。
Kは元気がいいですね！ここだけ聞くと、かつての宙トップさんを思い出す。
だが歌を聴いていると、かつての花1作トップさんを思い出す。
早霧さんの歌は大和さん系でなく、匠さん系だ・・と今日しみじみ思った。
だからナンやねん？といわれても困るが。
今回また、音月さんの歌声がパワーアップしていた。オープニングから。
そして順番に登場するスター場面。やっぱり左から声がすごい力でぶつかってくる。
もちろん未涼さんの声。こちらも圧倒的な声にさらに進化している。
未涼さんは、ベトナム戦争の場面のソロ。圧巻ですねぇ。
なんかあの声で空間全体を支配しているような・・怖いほどの迫力。
あの歌詞のままで虐げられる側が歌うというシチュエーションも、迫力倍増。
積年の恨み、今こそ思い知れ！というニュアンスの凄みのある声。
彩那さんは声に殺されたかのよう。
その後の場面の音月さんの声がまた圧倒的。こちらは明るさに満ちた希望の声。
「黒い瞳」で感じたとおり、光と影、白と黒なんだよね・・見た目だけでなく声も。
この二人の歌声、大好きだ。いつまでも聞いていたい。
トランプ衣装の場面。赤のハートに朝風さん居ました！なんか目立つ。あの大きな目。
前列の大湖さん、やっぱり綺麗だわ～今日は赤のほうを見てました。
→今日はなんかずっと朝風さんばっかり目に入った。次に詩風さんが。なんか目立つ？
ラスベガスの場面も、赤のタキシードの朝風さんが目に入り。ずっと後列のままだけど。
GIの場面もGIだった。なんて目立つんだ（私だけか）。私の好みなのかしら・・？
（昔も成瀬さんばっかり見ていたのに、いつの間にか気づくと目の端でずっと
蒼海拓さんを見ていたことがあった・・同じ現象かもしれない。）
ここのラスト、銀橋勢ぞろいなんだけど、舞羽さんがいない。
（インディアンのときもいない。全員出ている客席降りもある場面なのに。）
トップ娘役なのに、ちょっとハズレっ子みたいで可哀想な気がする・・出してあげたい。
どうせトップ娘役が不在場面なら、ここは男役だけで並べば潔い。
アリスの場面はうさぎちゃんを見ていました。大人っぽくて可愛いウサギが居る。
パンフを見ると花瑛ちほさんらしい。ウサギは全員可愛らしくて見ごたえ十分。
（ウサギ4匹といえば、BLUE MOON BLUEを思い出す。出世うさぎだった）
アリスの場面では、今日はノリノリで踊るスーツ姿の組長に見ほれてしまった。
アイドルの親衛隊にこんなおじさんいる・・・とまで思うほど。素晴らしい演技。
心から楽しそうにアリスを応援し、優勝者をアリスに変更してしまう強引な偉いさん。
あと中詰めの銀の衣装のところでも、センターで踊るノリノリの人・・よく見たら組長。
すごっく楽しそうな笑顔が目立つ。（踊り方も目立つけど^^；）
なんだか後方では、組長と朝風さんばっかり見ていたみたいだわ・・・。
インディアンの場面の大湖さん、色っぽくて美しい。けど、なぜ女装するのか不明だ。
ここ、晴華さんではいけないのだろうか？ 最後だし違う色の衣装で。
インディアンの衣装がいまひとつ（ダサダサ）なので、気づかなかったけど、
この場面は結構耽美に踊っていた。これが黒燕尾ならさぞや・・という振りもあった。
もちろん未涼さんしか見てませんが（笑）脳内で衣装変更してみた～カッコイイ！
衣装って大事だなあ、と学んだ場面でした。
フィナーレはまた不満なままだ。今回フィナーレの時間短い？ そんな気も。
晴華さんは可愛い衣装より、ゴージャスなドレスを着て欲しかった。
素晴らしく似合ったに違いない。歌声はこれまた圧巻。これぞエトワール。
そうだ！西部の場面で、晴華さんも歌いながら踊ってる。すごいわ！
あれだけ踊りながら、あの綺麗な声が聞こえるのよ！
このあたりの人（＆音月さんと未涼さん）の肺活量ってどんなんだろう・・？と思う。
舞羽さんはあまり肺活量なさそう。音月さんと歌うと上手いけど、「仮面」の幕開きで
早霧さんと歌っているのを聞くと・・・組むのは止めたほうがよい、という感想。
お二人とも支えが必要なタイプだ（^^;）。声は綺麗なので、上手い人と歌って欲しい。
さて、長く長く語りまくった今公演。
東京で演出変わるなら、行かねばならん。（東京の仕事をつくらなくては）
実は演出が変わるより演出家を変えて欲しい。
児玉さんでは、根本的に「何がまずい」のか分かってない気がする・・。心配だ。
東京まで見に行って、「どこが変わったんだ！？」「ここ変えるな！」だったら哀しすぎる。
とにかく！
ショーのフィナーレ（パレード）だけでも改善してほしい（→児玉さんん関係ない^^；）
とりあえず、見納めた。
このまま封印されても、この語りまくりの記録を読み直すと、きっと鮮明に蘇る（笑）
それほど強烈だった公演でした。