OSK角座「ダンディ」登堂＆天輝2019年10月8日（火）17時
私は初めて見たのだけど、「ダンディ」というのは、男役だけのショーを指すようですね。
技術のほうは今一つでしたが、企画の狙い通りか雰囲気はとても面白かった。
やっぱり歌劇は男役メインなんですよね～私も男役好きだからわかるけど。
「キャー♪」って感じの乙女心を刺激するような内容になってました。
実際に歓声上がってたし。MCなんかライブハウスみたいな気分。
いつもでは当惑しますが、たまになら男役だけのショーも良いなあと思います。
【公演タイトル】 Dandy～ダンディ～
【出演者】登堂結斗・天輝レオ・雅晴日・知颯かなで・翔馬かいと・空良玲澄
W主演ということでしたが、登堂さんが主演のような扱いと感じました。アナウンスもMCも、主要な場面は登堂さん。私が見た回だけかもしれないけど（交代で、とかだったらごめんなさい）
登堂さんと天輝さんのお二人は同期で、白と黒の対照的な容姿と持ち味、だから対で使われるのも良くわかるわ～と改めて思いました。二人とも背が高くて、かっこいい。長身小顔でスタイル抜群・端正な正統派の登堂さんと、長身で妖しい魅力でどこかアウトローな雰囲気が魅力の天輝さん。いいねえ。二人とも芝居と歌がすごく良い。この二人ならショーより芝居が観たいわ。どちらも、ダンスが今一つなのが残念なとこ・・・。楊さん翼さんと角座で見てきて目が肥えてしまってたのか、あら～なんかキレがない～とか、決めるポーズが流れちゃった？～とか、この私が感じてしまったくらい。ダンスも頑張ってほしい二人。他が良いだけにもったいないもん。
でも二人ともほんと芝居は凄く上手いから、この二人で「プリメール王国物語」再演してほしい。王子様と魔術師、雰囲気ぴったりだと思うのだ。お姫様は唯城ありすちゃん希望。さらに欲を言えば（動きがもっと良くなったら）「紅に燃ゆる」も！似合うと思うなあ。見たいものが多い二人だ。
残りの4人は若手さん。雅さんが一番上で、知颯さんが2年目。残り二人はなんと1年生。下の二人はまだ男役に慣れてないのが透けて見えるほど若い。しかしながらさすが促成栽培のOSK、2年目の知颯さんはちゃんと男役に見えるからすごい。さすがに1年生はソロで見るとまだまだ可愛いけど、男役声で歌っているのは見事（区別ついてなくてごめんね。）
その2年目の知颯さん、凄く貫禄が出てきて目立っていた。声が良いのだね～歌声に力があってイイ。背は低めだけど男役らしく感じる。真ん中の二人もすらりとしたタイプだし、知颯さんと対になる雅さんが線の細いタイプだから、とても目立っていた。これは将来楽しみな人だわ。6人ともダンスはうーんと思うことが多かったので(ステージが狭いのかもしれないが)もっと頑張ってね～とか思ってしまった。
内容については、天輝さんがメインの場面「荒城の月」がとても素敵で印象に残った。これレビュージャパンにいれたらいいのに！と思うほど素敵。こういう耽美で妖しい場面、天輝さんは似合うわあ。ラストの全員のタンゴも歌劇の男役らしくてかっこよかった。男役ならではのダンスだよねえ。
MCとか客席いじりは天輝さんが上手い！そしてちゃんとした挨拶は登堂さんが上手い。どちらももう中堅って言っていいと思う。堂々としていて安心できる。OSKも人材豊富やん！
衣装は数が少ない。高校生の文化祭か？と思うようなのもあったけど、歌劇の男役らしいのでOK.普段着風の衣装は好まないので（私の趣味だけど）これでいい。真ん中二人が長身ですらっとしているからスーツが似合うし。黒燕尾な衣装はかっこいい。
平日なのにほぼ満席だった。すごいよね。観客は「かっこいい男役」を求めているんだ～
やっぱり顔とスタイルは大事だね。あと天輝さんは、客席降りの花組男役のように（わかる？）観客サービスするから、もうお客さんきゃあきゃあ状態になってる(笑)。見ていて楽しい。天輝さんの雰囲気につられて、若者たちも照れずにやってた。角座ならちょうどぴったりという感じでいいんじゃないかな～って思った。私は近くだと(私が照れて対応に)困るので、後部席から眺めてるだけで十分ですが。
とかいいつつ、また見にいくぞ。若者は進化が著しいから楽しみだ！