宝塚雪「仮面の男/Royal Straight Frush」
2011年9月11日(日) 11時 1階18列上手
あっという間に3回目の観劇です。
今日はヅカファンではないけど、時々私に連れられて観劇している夫と観劇。
ヅカファンじゃない、思い入れの無い一般人(許容範囲の広い人?)の衝撃の感想を下記に・・
あと11時公演トラブル報告も。いや~びっくりした。
以下、彼の感想を要約しました。
【仮面の男】
面白かった♪ でも宝塚ではない劇団ナントカみたいだね。(←ニュアンスはわかる)
演出は凝ってた。光と影の使い方が上手い。今まで見た中でかなりいい演出。
ストーリーなんて深く考えなくていいんじゃない? (←脚本に文句言ったら)
見てるときは考えないし、その場を楽しんだら? 面白かったよ、これ。
飽きないさせない工夫がされてて、眠くならないし。影絵とかあって面白い。
ヅカファンじゃない人には受けがいいんじゃないかなあ。(←私に喧嘩売ってる?)
演技の上手い人も多いし、良かったよ。歌も大体上手かったし。(←大体・・ね)
【ROYAL STREIGHT FRUSH!】
ショーはごちゃごちゃしてた。なんか近代アメリカ史を見ているみたい。
ベトナム戦争とかTV番組とかインディアンとか。順番はあってないけど。
(GIの場面は、「全員将校の制服って変なの」と言ってた)
まあアメリカだから、ごちゃごちゃしてるんだろうね。
アメリカってそんなイメージだから、いいんじゃない。
・・という感想でした(ガーン)
宝塚にもジェンヌに何の思い入れがないと、「たまにはこういうのも面白いね」
で終わるようだ。私との感想の違いに、すっごく衝撃を受けました・・
彼は学生時代は演劇部で大道具や照明を担当していたので、特に児玉さんの
新演出が嵌ったのかも知れない。(以前、私が3大駄作に挙げる『皇帝』を
見たときも、怒る私を尻目に「あの最後の屋台崩しの舞台装置、見事だねえ♪」と
感動していた人だ。)
この作品、ヅカファン以外に受ける作品なのか。舞台装置ファンには受けるのか。
リピート客が減っても営業さんが頑張って新規団体客を取るための戦略なのか。
私の反対隣に座ってたおじさんも、めっちゃ受けて笑ってたし、満足した様子>芝居。
世間の反応とずれている?私??・・・と自分の感性が偏ってたかと、今日は軽くショック。
ショーだって、誰が歌が上手くて、とか、番手とか学年が・・とか知らなければ
何も感じないらしい(→これは未涼さんを気に入ってる私にはすんごく気になるが^^;)
終演後それを訴えたが、「へーそうなん」で終わった(くすん)
思考力を使わないで「綺麗ね~」と感覚で見るのがいいのか。そういう作品なんだ。
やっぱり考えちゃだめなんだ。ジェンヌさんのこと、知らないほうがいいんだ。
一般人の(一例で恐縮だが)反応がこれなら、児玉さんは絶対に演出を変えないだろう。
なんてこったい。ファンの私には耐えられないのに!
ショーのインディアンのデュエットダンスにも特段違和感はなく。
酋長(=トップ)だから、あの羽飾りは当然では?みたいな感覚だった。
衣装が宝塚らしくないっていうのも「たまにはいいよ、テーマがアメリカだからあってる」でOKだった。
黒燕尾~とか男役のダンス~とか拘るののは、ヅカファンだけなのかもしれない。
まあ、「一例」のうちの夫は、かなり許容範囲の広い人というか鷹揚と言うか、こだわらないというか。
割と「何でも受け入れる」人なので、一般人の反応がすべてこうだとは思わない・・思わない・・が。
「でも気に入ってるんやろ?何回もみてるんだし」と留めに言われた。
確かに3回目だけど・・・気に入らないけど、見てるのよ!。それが分からないらしい。
一般には、「気に入らないなら、何で見るの?」ってことだ。そうなんだけど~(>_<)
ヅカファンの複雑な心理は、ファン以外には理解できないんだ~(泣逃)
次回、娘のお友達親子(初観劇)とご一緒する。2つ目の事例。反応が大変興味深い。
なんか事例集めて分析して、研究論文を書きたいくらいだ。
この作品、頭を空っぽにして「ぽ~っ♪ステキ♪」と見ることができ、
余り考えないで楽しめる方、ジェンヌさんに拘らない方にお勧め。
あと、今日ちょっとトラブルがあり。
ショーの8場のドライバーの場面が終わって、ラスベガスに入るところで、
紗幕が上がらず、早霧さんがひとり上手から銀橋に飛び出してきて歌う。
え!?ここ銀橋だっけ? 間違い??と思ったところ、銀橋の中央やや上手に
来たところで、指揮者が止めた。早霧さんはそのまま上手から袖へ。
「へっ?」という間に客電が点いて、カミノモトの幕が下りる。
「えええ???」という客席のどよめき。アナウンスなし。3分ほど経過。ざわざわ。
「機器の点検をしております。しばらくお待ちください」の一報あり。
さらに数分後、「8場より再開します」とのアナウンス。
で、すぐに幕があいた。さっきのドライバーの場面、再び。
上手;大湖さん、下手;蓮城さん。(↓私は上手端の席だったので大湖さんだけ分かった)
大湖さんが通路で客席に向かい、片手で謝るしぐさを。客はいつもより力の入った拍手!
そして銀橋に戻り「♪待たせてごめん♪」とアドリブ。客席、大拍手で反応。
そのまま中断をぶっ飛ばす勢いで、8場終了。9場へ。(客も暖かいね!)
紗幕が開いて、中央から早霧さん登場。やっぱりここ舞台から登場だよね~ほっ。
あとはそのまま何事も無くショーが続いた。
終演後何か一言あるかな?と思ったが、何も無く。
13分押していたので急いでたか。大休憩の間に、再点検か。
あの時。早霧さん、自分の歌の場面だったから、なんとか時間稼ぎしようと思って
銀橋に出てきたのかな?アドリブ的対応。ちゃんと笑顔で出てきて、歌って
1分くらいなら持たせそうな感じだった。でも指揮の佐々田先生に止められて撤退。
(指揮者へ指示がはいったのかな?音を止められたら続けられないし、
演者にわかりやすいもんね。まあ早霧さん以外は全員中にいたけど)
大湖さん蓮城さん&8場出演者は、終わった場面から再開だったから
もいっかいだし、再開後の最初だからプレッシャー大変だったでしょう。
あの再8場で上手くリズムを戻して、中断前の雰囲気につなげてました。
お疲れ様でした!よかったよ、せしるさん(蓮城さんのほうは見えず。ごめん)
今回ややこしい装置使ってるから大変なのかな>装置関係。
まあ怪我や事故じゃなくて良かった。
周りは「珍しいことに当たったなあ♪」とやや興奮気味だった。
私も観劇長いけど、幕が閉まるトラブルは初めて。びっくりしたわあ。
ここまででめちゃくちゃ長いので、ショーの感想は別に書きます。
やっぱり、書きたい(^^;)