OSK「新撰組~コンチェルト狂協曲」
2019年3月9日(土)12時 近鉄アート館  段上がり下手

OSKの新撰組を見てきました。
まだ書いてないけど、少し前にBSPの「新撰組」も見てブルーレイも全部買った。
次の雪組も新選組だし、最近新撰組についていろいろ調べていたから、ちょびっと詳しい私。
OSKはどこに焦点当てるのかな~とわくわくしていた。
ポスター裏面が洋装の土方さんなので(超カッコいい!)、函館までやるなら最後までか、長いな。どのエピソードを入れるのかな~と思っていたら、結構王道だった。
あの少人数でよく群像劇を描いたなあと驚きました。よくまとまっていて楽しめました。

土方さんは言葉が悪くて関東の田舎者出身、武士ですらない。でも誰よりも武士であろうと矜持を持ち誇り高く生きた男でした。かっこいい男の生き様を見た。あまり語らない彼の心情がメインで、彼から見た近藤さんと沖田さん、そして山南さん。梅若を通してみる自分自身の姿。最後の五稜郭まで。凄まじい男の生きざまと武士の誇りを見せてくれました。
それを語って聞かせてくれるのが、生き残る永倉さんと志士の怨霊。この二人がストーリーテラーとして端折ったところを案内してくれるから、迷わなかった。志士側の人物は登場しないけれど、心情は怨霊がきちんと語ってくれた。二人とも上手いわ。

たった13名という少ない人数で、新撰組の世界を描いていた。今回の作品は結構好き。