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宝塚月組「WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲」東京千秋楽LIVE配信 [観劇感想(宝塚)]

宝塚月組「Welcome to Takarazuka/ピガール狂騒曲」
2021年1月3日(日)13時30分 東京千秋楽LIVE配信

2020年で一番気にいった月組公演、千秋楽をライブ配信で見ました。
というのも!LIVE配信が増えたので、「PC画面を映画館状況で見ることができる」という装置を購入したのだ!!それが年末に届いたのでわくわくで見ました。

やっぱり月組良いですね。ショーやフィナーレは2階から見たい場所も1階からしか映してくれなあったのがちょっと残念ですが、初めて細かいところが見えてそれは良かった。
珠城さん、ほんと美しい。月城さんは前から美形だと思ってましたが、珠城さんの美しさに開眼でした。なんと美形組。みんなお芝居良いですね!原田先生とは趣味があうわ~

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「Welcome to Takarazuka」

チョンパの幕開きはやっぱり全景が見たい。でも細かく映してくれたので、個人がわかった。
初舞台生の口上が無くなり、月城さん単独で「越天楽」になったんですよね。東京で一度見たのですが(書いてない)、映像で見るとまたいいですね。コロナ前からこれだったのかな?
雪の景は、松本先生のお顔を始めてしっかり見たような気がする。通り過ぎていく男たちのお顔も。上からだと紫頭巾をかぶっているのもあり全然わからなかったから。
松本先生の最後の舞を堪能しました。赤い鳥居と雪景色の背景は、やはり2階から全景を見るのが綺麗だった。盆が回ってぴったりくるところとかね。
次が月の景。初めてしっかりお顔を拝見。アップになってもわからない周りの方々。密になっているからコロナ対策なのか?と思っていたすっぽり顔を覆うメッシュ頭巾。この場面の振り付け、はじめてゆっくり見た。素敵。ここのせり上がりの珠城さんの神々しさ。なんだか頬がすっきりして超美形。白塗り和化粧が似合うのだな。黒のキラキラ着物と若衆髷?な髪形が似合う。
この後の群舞は、絶対に2階から見るのが良いと思っている。1度1階席で見たけれど、観劇度が全然違う。フォーメーションの美しさ、扇の動きの美しさは、2階から見たときを想定して計算されていると思われる。
花の景。ここは月城さんと風間さんの無言のお芝居。表情をアップにしてもらうと、一言もセリフがなくてもしっかりわかりますね(2階席からでもかなり分かったけど)。
そのままフィナーレの総踊り。鶴の姫様の最後の松本先生の踊りを見て、総踊りで終了。
景は少ないけれど、一つ一つはしっかり作られていて、とても良いショーでした。
ただ、トップ番手スター以外の方のファンは、ちょっと見つけづらくて大変だろうな~って思う。私はほとんどわからなかった。


「ピガール狂騒曲」

やっぱり楽しい。ストーリーもいいし、皆さんお芝居が良くて、くすっと笑って。誰も悪くないのでほっこり。(マルセル(輝月)たちは悪いんだけど、なんか間抜けで悪者に見えない・・)
宝塚で最初のほうに見たとき、珠城さんのジャンヌがあまり女らしくなく、ジャックは普通に男性に見えていたので、ここにすんごい違和感があり、話の根幹が揺らぐやん?って思っていた。だが、今日見ると(アップで見たせいもあるが)かなり女の子らしい。お化粧が優しいのか?眉が可愛いのか?唇が赤いのか?痩せたのか?いずれにしても、ジャンヌの女装感が減り、ジャックが女の子っぽく見えた。珠城さんは美人だし、ジャンヌは体格の良い女子ということで納得できる。
シャルル(月城)も明るくて楽しいおじさん。なんか前より感情過多になってないか?と思う。もっと落ち着いたオジサマだというイメージが合ったけど、なんか芸術家気質の明るいオジサマになってる。イケメンなのは変わらない。あとシリアス芝居はもともといいけど、はじける芝居がとても楽しくなっていた。ムーラン・ルージュのオジサマ軍団は良いね。
映像では、レオ君(暁)がとってもアップになって目立っている。ショースターだ!って見た瞬間わかる華やかさですね。ダンスは圧巻だけど。最後のショー場面では、潜入ボリス(風間)が結構目立っていて(舞台で見ていても目に入る)レオ氏の圧巻のダンスが上手く見れなかった。この場面は引きで全体を映してほしいところ。ボリス氏は枠抜きかなんかでいかがかしら。
しかし今日見ていてわかったけど、ショーが失敗して経営危機に陥ったのは、振付師のミッシェル氏(光月)の芸術的こだわりと、思い付きで顔も知らない掃除婦を踊り子に抜擢したシャルル氏と熱があるのに早めに申告しなかったミス嬢(天紫)の所為ですね。(特に今の状況からすると、まずミスは劇場に入れないぞ。熱を出して倒れたら、防護服きた保健所が駆け付けて立ち入り禁止になりそう・・と思ってしまった)。まあ最大の要因はやはりミッシェル氏だな。そんなにフォーメーションにこだわりあるなら、代役の一人くらいは用意しておかないと!と思ったのでした。
レオ氏たちのダンスが素晴らしかったのに、ガブリエル(美園)とジャックのダンスも最後まで見たかった。シャルル氏が劇場を再開したら、見に行きたい客は多いはず。
ガブリエルのドレスをアップでじっくり見れました。美しい。なんて素晴らしいスタイル。あの体系ではければ、あのドレスは着こなせないよね~という素敵なドレスの数々。マダムは美少年趣味(というよりジャニーズ好きな奥様)みたいだから、年下の美形ヴィクトールも好みの範疇なのでしょう。おっとりおぼちゃまと自立したマダムもベストカップルですね。
衣装と言えば、シャルル氏の衣装も凝ってますね。生地がすごかった。豪華~!さすがムーラン・ルージュの興行主。服装にもこだわってらっしゃる。
シャルルの秘書や、ウィリーの秘書もいい味出していて好き。ウィリーの秘書は夢奈さんかな?すごく頼りなさそうな風情なのに、ものすごくしっかりしていて好感度高い。ウィリーさん(凰月)が意外に子供っぽいから、かなりフォローしてるんだろうなあって思う。
ウィリーさんも素敵な髭のダンディ・オジサマなんだけど、ボリスに掛かっていくところとかほんと子供っぽくて可愛い。長い脚でガンガン蹴るけど、秘書が止めるから届かない。
髭はマルセルも。でかくて怖いんだけど、なんか間抜けなところがいい。セリフや動きが上手いわ。ああ、この作品、素敵なオジサマがいっぱいなのも私好みなんだわ(笑)。
オジサマではないけど、ロートレック氏(千海)もいい味出してる。酔っぱらいがさらに磨きがかかってますね。酔っぱらってるんだけどセリフがはっきり通るのが凄い。ヴィクトールと並ぶと小さくて可愛くて、憎めない酔っぱらいだ。

フィナーレ。暁さんのせり上がりからのソロ。なんて華やかなの!歌も良いし、スターさんですね。今回セリフは少ないけれど、ダンスや歌で目立つ目立つ。さすがは暁さん。
そして友人から聞いていた、男役ロケット。大劇場では初舞台生が可愛く踊っていた。あの可愛い衣装で同じような振り付けなのに、なんか男だって聞いていた(東京で見たときは気づかず。あとで聞いた)。本当に男役ロケットだった。顔が男化粧なのか、男らしい。可愛い衣装で可愛く笑っていても男。結構な上級生も入っているようだ。以前の雪組の縣さんのロケットを思い出す。もっと多い。すごい!なんでこの可愛い衣装にこんなに男らしいロケットなんだ。やはりアップで見ると見所多いな。
そして大階段。やっぱりちょっと表情が優し気な珠城氏。お化粧がまだジャンヌ?娘役に囲まれて、堂々のかっこいい男役なんだけどね。そして圧巻の黒燕尾。シンプルな黒燕尾はいいですね。月城さんの登場が、ほんとゴージャス。「立派になって・・!」とジーンとしてしまうのは、雪組下級生時代を思い出すからですね。
この黒燕尾のダンスは、振り付けが面白い。珠城さんがずっと踊りっぱなしですごいし、なんか男らしい振り付けだ。もっと全体を引きで見せてほしいとわがままを思う。
パレードの色彩も綺麗。白がベースで、月城さんがくすんだ薔薇色、美園さんがくすんだ水色。これが逆じゃないところがセンスいい。珠城さんは白で、雉羽根のいろが同じ薔薇色と水色なのが素敵。珠城さんの白い衣装の豪華な飾りも初めてしっかり見ました。さすがトップスター、帽子の刺繍まで凝っている。

組長のよどみないご挨拶と次の公演紹介。そして珠城さんのこれまた立派な挨拶。月組のあいさつは安心だ。最後に月組ジャンプ。ほんときちんと最後まで公演できてよかった!私も楽しかった。
そして10万円の給付金を原資に購入した「20メートル先に800インチの大画面で見える」装置は大活躍してくれた。本当に映画館で見ているような気分。ライブ配信がほぼ確実になった今、今後も大活躍が確実です。自分では見えないけど、これを付けている私はとってもSFチックな姿だろうなあ。こんな時代が来るとは。2021年の幕開けだ。

ということで、最後まで楽しませていただきました。LIVE配信ありがとう!


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