OSK「BRILLIANT MEMORY」楊琳2018年11月6日（火）セントラファエロチャペル 14：30、17時
昨日に続き、今日はOSKのレビューカフェに行ってきました。
10月は忙しくて行けなかったので、張り切っていきました♪
たった5人で、この小さなステージいっぱいで踊り倒すダンスコンサート！
すごい迫力で感動的。あの狭い舞台上で5人もいてあんなに踊れるなんて！！！
驚きましたわ。出来るものなんだ・・・すごーい。
そして歌。楊さん、ますます歌が良くなり、帰りにCDを予約したほど。
白藤さんの歌はもともと良かったけど、舞美さんも良くなり、栞さんが素晴らしく成長されて歌えている！こちらにもびっくり。栞さんのダンスが美しい。真麻さんみたい。
柚咲さんのスタイル良くなって可愛さ倍増。歌も歌えてるし。
50分の間に何度も雰囲気が変わる。
大人の聞かせる曲からワイワイみんなで大騒ぎの曲、しっとりデュエットダンス、全員でガンガン踊る曲、ちゃんと景が変わる。主演以外にも、全員に見せ場がある。
これが5千円！ほんと大満足でございました。
【公演名】OSK Revue Café～BRILLIANT MEMORY～
【出 演】楊 琳・舞美りら・白藤麗華・栞 さな・柚咲ふう
【構成・演出・振付】中野栄里子
楊さんはダンスに歌に、ますます磨きがかかってきた。真ん中でいることが多いからか、堂々たる貫禄がついて、真ん中に立ってみんなを率いていることが「アタリマエ」に見えるような気がする。度量というか求心力というか、そういうものを感じる。
今回の構成はダンスがメインで、あの狭い舞台で踊りまくっている。横浜のダンスフェスティバルや、難波宮での中秋明月祭で使った曲も多かった（と感じた）ので、踊りこんでいるらしく、すごいキレッキレのダイナミックなダンスを見せてくれた。歌も迫力のある歌や、一人で大人の男として歌う歌など、自在にいろいろな曲を聞かせてくれる。発声がかなり良くなったのか、聞きやすく耳に心地よい声になられたと思う。楊さんの歌で浸れる日が来るなんて(失礼）、素晴らしい成長。まあ歌以外も、初夏のひまわりのような目に見える成長ぶりというか、観察日記がつけられそうなくらい。。ほんと、立場が人を作るとはよく言ったものだ、と実感。最近はセンターに立てる人であることを確信している。
あら楊さんを褒めてばかりですね。でもかっこ良さもさらに倍増だし、ダンスはすごいキレッキレだし、歌も良くなって、周りに対する求心力も、客席への熱量も素晴らしいから、褒めたくなるのだ。今後の劇団を背負って立つ人だと思う。あとはこの激務なので、お体を大切にしていただきたいわ。
今回、あれ？！と思ったのが栞さん。
楊さんと真麻さんはどちらもダンスが上手くて、楊さんはダイナミックに踊るタイプ、真麻さんは流れるように流麗に踊るタイプ、だと思っていた。
今日見ていたら、ダイナミックにエネルギッシュに踊る楊さんの後ろに、流れるように美しく踊る真麻さんが？って思うことがあって。それは栞さん。指先まで神経の行き届いた流麗なダンスを踊っていた。真麻さんを思い出したのは私だけではなかったらしく、同行者も「あれ誰？真麻さんみたいなダンス！！」と言っていた（たまにしか来ないので栞さんを認識してなかったようだ）。「ハイダウェイ」からこっち、栞さんも存在感が増しているし、歌も格段に良くなっていた。これがびっくり。今までのカフェでは、「おそるおそる」という感じで歌っていたのが（と私は感じていた）、今日は堂々と歌っていて、かっこいい！
いつも「女装して桐生さんとデュエットダンスをしてみて欲しい」と書いていたことを反省した。今日の栞さんを見て、そんなことは思わない。男役だ！！かっこいい男役さんにそんなことは言えない。急速に男度が増している。小柄なことは関係ない、小柄でも男らしい男役はいる。見せ方なんだ・・本当に、今日はかっこよかった。栞さん主演のレビューカフェが見たい！そろそろいいよね？
舞美さんは、ヒロイン。今日も場面が変わるごとにカツラをがらりと変え、雰囲気を変えてくる。この辺りが見事というほかない。いつも一番出番が多いのに、一番いろいろ変えてくる方。センスがいいのか、凝ったカツラが印象的。ショートカットも似合う。丸顔なのでショートは・・と思うところが、それが似合う。自分をよくわかって魅力的に見えるように工夫しているのかなあ～なんて思う。今回の舞台でも、楊さんと組んだうっとりするデュエットダンスから、センターで娘役を率いててガンガンに踊る、まで自由自在に踊っていた。足が長くてスラリとスタイル抜群。ただ、足をしっかり見せてくれる場面がなかったので（チャイナドレスは下にスカートがついていた）、そこだけ残念。舞美さんの足は、見本のような美脚だから。
白藤さんは何でもできる。歌も歌えるダンスもできる。私は白藤さんのお芝居が一番好きだ。特に悪助役は絶品で、右に出るものなし。ヒロインタイプではないけれど、重要な役を任せられる女役としては随一だと思っている。ショーでも雰囲気作りは上手いと思う。今回は「花」をしっとりと歌ってくれて、雰囲気を作り上げていた。
柚咲さんは、可愛い娘役さんですが、今回体を絞って綺麗なスタイルに。楊さんと組んで1場面あり、「愛のアランフェス」に乗せて二人でストーリー性のあるダンスを踊った。可愛いだけじゃない！っていうのを見せてくれました。楊さんもいつもと違う雰囲気で出て素敵。歌もちゃんと歌っていて、ダンスもガンガン踊っていて、入団３年目とは思えない。同期の唯城さんが天輝さんのカフェでヒロインをしていたけれど、柚咲さんもヒロインできそうな感じ。若手カフェでぜひヒロインを見てみたい。
全体についていえば、開演からしばらくはダンスだけなのだけど、それが凄い迫力で、狭いステージを忘れそうになる。あれ一人当たり50センチ四方しかないよね（いらん計算をしてしまう）。その狭さであの迫力。人間てやればできるんだ・・・と、限界への挑戦のようなものを感じるほど。いや踊っている方々は、すぐそばに人がいて、壁があって、本当に大変だと思いますが、そんな狭さを感じさせない見事な迫力のダンス。エネルギーもらいましたわ。明日からも頑張れる！
今回、衣装も良かった。センスがいい。最初の青いレースの黒燕尾とか、ポップなピンクの女の子衣装とか、オーソドックスな紫ドレスに、ベロアの中世風（上着脱いだ感じ）。ラストは白一色ではなく、楊さんの燕尾にグラデーションで黄色が入っていて、刺し色が2色ありシンプルなんだけど、ちょっと凝った感じ。中華衣装の娘役と、中華と古代日本の間のような男役衣装。これがまた素敵で。どれも曲に合っていたし、わあ～綺麗～と思える衣装。
ピンクふりふりとか何点かは楊さんデザインとのこと（白藤さんがMCで言ってた）。
私が大絶賛の去年の武生（OSKシンフォニー）の衣装デザインも楊さんのがいくつかあったと聞いていて、楊さんの衣装デザインの才能に感心した。楊さんのカフェはいつも衣装に変化があって楽しい。ほかのカフェも見てあげて欲しいくらいだ。（誰とは言わないが、結構「うーん・・・」という衣装のカフェがある。多分劇団は見てない。どーも主演のセンスに頼っているようだ。真麻さんカフェも衣装が凝ってたなあ。）
中華の場面があって。楊さんが白の狩衣っていうの？地模様の着物風の衣装に黒い凝った帯締めて・・って（なんて名称あれ？）っていう衣装（私の表現力がないだけど、すごく素敵なのよ！）
栞さんが赤の貫頭衣？で黒の凝った帯。二人とも、片耳だけ赤い長めの耳飾りがとっても色っぽい。その場面が凄くかっこよくて。楊さんの中華衣装に超ロングヘアって似合うのでまた見てみたい（今回は髪型は短髪のママ）。
この時の娘役は、「これぞチャイナドレス」というドレス。だが残念ながら足には白いスカートがついている。チャイナの足が見える部分は、素足ではなく白いふわりスカートの上にかかっているのだ。舞美さんのチャイナドレスは絶品なので、ぜひ足が見たかった。まあ置いといて、舞美さんは赤、白藤さんが薄ピンク、柚咲さんが紺。柚咲さんはお団子二つにチャイナの飾りをつけていて可愛い。ので、ドレスの色は、白藤さん紺、柚咲さんピンクのほうが良かったのでは・・・？なんて思った。
客席降りもいっぱいあって、目が足りない。ちゃんと舞台が空っぽにならないように、また視線の先に誰かがいるようにしてくれていたので良かった。
今回はじめて、カフェのCDを予約しました。楊さんと栞さんの歌の上達ぶりに感動したんだな、私。楊さんの歌を音源で聴きたいって思う日が来るなんて！（大失礼）。でもこの公演は映像でも見たい。ダンスが凄いから。
9日までだけど、平日昼ばかりなのでなかなか大変。もう一回くらい見たいなあ。ほんと元気をもらえる公演だった。明日も頑張ろう。
5,000円とは思えないレベルの高い公演でした（→しつこいけど、実感だ。昨日のトラウマが・・）楊さんにカフェのステージは小さすぎる。楊さんはもうレビューカフェはやらなくて良いと思うの、やるなら値上げしなくちゃいかんわ。このクオリティなら、次はもっと広い舞台でディナーショーをぜひ。
今回上手く撮れたので、撮影タイムの動画をアップしよ！と思ったけど、容量オーバーでした。
YOUTUBEに上げれたらいいけど、とりあえず私のスマホで楽しみます～