OSK「円卓の騎士」初日と2日目
2018年12月21日(金)近鉄アート館 14:30 平土間下手  
2018年12月22日(土)近鉄アート館 16:00 段上下手 


久々の荻田先生のストーリーもの。楽しみにしていました。
期待通り!すごい作品だ。

歌が多い!登場人物が少ないのはOSKだからいつも通りだけど、
みんなセリフを歌ってる。エリザベート形式で、歌がまた難しい!
すごい難曲を歌いまくっている。楊さんが難曲を歌ってる!
みんなビジュアルが美しい。楊さんまた新たな魅力だ、かっこいい。

テーマが深い。
1幕は説明が多くて、少々睡魔に襲われる場面もあったけど、
2幕になると急展開。1幕の伏線がバシバシ回収されていく。
テーマが明らかになるのだが、これはドルイドというか多神教というか、
剣と魔法の時代の物語だけど、冒険活劇ヒーローものではなく、
時代の移り変わりの時期に必死に生きた一人の青年の自己探求モノ。
正塚先生の永遠のテーマを荻田先生風に描いたような印象でした。
もちろん周りの人々もそれぞれ信念に基づいて生きていて、
それが交錯しながら物語が進んでいき収斂する。テーマは一つじゃない。
さすが荻田作品。2回見ると味わいが深い。




ネタバレ(と私が思っているもの)を書いています。