新年のご挨拶(2020年総括)
2021年1月1日


あけましておめでとうございます。

2020年は歴史に残る年となりました。私の観劇史上初の中止の嵐に、「あたりまえ」のありがたさを実感し、未来は硝子の城であることを改めて思い知りました。私の生活も一変し、自宅に籠る日々が続き、ITの勉強に明け暮れる日々を過ごしました。
そんな中でも、秋から再開された舞台を見に行き、前後左右の開いた客席の異様さ(快適だったけど)や、幕間の静けさに、客席演者ともに張り詰めた空気を感じました。舞台は一期一会という言葉を強く感じる公演が続き、この一瞬一瞬がいかに大切か、貴重な時間を心から堪能しました。もちろんメッシュの細かなマスクに無言という完全体制で臨み、私もこの公演の上演に関わる一人であることを感じるとか、ちょっと図々しい一体感に高揚したり、妙な使命感まで味わえたり。長い観劇人生で、ここまで客席が一体化したのは数少ない経験でした。とはいえ、やっぱり観劇は、のんびり気分転換リラックスしに行きたいものです。

2021年もまだこの状況が続き、もう2019年以前の状態には戻らないように思います。それでも、公演が予定通り上演されること最優先に願い、舞台を作る一観客として劇場に臨みたいと思います(なんか大層ですね・・)
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




以下私の年間総括です。長いうえ超がつく私見満載(要するに私の好み)なので、ご留意の上お時間ございましたら、お付き合いください。