井上芳雄By MYSELFスペシャルライブ2018年11月29日(木)18:30- 国際フォーラム ホールA 2階15列センター
東京出張中、すぐ近くの国際フォーラムで井上芳雄さんがライブ、ゲストに濱田めぐみさん他。
ということで、チケットをゲット。
10月の時のライブが3時間半と聞いていたので、泊りだし伸びても安心!と思っていたら、4時間近かった。すごい・・・。ライブ中継は22時でアウト、残り30分くらい会場だけのお楽しみアンコールアワー。豪華なアンコールで中継無しとはもったいない。
でも!この4時間弱が、すごく充実した内容で楽しくて盛り上がって、4時間近くオンステージで歌いっぱなしなのに、最後までレベルと落とさない素晴らしい歌声の井上さんに感動。ゲストの歌もトークもとてもレベルが高くて楽しみました。客席参加ダンスも簡単で参加できて楽しかった。行ってよかった、また行きたい。
井上芳雄By MYSELF スペシャルライブ
音楽監督ピアノ 大貫祐一郎
構成 安倍康律
出演 井上芳雄
ゲスト 坂元健児 濱田めぐみ 斎藤慎二(ジャングルポケット)
国際フォーラムホールAは初めて行きました。広い・・5千人とか。でもミュージカルではなく、いちいち表情など読まなくて良いコンサートなので、これで十分。ちゃんと両脇と真ん中に映像もつけてくれたので、オペラグラスもほとんど使わなかった。
入場時にペンライトをくれていて、それで1部最後の曲とアンコールで踊りました。その客席映像もちらり映っていたけど、とても綺麗だった。
井上芳雄さんは歌が上手い、ミュージカル界のプリンスだというのは重々知っていたけれど、これほど喉が丈夫で楽しい人だというのは知らなかった。歌がどれも圧倒的で、曲によって声の表情も変わって本当に上手い。感激してCD買いたくなった(売り場が混んでたので買えなかった)
1部のゲストは坂元さん。私は「レミゼ」のアンジョルラスが記憶鮮明。ガタイがよい体育会系のリーダーだった。私の記憶通り、体育会系というか肉体労働系というネタを「お悩み相談」やコントに使っていた。良い筋肉だわーと2階から見てもわかる。トークも楽しくて、ほんとにミュージカルスターというイメージから遠い(笑)。でも声は凄く素敵。王子様ではなく、王宮でいえば護衛官、庶民のリーダーなイメージのスターさんだ。1部はポップスがテーマで、サカケンさんが歌いたいという曲で前回は「つぼみ」を歌ったが、実は歌いたい曲は違う曲で、今回はそれを・・というはずが、やはり「つぼみ」からで、「ねんでやねん」というコントを素晴らしい歌声でやってくれた。すごいぞ。
最後の曲が、この番組のテーマソング「幸せのピース」で、そこでペンライト登場。ポキッとして使う。使い方も説明があって、とても楽しかった。なんだか元気が出る良い曲で乗りがいい。
第2部は幕開きのイントロから「エリザベート」!マント付きで「最後のダンス」を熱唱。私が好きな歌い方!初演の一路さんと同じ感じなの(そういえば一路さん退団後の東宝「エリザベート」で初めて井上ルドルフを見たのであった)。そして濱田さんが登場して「私が踊るとき」をデュエット。似合うわ。濱田さんのエリザベート(強そう)も怖いもの見たさで見てみたい。
コントでは、斎藤さんが一人で登場して床屋さん。ライオン仮面の坂本さん登場で、一通りコント、すっごい笑った。濱田さんまでライオン仮面で登場。可愛い。4人でトークするけど面白すぎて終わらない。井上さんは最初から「時間を厳守で頑張ります」とか言ってたけど、全然終わらない。
2部は盛りだくさんで、「絶対に時間通り終わらない」を予感した。
ゲストの坂元さんと濱田さんで「ライオンキング」のデュエット曲。お二人は初演キャストで、20年以上ぶりとか。井上さんと斎藤さんは客席で観劇。さすがの美デュエット。
斎藤バルジャンと井上ジャベールで「レミゼラブル」、パンツを1枚盗んだ罪で・・というところから、しっかりストーリーがつながってる。笑いながらもなんて美声なの!斎藤さんってお笑いの方らしいけど(お笑い疎くて知らなくてごめんなさい)、ミュージカル界の人かと思う美声で驚きました。井上さんとの掛け合いに全く遜色なし。本当に出演してほしい。
最後のほうで、井上さんが客席に降りて歌う。客席には、田代万里生さんがいて、井上さんの声が笑い、万里生さんが井上さんをガッと抱えてあっという間に猫耳と猫手、猫しっぽを装着。すごくかわいい!マイクを持つのが大変そう(笑) 「許可は得ている!」と田代さん。「誰に!」と井上さん。でもそのまま猫スタイルで歌いながら舞台へ戻る。しっぽがなかなか取れなく苦戦。そのまま「君の瞳に恋してる」を歌ってくれた。
もう曲目は覚えてないです―どの曲も素晴らしくて、ライブDVDが欲しいほど(4時間は見られないだろうなあ~やっぱりライブ歌だけ選り抜きCDで!お願いしたい)
22時ジャストで、「ライブビューイング終了」とのこと、井上さんが「ごめんなさい、やっぱり無理でしたー」とお詫びしつつ、中継終了。そこから長いアンコールが始まります。この少し前から、客席を立つ方がちらほらと。やっぱり終電が・・なんでしょうね。
アンコールの幕が上がると、Voice of Japan ゴスペルグループの方々が舞台に勢ぞろい、井上さんセンターでアカペラで歌がありました。映像もお花で凝っていて「スペシャル・アンコールです!」と言っていらした通り、素敵なアンコールアワー。最後はゲストが全員出てきて、再び「幸せのピース」で客席スタンディングで歌い踊る。井上さん、これがやりたかったみたいね~(タイムキープは無理なので、次回は最初から4時間取っておいてはいかがでしょう)
終演後、外に出たら22時半・・・終了は22時20分ごろですね。約4時間、なんと充実した時間だったのか、「え、もう10時すぎ?」て感じのあっという間の感覚です。
ご本人もとてもとても楽しそうで、お疲れ?って問われて「まだまだ、打ち上げ行くよ」なんて元気そう。明日お稽古休み!ってことだったので、まあ大丈夫なんでしょう(笑) ほんとほぼ4時間歌いっぱなしで、あの歌声(とテンション)を最後までキープ、素晴らしい。
フォーラムのホールAで5000人、ライブビューイングが26か所とか。すごい人数がこのライブを楽しんだのね。年に一夜のライブらしいので、次回来年のこの時期に東京出張がなければ、ライブで参加したい。家の近くの映画館にしても、アンコールは見れないのかな(笑)
主演とゲストみんなテンションが高いなか、地味で簡潔なピアノの大貫さんが目立っていた。少ない出番でさり気にCDを宣伝する大貫さん。大貫さんのCDも欲しい、いろいろ欲しくなったのに、帰りは混んでいて買えなかった。アマゾンでも探してみよう。こういうライブは事前リサーチが必要ですね。今回は仕事終了後に、一緒に仕事していた方と食事してから(私の都合で、国際フォーラムのレストランに行った。しかも超早い時間に)だったので。つまり一杯飲んで食べてから出かけたライブだったのに、全然眠たくもならず、ノリノリで大爆笑しつつ、歌に感動しながら、10時半まで楽しんだのだわ。素敵な時間を過ごさせていただきました。大感謝。
外に出てホテルまでたりたりと歩いて、コンビニ寄って戻ったらもうすっかり夜だった。だが日比谷のホテル前にはたくさんの人が歩いている。ちょうど宙組の出待ちが終わったところの様子。ちらちらとジェンヌさんもお見掛けし、なかなか充実した夜でした。
井上さんのファンになってしまった。濃いゲストも素敵だった。あー楽しかった。CD買おうっと。