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新歌舞伎座「石井竜也2018コンサートツアー 陣」 [観劇感想(その他)]

新歌舞伎座「石井竜也2018コンサートツアー 陣」
2018年8月11日(土)16時30分 2階2列センター


ポスターがかっこよくて見てみたくなりました。
で、近所なので行ってきました。
1幕お芝居、2幕オンステージ。
そこで気付いた。「コンサート」だったのね。
お芝居に期待してはあかんのだ。歌は堪能した。だからいいのだ。
うっかりいつものお芝居&ショーの気分で見に行ったら、全然違った。
芝居や歌劇・ミュージカル好きには、あまりお勧めしない。
これはコンサートなの、だから歌を楽しむものなのだ。
歌はたくさん歌ってくれて、声もいいし衣装もよくて楽しめました。

201808陣.jpg




石井竜也コンサートツアー2018 陣
第1部 エンターテイメントパフォーマンスステージ「将軍たちの午後」
第2部 プレミアムコンサート「天孫降臨」

「将軍たちの午後」
ポスターの煽り文句がとても興味深かった。戦国時代のまま7つの国に分かれて500年の鎖国を続けた未来の日本、「龍の国」が舞台。海外からの攻撃に国家統一のための会議、というのがテーマ。そうなのね、会議だったのよ。
7つの国の代表領主が、会議をするだけの話。舞台には幕が張られ、セリフに合わせて画像が映る。登場人物は将軍7名のみで、会話のみで話が続いていく・・・という展開。しかも決着がつかない。設定がとても良いだけに、「展開がない・・・・」とあまりに残念であった。そりゃセリフは笑えるものがあったりしたけど、7人の将軍の紹介話だけで終わるので、何も進まない。なんというか、長編舞台の紹介編という感じで終わってしまった。続きがあるのだろうか???
衣装は、未来風の甲冑でかっこよいのだけど、面宛てをつけたままなので、誰が誰やら全然わからないし、表情が全く見えない。役者の表情が見えないのは芝居としては致命的では・・と思うのだわ。面宛てしているから声も録音のように聞こえるし。登場人物7人の駆け引きを描いた会話劇なら、もっと小さいホールで役者さんの表情や声音をしっかり見たいもの。あの大ホールで、面宛て付けて、延々と会話だけの心理戦を魅せられても・・演劇好きとしては、いつ場面転換して次に進むのかずっとずっと待ってしまいましたわ。
設定とピックアップされているテーマがとても良いので、もう少し大劇場のお芝居らしくし、場面転換して物語を動かしてほしかったです。

「天孫降臨」
2部のショーは和風アレンジの石井さんの曲。「知らない曲ばかりで」とおっしゃっていたけれど、本当に知らない曲ばかりだった。でも雰囲気が良くて、和風で綺麗な曲が多くて、歌詞も美しくて、堪能できた。
ダンサーが男子4名女子2名。着物テイストの衣装で、センスを使ったり、激しく踊ったりと見ごたえあり。最後は「君がいるだけで」を「そちがおるだけで」に変えて歌ってくれたり、私でも知ってる曲を歌ってくれました。
声は良いし、歌は上手いし話は楽しいし、コンサートは十分楽しかった。
コンサートなのね~と実感したのは、お客さんが動くこと。座っていてもノリノリで頭を左右にしてリズムをとる。肩も動く、ペンライト(提灯?)振る、しまいには立って踊る。・・・演劇じゃないんだ~と激しく戸惑った。ミュージカル見るときは基本動かない、特に宝塚では、ショーであっても手拍子しても、頭を微動だにしないで観劇するものだと思ってるから、本当に驚いた。

石井さんは60手前ってことをおっしゃってましたが、お若くてかっこいいですね。声も良いしイケメン。新歌舞伎座なのに、夜公演しかないとはもったいない。おばあちゃんたちは昼公演がメインなの、だから来ないのよ。昼夜2公演(70超えの舟木一夫さんがやってるからできるはず)やっていたら、おばあちゃんたちもっと喜んで見に来ただろうに!おばあちゃんたちってイケメン好きだだし。。と思いました。まあ立って踊るはハードル高すぎますが。

ということで、珍しく思いがけずコンサートを体験しました。新歌舞伎座もいろいろやってくれるわ!

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