2013年7月28日(日)
「意外なところでOSK~APIRA2013KOBE」
たまに出てくる『意外なところで・・・シリーズ』です。
今回はOSKさんのショー。場所は神戸ポートピアホテル。
ほんとに意外なところです。
「私だけが知っている」級のネタ(笑)
今回はAPIRA2013KOBE のファイナルパーティでのショーにOSK登場です。
この会議、正式名称は The Seventh Asia Pacific Interdisciplinary Research
in Accounting Conference 第7回アジア太平洋学際的会計研究学会といい、
3年に一度開催される会計系学術会議です。
3日間のセミナー&セッションの最終に、隣接するポートピアホテルでディナーパーティが
開催されました。OSKはそこにゲストショーとして登場というわけ。
出席者の7割が海外からという会合のため、「ここはどこ?日本じゃない・・」という状況。
案内看板からプログラム、要旨集、資料、そして講演、発表、すべてが英語。
私のように英語の不自由な日本人が参加するのは何かの間違い、引きつった微笑が精一杯。
ああこれが意味不明なジャパニーズ・スマイルよね、と思いつつ、そうするしかない私。
ロビーは国際色が豊かすぎ、「どこの国際空港のロビーだよ・・」と思い隅っこに佇むのみ。
顔見知りの日本人を見つけたら、やっと会話ができる!という状況でした(情けない私)。
さてディナーパーティですが、当然司会も英語、来賓挨拶も英語、全てが英語で進む。
琴と三味線の演奏があり、次に主催者挨拶と鏡割り。当然英語。そして食事が始まる。
ある程度食事が進み、歓談タイムとなって、バラバラしてきた頃。
司会が、「舞台に注目!ショーが始まります(と英語で告げた)」
日本の音楽(洋楽調)とともに、OSKの皆様が見慣れた浴衣で登場。
緋波亜紀さんと若手7名(男役3名、娘役4名)。
若手さんは、千咲えみさん、翼 和希さん、穂香めぐみさん、彩名ひめかさん、
すばる未来さん、可純小春さん、颯星るいさん。ごめんまだ顔がよく分からない。
日本の祭りをテーマに曲と歌がどんどん続く。日本語で歌ってくれてほっとする私。
浴衣ではんなり、きびきび日本舞踊を踊る姿に、カメラを構え写真を撮り喜ぶお客さん。
(パーティの幕開きからBGM風に会場横で琴と三味線の演奏があったのですが、
彼らも着物姿で、外人さんは大喜びで写真撮影していた。OSKは日本人も写真に乗り出し)
OSKはもちろんメインステージで、照明音楽付き。
明るい日本の祭りメドレー、プロのショーに大喜び。緋波さんの歌声も素敵だし♪
まあノリの良い国の出身者もいたけど、ほぼ会計学者(基本的に堅い)ばっかりなので、
最初は「ほおお~」って見ていただけでしたが、だんだんと拍手、手拍子が出てきて。
舞台の若手さんが、「ご一緒に!Stand up, Please!! Let’s dance, Together! 」と
一緒に踊るためのレクチャー。(いやあの方々に「立って!」って驚いたよ>私は。
でも先生方、素直に立ち上がって踊るんだもの、もっと驚いた。講演を聴いていたときは
内容は3割程度しか分からなかったが、世界の何かを変えるような壮大な話をされている、
そういう世界的に著名な会計学者達に「さあ立って!踊ろ!」と誘い立って躍らせたの、
自慢していいって思う。さすがエンターテイナー!!>誰かわからんが。いや全員だな)
そのまま練習を3回繰り返し、「天晴れAPPARE!」と踊ります。
ちゃんと「Three times,please」と説明もあり、本番、曲の途中で4回になるときは、
真ん中の緋波さんが歌の中で「Four times!」と叫んでくれていた。
みんなでアッパレアッパレと楽しく踊りました。
貫禄ある黒紋付の羽織袴姿に金の扇子でにこやかに踊る緋波さん、
肩肌脱ぎの浴衣姿で扇子を自在に操るイナセな男役さん達、可憐に舞う可愛い娘役さん達、
そして客席で踊る会計学者の皆様(日本人、外国人とも)がノリノリで嬉しかった。
「APPARE」の意味は分かってなかったと思うけど、大きな声で歌って踊っていました。
300人規模の着席パーティで、後ろのほうの人まで立って踊っていたのが凄い。
その後、ご挨拶のMCを緋波さんが日本語で行う。
(さすがに日本語でお話され、横のスクリーンに英語訳が出た。)
最後は「桜咲く国」を歌っておわり。「桜咲く国」の意味,ちゃんとスクリーンに英訳が!
きっと外国の方は、これは日本の伝統の歌だと思ったに違いない・・・。
最後は大拍手に、「ヒューヒュー♪」という歓声、さすが外国人!(妙なことに感動)
英語でいくつか掛け声が飛んでいた。私がわかったのはアンコールっぽいことくらい。
パーティ終了後、日本側の大会関係者&大先生から、
「すごい盛り上がったよ~♪」「さすがプロ、良かった!」「すごいね」と賛辞が。
自分のことではないのに、鼻高々になる私(笑)>凄いのは緋波さんたちだってば。
その後、日本側主催者と来賓と、次回開催地(オーストラリア)の関係者からの挨拶で
終了しました。次回開催地の発表も大盛り上がり(宝くじの発表か!?ってくらい。)
会場の雰囲気が盛り上がったままラストに突っ走った感じでした。
とにかく、心斎橋劇場の倍くらいの客が居て、目に付く客のほとんどが外国人。
白人、黒人、イスラム系、西アジア系、東アジア系、何でもありの国際人種市みたい
というのは、OSKさんの舞台でも滅多にないことだと思うので、
OSKの皆さん(劇団員名簿の一番下に名前がある若手さんばっかりだったし)、
特に芯をとってた緋波さんには大変だったと思います。
そこはさすが!プロのエンターテイナーの意地と技を見せていただきました。
エンターテイメント・ショーに国境はない、言語の壁もない!と私は感涙。
(だってこのパーティまでの3日間、毎日言語の壁に苦しんでたんだから・・・
やっとあの外国人学者の先生方が、同じ人間に見えてきたほど>何に見えてた?笑)
日本人で歌劇大好きな私から見ても、レベルの高い面白いショーでした。
「OSKってはじめてみました」とか、宝塚との違いがよく分からない日本人も
多分こういう日本文化を始めて見た外国人も、とても楽しんでいたと感じました。
OSKさん、ありがとうございました!楽しかった~♪
今回出演のメンバーは出演されないけど、8月3日からの南座公演も楽しみですね!
ホール出口にチラシがおいてあり、お土産?にもって帰る外国のお客様も・・
京都観光のついでに是非って?