SSブログ

宝塚雪組DC「ハリウッド・ゴシップ」梅田 [観劇感想(宝塚)]

宝塚雪組DC「ハリウッド・ゴシップ」梅田
2019年10月23日(水)15時 6列上手
2019年10月30日(水)16時 19列センター


いままでの彩風さん主演作で一番好き!という作品。
「パルムの僧院」と「キャプテン・ネモ」に比べてということですが。
ちょっと往年の正塚作品風味で、結構好きなテイスト。ヒューマンドラマです。
雪組のお芝居にあってる気がした。田淵作品でよいと思ったのは初めてかも(失礼)。

彩風さんはすらりとかっこよくて、悩める主人公青年を好演。
比重の重い2番手の彩凪さんは、美しくスターらしい。落ちてゆく様や狂気もなかなか。
美人でぶっきらぼうなところがある気の強いヒロイン(これぞ正塚ヒロインと思った)は、潤花さん。女優にスカウトしたくなる美人で納得。
あとは、食堂のおばさんの早花さんがとてもいいキャラして、強烈なアクセントに。
同じく名前を冠したTV番組を持つキャスター愛すみれさんも美声が強烈なインパクト。
何度も見たい作品です。あー彩風さん主演作によい脚本で嬉しい。

201911雪ハリゴシ.jpg

ミュージカル・スクリーン
「ハリウッド・ゴシップ」
作・演出 田淵大輔


楽しくて単純なハッピーエンドではなく、複雑な色々含みのある、それでも希望の持てるラストシーンっていうのが絶妙。登場人物みんなが一歩先に進んだようなラストシーンという気分。単純な「勧善懲悪ハッピーエンド」より、私はこういうハッピーエンドのほうが好き。
結構複雑な人間ドラマで(これも往年の正塚作品っぽい)、主人公の弱さ悪さの狡さといった負の側面も表現する。迷って悩んで、割り切っても割り切れず、拘り、また悩む。そして成長していく様子が見事。主要人物は一人一人過去が見えるほどきっちりと描いてある。ほんの端役にさえドラマが用意してある。結構、繊細な脚本で感動する。
周りの人々のドラマもきっちり描いている。トップスター俳優のジェリーと、往年の名女優アマンダの確執と愛憎、ダイナーの女主人と常連客とのさりげない気遣いと理解のある関係。プロデューサーと監督、助監督、スター、エキストラの力関係からくる本音と建前の、人間らしい人間群像。これぞ「社会」という場面がちりばめてあり、夢を売る世界の「汚い現実」が透けて見える物語。表の世界のきらびやかな美しさと、裏の世界のドロドロの汚さの両方に翻弄されながら、悩みながら成長する主人公コンラッド。いいなあ~こういう舞台。大好き。

と割と絶賛なのですが、不満が一つ。アマンダが老けすぎで・・・「若い付き人にはめられて憎んでいる」「でも愛している」という感情を持ち行動するプライドの高い名女優アマンダ。往年の女優過ぎて、ジェリーの母親どころかおばあちゃんに見えたのが残念だった。プロデューサーが引退を勧告するに躊躇しない年齢の女優に見えたの。もう少し若くて華やかで、ジュリーとの年齢差も10歳くらいを想像させる女役さんで見たかった(「主人公の継母役」が、本当は恋人役がふさわしいのに継母?と思わせる感じのセリフに聞きたい)。美貌で実力もあるのに、落とされつつある女優の焦り、プライドが邪魔して男に縋りつけず、自分を踏み台にした男を破滅させたいと願う女。醍醐せしるさんとか(もっと昔なら、夏河ゆらさん、青柳みどりさんとか)が似合い役だったかも・・・などと思いました。いまそういうタイプの女役さんが少ないですね。梨花さんの芝居は悪くなかったと思いますが、最初から最後まで違和感がありました。



コンラッド・ウォーカー 彩風 咲奈
エキストラをしながらスターを目指す青年。今度の大々的なオーディションに人生を賭け、これがだめなら俳優の夢をあきらめると決意して受けた。がその裏にある汚い世界を知り激怒。プロデューサーに一言言ってやりたいと怒鳴り込む。この怒りが彼のそのあとの人生を変えることになる。その場に、同じくプロデューサーに怒りの一言を言いきた大女優アマンダがきて。彼女の陰謀に使われることになったことから、一気にスターへ。そして天狗になり、彼のオーデションを汚しアマンダを追放したジュリーに復讐する。大変順調だったが、それは彼の本質とは離れた行為だったようで・・・かなり苦しんでるように見える。そして大恐慌。彼のスターの夢は破れ彼は映画界を去り、魔法が解けたように元通り。
だけど、魔法がとけて自分が見えたコンラッドは、映画が好きだという根本を思い出して、映画製作に携わる。という見事な巻き込まれ型自分探しストーリー。
冒頭のオーディション場面。服装も今一つ決まってなくて、なんだかダサい。椅子に座る姿勢がなんとなく悪くて、かっこよく見えない。それが、アマンダにレッスンを受け、服装のセンスを磨き、立ち居振る舞いが洗練されていく様子がよくわかる。ダンスホールに現れたコンラッド、なんてかっこいいの!周りの女性が騒ぐのも納得のすらりとしたかっこよさ。
あのオーディションの時と同じ人物とは思えない変貌ぶり。このさりげない変身!咲奈さんのお芝居、細かくて本当にすごいなあって思った。その後のジュリーへの反感と反発、エステラへのほのかな愛情、プロデューサーへの軽蔑、アマンダへの感謝と憐憫、エキストラ仲間への傲慢などなど。とても細かく表現されていて、それぞれに対するコンラッドの複雑な感情が伝わってくる。
ラストは大恐慌の中、職もなく自主製作で映画を作る決意をするという、どう見ても大変そうなラストシーンだけど、同じ情熱を持つ仲間と、愛しい女性と一緒に夢を追うという希望がまぶしく、素晴らしいハッピーエンドに思える。脚本も良いけど、それを深めた咲奈さんの演技が良かった。いつもながらスタイル抜群で、群舞で目を引く。エキストラだけどダンスだけ主役の吹き替えを任じた監督の目は正しい(笑)。お顔は美形ではないけど(ごめん)、抜群のスタイルと佇まいや醸し出す雰囲気で、かっこよさと端正な美を醸し出す人だなあと感じいった。


エステラ・バーンズ 潤 花
北欧からの移民でアメリカ育ち、母を亡くして女優になるためハリウッドへ。いきなりオーディションを受けたりせず、生活の基盤が整うまでさびれたダイナーでアルバイトするとは、なかなかしっかり現実が見えている良い子だ。しかもあのおばさんがいるので、変な客は絶対来ないので安全(おばさんがたたき出すに違いない)。なんと賢明な選択だ。
夢を持ちながらも堅実に、自分の置かれた立場で勉強を続けるというまじめな娘さんなので、ジュリーも一目で気に入ったのか?(いやただ好みの美人だったからか?)プロデューサーも秘書も写真とカメラテストで気に入ったし、素質はあったと思う。女優にあこがれたのも、華やかな世界にあこがれたのではなく映画が好きだったからというのが大きい。そしてそれこそがコンラッドが惚れた理由なんだろう。コンラッドと違い自分を見失わないし、周囲に流されない強い精神力を持っているし。夢を追いながらも現実を見つめ堅実に生きるその強さに、ジュリーもコンラッドも引かれたんだろうなあって思う。(ジュリーもコンラッドも弱いな:笑)
スター女優にスカウトされるのが納得の清楚な美女、それでいて大人しそうなのに、強い。迫力がある。ジュリーは人を見る目があるね。潤さん本当に美人でびっくり。今までで一番美人に見えた。髪型とか服装、この時代がのが凄く似合うね。「華麗なるギャッビー」のデイジーが似合いそう!!ああこの3人ならひったりかも? ダンスは綺麗だし、歌も良くなったし、お芝居は(似合い役だったからかもしれないけど)とてもよかった。ヒロインのぶっきらぼうなセリフ回しがまた、正塚芝居っぽかったんだわ。それが上手かったの!


ジェリー・クロフォード 彩凪 翔
アマンダの元愛人で若手トップスター。アマンダを踏み台にしてのし上がり、アマンダを追放しようとしている。絶大な人気を誇るスター俳優。ただ監督には「顔だけ」とか言われてるけど(笑)確かにお顔は超絶美青年だ。ただ頂点のスターとはいえ、彼にも不安がいっぱいで、いつ新しい若い俳優にとって代わられるかという不安があったと思う。それがコンラッドの出現で現実に見えてしまい、不安から薬に手を出し・・と転落の典型ですね。心弱い人だったのだなあって(あまりに急すぎますけど)。「彼は自分以外誰も愛せない」とヒロインに言われてしまうほど、自分しか見えてなかった。ナルシストであるとは思うけど、それだけ限界ギリギリだったようにも見えた。他人に目をやる余裕がない、自分の周りにバリアを張り巡らせて必死で身を守っているような孤独を感じる。アマンダだけが彼の心のうちに、良心の呵責という棘の形で入っている(なんとも思ってなければ、目の前から排除しようとは思わないよこの人は)。アマンダがもっと若くてお似合いだったら、そこに今後の発展が期待できたのに~と思う。梨花さんはお母さんにしか見えなくて・・いっそマザコンでもいいか?これから薬から抜けだす戦いをしなければならない彼を支えるのは、アマンダ以外考えられない。ママでもいい、傍にいてあげて欲しい。
翔さんもお芝居良いねえ。孤独と虚勢が見えるスター。不安からの狂気。そこで破滅せずに希望が残るラストシーンも良かった。彼が破滅したまま終わったらハッピーエンドにならない。今度はコンラッドが呵責を背負って生きることになってしまうから。翔さんのジュリーも人間味あふれる素敵な人物でした。


アマンダ・マーグレット梨花 ますみ
往年の大女優。プロデューサーと同年代に見える。ほんと往年の大女優。それが若いツバメに入れあげた挙句に踏み台にされ、映画界を追放されかかっている。まあもう主演は(当時は若い美人女優しか主演させないよ~な)難しい年齢だと思うけど。
ここで泣きながら引き下がらず、女優のプライドと女のプライドをかけて、コンラッドをスターに仕立て上げて、ジュリーにぶつけた。強い。この作品に出てくる女はみんな強い。(男はみんな弱い。メリハリ効いてるね。)
素質はあるけど冴えないエキストラを冷徹に磨き上げていく様子は見事。ジュリーもこうやって磨かれたんだろうなあって思う。ジュリーはそれを身をもって知っているから、コンラッドがただの新人スターよりはるかに怖かったんだと思う。アマンダ、俳優養成学校の校長になったらいいよ(女ジャニーさんになれそう:笑)
ラスト、彼女のその後は語られなかった。が、私はジュリーに付き添っているのではないかと思った。そういう想像ができる余地がなかなかニクイ脚本だ。この作品、女性で役があるのは、ヒロイン・エステラと準ヒロインのアマンダくらい。あとはダイナーのおばさんしかないよね。比重の重い2番手の相手役。すごい大役でした。(だからもっと若い女優で見たかったの・・・。梨花アマンダなら、ハワードと過去になにかあった?というほうが納得できるもん)


ハワード・アスター 夏美 よう
エンパイア・フィルム社のプロデューサー。役員入り直前という感じのやり手プロデューサー。ジュリーの言いなりで、次はコンラッドの言いなりと、スターのわがままを甘やかし潰しているような気もするけど・・。彼はあまり映画が好きじゃないね。商売として映画を作ってるから、芸術文化としての映画には興味ない。売れればいい、売り上げがすべて!という前時代的な(あ、この時代的にはOKか)の思想の持主。会社がつぶれたら、別業界に転職して上手くやっていきそうだ。
見た目はかっこよくてダンディで、それこそ映画にでてそう。若いころエキストラだったかも~で?演じるより経営するほうが儲かるとプロデューサーに転身したの?


セルマ 千風 カレン
ハワードの秘書。なんとも優秀な秘書。やり手なのはこの人か?というほどテキパキとしてうるし、気も利く。マスコミ対応もしっかりしていたし、彼女がプロデューサーなら、スターを甘やかさずきちんと育てたかもなあなどと思う。この時代は女性が主体的に仕事するなんて無理だけど。それほどしっかりハワード(と会社)を支えているように見えました。裏方の鑑です。さすが副組長!

ロバート・バークリー[映画監督]真那 春
下には偉そうに、上には揉み手。という典型的な中間管理職として描かれている。彼も映画好きじゃなさそう。いや「自分が撮っている映画」が好きじゃなさそう。監督なくらいだから映画大好きだったんだろうけど、売り上げしか考えてない無責任な会社(プロデューサー)と実力もないわがまま俳優に囲まれて仕事しているうちに、情熱が枯渇してしまったのかな。会社潰れた後に自主映画とかやりそう。熱意を取り戻して自分の撮りたい映画を作りそうだ。

ボビー[助監督]諏訪 さき
彼こそ哀れな下級管理職。現場でイライラをまき散らす監督と我儘俳優にサンドバックにされ、実はたいして立場の変わらない不満いっぱいのエキストラを取りまとめる役目だから。諏訪さんは助監督という立場でエキストラとは違って、とても目立つ。今回若手さんがみんなエキストラで、ほとんど役がなかったのに、なかなかすごいですね。でも諏訪さんのお芝居からは、ボビーの苦労がセリフのない場面でもしっかり伝わってくるので、すごいです。諏訪さんもお芝居がすごくいいので、雪組の芝居を支える役者さんになるだろうと期待値が高い方です!


[コンラッドのエキストラ仲間]
マリオ・コンティーニ 煌羽 レオ
エキストラ三人組では一番目立っている。実は麻薬の売人で、そちらで金儲けしている。彼にとっては映画や撮影所は、「客」を見つけ取引する場所になってしまったようだ。彼に薬を勧められてコンラッドは激怒するけど、それは堕ちたマリオの姿に「あり得たかもしれない自分」を見たからではないかと思った。スターになる夢もかなわぬと知りながらエキストラを惰性で続けた果てに、夢も希望も見失い違法な金儲けに流される自分。だから激しく拒絶した。マリオもきっと最初はスターになるためにハリウッドに来て、エキストラをやっていたと思うだけに、彼の姿がつらい。仲間に薬を渡すその笑顔が怖い。最後は逮捕されていたが、その後の人生はどうなったか・・更生してコンラッドたちの自主映画に参加しているとよいなあと、明確にされなかった彼の未来を思う。
と、エキストラの中ではかなりの目立つ役。最近の煌羽さんは芝居が良くて見てみてゾクゾクします!学年が上がるとよい役者になるタイプだったのね~とちょっと惚れそう。

トーマス 眞ノ宮 るい &ラリー 縣 千
こちらの二人は、特に役らしい役もセリフもあまりない。ダンス選抜だというのはよくわかった。ダンス場面が多く、堪能させていただいた。ほんと綺麗なダンス。
縣さんにほとんどセリフがなくて、ちょっと驚き。お芝居よりショーのスターなのかな。眞ノ宮さんは可愛くて目を引く。こちらも活躍を期待だ。今回二人ともあまり出番(台詞)なくて残念。

[ゴシップ記者たち]
キャノン・チェイス 愛 すみれ
ゴシップ紙のコラムニストらしい。かなりの著名人で、名前を冠した番組まで持っているみたい。素晴らしい存在感と美声。この人がアマンダのほうが納得だな。

ゴシップ紙の女性記者 野々花 ひまり&ゴシップ紙の記者 天月 翼
野々花さんは記者筆頭という感じ。ジュリーの単独インタビュー場面とか、記者集団では(キャノンがいないときは)常にセンター。娘役にろくな役がないからねえ。
天月さんは、探偵モノのラストシーンのように、主要人物が集まったところでいきなり真相を暴露し始めたのでびっくりした。それ特ダネじゃない?こんな同業者がいっぱいの場所で話していいの???と心配になった。それにしてもすごい情報収集力だ。

ピーウィー真地 佑果
アマンダ邸の執事。アマンダの忠実な僕、理解者、崇拝者、という雰囲気。言葉にしなくてもすべてが通じるような人物。ダンスも堪能で、ダンス自慢のコンラッドの鼻っ柱をへし折ってあげ、ダンスの神髄を教えてあげた人。一人で踊るダンスと相手のあるダンスの違い、ひいては対人関係とかの奥義を教えてあげたのでしょうかね。地味にインパクトのある人です。

[うらぶれたダイナー
ダイナーの女主人早花 まこ
名前すらないけど、出てくるたびに場面をかっさらう人。視線一つですべてを語る。素晴らしい演技力だ。うまいわ~。おばさんはキツイ人のようでも人情に溢れていて、路頭に迷いそうな若い美人(エステラ)を保護してあげて(あんなうらぶれた店にウエイトレスは不要だよ、エステラが辞めた後も後任はいないしね)、店を愛する常連客のために店を開けてる。
表に出ない優しさを、エステラも、コンラッドも感じている。だからあの店が心地よい。
と、ほとんどろくなセリフもないのに表現して見せた早花さん、見事です!しっとりしたお母さんからこういう役まで、本当に素晴らしい。


ダイナーの男性客 真那春人&ダイナーの女性客 羽織 夕夏
こんなセリフもない客にも背景を描いていた。脚本が深いし、背景を感じさせたお芝居も良かった。この二人の未来まで想像してしまったわ。


ということで、脚本の良さもあるけど、深い芝居の雪組にぴったりで私は大満足。こういう一人一人の背景が見え、主要人物の感情が複雑な物語は大好きだ。
咲奈さん、よかった~良い主演作が嬉しい。(「ネモ」は話題作だったけど、代表作とはいえないと思うから)


[フィナーレ]
黒燕尾の翔さんと男役集団。かっこいい!!男役の魅力全開。
翔さんと美しき女性2名と黒燕尾の縣さん。「二組のカップル」ではなく、スタージュリー(翔さん)の特別な恋人たち(3名)に見えてしまいました。ああジュリーは男の恋人もいるんだ~なんて納得してしまいました。縣さんの扱いが、立ち居振る舞いは男役なんだけどあとのドレスの二人と同じように「翔さんの相手役」なのだもの。この表現力と、翔さんの包容力もすごい。
このあと男役と娘役が出てきてカップルになって踊るのだけど。翔さんの相手役は縣さん。えええ一番の相手役は縣さん!?しかも縣さんは女役のパートではなく、あくまで男役のパートを踊る。お互いに、リフトしたりされたり・・・なにこれ?こんなタンゴ初めて見た。女子が足りないわけではないだろう(いや足りなくても、真ん中を不足したままにはしない)。だからあえての翔&縣でカップル組んだんですね。もう目が釘付けで、その男役パート同士のダンスの妙に感動しました。
この衝撃のせいであまり覚えてない。ただとてもかっこよいフィナーレだった、と思った事は記憶している。

大阪初日を見たときは、咲さんの挨拶があった。よどみなくテキパキと挨拶される千風副組長のあと。「たこ焼きとお好み焼き」にこだわっていたらしい咲さんの挨拶。ちゃんと話している。だけどどこか可愛い。はらはらする。役が抜けたとたん、ふにゃんとした咲ちゃんになるみたいに見えた。
2回目に見たときは、月組さんご一行がご観劇だった。月城さん(ともう1~2名)はほかの方と席が離れていて、違う通路を通ったので、私のすぐ横を通られた。なんと美しい!!!感動するほどの美貌ですね。


楽しんだ。もっともっと見たかったくらい、好きな作品になった。見るたびに気づきがある作品だと思う。
2分割されているとは思えない厚みでした。雪ファンの欲目もあるけど、やっぱりこの組の層の厚さと芝居の傾向は大好きだ。ますます雪ファンになったのでした。



最近書くのが遅くてまた溜まってます。。。


nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2

コメント 2

hanihani

ハリゴシと略すらしい。
作品良かったよね。東京はこの初日と全国ツアー初日が1日違いで
でも10月12日は台風で全部なくなったので見れなかった人が
多数で残念です。咲ちゃんがなんか運が悪いよな。

この作品は「サンセット大通り」を彷彿させますよね。
あれはどんどん怖くなり、ラストはもう恐怖で終わった感じですが
さすがに宝塚はHappy Endでしたね。
私もみとさんは翔ちゃんの面倒をまちくんとみてると思います。

潤花は頑張れ!ですね。

諏訪くんの芝居が東京では全然良くなかったので
かなり発破をかけたので、芝居を深めてくれた雰囲気が伺われ
目に付いたようで、安心しました。お伝えしておきます。
by hanihani (2019-11-06 03:04) 

えりあ

10月12日は関東は大変でしたね。初日だったし。咲ちゃん・・
「サンセット」は見てないんです。今度見てみる、怖そうだけど。「ハリゴシ」は良かったです!とても好きな作品。翔さんぴったり~みとさんがママでまちくんがパパ?(笑)
潤花さんは正塚芝居が向いているのかもしれない。ぶっきらぼうで頑固なヒロイン。正塚ヒロインは性格があまり可愛くないことが多いけど。
諏訪さんはエキストラ役じゃないから目立ってた~だから見てた。セリフなくても芝居してたと思う!
by えりあ (2019-11-07 00:04) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。