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宝塚花組バウ「Dream On!」 [観劇感想(宝塚)]

宝塚花組バウ「Dream On!」
2019年5月26日(日)14時30分 14列上手


もう遥か昔になってしまった。メモ書きのまま置いていたの・・を思い出しつつ。
あまり良い印象ではなかった・・三木先生に。

なんだか年末のタカラヅカ・スペシャルみたい。というのが総合印象。
三木先生、手抜き?と思うような「どこかで見たことのある演出、選曲、構成」。
タカスぺは出演者が各組トップや番手スター(現在・将来)なので、それでも豪華だが、花組の若手さんにこれはちょっと手抜きが過ぎると思った。出演者はすごく頑張っていたんだけど、ストーリー性のない場面取り出しのぶつ切りショーというスター個人の魅力で魅せる形式、(私にとってはだけど)個々の名前も良く知らないような若手ジェンヌさんだけで上演するとういのは、かなり厳しい演出だと思うのだった。
それに「特別出演」ってどういう意味か分からなくなるような水美さんの扱い。出番も多いし、常にセンター。なぜ主演と書いてはいけないの?主演にしかみえなかったよ。
このメンバーなら、普通に水美さん主演のお芝居バウにしたほうが、よほど個々のジェンヌさんの活躍が見れたのでは?と思ったのでした。

201904花ドリームオン.jpg


ショーケース
『Dream On!』
作・演出/三木 章雄

ということで、それなりに楽しんだけど、せっかくのバウがこれでいいのか?という気がした。制作サイドに問いたい。このバウの目的は何?と。
当初、綺城ひか理さんと飛龍つかささんのW主演と聞いて、「個性の違う歌の上手い二人、そりゃ楽しみ」とか思った。ら、「特別出演」に水美舞斗さんと帆純まひろさん、一之瀬航季さんの3名。なんだそりゃ?状態。横浜アリーナでトップスターの明日海さんがコンサートするから、そこに出るためのようだが、なんだか中途半端。2つにわけるなら、もっとちゃんと分けて!手抜きだ。
前半と後半、違うものを作ればいいのに。W主演の特別出演とは意味が分からない。
若手のW主演というなら、W主演らしい扱いをしてあげて欲しい。大昔だけど雪バウ「Say it Again」(成瀬さんと朝海さんW主演)くらいの作品がイイ。期間で前半後半に分かれるのなら、かつての月バウ「A-EN」(朝美さんと暁さんそれぞれ主演)形式が最高の形。
それを各組トップスター共演のタカスぺと同じような構成とは、演出家の手抜きとしか思えない。真ん中で歌って踊って超目立つ人が主演じゃなくて特別出演て・・タカスぺの轟さんは特別出演だったのね、と思ったわ。
こんな中途半端は、W主演の二人も特別出演の水美さんにも、中途半端すぎてメリットがないように思えてしまう。綺城さんと飛龍さんのファンなら、せっかくの(Wとはいえ)初主演!なのにって思ったと思う。こういう手間をかけたほうがよいケースは、三木先生みたいな大御所じゃなく、体力と気力があって手間を惜しまない若手の演出家に担当してもらうべき。と心から思いました。

いちおう覚えているメモ書きから。

水美舞斗さんは、飾りたくさんついている白いスター衣装で登場され、常にセンターで主役にしか見えませんでした。私の欲目ではないと思う。なんだか真琴つばささんを思い出したなあ。ダンスがステキなのでショーに向いているスターさんなのでしょう。確かに歌とお芝居はもっと頑張れ!って思う時があるから。お顔は綺麗だし(私好み!)ダンスは見惚れるくらいなので、歌と芝居を・・・と思うので、今回は主演で芝居をしてほしかったなあ。

綺城ひか理さんは、あまり笑顔の印象がなくて、ちょっと哲学者みたいな近寄りがたい理知的な雰囲気のある方。芥川龍之介の役とか似合いそう!明治の文豪をモチーフにした芝居が見てみたい。歌も素敵だ。キラキラ青の衣装を着ていた。青はイメージぴったりだ。印象がちょっと凪七さんに似てる。

飛龍つかささんは、明るい笑顔全開でエネルギッシュなダンスと歌声。芝居も上手いし、戦闘力が高い方だと思う。赤い衣装が良く似合う。この力強さって今の花組にあまりない魅力だから、大劇場の舞台ではとても目立つ。水美さんのパワフルだけど流麗なダンスとは違い、エネルギッシュな力強いダンスも魅力。歌声もパワーがあって好き。大正浪漫のコメディ作品とか似合いそう。昭和の戦争ものも、彼なら暗く湿っぽくならず仕上げてくれそうな雰囲気。
やっぱり綺城さん、飛龍さんそれぞれ一度完全センターで見てみたかった。せっかくの機会が残念至極。

帆純まひろさんは美しくて、早霧さんを思い出す。同じ系統の美形だ。声が普通で歌が聞けるタイプで嬉しい(早霧さんのお顔を見ているのは嬉しいが、声が苦手だったのだわ)。
一之瀬さんも歌がいいし、芝居も良かったような記憶。水美さんとこの3人が特別出演。3人とも綺麗でかっこいいし、とても目立つので出演させたい気持ちはわかるが、でも心の狭い私は「それは反則では」と思うのでした。


あとの方はもう覚えてなくてメモにあるのは下記だけ(ごめんなさい)。
『ミーアンドマイガール』の「ランベスウォーク」のサリー役の春妃うらさん、可愛いけど、歌が今一つだった。『ロミオとジュリエット』の「エメ」でジュリエット役の咲乃深音さんに歌がない。彼女は歌声が綺麗なのにもったいない。ここ逆のほうが良かったような気がしたので、印象に残ったようだ。


以上、見てすぐに書きましょう。そしてメモはちゃんと残しましょう。という教訓を得ました。生かせてませんが。



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