ご無沙汰してます。一ヶ月ぶり・・？
3月は年度末で超が10個付くほど、近年稀に見るほど忙しく、
4月は年度初めでやはりばたばたしていたのでした。と言い訳。
映画「アナと雪の女王」 （２Ｄ吹き替え）
2014年4月1日 なんばパークスシネマ
春休みなので映画に行きました。
毎年恒例の映画「ドラえもん」は、今年は気を利かせたお友達のお母さんが
子供たちを連れて行ってくれました（うう、行きたかったのに）
なので私は『アナと雪の女王』を連れて行くと宣言しました。
すごい良かった！！まるでミュージカル。海外ミュージカルの舞台を見た気分。
歌が、素晴らしい。歌の挿入具合などが舞台感覚、また曲も素晴らしいのですが、
エルサ女王（松たか子さん）、アナ王女（神田沙也加さん）、
王子様、山男、トナカイ、雪だるまと皆さん素晴らしく歌ってて。
エルサ女王のメインのソロのあとは、思わず拍手してしまいましたわ（誰もしない：恥）
ストーリーは、いわゆるアンデルセンの『雪の女王』とは全く関係なく、普通に新作。
エルサは雪の女王というより氷の女王のようだった・・。
これは舞台化して欲しいなあ。。と思いつつ、あの氷の城を作るとか特殊効果は無理か。
いや劇団新感線が時々使ってる豪華な映像を使えば可能かも・・？と期待してます。
基本は、姉妹のお話ですね。
魔力を持って生まれてしまいその力に悩む姉と、普通に生まれた元気で明るい妹のお話。
王子様も出てくるけど、決してお姫様と王子様のハッピーエンドとかそういう典型的な
童話風ストーリーではない。ただこの姉妹が市井の姉妹ではなく、王家に生まれたという
ところが、宿命的な葛藤を倍増させる。だって二人（＆両親）の話ですまないから。
魔力を持った姉が王位継承者というところから、彼女の葛藤は国中を巻き込んだ悲劇と
なるのだな。凍てついた姉の心を溶かすのが唯一の肉親である超前向きな妹。
王子様や山男は、二人の関係を彩るために出てきたような・・。
これタイトルにわざわざ「アナと」と入れたのは、「雪の女王」というタイトルだと、
完璧にエルサひとりが主役になるから？ どんなタイトルがいいか、わからないけど。
エルサの葛藤、子供時代から女王になって・・と、それが丹念に描かれてて、
人間ドラマとしても見ごたえがある。もちろん理由を明かさず、仲の良かった姉から
遠ざけられ、わけのわからないまま閉じ込められた妹の切ない思いもまた、描かれている。
これ脚本が秀逸ではないかと。登場人物が少ないけど、その分とても丁寧。
見に行ってよかった。良質の舞台を見たくらい感動した。
エルサ女王（松たか子）
美人で聡明で、素晴らしい女王になりそう。どうしてあれほどすごい超能力を持った
娘が生まれたのか、この王家、魔女の家系？ ・・両親が対応になれてたものね。
自分の能力をもてあましてたけど、一度正面から向き合ってふっきって、コントロールが
できる様になったから、もう完璧ですね。誰も手出しできない。この国は安泰だ。
この女王の夫になる人は、どんな方かしら？？続編？？
松さんの歌が素晴らしかった。本当に。松さんはミュージカルでいろいろと拝見しており
演技も歌も素晴らしいのは知っていましたが、声優としても素晴らしい。
アナ王女（神田沙也加）
明るく可愛い、そして元気一杯に前向きな妹キャラだ。彼女が動かなければ話は進まない。
純粋にお姉ちゃんを慕ってて、明るい未来だけを夢見て、力いっぱい前進していく。
このキャラが、姉のいらだちでもあり、救いになっただろうな・・と思われる。
可愛いし、元気だし、女王の資質は無いけど、王族としてはちゃんと役割果たせそう。
どこか考えすぎなところのあるお姉ちゃんの補佐が出来ると思うな。
素敵な王女様（というにはかなりお転婆だが）です。
神田沙也加さん、いろいろミュージカルに出演されていたのは知っていますし、
そのときに「おお！上手いやん」と思っていたのですが、やっぱり上手かったわ。
アニメだけど、声優さんみたいに声で演技ができているの！！すごい。
アナはすごく感情が素直に動く子だから、声演技が棒だと辛いもの。
神田アナはすっごい良かった。違和感無く楽しめました！
ハンス王子様(津田英佑)
いや～登場の仕方から前半の活躍を見ていたら、とてもとてもあの役割の方とは。
すっごく頑張ってたんだけどね。本音を明かすのが早すぎたってことか。
自分のためかもしれないけど、自分の国になると思ったからか、かなり良心的に
頑張って統治してたように見えた。・・アナが好みじゃなかったのか？（実は）。
エルサには似合わん（小物すぎる）ので、別のところで出直ししてください。
彼もそういうことをした理由がはっきりしてて、彼なりの悲哀や辛さも感じられ、
結末まで見てもそんなに嫌悪感は持たないわ。「次は頑張れ！」といいたい。
イイ声で歌ってたのよ～ハンス王子。実は私は知らなかったお名前ですが、
どのジャンルの方なのかしら？素敵な歌声でした。
山男クリストフ(原慎一郎)
登場からかなりいい場面を持っていったので、これは？と思ったのだが、やはり・・。
しかし一番の見せ場は、姉妹に奪われてしまい、主役になれず。
彼はアナと良い感じになっても、ずっと山男を続けそう。小人たちとも仲いいし、
不思議現象にも慣れているので、エルサが義理姉になっても、アナに魔力を持った子が
生まれても、普通に対応できそうな、鈍感力がある。
権力志向もないし、王国統治的には役に立たなさそうだけど、結構頼りになりそうだ。
このお兄さんもイイ声だったよ。しかし実のところ、ハンス王子との顔の違いがあまり・・
よく分からんので困る（これは書き分けのせいだ。アニメーターの責任だな）
トナカイ・スヴェン
言葉を話さないが、結構な活躍ぶり。重要キャラだ。
雪だるま・オラフ(ピエール瀧)
西洋の雪だるまだよ、3頭身の。手足？や鼻がしっかりある。よくしゃべりよく動く。
なかなかいろいろなことをしていた。彼はエルサが生み出した妖怪いえ精霊？
春が来ると危なそうな命ですが、物語中にもあまりそういった悲壮感が無く、
エルサが居る限りずーっと生きてられそう。ええキャラでした。
ということで、大変楽しみました。
これは英語版も観てみたいなあと思ったほど。
ロングランになりそうだし、時間があれば今度は英語版も見に行こうっと。
そのまえに、サントラを英語と日本語、ダウンロードしなくては！
あの主題歌「Let it go」は素晴らしい名曲だわ！ミュージカル特集CDに入りそう～♪
大変楽しんだのですが・・危惧ひとつ(笑）
見ている間に危惧した通り、帰りに一人っ子の娘は「妹が欲しい」と言い出した。
今から妹って・・私には無理だ。諦めてもらうしかない。（一緒に見ていた友人も一人娘だ）
しかし・・密かに「姉妹っていいなあ～」と妹の居る私は思ったのだった（勝手だ）
その後、お友達母も合流して、一緒に夕食を食べて帰りました。
子供たちが映画の感想を述べる。まあ「姉妹欲しい」がメインだったが。
その友人母も三姉妹の長女とのこと、後ほど一人っ子の娘たちに聞こえないよう、
姉妹はいいよね～とひとしきり妹の話をしました（娘ごめん）